学校生活

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自主性 主体性 違い ~東陽の子どもたちを、「学びの主体」として育てるために~

 今日から前期期末考査が始まりました。これまで、toyoスタディタイム(自ら取り組む家庭学習)やtoyo寺子屋(全員学習会)で定着を図ってきました。今日の朝自習の時間も、友人と問題を出し合ったり、疑問点を尋ねたりと、意欲的に取り組む姿が見られました。

 

 

 

 

 


 「自主性 主体性 違い」・・・この言葉は、8月20日(火)・21日(水)に開催された全九州中学校長研究大会で講演された神野元基さん(宮崎市教育CIO、学校法人東明館中・高等学校 理事長兼校長)の言葉です。

自主性・・・法律の遵守や人権の尊重等、既に決めらていることを率先して行うこと(責任の所在は自分にない)
主体性・・・やる・やらないも含めて、自分自身で考えて物事に取り組むこと(責任の所在は自分)

 2016年に閣議決定された「第5期科学技術基本計画」の中で、日本が目指すべき未来社会として「Society5.0」が提唱されました。原始時代・縄文時代の人間社会をSociety1.0(狩猟社会)、弥生から江戸時代の人間社会をSociety2.0(農耕社会)、明治から昭和時代の人間社会をSociety3.0(工業社会)、平成から現代の人間社会をSociety4.0(情報社会)と定義しています。

 

 

 

 

 


 Society3.0(工業社会)では、高品質で均一の商品を大量に作り出す必要があったため、教育で重視されたのは、「知識を正確に記憶する基礎学力、忍耐強さ、あらかじめ定められた計画を着実にこなす正確さ」でした。つまり、決められたことを率先して行う「自主性」が重要とされていました。(本校の校訓にも、「自主」が掲げられています)
 現在のSociety4.0(情報社会)の教育で重視されているのは、「自分自身の文脈で情報を編集し、協働・対話を通じて新しい価値や『納得解』を生み出す力」、2030年に到来するとされるSosiety5.0(超スマート社会)で重視されていくのは、「より分析的・批判的に思考するための見方・考え方、他者・社会との協働、未知の世界に挑戦する好奇心、苦心してモノを作り上げる力」です。「これからは、自分自身で考えて物事に取り組む『主体性』を育てることが大事です」と、神野さんは力説されました。

 

 

 

 

 


 3年生のTさんに今日のテストの感想を聞いたところ、「英語が難しかったです。他の教科はまあまあ取れていると思います。」「家庭学習の取組(計画→実践)は上手くいっていることの方が多いです。」と答えてくれました。テスト勉強であれば、「今日は4時間勉強する」「国語と英語は90分、音楽は60分勉強する」「最初に重要語句を見直し、ワークの問題を解く」といった具体的な計画を自分で立てて取り組むことが「主体性」です。まず、昨日の反省を生かし、今日の計画を立ててください。そして、実行することです! Fight!! (^^)/ 

伝統文化学習スタート ~未来へとどけ ふるさとの舞~

 「地域に伝承されている伝統文化やそれを継承している人に触れ、受け継がれてきた伝統文化に関心をもつとともに、伝統文化を体験的に学習し、地域に愛着が持てるようにする。」ことを目標として、今年も伝統文化学習に取り組んでいます。

 

「箱石雨乞い踊り」:天明年間(1781~1788)の大旱魃(だいかんばつ)の際、農民の危機が救われ、そのお礼と感謝を神に捧げたものという伝承があります。永遠の豊作を祈念した踊り(箱石銭太鼓)の歌としても用いられます。【引用:八代市HP観光サイト】

 

 
「坂より上棒踊り」:今から数百年前のこと、源平合戦に敗れた平家の落人が坂より上地区に住みついて、村びとたちに農民の武術として教え、伝えたのが始まりといわれています。落人が亡くなった後、その死を惜しみ、花棒踊りを加えて村びとの平和を祈願して踊りはじめられました。【引用:八代市HP観光サイト】

 

 
「石匠太鼓」:「石文化の里づくり」で村おこしをめざす東陽村で新たな価値ある文化の創造を図るために、先達の石工への感謝の思いを記念して東陽石匠太鼓が誕生しました。(平成9年種山小で初演奏を披露)ノミと石づちで石を割る音や石笛の音色を入れたオリジナル曲「匠」が売り物です。【引用:読売新聞1997(平成9年)年5月31日わがまち通信】


 東陽小中一貫・連携教育の一環として、これまで大事にしてきた取組です。6日(金)に行った2回目の練習では、姿勢や基本的な動きについて、地域指導者の方々に教わりながらから取り組んでいました。東陽に脈々と受け継がれてきた伝統文化・・・。先人の思いをしっかりと受け止め、引き継いでいきたいと思います。ご指導いただきまし地域指導者の皆様、大変お世話になりました。 m(_ _)m

秋の味覚!ほくほく栗ご飯!!

 地域で栗の生産をされているU様から、たくさんの栗をいただきました。早速、地域学校協働活動サポーターの皆さまが栗の皮むきをしてくださり、6日(金)の給食で「栗ご飯」として提供されました。

 

 

 

 

 


 やさしい甘さとほっくりした食感・・・、秋の味覚を堪能しました。 (^^) 「子どもたちに旬のものを食べさせてあげたい」地域の方々の子どもたちを思う、温かい心遣いに感謝いたします。U様、地域学校協働活動サポーターの皆さま方、栗ご飯、とても美味しかったです。ご馳走様でした。

愛は地球を救うのか? ~24時間テレビ 募金活動~

 今年で47回目となる24時間テレビ「愛は地球を救うのか?」が、8月31日(土)・9月1日(日)の2日間にかけて放送されました。昨年度は「道の駅 竜北」での募金活動に参加しましたが、今年度は校内での募金活動に取り組みました。


 2学期のスタートにあたり、始業式で話した「仲間と協力し、一つのことを成し遂げること」を、すぐに実行してくれました。生徒会執行部の皆さん、ご協力いただきましたご家庭の皆さま、ありがとうございました。 m(_ _)m

おじいちゃん、おばあちゃん、いつまでも長生きしてください

 昨日、東陽町づくり協議会の依頼による「敬老会」お祝いメッセージの収録がありました。小中合同運動会で披露したダンス(紅団:Rising Sun、白団:学園天国)とお祝いのメッセージを贈らさせていただきました。

 

 

 

 

 

 


 これからもご健康で明るくお過ごしくださいますようお祈りいたします。