学校生活

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参加された方が知らない石橋のようすや思いを伝えることが大切です ~ボランティアガイド視察研修~

 22日(木)、日本遺産中学生ボランティアガイドの視察研修を行いました。視察したのは「霊台橋」と「通潤橋」。種山石工の偉大な功績を実体験として学ぶことで、今後のボランティアガイドに生かすためです。

 

 

 

 

 


 出発式では、東陽町づくり協議会のH様より、研修の目的についてのお話および任命証授与をしていただきました。

 

 

 

 

 


 最初に訪れた霊台橋では、全長90m、幅員5.5mの大きさに圧倒されました。昭和41年に鉄橋が架けられるまでは、バスやトラックも走っていたとのこと、その堅牢さに驚くばかりです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 続いて、通潤橋資料館。通潤橋の歴史や仕組み、種山石工の貢献について詳しく教えていただいた後、観光放水を見学。20mの高さから勢いよく水が噴き出す様は壮観の一言!これだけ勢いがある多量の水を安全に通す先人の技術に驚くばかりです。案内していただいた山都町教育委員会の方から、「ガイドをする際は、難しい話ではなく、参加された方が知らない石橋のようすや思いを伝えることが大切です」とのアドバイスをいただきました。次回からのガイドに生かしていきたいと思います。

  

 今回の研修を計画していただきました東陽町づくり協議会、および行政(八代市役所市民活動政策課)の皆さま方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸:通潤橋を視察中に、和歌山県からお越しの観光客の方に話しかけられました。和歌山市の重要文化財である「不老橋」の橋台のアーチ部分は、肥後熊本の石工集団が施工しているとのことでした。江戸時代のアーチ型石橋は九州地方以外では大変珍しく、雲を模様化した勾欄のレリーフが印象的だそうです。(引用:和歌山市観光協会HP)

夏草との闘い Part2 ~親子愛校作業・小中合同資源回収~

 18日(日)、親子愛校作業と小・中合同の資源回収を行いました。まずは、親子愛校作業。

 

 

 

 

 

 

 5月の愛校作業は、東陽小学校の環境整備をメインに行ったため、中学校での作業は今年度初めてです。本校は敷地総面積も11,876㎡と大変広く、環境維持が課題です。生い茂った夏草に悪戦苦闘しながらも、保護者の皆さまの手際の良い作業のお陰で大変きれいになりました。 (^o^)
 続いて行った小中合同の資源回収では、PTA三役、地区委員の皆さまにご協力をいただき、今年も多くの資源物を回収することができました。

 

 

 

 

 


 持ち込まれるアルミ缶の量に、「用意していた袋が足りなくなる・・・」と、内心ドキドキするほどでした。売上金は、子どもたちの学習環境整備に大切に使わせていただきます。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。 m(_ _)m

色鮮やかな日常を守り、平和をつくっていくのは私たちです

 昨日、宮崎県日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。八代市でも震度4(東陽町は震度2)が観測されています。学校には大きな被害はありませんでしたが、ご自宅や近くの道路等、被害はなかったでしょうか。気象庁からは、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されています。地震への備えの再確認と、引き続き災害情報等にご留意ください。

 多くの尊い命を奪った太平洋戦争が終結して79年が過ぎました。当たり前の日常や誰もが幸せに生きることができる世の中を創っていくことは、私たちみんなの「使命」です。6日(火)に開催された広島平和記念式典では、小学6年生の二人がこども代表として、「平和への誓い」を読み上げました。

目を閉じて想像してください。
緑豊かで美しいまち。人でにぎわう商店街。まちにあふれるたくさんの笑顔。
79年前の広島には、今と変わらない色鮮やかな日常がありました。

昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。
「ドーン!」という鼓膜が破れるほどの大きな音。
立ち昇る黒味がかった朱色の雲。
人も草木も焼かれ、助けを求める声と絶望の涙で、まちは埋め尽くされました。
ある被爆者は言います。あの時の広島は「地獄」だったと。
原子爆弾は、色鮮やかな日常を奪い、広島を灰色の世界へと変えてしまったのです。

被爆者である私の曾祖母は、当時の様子を語ろうとはしませんでした。
言葉にすることさえつらく悲しい記憶は、79年経った今でも多くの被爆者を苦しめ続けています。

今もなお、世界では戦争が続いています。
79年前と同じように、生きたくても生きることができなかった人たち、
明日を共に過ごすはずだった人を失った人たちが、この世界のどこかにいるのです。
本当にこのままでよいのでしょうか。

願うだけでは、平和はおとずれません。
色鮮やかな日常を守り、平和をつくっていくのは私たちです。

一人一人が相手の話をよく聞くこと。
「違い」を「良さ」と捉え、自分の考えを見直すこと。
仲間と協力し、一つのことを成し遂げること。
私たちにもできる平和への一歩です。

さあ、ヒロシマを共に学び、感じましょう。
平和記念資料館を見学し、被爆者の言葉に触れてください。
そして、家族や友達と平和の尊さや命の重みについて語り合いましょう。

世界を変える平和への一歩を今、踏み出します。

  令和6年(2024年)8月6日 こども代表   【引用:広島市HP】

  「戦争」は、人権侵害の最たるものです。しかし、今もなお戦禍の中で暮らす人々がいます。戦争は決して遠い昔の出来事でも、他人事でもありません。今、世界で起こっている「戦争行為」について、私たちみんなが、一歩踏み出すことが大切です。
 一人一人が相手の話をよく聞くこと。「違い」を「良さ」と捉え、自分の考えを見直すこと。仲間と協力し、一つのことを成し遂げること。
 東陽中の子どもたちが「平和」を創る主体者として育ってほしいと願っています。

先人の生き方に学ぶ ~医学博士 緒方正規~

 先日、東陽町づくり協議会のN前会長から緒方正規医学博士の肖像画をいただきました。旧河俣小に飾られていたもので、閉校後、N前会長が預かっていたものだそうです。

 

 国立国会図書館「近代日本人の肖像」によると、緒方博士について、

 細菌学者、衛生学者。東京大学医学部卒業後、明治13(1880)年ドイツに留学、衛生学・細菌学を学び帰国。18年日本最初の衛生学教室を担当、19年帝大医科大教授。内務省衛生試験所に細菌室を創設し、細菌学の基礎を作った。29年にはペストの流行がノミの媒介によることを発見。31年東京帝大医科大学長。帝国学士院会員。

と、述べられています。先日の熊本日日新聞には、「北里柴三郎の“ライバル”に注目」として記事が掲載されましたが、改めて東陽町の先人の偉大さを知ることができました。
 職員室入口に偉人コーナーを設け、いただいた肖像画を飾っております。ご来校の際に、ぜひご覧ください。

Thank you very much for teaching us English.

 昨年8月から本校にALTとして勤務されていたJessey(ジェシー)先生が、カナダに帰国されることになりました。29日(月)、お別れの会を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 カナダの自然や歴史、文化に加えて、さまざまな国を巡られて学んだこと等、たくさんの興味深い話を教わりました。また、授業だけでなく、レクリエーションやtoyo寺子屋、さらにはボランティアガイドにも参加していただきました。私たちは、積極的にコミュニケーションをとられるJessey先生が大好きでした!


 大学に戻られ、「自分の小説を出版すること」、「大学の教授になること」を目指していかれるそうです。夢の実現を東陽中全員でお祈りいたします。大変お世話になりました。 m(_ _)m

地域ぐるみで東陽っ子を育てます! ~小中合同地区懇談会~

 子どもたちの心身の健全な成長と豊かな人間性を育むためには、学校と家庭、地域がそれぞれの役割に応じて責任を果たすとともに連携・協働し、地域ぐるみで子育てを担っていく必要があります。
 25日(木)、東陽スポーツセンターで小中合同地区懇談会を行いました。東陽小PTA会長のM様よりご挨拶をいただいた後、両校長より、子どもたちの実態や特色ある取組、小中一貫・連携教育について説明しました。

 

 

 

 

 


 地区懇談会では、北・南・小浦・河俣の各地区にわかれて、①自己紹介、②地域内の危険箇所、不審者情報の確認、③地域の皆様からの意見等を懇談しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「横断歩道で渡ろうとしたときに、止まった車の横から2台の車が追い越していった。注意喚起の看板を地域等で設置したい。」
「信号機のボタンを押すために走っていく児童がいるので、落ち着いて押すようにしてほしい。」
「4月に空き巣の被害が出ているので、不審者情報等、共有していきたい。」
「県道の草が生い茂り、中学生の通学に支障がある。早めに草刈りをお願いしたい。」
「スマートフォンは、使用時間を決める等、学校生活に影響が出ないよう自分で制限して使っていこう。」

等々、子どもを取り巻く環境について、貴重な情報交換ができました。また、「保護者の方にも登校指導してもらえないか?」との要望が地域の方から出されました。今後、町P連絡会で協議し対応していきたいと思います。
 5年ぶりの開催でしたが、とても有意義な会になりました。区長様を始め、参加してくださいました地域の皆様方に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 m(_ _)m

己を鍛えて伸びる東陽っ子です! ~駅伝・体力づくり&学習会~

 夏休みが始まり、4日が経ちました。夏休みといえば、「家でゆくっり、たまには朝寝坊でも・・・。」とのイメージがあるかもしれませんが、東陽っ子は違います。子どもたちの頑張るようすを紹介します。
 まずは、朝8時。武道場前に集合し、駅伝・体力づくりがスタートです。

 

 

 

 

 


 暑さを考慮して、黒渕公園での練習です。駅伝練習は黒渕公園周回コースでのランニングを、体力づくりは山城跡展望広場までのウォーキングを行いました。10月に開催される八代中体連駅伝大会に向け、これから努力を積み重ねていきましょう!
 もちろん、学習も手を抜きません。気持ちの良い汗をかいた後は、学習会です。夏休みの課題や受験勉強に、各自、自分の計画で取り組んでいました。 (^^)/

 

 

 

 

 

 

 夏休みも、己を鍛えて伸びる東陽っ子です!

心身を成長させる体験や学びを! ~1学期終業式~

 19日(金)、1学期の終業式を行いました。振り返ってみると、学習(前期中間考査)や運動(小中合同運動会・中体連)はもちろん、生徒総会やボランティアガイド等の特別活動にも、子どもたちは本当によく頑張ってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 校長の話では、「自律・協働・貢献したで賞」の発表を行いました。「○○委員としてクラスの状況を的確に指摘してくれる。」「何かをするときに、明るく声かけをしてくれる。」「常に体育館に響き渡るくらいの声でチームを盛り上げた。」等々のヒントから、1学期に最も自律・協働・貢献したと思われる友人を挙げてくれました。どの学年も、一発正解と仲間の良いところをわかっていることに感心しました・・・。 (^o^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 生徒発表では、1学期の振り返りと2学期の目標として、

・1学期は、授業の予習やテスト前の復習を頑張りました。テストでは、思っていた点数よりも低くて、涙を流したこともありました。先生から励ましの言葉をいただき、悩むよりも勉強する時間を増やしたいと思います。
・個人的に一番頑張ったことは、職場体験です。「ありがとう」と言われると、とても元気が出て頑張ろうという気持ちになりました。2学期は、さまざまな学校行事、学級行事があるので、全力で楽しみたいです。
・頑張ったことは、合同運動会と中体連です。反省点は、前期中間考査で目標点に達しなかったことです。夏休み、2学期は実力をつける勉強をしていきます。
・1学期は、中体連等、集大成となる行事がたくさんありました。夏休みは、駅伝練習・体力づくり、1・2年生は部活動、3年生は学習会が予定されています。それぞれの立場で、自分を高められる夏休みとなるよう頑張りましょう。

と、自分自身を客観的に振り返るとともに、2学期に向けて前向きな決意を述べてくれました。夏休みは、子どもたちは家庭や地域で生活することになります。家族とゆっくり過ごす、家の仕事を手伝う、興味のあることに没頭する、読書に励む等々、心身を成長させる体験や学びがたくさんできます。学校ではできない出会いや学びを、存分に楽しんでほしいと思います。

 

 

 

 

 


 保護者の皆様、地域の皆様、1学期は、さまざまな教育活動に対し、温かいご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございました。37日間の長い夏休み、何よりも大切にしてほしいことは「命を守る」ことです。子どもたちが安全・安心な生活ができますよう、見守りをよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

豊かで安心して暮らせる未来のために ~租税教室~

 16日(火)、南九州税理士会八代支部からH講師をお招きして、租税教室を実施しました。租税教室とは、次代を担う児童・生徒が、民主主義の根幹である租税の意義や役割を正しく理解し、社会の構成員として税金を納め、その使い道に関心を持ち、さらには納税者として社会や国の在り方を主体的に考えるという自覚を育てることを目的としています。【出典:国税庁HP】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 日本には、およそ50種類の税金があることや学校を造るのに13億円かかること、必要なお金に対して税収が足りないため国債を発行していること、憲法で納税の義務が規定されていること等々、社会を維持し発展させていくために税金があることをわかりやすく説明していただきました。途中、クイズを織り交ぜたり、レプリカの1億円体験をさせていただいたりと、子どもたちも楽しく税について学ぶことができました。
 豊かで安心して暮らせる未来のためには、私たちの税金が必要です。興味がある人は、公平な租税負担と給付の関係について、ぜひ調べてみてください。H様、ありがとうございました。 m(_ _)m

物語の世界にひたる体験がこころを育てる ~読み聞かせ~

 家庭、地域、学校等において子どもが読書に親しむ機会を設ける一環として、11日(木)、朝自習の時間に「読み聞かせ」を実施しました。お越しいただいたのは、読み聞かせの会のH様、K様、H様。物語のイメージが膨らむよう、静かに語りかけてくださいました。

 

 

 

 

 


 平成16年(2004年)に策定された「第一次肥後っ子いきいき読書プラン」では、読書の意義として次のように述べています。

 子どもの読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことができないものです。とりわけ、これからの社会は「人々が、生涯いつでも、自由に学習機会を選択して学ぶことができ、その成果が適切に評価される」ような生涯学習社会です。このような社会のなかで、読書は、自分で課題を見つけ、自ら学び、考え、行動する力や豊かな人間性等の「生きる力」の基礎を育む重要な手段といえます。【引用:「肥後っ子いきいき読書プラン」熊本県教育委員会】

 物語の中で、いろいろな世界を体験することにより、想像力が身につきます。特に、登場人物のうれしさや悲しさ、痛みなど、さまざまな気持ちにふれることで、他人の感情や思いを知ることができます。今回も、素晴らしい体験をさせていただきました。H様、K様、H様、ありがとうございました。 m(_ _)m