貴重なガイド体験ができました! ~ガメとめぐる、日本遺産の旅~
2日(日)、東陽まちづくり協議会主催の「自然散策と地域の宝探し」のイベントでボランティアガイドを行いました。今回のガイドには目的が2つあります。一つ目は、1年生がガイド役をメインで務めること、二つ目は、街歩き音声ガイド(Locatone)のテストマーケティングです。
Locatone(ロケトーン)は、ソニーが開発した没入型音声AR(拡張現実)を体験できるサービスです。アプリ上でツアー形式のコンテンツにアクセスすると、マップ上にスポットが表示され、その場所を訪れると自動的に音が再生される仕組みです。一般社団法人DMOやつしろが、東陽町を訪れた観光客の滞在時間を長くすることを目的に企画・導入を進めています。
ガイド前にQRコードを読み取り、いざ出発!!
今回のコースは、道の駅東陽を出発し、①重見橋、②若宮神社のひねり灯篭、③菅原神社のひねり灯篭、④白髪岳天然石橋、⑤権座別当堂の石垣、⑥鍛冶屋下橋、⑦橋本勘五郎の生家、⑧石匠館のコースです。道中は街歩き音声ガイドを聞きながら、各スポットでは1年生がガイドを行いながら、2時間かけて散策しました。現実世界に仮想世界の音が混ざりあう、新感覚の音響体験に私も驚かされました。子どもたちからは、
○物語が面白かった ○詳しく物語形式で教えてくれるから細かいところも理解できる ○ストーリーの後に、次に行く場所を音声ガイドで教えてくれるところがよかった |
との感想がある一方、
○音声ガイドが毎回話が長い ○あまりお客様とお話をすることができなかった ○全部言ってくれるから中学生のいる意味があまりなかった |
等の課題も感じていたようでした。
ボランティアガイドリーダーのSさんからは、「とても楽しく貴重なガイド体験ができました。道中での会話があまり上手くできなかったので、次は意識して頑張りましょう」、東陽まちづくり協議会のI副会長からは、「街歩き音声ガイドにはデジタルのよさが、みなさんのガイドにはアドリブがあったりしてアナログのよさがあるなと感じました。たくさんの方に東陽町に来てもらうことが目的です。それぞれの良さを生かしてください」、DMOやつしろのNさんからは、「皆さんが、今取り組んでいることはすごく大事なことです。どんどんアピールしていってください」とのお話しがありました。今後、互いの長所を生かせるよう、役割を明確にしながら文化遺産を発信していきたいと思います。次回のガイドは、3月23日(日)に開催される東陽さくら祭りで行います。(石匠館30周年記念)多くの方の参加をお待ちしております。
熊本県教育情報システム
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