学校生活

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未来の八代を担うグローバル人材の育成を目指して ~やつしろ英検ウィーク~

 熊本県では、「夢を実現し、未来を創る 熊本の人づくり」の基本理念のもと、令和2年度から第3期くまもと「夢への架け橋」教育プランを推進してきました。これからのグローバル社会を生きる子どもたちの夢を拡げるために、重点取組の一つとして“英語教育日本一”を掲げています。八代市教育委員会でも、英語教育の推進を図るために、①第2回英語検定の検定料を中学3年生は全額補助、②第3回英語検定の検定料を中学1・2年生は半額補助の制度を設けています。
 明日4日(金)に、本校で第2回英語検定が行われます。今週を「やつしろ英検ウィーク」と位置づけ、朝自習の時間に英検過去問題や対策問題に取り組みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 急速に進展するグローバル社会、子どもたちが、多様な価値観を持った人々と協働しながら未来を切り拓いていくためには、異文化を体験し、理解することが重要です。
 先日、八代市の中村市長がTSMC第3工場の八代市への誘致を表明しました。TSMCの新卒採用の面接試験は、日本語または英語を選べますが、ある大学の内定者の多くは英語で面接に臨んだ学生だったそうです。内定後に送られてくる分厚い書類も英語、工場での公用語も英語になるという観測があり、実践的な英語力がますます求められています。
 「英語は苦手です・・・」との言葉も聞かれましたが、挑戦することが大事です。夢を拡げるために、頑張りましょう! (^^)/

人と人がつながっていく授業を目指して Part2

 昨日、F・氷川ブロック人権同和教育授業研究会を2・3年生で行いました。50名を超える多くの先生方に、本校のなかまづくりの実践をみていただきました。
 2年生では、「(全国水平社を創立した)西光万吉の生き方や水平社創立宣言文から自分自身を見つめ直し、自分の考えや思いを伝え合い、これからの生き方を考える」ことを目標に、2人の生徒が綴った作文をもとに自分の思いを伝えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 3年生では、「美子さんの生き方から自分を見つめ直し、お互いに思いを伝え合いながら、自分の生き方を見つけること」を目標に、3人の生徒が自分の中にある不安な気持ち、大切にしたい気持ちを発表しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「小学校で受けた悪口や落書きのこと」
「人前で話すことが苦手だけど、本当はみんなと話したいこと」
「音程が上手くとれないことを、周りからふざけていると思われていたこと」
「家事をほとんどしなければならないことへの辛さと、祖父への感謝」
「2回の転校によるストレス」
等々、これまで伝えることができなかった思いを勇気をもって発表してくれました。発表を聞いた子どもたちからは、「これまで思っていたこと」「友だちに話したいこと」を自分の言葉で返していました。思いがつながっていく温かな時間が流れました・・・。
 参観者の感想には、

○班づくりは部落差別をなくすための最小集団、とても刺さりました。
○これまでの子どもたちとの関わりがあったからこその本時であると思った。
○あまり自分のことを語らない生徒の想いに寄り添い、この場まで持ってこられたN先生の取組がすばらしいと思いました。
○自分のクラスとすごく重なった。クラスの生徒で勇気を持って発表してくれる子がいるだろうかと不安にはなるが、「自分の思いを涙ながらに語る。それを仲間の言葉として受け取る」という経験をしてほしいと思った。
○授業者の話が最後のまとめだけで、子どもたちの語りと返しで進められていたところが素晴らしかった。
○自分たちの思いを本気で語っている姿が印象的でした。すてきな雰囲気だと思いました。
○それぞれが抱えている悩みや思いを知れて、これからの生徒の成長が楽しみです。
○M先生がしっかりと芯をもって生徒たちと向き合う、関わり合う姿に感動しました。

 協力者の先生方からは、子どもを見るということ、教材とクラスの実態を重ねて授業づくりをしていくこと等、さまざまな視点でご助言をいただきました。また、今後の実践に向けて、「語れたから終わりではなく、ここからがスタート。子どもたちを支えていきたいですね。」とエールをいただきました。

 

 

 

 

 


 子どもたちが本当につながり合うために、「自分の思いを伝えること」「仲間の思いを受け止めること」をこれからも取り組んでまいります。協力者のI先生、I先生、人権学習講演会でご講話いただきましたH様、M様、これまで大変お世話になりました。ありがとうございました。 m(_ _)m

 

自分たちの学校は自分たちで創る!Part3 ~9月生徒集会~

 27日(金)、9月生徒集会を行いました。最初に、各委員会から9月の活動の反省と10月の活動の呼びかけがありました。

執行部:文化祭に向けて準備しよう
生活・環境委員会:安全な登下校を呼びかけよう
体育委員会:道具の後片付けを徹底させよう
放送委員会:生徒集会の発表を成功させよう
保健・給食委員会:協力して文化祭発表準備をしよう
図書委員会:本をたくさん読んでもらおう

 各委員からの発表では、体育委員会より、「八代中体連駅伝競走大会」の説明が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 まずは、クイズ!
「八代中体連駅伝競走大会はどこであるのでしょう?」
「昨年の男子の順位は何位だったでしょうか?」
「女子の走る距離は何キロでしょう?」
等々、皆の興味を引いたところで、当日のスケジュールやコースの説明を行ってくれました。今年の大会テーマは、「Where there is a will,there is a way.(意志あるところに道あり)」です。昨年を超える熱き走りを期待します!
 体育委員会の皆さん、趣向を凝らした発表、ありがとうございました。 (^o^)

義務教育9年間を見通した、子どもの「育ち」と「学び」をつなぐために・・・Part2

 25日(水)、第8回小中合同研修を本校で行いました。4月に行った全国学力・学習状況調査の結果報告と、昨年12月・5月・9月の総合質問紙調査(i-check)の結果の推移を各部会で協議しました。

 

 

 

 

 

 

○学び部会:学習意欲は向上したが発信力(積極的な発表)についての数値が上がっていない→学習リーダーを中心に、ペアやグループで主体的・能動的な学習を展開する
○ふれあい部会:小学生に比べて中学生の肯定値が低い。目指す基準が、以前より高くなったのではないか→リーダーとして動ける児童生徒が多くなっているので、学び合いを進めていきたい
○つなぐ部会:小学生は(家庭学習の)計画は立ててはいるが、時間は少なくなっている。短時間でできるようになったのではないか→家庭学習のPDCAサイクルを継続していきたい
○こころ部会:いいところを言葉にして言うことができますかの質問項目は、高い学年もあれば低い学年もあった→ほめほめタイムという時間をつくって、子どもたち同士で褒め合う機会を設ける

等々、各部会がめざす児童・生徒像に向け、今後の取組の提案が出されました。
 「主体的に学び続ける児童生徒の育成」に向け、校種の枠を超えて、東陽っ子の「育ち」と「学び」の適時性と連続性を重視した指導をこれからも展開していきます。保護者の皆様からの温かいご支援とご助言をよろしくお願いします。

ピカッと、安全! 命を守る早めのライトと反射材 ~秋の全国交通安全運動~

 9月21日(土)から30日(月)まで秋の全国交通安全運動が実施されています。

 

 

 

 

 

 

 今年、交通事故によって亡くなられた方が38人、半分近くが歩行者や自転車に乗っている方だったそうです。日没がだんだんと早まるこの時期、歩行者には反射材等の着用促進(自転車は反射器材の取付け)、ドライバーには夕暮れ時の早めのライト点灯が推進されています。お互いが交通安全を意識し、事故防止を心がけましょう。
 民生児童委員様を始め、多くの地域の方の見守り、ありがとうございます。 m(_ _)m

 

 

ご結婚、おめでとうございます

 21日(土)、3年生担任のM先生が結婚式を挙げられました。出席させていただきましたが、新郎、新婦のお人柄(誠実・笑顔・感謝)が溢れる結婚式でした。


 本校からは、「トヨナンデス ご結婚おめでとう編」を制作し、子どもたちからのお祝いのメッセージを贈らせていただきました。

○地理や歴史の授業をわかりやすく教えていただき、ありがとうございます。M先生は、おもしろい先生だと思います(1年)
○去年は、担任をしていただいてありがとうございました。とても熱い先生です。(2年)
○初めて会ったときは、熱血教師だと思いましたが、いろんな悩みに寄り添ってくれて優しい先生だなと思いました。駅伝大会、絶対、県に連れて行きます。(3年)

 

 

 

 

 

 

 VTRの最後には、サプライズとして、昨年度のインタビュー映像を流しました。ノリノリで答えている自身の姿に、「恥ずかしい・・・」と汗を拭う姿も見られました。(会場は大ウケでした!!)


 謝辞では、結婚式のテーマを3K(感謝・感動・交流)としていたこと、感謝の気持ちを伝えるためにどのような工夫ができるか?考えてきたこと等を伝えてくれました。昨年、亡くなられた祖父のことを思い出し、涙ぐむ場面もみられる等、想いが込められたとても感動的な式でした。
 M先生、ご結婚、おめでとうございます。末永くお幸せに! (^o^)

 

 

 

 ※イラストは、事務室のM先生が描いてくれました。

「共感」「交流」「向上」 ~大自然の中で多くのことを体験してきました~

 先週行った集団活動教室のようすを紹介します。1日目は、まず、「水俣病歴史考証館」を訪問しました。水俣病の被害や患者の闘いなどを、被害者の視点からわかりやすく説明していただきました。その後、「百間排水溝」や「水俣慰霊碑」を訪れ、半世紀ほど前、病に冒された人々が理不尽な差別を受けてきたことを、改めて実感していました。

 

 

 

 

 


 あしきた青少年の家に到着後は、館内ウォークラリーで班の交流を深めました。2日目は、お待ちかねのマリン活動(カッター船)です。天気は快晴、波も穏やかの好条件!最初は遠慮がちで、声も小さく、船もなかなか進みませんでしたが、掛け声に合わせてオールを漕ぐうちに、グングン進むようになりました。仲間と心を合わせることの大切さを感じてくれたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 2日間の活動を通し、「共感」「交流」「向上」等、多くの学びや体験をすることができました。学んだことを日々の生活にも生かしていきましょう。 (^^)/

 

学校評価アンケートのお願い

 学校の教育活動を改善・充実させるとともに、信頼され開かれた学校づくりを推進するため、「学校評価アンケート(上期)」を実施します。保護者の方に本校の教育活動を評価していただき、評価結果を今後の学校運営に生かしていきたいと考えています。
 本日、お子様を通じて、アンケート用紙を配布しております。ご多用な中に申し訳ありませんが、9月27日(金)までにお子様を通して担任まで提出いただくようお願いいたします。

学校評価アンケート(保護者用).pdf

「共感」「交流」「向上」 ~1年生集団宿泊教室~

 今日、明日の2日間、1年生は集団宿泊教室を行います。今朝の出発式では、Yさんから「集団宿泊教室では、①仲間同士で争わないこと、②水俣病などをしっかり学んでくること、③他の学校に迷惑をかけないことを心掛けましょう」との呼びかけがありました。天気予報によると、芦北地方は、今日は「晴れ 時々 くもり」、明日は「晴れ」。天気にも恵まれ、充実した活動が行えそうです。

 

 

 

 

 


 熊本県立あしきた青少年の家では、以下の3Kを掲げています。

「共感」・・自然に触れ、自然の中での活動を通し、自然・地域に共感する。
「交流」・・友達や仲間はもちろん、他の利用者や地域の方々とも交流を深める。
「向上」・・いろいろな体験や学びにチャレンジし、自分自身を向上させる。

 13名全員が達成できるよう、大自然の中で多くのことを体験してきてください!

 

 

 

 

 

 

追伸:1年生保護者の皆さまには、地域ポータルアプリで活動の様子を随時配信しています。お知らせよりご覧ください。

未来の自分を幸せにできるのは自分しかいません ~人権教育講演会~

 昨日、3年生を対象に人権教育講演会を行いました。講師は、H様、M様。現在、学んでいる「美子のたたかい」は、H様の手記をもとにつくられています。

 

 

 

 

 

 

 高校3年生の時、自身が受けた就職差別に対して、差別を許さず、力強く立ち向かっていった姿に、子どもたちからは
・高校時代、人権サークルに入部するきっかけは何でしたか
・差別とたたかうと決められた時、誰に相談されましたか
・心が折れずに、最後までたたかうことができたのはなぜですか
・入社後の会社側の対応はどのようなものでしたか
・いつから差別に立ち向かえるようになったのですか
等のさまざまな質問が出されました。

 

 

 

 

 

 

 ご自身の経験をもとに、
「小学生の頃、住んでいた大阪では民族差別がありました。おかしいと思っていても、何一つできませんでした。小学生の自分は逃げていたんです。」
「(人権サークルも)最初は一生懸命するつもりはありませんでした。高3の人権劇で、一番前に座っていたお婆ちゃんが、涙ながらに『頑張れ!』『負けるな!』と声をかけてくれました。そのお婆ちゃんと出会って、振り返ったときに納得できる自分でいよう、傍観者にだけはなるまいと決意しました。」
「自分だけだったら、たたかえなかった。先生方が支えてくれたから、頑張ることができました。」
「会社の人は親切でしたが、社長からは要らない従業員と陰で言われました。差別とたたかっている人を認めてもらうために、飛び込み営業等、必死に頑張りました。」
「正しいことを貫くことは本当に大変でした。『美子のたたかい』が終わってからは、波風をたてないように生きてきました。でも、子どもを産んで、自分で幸せに生きていけるように自立することが大事と言っておきながら、そうしていない自分に気付きました。」
「未来の自分を幸せにできるのは自分しかいません。」
「10年後の自分を想像し、今は結果が出なくても、正しいかどうかを自分で判断し、行動してください。」
等、さまざまなメッセージを伝えてくださいました。

 

 

 

 

 


 子どもたちを代表して、Tさんが、「私だったら挫折したり、不安になります。美子さんを見習い、10年後の自分を想像して、何が正しいか?自分で判断して行動していきたいです。」と、自分と重ねながらお礼の言葉を述べました。講演会終了後には、H様、M様のお話し聴いて心に残った言葉やこれからの決意を綴りました。

 

 

 

 

 


 この世に生を受けた人間は、誰もが自分らしく幸せに生きる権利を持っています。すべての人は、自分の夢を持ち、自由に生きることができるはずです。しかし、社会には、まだ様々な偏見や差別が残っています。そのことが、私たちの自分らしい生き方を奪っています。だから、私たち一人一人が、差別を見抜き、差別と闘い、差別をなくしていく力をつけなければなりません。学校は、そのための学習を毎日のくらしの中で行っています。
 おかしいことには「おかしい」と声を挙げ、正しいことが通る学級や学校にしていきたいと思います。そして、人と人とのつながりを大切にし、誰かを幸せにする温かい言葉があふれる東陽中学校を、子どもたちと職員みんなの力で創っていきます。
 H様、M様、大きな学びと一歩踏み出す勇気をくださいました。ありがとうございました。 m(_ _)m