二中ブログ

二中の最新情報!

【七夕】060707

 日本には神様を迎えるために水辺に設けた機屋に入り、棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機で神様に捧げる神御衣(かんみそ)を織りあげる女性「棚機つ女(たなばたつめ)」の伝説がありました。それが、中国の織姫と結びついて七夕「しちせき」を「たなばた」と読むようになったとか。

 短冊を飾るようになったのは、江戸時代に書道の上達を願うようになったのが始まりのようです。今は神龍(シェンロン)に祈るようにどんな願いでも書いていますが、学問や芸事の上達に関係することが趣旨に近いかも知れません。ちなみに、飾りには陰の気が集まるので、前日に飾り、当日のうちに片付けるのが本来の習わしだそうです。

 おり姫星(こと座のベガ)と、ひこ星(わし座のアルタイル)の距離は15光年。2人は光の速さで15年かかる距離に住んでいます。「来年また会いましょう。」と言って別れた中学3年生の15歳の2人が次に会えるのは、自宅に着いたらすぐに折り返して15年後の30歳の時ですね。

 今年は昨年のブログの加筆再掲でした。来年の七夕は令和7年7月7日なので気合入れて書きます。

【市P連BBバレー大会】060706

 室温30度を超える暑さの中、それを超える熱気で市P連のビーチボールバレー大会が開かれました。二中Aチームは決勝トーナメント進出は惜しくも逃しましたが、フレンドリートーナメントの部の決勝で二小Aチームに勝利し、優勝しました。会場をお貸しいただきました水俣高校様、ありがとうございました。また、決勝トーナメント優勝と副賞のトイレ掃除もおめでとうございます。

【PTA定例役員会】060706

 2日(月)の夜に7月のPTA定例役員会を開きました。最後にPTA新聞用の集合写真撮影、さらにナイスコールで締めました。今年度もPTA活動を楽しみます。まずは今日の市P連のビーチボールバレー大会を頑張ります。

【津田梅子】060705

 今日は新5000円札の肖像画に描かれた津田梅子の紹介です。この前、社会科の先生たちの間で、「女性で最初に1万円札に描かれるのは誰だろう?」という話になりました。政治家ではなく文化人から選ばれるようになっているので「緒方貞子さん、美空ひばりさん、与謝野晶子さん」などが挙がりました。「芦田愛菜さん」にも一票入りました。

 津田梅子は1864年に江戸で生まれました。6歳の時「岩倉使節団」の一員となって日本を離れます。留学生43名のうち女性は5人、梅子は最年少でした。今で言うなら年長さん。私が梅子のじーちゃんなら毎日泣き続けます。

 使節団を離れた梅子は、ワシントンへ移り、ランマン夫妻の家で暮らすことになります。ほとんど英語を話せない状態で日本を出ましたが、夫妻の元で現地の暮らしになじんでいきます。小学校を卒業後、女学校に進み、フランス語をはじめとする他言語や物理学、天文学などを学びました

 17歳の夏に帰国したときには、日本語を忘れており、タクシーの運転手に行先を説明するのに、梅子が英語で同乗の外国の人に話し、その人が日本語に訳をして運転手に伝えるという不思議な状況だったそうです。

 梅子は日本とアメリカとの間で女性の地位に大きな差があることから女子教育の重要性を改めて感じ、後に奨学金制度や「女子英学塾(現在の津田塾大学)」を創設し、日本の女性の地位向上に尽力しました。

 さて、最初に1万円札に描かれる女性は誰だと思いますか。

【半導体情報学科】060704

 昨日、校内研修に高木校長先生をはじめ水俣高校の4名の先生方が来校されて、職員向けの学校説明会をおこないました。特に来年度の学科改編により誕生する「半導体情報学科」について詳しい説明がありました。他の学科も、外部団体と連携しながら特色ある水俣高校づくりが進んでいきます。リンクリストから「水俣高校」にお進みください。

【最初の定期テスト】060703

 1年生にとって最初の定期テストが音楽からスタートしました。ICT機器を活用した聞き取りの問題に取り組んでいます。今どきです。

 私は中学1年生の最初のテストの日の朝、いつものようにともだちと体育館でバスケをして遊んでいて、担任の先生から「中学校のテストは勉強して受けんばいかんとぞ!」とずいぶん叱られました。小学生の感覚でした。懐かしい思い出です。

 

【北里柴三郎】060703

 今日は新紙幣の発行日です。ニュースによると銀行の準備のため明日から両替可能な銀行がほとんどだそうですが、熊本県出身の北里柴三郎の新1000円札も発行されるため、肥後銀行は新1000円札の両替を今日から行うとのことでした。渋沢栄一縁のさいたまりそな銀行も両替を行うそうです。

 お札の肖像画に描かれた人物を紹介します。3年生は必ず読んでください。入試や共通テストに出題される確率は100%に近いとにらんでいます。

 昨年7月のブログの再掲です。

 柴三郎は、1853年に現在の熊本県阿蘇郡小国町北里で生まれました。家は庄屋だったそうです。

 1871年に熊本医学校(現在の熊本大学医学部)に入学。1874年には東京医学校(東京大学医学部)に入学し、在学中に「医者の使命は病気を予防することにある」と確信。予防医学を生涯の仕事にする決意をしました。

 1885年から約6年間ドイツのベルリン大学に留学。病原微生物学研究の第一人者、ローベルト・コッホに師事して研究に励み、1889年には、破傷風菌の純粋培養に成功。破傷風菌抗毒素を発見し、血清療法を確立して一躍世界的な研究者となりました。

 帰国後は福沢諭吉の財政的支援で、のちにコッホ研究所、パスツール研究所と並んで世界3大研究所の一つと称されるようになる「私立伝染病研究所」が創立されて所長に就任しました。研究所からは志賀潔や野口英世などが育ちました。

 3年生教室踊り場に伝記(マンガ版)を置いています。ぜひ読んでください。

【郡市進路指導部会】060702

 水俣高校を会場に郡市進路指導部会を開きました。これは、毎年交代で郡市の3つの学校を回って開いているものです。郡市8校の進路指導主事の先生と一緒にまずは授業参観、今日は定期テスト返却と解説が中心の授業がほとんどでした。先生からの叱咤激励で始まったクラスもありました。わざわざ点数を見せてくれる卒業生もいました。みんな中学生の時の顔に戻っていました。

 その後、水俣高校、芦北高校、芦北支援学校の進路担当の先生方から、生徒向けの上級学校説明会よりもかなり詳しい説明を受けました。情報は、各学校の進路指導に活かされます。

【棘(トゲ)】060701

 昨日の続きです。

 自宅で薔薇を育てています。数年前にエコパークの薔薇祭りでブルームーンという棘の少ない品種を買ったのが始まりです。猫と暮らしている我が家にはぴったりでした。

 「きれいなバラにはトゲがある」ここでいう「トゲ」は本当のトゲではなく、人を傷つける言動のこと。「美しいものには人を傷つける一面がある」とか、「うわべだけは良いが、心の中は~」といった意味で使われています。

 ところで、バラのトゲは何のためにあるのでしょう。これには「蔓(ツタ)が絡まりやすくするため」、「茎の強度を上げるため」、「自分の身を守るため」などの説があるそうです。トゲがない花も多いことを考えると、バラには何かしら必要だからトゲがあるのですね。まあ、自分の身を守ると言っても、あのトゲは一番の敵である虫にはまったく役に立たないような気もしますが。

 では、人の言動のトゲは何のために。考えてみましょう。「うらやましい気持ちを隠すため」、「自分の弱さを隠すため」、「相手より先に攻撃して優位に立つため」といった理由でしょうか。

 自分が傷つかないために人を傷つけるトゲ。バラのトゲのように必要なものでしょうか。いらないトゲですね。困ったことにこのトゲは人の心に深く刺さったまま抜けないことがよくあります。日に日に奥に入っていくトゲもあります。小さなトゲのつもりでも、鋭い槍や、太い杭のように心に突き刺さることがよくあります。

 人を傷つけて、人を下げて自分を守る。高いモラルとマナーを目指す二中生には似つかわしくない言動ですね。ちなみに、「きれいなバラにはトゲがある」はもとともとドイツの「トゲのないバラは無い」ということわざで、誰にだって欠点はある。という意味だそうです。

 だったら「トゲで人を傷つける人は、自分の欠点をさらけだしているんだな。」と、思うようにしています。ちょっと言い方にトゲがありましたね。

 身を守るトゲも、人を攻撃するトゲもいらない二中にしたいですね。

【気づく】060630

 27日の人権集会で少し話をしました。

 正門から入ると左側にお地蔵さまがあります。お世話をされていた地域のお年寄り方も来校が困難になられたため、一昨年前までは草木が茂っていました。そこにお地蔵さまがあることを知らなかったという人もいました。これじゃあ「ばちかぶる」と思い、伸びた木を切り、草を刈り、玉砂利を入れ、花を供えて、今では誰の目にも止まるようになりました。

 昨年から、花を替えに来ていただいている保護者の方がいらっしゃいます。水を替えてくれている生徒がいます。整美・環境委員会では、定期的に掃き掃除をしてくれています。登下校の様子を、お地蔵さまに見守ってもらっている感じがします。

 今年、ヒマワリを正門横と駐車場花壇に植えました。いつ咲くかを楽しみにしている人がいます。そこを通る地域の方からも大きくなりましたねと声を掛けられます。正門横と玄関にコキアを植えました。秋には真っ赤に色が変わります。

 これは何かなと調べたり、変化に気付いたり、誰がしてくれているんだろうと考えたり、自分もやってみようと行動したり。そんな二中生でありたいですね。