二中ブログ

二中の最新情報!

【新規まき直し2】071126

 志望校への合格に近づくには、服装を整える、姿勢、話し方を正すことは当たり前。面接官は私くらいの世代、子どもたちは「中身を見てください。」とよく言いますが、初めてあった人に面接の短い時間ですべてを伝えるのは至難の業でしょう。

 一生が決まる大切な時に外側を整えて臨むのは当たり前のことです。今は大学生が就職する時の履歴書の写真は3分間写真ではなく、写真館でプロに撮影してもらうのが常識だそうです。 ただ、過去にSNSにアップした発言、動画、写真もすべて企業側にチェックされていると考えたほうが良いそうです。中学生も同じ認識を持つことが大事でしょう。

 入試が終わった後、引率の私が呼ばれて「受験番号何番の生徒は、眉を剃っていますね、ピアスの跡がありますね。」と確認されたこともありました。面接や入試会場では「どうしたの?」、「誰がしたの?」と聞く時間はありません。事象が確認されるだけです。 

 普段、なかなか服装を整えようとしなかった生徒が、入試会場に弟の制服を借りて着て来たこともありました。何とかしたいと自分で考えた上での判断です。いつも着ていた制服のポケットに受験票を入れたままにして忘れてきたというオチもついていました。

 その時を整えることは大事ですが、普段から整えることはもっと大事だと言うことです。 

【防災教育】071125

 21日(金)に開かれた球磨清流学園の防災教育研究推進校研究発表会に参加してきました。午前中は「くまむら地域防災の日」の公開、自衛隊・消防・警察も参加してのヘリによる救急搬送、トリアージなど大掛かりな訓練を見学しました。災害で犠牲者を一人も出さないという強い思いで訓練をされているそうです。午後は防災に関する公開授業と中学生の代表も参加してのパネルディスカッションが行われました。球磨村は平成30年から地域防災の取組を進めており、当時のT校長先生によると「平成2年の豪雨災害の際も、避難所開設訓練を重ねていた球磨中の生徒が活躍した。」とのことでした。

【ヒット商品】071124

 情報誌「日経TRENDY」が選ぶ、2025ヒット商品ランキングが発表されました。

 上位は1位(大阪・関西万博withミャクミャク)、2位(国宝)、3位(Nintendo Switch2)、4位(平成女児売れ:1990年代後半から2000年代初頭に小学生だった女性が当時の文化を懐かしむ流行)、5位(せいろブーム)でした。

 私は授業のネタに、ランキングが掲載される12月号を過去30年分ほど保存していました。3年生が誕生した2010年は1位(食べるラー油)、2位(3D映画)、3位(スマートフォン)、4位(プレミアムロールケーキ)、5位(iPad)、10位(フリクションボールノック)でした。

 2年生が誕生した2011年は1位(スマートフォン)、2位(Facebook)、3位("節電"扇風機)、5位(日清カップヌードルごはん)、10位(仮面ライダーオーズ 変身ベルト DXオーズドライバー)でした。

 1年生が誕生した2012年は1位(東京スカイツリー)、2位(LINE)、3位(国内線LCC)、4位(マルちゃん正麺)、5位(フィットカット カーブ)、11位(塩麹)でした。

 当時、オーメダルはグリードのようにたくさん集めました。将来、ヒット商品の開発に携わる生徒も出るかもしれませんね。

【勤労感謝の日】071123

 今日は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨とした勤労感謝の日です。宮中祭祀であった新嘗祭が、新穀の収穫に対する感謝の日であることから「感謝の日」案が有力でしたが、漠然としていて何に対する感謝かわからないという理由で「勤労感謝の日」と「労働感謝の日」の二つが提案、衆議院文化委員会において「勤労感謝の日」が採択されたそうです。

 布団に入って温める(暖房費節約)、朝5時からニャアニャア鳴いてご飯を要求する(目覚まし時計)、タブレットや新聞に乗って視聴を中断させる(視力低下防止)、体に乗ってくる(筋トレ補助)、食後は外に出て家の周りを一周して帰って来る(警備保障)、数日間脱走して探し回らせる(運動不足解消)、繰り返しぶつかってくる(生体反応確認)、高い所に置いた物はチョイチョイして落とす(地震対策)、パンの袋を破ってかじっておく(ダイエット支援)など良い仕事をします。うちのネコさんたちには毎日が勤労感謝の日です。

【前方後円墳】071122

 大学時代に「埋もれた金印」の著者、藤間生大(とうませいた)先生のゼミで学びました。内容は邪馬台国に関する研究で、いろいろな古墳を見て回りました。ということで、草刈りをしたら当然、作りたくなるのは鍵穴の形をした前方後円墳です。良くできました。ちなみに大山古墳は最大長(濠を含む)が840m、最大幅(濠を含む)が654mです。1日最大2000人の人々が働いても、完成には15年以上かかったといわれています。

 古墳の種類は他に、円墳、双円墳、方墳、前方後方墳、双方中円墳、双方中方墳、上円下方墳、ホタテ貝型古墳、八角墳といったものもあります。形を想像してみてください。

 前方後円墳の図を示し、「前はどっちでしょう?」と聞くと、「円形」と答える生徒が少なくありません。「前方」「後円」ですから答えは明らかですが、「鍵穴」のイメージにとらわれてしまうようです。 

 

【外壁工事完工】071121

 明日、22日(土)に水俣湾埋め立て地で「火のまつり」が開催されます。これは、不知火海における水銀汚染の犠牲になった全ての生命に対する祈りと、地域再生への願いを火に託し、水俣の過去と未来に想いをはせる、火のまつり実行委員会による市民手作りの行事で、慰霊と再生の願いを込めた「火」が場内に灯されます。水俣市内の各小中学校からもメッセージを入れた千羽鶴を奉納しています。

 教室棟正門側の外壁工事が終わりました。下の写真は工事前、工事後が良く分かります。令和8年度に教室棟裏と特別教室棟の間、令和9年度に特別教室棟塩浜グラウンド側の工事を行い、全面完了の予定です。

 

【写真撮影】071120

 昨日の卒業アルバムの学級写真撮影を横から撮りました。良い笑顔をつくる準備をしています。目を閉じたり、半開きだったりはいないかな。このメンバーで過ごす中学生生活も残り108日です。さあ、今日は定期テスト初日。頑張っていきましょう!

【新規まき直し1】071119

 先週は共通テストの返却完了、明日から定期テストです。熊本の公立高校の後期選抜まで5ヶ月を切りました。少し緊張感を高めておきたいと思います。
 3年担任をしていた時に、三者面談で「〇〇高校に合格できるでしょうか?」と聞かれることが良くありました。私の回答は「過去のデータからは合格の可能性が高い(厳しい)ですが、実際は受験してみないと分かりません。」でした。
 余裕だと思っていても、当日の腹痛・頭痛・歯痛などで実力がでないことがあるかもしれません。
 高校の教室には時計がないため、腕時計を忘れて、試験の残り時間が分からなかったという生徒もいました。
 学校に上履きを忘れ、自宅の動物スリッパで入試会場に入った生徒がいました。
 高校の正門集合を確認したのに、中学校の正門に待っていた生徒もいました。何とか入試にはギリギリ間に合いましたが、ドキドキしてしまい実力が発揮できませんでした。
 数学がとてもできたのに、なぜか入試では2×3=8とやってしまい、大問10点をまるまる落として不合格となった知り合いがいます。
 高校から勧誘・接触があり「ぜひ、受けさせてください。」と言われたにもかかわらず、不合格となった生徒も少なくありません。考えると当たり前ですが「受けさせてください。」は「合格させます。」ではありません。
 もちろん、共通テスト後に気合を入れ直して一気に伸びて大逆転の生徒もいました。が、マイナス思考で十分すぎる準備をしておくことも大事です。あくまでも「過去のデータからは合格の可能性が高い(厳しい)」です。

【モス日通信⑩】071118

 モス日通信⑩071118.pdf

 モス日通信第10号は、モスクワ生活で感じた事について書かれています。冒頭部分を掲載しますので、続きはpdfファイルをご覧ください。写真は土曜日のモスクワです。

 モスクワへ赴任し、8カ月が経ちました。海外で生活していく中で感じた私なりの“先入観“について伝えていけたらと思います。

 「先入観」という言葉を聞いてどんなことを考えますか。辞書には「実際に見たり聞いたりする前に、あらかじめ頭の中にできている固定的な考えや見方」などと載っています。今まで生活の中で自分自身先入観のみの考え方や言動をしてしまったなと思い返すことはありますか。私はあります。今まで気が付かなかった先入観に関して気づかされたことがあります。

 「カラスは何色?」と聞かれたら何と答えますか?ほどんどの人は「真っ黒」と答えると思います。しかし、モスクワのカラスは~。

 

【研究発表会】071117

 水俣二中は、令和6・7年度の2年間、熊本県教育委員会から「学校体育研究推進校」の指定を受け、自ら考え行動し、自他共に高め合う生徒の育成をめざして研究を進め、「自ら考え行動し、様々な“あい”から互いを高め合う生徒の育成~豊かな心・健やかな体の育成を通して~」を研究主題に教育実践を重ねてきました。

 二中は、平成8・9年度に熊本県教育委員会から「環境教育」の研究指定を受け、それを機に水俣の歴史を踏まえた、地域との絆を大切にした研究と実践を進めました。その結果、「環境教育の二中」として名を馳せ、スクールプライドの醸成につながりました。

 今回の研究も、次の「二中の当たり前」をつくる取組にしたいと、二中の未来をつくる若手職員が主要なポジションに入り、職員全員で試行錯誤しながらも楽しんで実践を重ねてきたところです。これからも実践を重ね、運動やスポーツの習慣がある二中生、食の大切さについて関心をもつ二中生を育てます。

 1年生の授業で紹介した、水俣の食材を使った給食です。