二中ブログ

二中の最新情報!

【西南戦争】070215

 明治10年の今日、60年ぶりとも言われる大雪の中、薩摩軍が鹿児島から熊本方面へ出発。西南戦争が始まりました。そして17日には西郷隆盛が桐野利秋と共に加治木から人吉を経て熊本に出発しました。

 最近、大河ドラマを1年通して観たのは『鎌倉殿の13人』(令和4年)、その前は『西郷(せご)どん』(平成30年)と『飛ぶが如く』(平成2年)でした。『飛ぶが如く』放映の時は西合志に勤務していて、社会科の先生たちと田原坂や熊本城を巡りました。その後に異動した人吉でも、1か月余り続いた戦いの跡を巡りました。担任をした生徒の家は、西南戦争の時の官軍の宿舎だったそうで、軍服などが残されていました。人吉では西郷隆盛が宿舎としていた場所の一つである永国寺の近くに住んでいましたが、そのあたりを西郷隆盛が歩いていたかと思うと感動します。林鹿寺境内にある両軍戦死者を供養するための慰霊碑を見ると、筆は勝海舟によるものでした。

 鹿児島の加治屋町出身の偉人は教科書に登場するだけでも、西郷隆盛、大久保利通、西郷従道、東郷平八郎、大山巌、山本権兵衛など。『翔ぶが如く』の原作者である司馬遼太郎氏は「いわば明治維新から日露戦争までを、一町内でやったようなもの」と述べています。改めて地域の教育力の凄さを感じました。

【こどもの美術展】070214

 水俣市内の小・中学生の絵画、工作等の作品を一堂に集めた「第22回水俣こどもの美術展」が開催されます。二中からの作品は力作ぞろいです。土日はご家族皆さんでぜひもやい館へ。(写真は職員室前の作品ギャラリーの様子です。)

期日:2月15日(土)~16日(日) 

時間:午前9時~午後5時

会場:もやい館3階ホール

【インタビュー】070213

 1月31日(金)に第25回環境美化教育優良校等表彰式が開催され、その中で、過去の受賞校へのインタビュー動画が流されました。水俣二中からは私と当時の環境委員長(熊本市役所勤務Fさん)が登場しています。動画は「食品容器環境美化協会」のHPから見ることができます。

インタビューはこのような内容でした。(映像は一部です)

受賞したことによる生徒や先生、地域住民の変化、他校への波及効果は?

 本校は平成8・9年度に「郷土の自然を愛し、思いやりのある生徒の育成~水俣に根ざした環境教育の実践~」を主題に、熊本県教育委員会指定の環境教育の研究を行った。その実践の一つとして平成8年度から始めたのが、地域ゴミ分別収集活動である。

 これはそれぞれの生徒が住んでいる行政区の地域ゴミ分別収集活動へ参加するもので、その実践はテレビ放送や教科書への掲載、全国的な表彰、新聞への掲載も多く「環境教育の二中」として名を馳せた。

 本校の先進的な取組は、新聞・テレビでの紹介、色々な表彰をとおして知れ渡り、他地域の学校からの視察なども多くあった。ただ単にゴミの分別を手伝うだけでなく、コミュニケーションを大事にした取組により、生徒と地域の方との絆が強まった。その取り組みは水俣市内の3中学校にも広がっている。

 着任してから、目指す生徒の姿として「深く郷土を愛し、地域社会に貢献する二中生」、先生の姿として「環境教育の二中ブランドの発展に尽力する先生」を示した。教諭・教頭で赴任した時も、今回着任したときも「環境二中」と言うけど、まず身の回りを整える、掃除に一所懸命取り組む、花いっぱいの学校にするなど、さすが「環境二中」と言われる土台作りが大事ではないかと考えた。正門の掃除や闘魂碑周りの整備には教諭の頃から13年間取り組んでいる。

 今年は環境教育担当に当時中学2年生だったO先生、1年生だったM先生を充てた。2人とも「環境二中」の思いを強く持ち取組を進めている。毎朝の正門付近の清掃にも取り組んでくれている。生徒が伝統を引き継ぐことはもちろん、指導者の立場で伝統を引き継ぐ人材が育ちとても嬉しく思う。

 

【後期選抜へ】070212

 7日に前期選抜の結果が通知され、今日から後期選抜の願書受付が始まりました。学級には進路が決定した人とこれから受検の人がいます。内定者・合格者の姿で学級の空気が変わります。

 過去には内定・合格をもらって以降、ボランティア活動に毎朝取り組んだ先輩たちがいました。自分の得意な教科の先生となって放課後学習会を始めた先輩たちがいました。「友達が合格したのは嬉しいけど、私の定員が減った。」と泣き出した生徒がいました。それぞれにいろんな思いがあります。

 入試は柔道・剣道のような団体戦です。先方が勝つとムードは高まりますが、浮かれたりはしないでしょう。引き分けや負けで帰ってきてもくさらず次の選手を応援するでしょう。自分の試合が終わった後でも代表戦に選ばれることを考えて気持ちを切らさないでしょう。最後までみんなが同じ目標に向かって頑張り続けることが大事です。

【建国記念の日】070211

 日本書紀によると初代の神武天皇が即位された日と伝えられているのが旧暦の紀元前660年1月1日、それをグレゴリオ暦(現行の太陽暦)に換算すると2月11日になるそうです。今日は建国をしのび、国を愛する心を養う「建国記念の日」です。

 この日は明治6(1873)年に、「紀元節」と定められ、翌年から祭日となりましたが、第二次世界大戦後のGHQによる国家神道の徹底的排除の動きの中で廃止されました。

 その後、「建国記念日」を制定しようという議論が国会でなされ、昭和41(1966)年に「建国記念の日」と定められ、翌年から国民の祝日として復活しました。

 昨年の今日のブログの解答です。歴史的事実として日付が確定している日を記念する日が「記念日」、日付が確定していないけれどそのことを記念する日が「記念の日」です。