二中ブログ

二中の最新情報!

【全九中熊本大会】070826

 21日と22日の2日間、熊本城ホールで第76回全九州中学校長研究大会が開催されました。九州各県の校長会が持ち回りで開催している研究会で、前回は校長初任の平成30年度に開かれました。次は引退の年だなと随分先の事のようにとらえていましたが、あっという間に8年間が過ぎようとしています。

 全国の動向や学校経営についての分科会、北里英郎氏(北里柴三郎博士のひ孫)による講演など盛りだくさんな内容でした。2日目のスペシャルゲストはくまモン。九州全県の校長先生による「くまモン体操」を見ることができました。

 ちなみに、私が平成22年に社会科のテストで出題した「九州新幹線全線開業に向けて『くまもとサプライズ』県民運動を進めるために誕生したマスコットキャラクターは何か?」の写真付きの問いに、「くまモン」と答えることができた佐敷中の1年生は80人中2名でした。

【学習会】070825

 今日も二中生が二小学習会のお手つだいに行ってきました。今年の夏もこれが最後の学習会、宿題の追い込みや課題学習に取り組んでいます。(噂によると、二中生も教室で宿題の仕上げの真っただ中とか。)

【切符】070824

 以前、特別活動の九州大会で講演をされた筑波大藤田教授が、中・高の勉強について「列車の切符のようになっている。」という話をされました。高校・大学といった「目的地」に到着すると、切符は捨てて(回収されて)いるという意味です。
 私は教師の道を選択したので、授業、特別活動、部活動、先生方の話、人間関係の悩みや解決方法など学校での学びがそのまま仕事に生かされ、「勉強」はさらにお金(小・中・高・大の学び)が追加できるICカードのようになっていますが、このような職業はごく少数です。
 講演の中で私たちに「立方体を2つ重ねたような形の体積を求めなさい、但し3つ以上の方法で考えなさいという指示をしたとします。ある子どもが、『2つ考えたけど、両方とも答えが同じだったので、これ以外の方法を考えても無駄だと思います。』と言ってきました。先生はその子どもに何と返されますか。」という問いかけがありました。
「またいらんこつば言う。」、「だけん、でけんとたい。」、「お前は何でん、す~ぐあきらめて。」、「入試に出っとぞ。」でしょうか。私たちが「切符」にするような指導をしてしまっているかもしれません。では、どんな話をすればよいのでしょう。
 世の中には正解は一つでも、時間、効率、予算など複雑な要素が絡みA案がだめなら、B案。それでもだめならC案、さらにD案というような場面が多くありますね。

【内申書】070823

 初任者も驚くことが多いのですが、学校は他の職業と違って、みんなが児童・生徒時代を経験しているため想像しやすいのでしょう。「今でもそうなんだ。」という思い込みが多いようです。
 ネットのコメントでも「内申書に書かれる!」、「内申点を下げられる!」という書き込みを見ます。
 「内申書」、たぶん高校入試の際に提出する「調査書」のことだと思います。各教科の評定は日々の授業の評価をもとに共通のソフトを使って処理しています。校長の決裁までにペアで数段階のチェックを行い、違和感がある場合は評価者に説明を求めます。恣意的な改ざんができないようにソフトのルールから外れた変更箇所は色文字に変わります。また、年度末にはデータにロックがかかります。
 所見や行動の記録にマイナス内容は一切記入しないので、調査書が不利に働くことはありません。いろいろあっても「元気がよく」、「行動力があり」とリフレーミングをしますが、それも見方を変えた事実ですので許してください。評価を下げることを書くなど、二次募集や浪人による生徒や家庭の心の負担、担任の心労と事務的負担が増すばかりです。その後もしっかり褒めた文章が続きます。

 部活動も県大会で何位、〇〇検定が〇級などの成果が判断材料になるだけです。そうしないと、担任の文章表現力が合否に反映されることになってしまいます。
 つまり「内申書に書くぞ!」は「良いことを書くぞ!」という意味です。

【リーフレット】070822

 私たちの夏休みの宿題、11月の研究発表会案内の原稿が完成しました。今週はリーフレットの仕上げ作業です。より分かりやすいものにするためにぎりぎりまで修正を続けています。ちなみに、複数の紙を綴じるのがパンフレット、1枚の紙で作るのがリーフレットです。