二中ブログ

二中の最新情報!

【夏季研修】070817

 6日(水)、熊本県社会科教育研究会の夏季研修会が開かれ、FK先生と一緒に参加してきました。11月の県大会熊本市大会で行う公民的分野の授業の題材は「転売」でした。

「子どもたちには身近な事か」「転売はすべてダメな行為か」、「売り手と買い手の合意があれば良いのではないか」、「生産者の立場からはどうか」、「リサイクルショップは転売か」、「マスクやコメと趣味の物を同列に扱うのはどうか」、「転売が良い悪いを判断するのは道徳的ではないか、経済分野の授業にどう落とし込むのか」など、たくさんの質問や意見をもとに、授業者が作ってきた学習構想案は、ヘビやトカゲの「脱皮」レベルではなく、カブトムシやチョウのような「完全変態」レベルまで再構築されます。

 1日かけて練り直した学習構想案は、持ち帰って熊本市の研究会でさらに検討します。私も採用5年目に人吉球磨大会の授業者となりましたが、1年間は寝ても覚めても授業づくりが頭から離れませんでした。

 6月1日にも転売ヤーの話を書いていますが、先日は「民泊がポケモンカードの転売基地になっており、カード5枚入りのパック30個がセットになった希望小売価格が5400円を超える「ボックス」が100箱以上も開封されて放置されている。」という記事がありました。

「こんな事するから子供達がポケカ普通に買えなくて遊べなくなってるんじゃないか」など、怒りの声が相次いでいるという記事でしたが、法的にはどうなのでしょう。練りに練った11月の授業が楽しみです。

【勉強】070816

 子どもから「何で勉強せんばんとね。」と聞かれた時に、「勉強せんばんけん勉強せんばんとたい。」という〇〇構文による回答では納得しないでしょう。

 数年前、熊本市内のある商業施設で、エスカレーターの私の前に女子中学生らしき2人組がいました。その前からの話の流れがあったのでしょうが、一人から「やっぱり勉強はした方がいいよ。」と言う声が聞こえてきました。続けてなぜ勉強した方が良いのかと言うことを語る語る。なるほど、子どもたちなりにいろいろ考えているんだなぁと思いました。

 ネットを見ていると、コップに入った水を例に「なぜ勉強した方がよいのか。」をお母さんが子供に語る動画がありました。「勉強していないと目の前にあるのはただの水の入ったコップだが、理科を勉強していると~、社会を勉強していると~。と、物の見え方が変わる。」と言った内容でした。実に興味深い内容です。探してみてください。

 子どもに「勉強は中学生の仕事だけんたい!」と答えたら、「しごと…か、だったら労働基準法第56条第1項では、使用者は、児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、これを使用してはならないとされています。勉強が仕事なら法律違反になりますよ。勉強させていいんですか。」と返されました。さて、何と返しましょう…。

【お盆あれこれ】070815

 海の近くに住んでいますが、お盆を過ぎるとイラ(クラゲ)が多くなるので海水浴も終わりです。雨が続いて連休中に泳げなかった孫たちは「えーっ!」と言っています。イラは植物の棘のことで、イラガ、イラクサなどの刺す生き物や植物の名前に使います。刺されてイライラするからイラです。調べてみると九州ではアンドンクラゲをイラというそうです

 祖父母や両親から「お盆は海では泳ぐな」と言われ続けてきました。何かに「引かれる」そうです。何かとは何かの事です。最近、見えたような気がしてドキドキしたことが何度もあります。いかんいかん、教師たる者は科学的な発言をしなければ。

 「線香は亡くなった方のご飯」、「お墓はご先祖様そのものなので上から水をかけてはいけない。」、「亡くなった方は香りを楽しむのでビールやお酒などのふたは開ける。」など、この時期のテレビは墓参り情報満載です。

 九州では馴染みがありませんが、キュウリとナスに割りばしなどを刺して作った馬と牛を模したお供え物「精霊馬(しょうりょうま)」も紹介されました。先祖の霊に早く帰ってきてほしいので行きは「馬」、ゆっくりあの世へ戻ってほしいので帰りは「牛」だそうですが、最近ではバイクや車、飛行機などいろいろな乗り物が作られてネットにアップされています。時代です。

 水俣ではやっていないようですが、田浦ではお盆に「柏だご」をお供えしていました。母によるとダンゴが少ないと、あの世に持って帰ったときに友だちから「お前の所は少なかねぇ。こすかねぇ。」と言われるそうです。「柏団子」で検索したところ、芦北町の大野保育園のHPが挙がってきました。

【新聞保存】070814

 社会科が専門ですので、重大事件発生時の新聞は保存するようにしています。変色して時の流れを感じることができるのも良さです。子どもの誕生も重大事件です。2人の子どもたちの誕生日の新聞も生まれた日から20歳までの21年分保存していました。「いました」と書いたのは、令和2年7月豪雨の1週間前に田浦に移した新聞のほとんどを水没させてしまったからです。

 残っていた平成25年の新聞の一面を見ると「TPP交渉 関税撤廃項目90%超」「英、シリア攻撃断念」「最低賃金11円引き上げ 時給664円を答申」「台風15号昼ごろ県内最接近」、テレビ欄は「世界ふしぎ発見!」「嵐にしやがれ」「世界一受けたい授業!!」「あまちゃん」などが並んでいます。中の映画の紹介は福山雅治さん主演の「そして父になる」、スポーツ欄には「楽天イーグルス田中将大投手23連勝」「熊本ヴォルターズ ユニフォーム披露(9月からNBLに参戦)」などなど、誕生日の出来事を振り返ることができます。

 孫たちからは誕生日とその翌日(誕生日に何があったか分かるように)の新聞を保存するようにしました。これから親になる皆さんにお勧めです。

【こども議会】070813

 今年で3年目となる「みなまた未来ラボ」子ども議会が7日(木)に水俣市議会議場で開かれ、「みなまた未来ラボ」に参加した水俣高校生8人、市内の4中学校生8人の計16人が議員として参加しました。二中からも3人が議員として参加、本物の議場での会議に緊張していましたが、YT議員は事前に議長に選出されて堂々と議事を進めました。産業・経済分野では二中のYY議員が「中心市街地の賑わいづくりについて」質問に立ち、生活基盤分野では二中NA議員が学習成果発表を行いました。

 議会の様子は撮影ができないため、後日「広報みなまた」等でご覧ください。