二中ブログ

二中の最新情報!

【校長式辞1】060316

 振り返れば入学からの2年間は、感染症拡大防止のために三密を避けた生活が続きました。行事や部活動の制限、リモートによる全校集会、修学旅行も貸し切りバスでの集団行動、会話が楽しい給食は一方向を向いての黙食など、学校生活は大きく制限されました。

 そのような日々でしたが、皆さんは『夢に向かって挑戦する生徒 自立と自律』という学校教育目標の具現化に向けて、『挑戦・開花・躍進 ~共力しあって 理想を追求し続ける二中~』の生徒会スローガンのもと、水俣二中の伝統と校風をより輝かせてくれました。

  行動制限が解除された今年度、最上級生としての集団の力は、まず体育大会で発揮されました。2年間の積み重ねが少ない中、大会を成功に導くには大変な苦労があったかと思います。

 T体育大会実行委員長は、「一番大きな声を出して頑張りましたが、たくさん失敗しました。しかし毎日の練習が終わるたびにその日の反省をして、次の日には前の日の自分より成長できるように努めました。」と、振り返っています。

 中でも、全国陸上選手権大会に出場した県トップ選手2人による男子1500m走の同着優勝。今後も体育大会の度に語り継がれる名場面です。

 その後も皆さんは輝き続けました。

【2組担任より】060315

3年2組の皆さんへ

 後期入試も終わり、クラスマッチで良い思い出も作り、いよいよ卒業式を待つのみになりました。今、どのような心境ですか。あっという間の3年間でしたか?入学してから長かったですか?人それぞれ、様々な感情がわいてくると思います。

 3年前、あなたたちと出会って、最後の1年間を担任として関わることが出来ました。そんなあなたたちは、すごく特別な存在です。3-2になって、多くの出来事がありました。中学校最後の体育大会や文化祭で、困難にぶつかっても前を向き、協力しながら乗り越えてきました。3-2の前向きな姿や団結力がとても好きです。この2つの大きな行事での3-2は、先輩として頼もしい姿を後輩に見せてくれていることが、担任として大変嬉しかったです。合唱コンクールでは、みんなで最優秀賞を目指して昼休みも放課後も合唱をしましたね。正直、苦手な人にはきつかったと思います。しかし、文句も言わずに、みんなのために歌う姿が最優秀賞をとるクラスの姿だと感じていました。本番では、緊張しながらも精一杯の合唱を聴かせてくれたことにとても感動しました。また、最優秀賞を取り皆で喜び合った瞬間はとても幸せでした。

 入試が近づいてきて、多くの人が不安を抱える進路選択の時期になると、今までとは顔つきが変わり学習に向かう姿勢が見られ、いいクラスになっているなと感じていました。また、この時期から学び合う姿が増え始めました。卒業が近づくにつれ、いよいよ新たなステージに旅立っていくのかと寂しい気持ちと期待する気持ちと半分半分あります。しかし、5年後、10年後に成長した姿を報告してもらえることが楽しみです。

 私自身、あなたたちを担任でき最後の1年間に関わらせてもらったことは本当に幸せです。出会えて、ともに成長できたことが大切な宝物です。

【1組担任より】060314

3年1組の皆さんへ

 卒業おめでとうございます。いよいよ二中から旅立つ時が来ました。みんなにとってどのような3年間でしたか?

 小学校の時とは違い、みんなが少しずつ大人になっていく中で取り残されているのではないかという不安。毎年のクラス替えの中で、新しい友人関係を築いていくことの難しさ。定期テストがあるたびに出る順位やハードな部活動で自信をなくしてしまったこともあったのではないでしょうか。また、コロナ禍の中で、行事等が制限されることも多くあった3年間だったと思います。

 しかし、最後の1年間、この3-1のメンバーで過ごした時間はとても充実していたのではないでしょうか。みんなで全力で声を掛け合った体育大会、金賞を目指してぶつかって頑張った合唱コンクール、笑いの絶えなかった給食・・・。一つ一つがとても素晴らしい思い出です。

 意見の食い違いで、ときにはぶつかることもありましたが、お互いがお互いを大切にする気持ちを持って、切磋琢磨できる笑いの絶えない素敵なクラスでした。みんなとたくさん関わることのできたこの1年間は私にとっても宝物です。本当にありがとう。みなもたくさんの経験をして心が大きく育ったはずです。どんなことがあっても常に笑顔で、常に前向きに突き進んでください。

3-1のみなさん、ずっと大好きです!これからも応援しています。

【合格おめでとうございます】060313

 今日は公立高校の合格者発表日でした。二中の受検生全員が希望の学校に進むことが決定しました。おめでとうございます。合格はただの通過点、これからが本番です。

 さて、今日の熊日新聞の15面に努力結実「安心できる場を」というタイトルの記事が掲載されていました。津奈木小のH先生が採用試験に挑み続け、昨年夏の選考考査に合格したという話です。記事を見て「なんで年が何回も書いてあっと!」と叫ばれているかもしれません。

 私も田浦中で一緒に仕事をしたことがありますが、バイタリティ溢れる先生で、生徒もとても慕っていました。新聞に載っていない逸話を当時のブログで紹介します。本人に電話したところ「面白い枠」採用かもと話されていました。赴任地でのご活躍と逸話を楽しみにしています。

【師弟対決】投稿日時 : 2018/10/03 
廊下から、生徒と先生の大笑いが聞こえてきた。

近づいて話を聞くと、選手宣誓をすることになったRさんが、原稿の最初を『先生』と書いていたとのこと。先生に向かってするから『先生』と思っていたようだ。最初の言葉は呼びかけと思っていたのか。納得。

その時、他の先生から「それは『宣誓』よ、と笑いながら教えていた先生は『U.S.A.』の歌詞『カモンベイビーアメリカ』をずっと『カモンベイビーハモニカ』と口ずさんでいた。また『関(カン)ジャニ』も『セキジャニ』と読んでいた。」との情報が。

どっちもどっち、さらに大笑いする2人。2人は同じ部活動の師弟である。納得。

【卒業生代表答辞2】060312

 中学校最後の文化祭と合唱コンクールは、新型コロナウイルス感染症への対応が緩和され、ステージ発表も行うことができました。私たち3年生は、『福祉』をテーマに、総合的な学習の時間で学んだことを劇を入れながら発表しました。合唱の練習では、意見が食い違ったりして、大変なこともありました。しかし、最後の合唱コンクールにかける想いの共有ができたからこそ、当日は緊張感もありながら楽しく歌うことができて、歌い終わった後に舞台からは降りたみんなは最高の笑顔でした。今年の文化祭は絆が深まり、最高の思い出となりました。

 そして今日、たくさんの思い出を胸に、私たちは水俣第二中学校を卒業します。

 この3年間でたくさんの事を教えてくださった先生方。授業中はもちろん、学校生活内外でも、私たちを大切にしてくださり、教科だけではなく、人間性や人としての在り方についても学ぶことができました。先生方は時には私たちと共に涙したり、熱い思いを語ってくださったり、私たちに真剣に向き合い、私たちの可能性を広げてくださったりしました。先生方の励ましやご指導のおかげで、私は生徒会長の仕事を全うすることができました。たくさんの先生方からの思いを受け、これから待っている一つ一つのことに、全力で取り組み、行動で応えていきます。3年間ありがとうございました。

 そして、生まれてから今まで育ててくださった家族のみんな。迷惑をかけて怒らせてしまったこともありますが、習い事や学校生活を優しく見守り、応援してくれました。また、私たちの一番の理解者で不安や悩みを聞いてくれました。ありがとう。これからも近くで見守り、私たちの心の支えでいてください。

 最後に、共に中学校生活を送ったみんなへ。私は一小から来て面識がないにも関わらず、優しく楽しく接してくれました。そのおかげで、緊張や不安がなくなりとても救われました。ありがとう。私たちには、毎日一緒に登校してくれた友達、休み時間も休日も一緒に過ごした友達、部活動や学校行事で共に汗を流した友達がいます。支え合い、切磋琢磨し、一緒に成長することができました。みんなとのこの3年間は、とても大切な宝物です。これからみんなそれぞれ違う道に進みますが、それぞれの場所で自分らしくお互いに頑張りましょう。しかし、道の途中で悩むこともあるかもしれません。そんな時は、大切な三年間を一緒に過ごした仲間を思い出してください。どこに居ても応援しています。二中に来て、たくさんの友達や先生方に出会うことができ、多くの事を学び成長することができました。心の底から二中に来てよかったと思います。

 在校生の皆さん、この学校の伝統を受け継ぎ、更により良い素晴らしい水俣第二中学校を作り上げていってください。これからの二中をよろしくお願いします。

 最後に、これからの水俣第二中学校の更なる発展を祈念し、私の答辞といたします。3年間本当にありがとうございました

 第13回卒業生代表  A.A

【卒業生代表答辞1】060311

 

 1年生。初めての体育大会、初めての文化祭。何もかもが初めてで、私たちを優しく導いてくださった先輩方を一生懸命に追いかけることしかできませんでした。はしゃぎ過ぎて、入学してすぐに先生に叱られたことも、今では懐かし思い出です。新しい仲間たちとの集団宿泊教室は、色々な活動をする中で友達との仲を深め、中学校生活で大切にしていくべきことを学びました。

 2年生。修学旅行ではたくさんの寺院を巡る中で、集団行動の大切さを知り、仲間との絆を深めることができ、中学校生活での良い思い出です。立志式では、一人一人が座右の銘とそれに込めた自分の思いを語り、自分の言葉に責任感を持ち、実行しようという気持ちになり、大人への一歩を踏み出すことができました。職場体験学習や修学旅行などの行事で、外に出る機会が増え、学校の代表としての自覚も芽生えました。

 そして、中学校最後の年、3年生。1、2年とは違い、すべてに「最後」が付く年になり、やる気に満ちた一年が始まりました。中学最後の体育大会が始まると、練習にも熱が入りました。上手くいかないことや苦しいことも多くありましたが、仲間と一緒だったからこそ乗り越えることができました。

 当日は、生徒会スローガン『挑戦・開花・躍進』のもと、赤団は『百花繚乱』、青団は『龍翔鳳舞』のテーマのもと、応援団長を中心に全員が輝き、私たちにしかできない感動的な体育大会になりました。

 中学生最後の郡市中体連駅伝大会。男子は優勝し、県大会への切符をつかみました。惜しくも県大会出場を逃してしまった女子メンバーの思いも背負い、県大会に向けて、今まで経験したことのないとても良い雰囲気で、きつい練習を乗り越え、チーム内での競争力も更に上がりました。県大会の選考会の翌日、ミーティングで、涙しながら語り合った仲間たちを絶対に忘れません。

 そして迎えた当日、体調不良者も出る中、駅伝メンバー全員が心を一つにして、本番に臨みました。結果は五位入賞と、本来の目標であった九州大会出場は達成することはできませんでした。しかし、それ以上の学びを得ることができました。共に走り、共にたくさんの汗をかいた仲間、精一杯応援してくれた仲間、プレッシャーを背負いながら、たすきを繋いでくれた後輩たち。たくさん迷惑をかけたけれど、一緒に走ってくれてありがとう。次はみなさんにたすきを渡す時になりました。日々練習に励み、仲間と支え合い、伝統を繋いでいってください。

【佐敷城下祭り】060309

 5日(火)の熊本日日新聞でも紹介されていましたが、3月3日(日)に佐敷城下祭りが開かれました。本校のTさんも招待されて参加、プラ素材にグレードアップした甲冑姿で葦北鉄砲隊とともに佐敷城を守り抜きました。

 段ボール甲冑は「どうする家康」で使われた甲冑、エンジェルスで使われたものと同じタイプの兜と一緒に佐敷中学校近くの「桝屋」に展示されました。

【3年生修了式・同窓会入会式】060308

 同窓会の榮永德博会長様、鹿島省治様をお迎えし、先ほど3年生の修了式と同窓会入会式を終えました。

  両クラスの代表の名前には、「青空映す海のように」の「蒼(あお)」と「潮風包む緑のように」の「碧(みどり)」、それぞれに校歌に詠まれた色が入っていました。今日にふさわしい代表でしたね。 

 修了証には「本校第3学年の課程を修了したことを証する」と書かれています。「終わり」ではなく「修める」と書くのは、単に中学校生活が終わったのではなく、「学問などを身につけた」、「普段の行いを正しくすることができた」、ということを意味します。 中学校は義務教育最後の学校ですので、世の中で生きていくための基礎となる力を付けた証明ともいえます。

  家族や地域の皆さん、先生方に支えられ、励まされ、守られ、鍛えられて過ごした15年間が3月31日をもって終わります。

 これから平均で70年間続く社会での学びはもっと大切です。「人を支え、励まし、守り、鍛える側に立つ」ための学びを続けてくれることを願っています。

  本当に「修了」したことの証明は、明日の卒業式での一人一人の「態度」、「返事」、「歌声」に表れます。特に歌声、明日は合唱コンクールで審査員として来校された平尾先生がいらっしゃいます。課題をクリアしましたよというところを見せてください。歌声で1・2年生を圧倒してください。 

 最高の卒業生の最高の卒業式を楽しみにしています。

※写真は卒業式に向けての合唱練習、気持ちが入っています。