日々の生活の中で
1学期終業式・地区生徒会
終業式で生徒に一番伝えたかったこと
今年度、一番期待し力を入れているのは生徒会活動です。特に、自分たちで課題を見つけ、話し合い、自分たちで課題解決していく、そんな力をつけていくことを期待しています。それが「自治力」です。
部活動でも一緒です。ここでシュートを打つのかパスをするのか、自分で判断していく。相手のフォーメーションが変わったら、試合中、自分たちで修正していく。本当に強いチームは、監督の指示を待つことなくそういうことができるチームです。学級でも、学校でもそんな力が求められています。社会に出ても同じです。
生徒会三役は、今年の2月、山鹿市中学校生徒会合同リーダー研修会に参加しました。その研修会で、何時間も協議して、山鹿市中学校生徒会共通行動宣言を作り上げました。
山鹿市中学校生徒会共通行動宣言
つながる 広がる 挨拶
~地域への感謝・思いやり・活性化に努める~
本校においても3月に、菊池少年自然の家にて生徒会執行部が参加してのリーダー研修会を行いました。研修会では、生徒会年間テーマや具体的な活動計画について話し合いました。そして、5月10日の生徒総会では、年間テーマの提案と承認、活動内容の協議と承認などが行われ、今年度の生徒会年間テーマが次ように決まりました。
鹿北中学校生徒会年間テーマ
CHANGE
こんな生徒が集う学校にしよう!
○一人ひとりの個性が尊重され、大切にされる学校にしよう
○当たり前のこと(あいさつ・服装・無言掃除)ができる生徒になろう
○自ら考え、行動する生徒になろう(自発的な活動)
1学期、熊本地震募金活動、体育大会、小学生との交流、毎月の委員会活動、鹿北カップなど、様々な取組を行ってきました。また、学級の課題を見つめ、その課題を解決するための具体的な活動について生徒集会で発表しました。1学期の終わりに当たり、生徒総会で確認した「こんな生徒が集う学校にしよう!」にどれだけ近づくことができたのかを一人ひとりが振り返ってほしいと思います。その振り返りから、2学期の具体的な活動について、生徒会執行部や総務委員会を中心に協議をしてほしいと思います。
決めたことを実行するのが実は一番難しいことです。勉強でもみなさんは、夏休みの目標と計画は立てたことと思います。その目標を達成するために、明日から、夏休みの生活を自分でつくっていくことになります。これは本当に難しいことです。しかし、自分が決めたことをやり切る。このことは、夏休みの生活でも、生徒会活動でも同じことなのです。明日からの夏休み、自分自身の「自治力」を育てる絶好の機会と捉えて、自分の目標達成のため、自分が立てた計画をやり切る「実行力」を発揮していくことを期待しています。
今日の給食~お盆献立から
今日は、山鹿の「お盆献立」です。お盆とは、「ご先祖様の霊をまつり、おむかえして、感謝の気持ちを伝える日」のことです。そこで献立には、「じゃがたら」と「あんこかし」を入れました。「じゃがたら」とは、じゃがいもと魚のたらを一緒に甘辛く炊いたものです。たらのえらや内蔵をとって干したものを「たらおさ」と言い、新鮮な魚が手に入りにくい山では貴重なもので、お盆や正月など「ハレ」の料理に使われています。また、「あんこかし」は、田植えが終わった時やお盆によく作られ、お菓子がなかった時代は、ごちそうとして食べられていました。昔から伝わる料理やその時代背景を知ることも立派な食育です。ぜひ、おうちの人ともお盆の料理について話してみてくださいね。
(栄養教諭の馬場先生がいつも書いている「今日の献立」より)
地域未来塾
先週より、地域未来塾が始まりました。地域未来塾は、個別指導を中心とした学習で、生徒の学力を安定させ向上させようとする取組です。1年生を対象に毎週月曜日と水曜日を中心に行っています。数学は、元鹿本中学校校長であり現在は和水町教育委員会にお勤めの池田勝吉先生に、英語は、本校サポートティーチャーの六反田祥子先生にご指導をいただいております。
生徒がやる気があり、とても楽しく学習できるとの言葉を池田先生からいただきました。これから1年間、しっかり学習に取り組み、学力を向上させるとともに、「できた」「わかった」という学びの喜びをたくさん感じてほしいと思います。ガンバレ1年生!
城北高校、一日体験入学
7月12日(火)、城北高校にて3年生の一日体験入学が行われました。朝、城北高校に到着すると、竹原校長先生をはじめ高校の先生方、生徒のみなさんが多数玄関で出迎えてくださいました。
開校式では、生徒会長や本校卒業生の歓迎の言葉や各科の紹介をしていただきました。生徒のみなさんの言葉から、高校は自分の将来の夢の実現に向けて勉強や様々な活動に積極的に取り組む場所であることが伝わって来ました。
体験授業Ⅰは、普通科特進コースの数学の授業を受けました。高校の井上先生による確率の授業です。中学生のレベルから始まり、最後は、大学のセンター試験レベルの問題に挑戦しました。テンポのよい展開と生徒を引き込む会話が楽しく、知らず知らずのうちに授業に引き込まれていきあっという間の1時間でした。
体験授業Ⅱは、調理科の授業です。調理実習を行いクッキー作りに挑戦しました。高校生がやさしく教えてくださり、楽しく調理実習を行うことができました。安全面や衛生面が徹底されており、楽しさの中にも、調理を行う上での基礎基本を学ぶことができました。
体験授業Ⅲは、看護科の授業です。看護実習ではベッドメイキングの方法と大切さを学びました。ベッドは、患者さんにとっては居住空間であり、いかに快適な環境を整えるかが大切であること、また、私たちが、普段気づかない視点からの見方や考え方があることに気づかせていただきました。
昼食の時間は、調理科の方々が作ってくださったハヤシライスをいただきました。こんなにおいしいハヤシライスは食べたことがないと、生徒も先生も驚いていました。昼食をいただきながら、あらためて調理の奥深さを実感しました。
体験授業Ⅳは医療福祉科の授業です。患者さんへの対応の仕方や看護師の仕事を体験させていただきました。患者さんや様々な人の役に立つことができる仕事のすばらしさについて教えていただきました。仕事というのは、自分の夢の実現とともに、多くの人の役に立つことができる、そこに大きな意義があることを学びました。
体験授業Ⅴは、普通科スポーツ科学コースの授業です。トレーニングルームで、実践トレーニングを体験しました。たくさんの器具があり、高校生のみなさんに使い方を教えていただき、トレーニングを行いました。充実したトレーニング室に生徒は驚いていました。高校の先生からは、高く飛ぶ筋力と速く走る筋力は同じであり、どこを鍛えればよいのかを教えていただきました。また、遠くへ投げる筋力の鍛え方も学びました。
あっという間に閉校式です。竹原校長先生よりとても熱い激励の言葉をいただきました。3年生を代表して、生徒会長の北原君がお礼の言葉を述べました。北原君の言葉には、これから夏休みを迎えますが、計画的に学習し、自分の希望する高校へ入学し、夢の実現のために頑張っていきたいとの決意が込められていました。
行き帰りとも、城北高校のスクールバスを利用させていただき、本校3年生のために、何日も前から準備をしていただいていたことをうかがい、高校の先生方、生徒のみなさんの心遣いに感謝するとともに、人としてのあり方を学ばせていただきました。
竹原校長先生より、「人生の土台をつくるのが高校。高校にはたくさんの人生がつまっている。高校生活は決して楽ではない。楽ではないが、楽しさがたくさんつまっている。みんな勉強やスポーツに一生懸命頑張っている。高校には希望がある。希望があるというのは、自分が変われるということ。高校生活を通して、自分を大きく変えてほしい。」との言葉をいただきました。
この言葉を一人ひとりが大切にし、これから、自分の進路選択に向けてチャレンジしていくこととなります。学習に対する意欲が高まり、自分の進路を見つめる機会をいただいた、すばらしい体験入学となりました。
城北高校の竹原校長先生をはじめ諸先生方、生徒のみなさん、鹿北中学校3年生のために心温まる、そして、充実した時間をつくっていただきありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
小学校の先生方による授業参観
7月11日(月)、小学校の先生方が中学1年生の授業を参観されました。3月に鹿北小を卒業し約3ヶ月、1年生の成長した姿を見ていただきました。中学校の授業のスピードは小学校と比べると速いけれど、一生懸命学習に取り組む姿に安心されたようです。また、積極的に生徒同士で教え合いながら学習している姿に成長を感じることができたとのことです。勉強と部活動の両立や、生徒自らが学級づくり、なかまづくりの主体者となることが中学校生活では求められます。先輩の姿を参考に1年生がこれからも大きく成長していくことを小学校の先生と共に期待しています。