校区の概要

 山鹿市鹿北町は、熊本県の最北端に位置し、福岡県八女市立花町及び黒木町に接し、熊本市より42km、福岡市より65kmの位置にある。

 市町合併にともない、平成17年1月15日より、鹿本郡鹿北町から山鹿市鹿北町となった。

 山鹿市の中でも最北に位置し、東に山鹿市菊鹿町、西は玉名郡和水町に接し、南に位置する山鹿市街まで11kmである。

 本町は76%が山地であり、標高別面積は下記の通りである。
   東経130度41分8秒
   北緯33度6分3秒
   標高90m

 標高別
 50m未満
50~200m未満 
 200~500m未満
 500m以上
 計
 面積  0.2㎞  34.90㎞  40.02㎞ 11.05㎞   86.17㎞
 %  0.3%  40.5%  46.5%  12.7%  100%

 県境には、国見山 (1018m) をはじめ、休鹿山 (866m) 星原山 (793m) 姫御前岳 (595.8m) などの山々が連なり、分水嶺をなしている。

 本町を流れている岩野川は、源流を国見山に発して茂田井盆地を貫流し、金原にいたり深い渓谷となる。夏場には涼を求めて県内外から足を運ばれる岳間渓谷もここに存在する。岩野川は、岳間渓谷を過ぎて、荒平川、星原川、男岳川と合流し水量を増し菊池川に注ぐ。この川沿いが盆地小平野をなし、農耕中心地域となっている。

 山林が総面積の約70%を占め、平地には恵まれなかったこともあり、終戦後本地域は山地の緩傾斜地帯を開拓し、柑橘園200ha、407haの栗園が造成された。その後、茶120ha、筍300ha、菊30ha、スイカ48.5haなどを栽培し、本地域の有力な経済基盤をなしていた。

 しかし近年第1次産業の衰退に伴い、農林業に携わる人は減少の傾向にあり、平成17年度の調査によれば、栗274ha、柑橘園40ha、となっており、さらに平成24年度の調査によれば、水田は204ha、茶70ha、里芋7.1ha、ナス5.2ha、アスパラ5ha、苺4.6ha、栗4ha、スイカ3ha、となっている。

 茶園だけは今も「岳間茶」としてその名を知られ、県下はもちろん、全国からも「岳間茶」の注文がある。全国「茶山唄」コンクールも実施されている。

 また、九州の幹線道路である国道3号線が校区を縦断しており、交通量が多く、近年は大型車両の交通量が増している。そのため大きな交通事故等も年に数回発生し、生徒の通学には十分配慮が必要である。

 公共施設として、健康温泉館「ゆーかむ」や道の駅かほく「小栗郷」があり、山鹿市内からはもちろん、福岡県からの利用者も多数みられる。

 「ゆーかむ」は『Power Up かほく』として3年生が学校裁量の時間で年間12時間程度利用している。

 

鹿北中学校 校歌