学校生活

2024年6月の記事一覧

先人の残した技術や思いを引き継いでほしい ~全民連総会参加者の皆様へのボランティアガイド~

 昭和51年12月、各地に伝えられてきた特色ある民俗芸能その他の無形民俗文化財の保存・振興を図るため、市町村が主体となって守り育ててゆく、「全国民俗芸能保存振興市町村連盟(略称:全民連)」が発足しました。八代市も令和4年度に本連盟に加入し、市内各地に伝わる貴重な文化資産の保存・継承に努めています。

 今年度の全民連総会が5月31日(金)・6月1日(土)に八代市で開催されました。市内視察の一環として、全国から参加された17名の皆様にボランティアガイドを行いました。ガイドメンバーは総勢30名、そのうち1年生が11名です!翌月からのガイドデビューに向け、今日は先輩達の姿を見て学ぶ日です。前日、学校訪問で来校されたN教育長から激励のお言葉をいただき、いざ出発!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 石匠館を出発・到着地とする
Aコース(①重見橋→②若宮神社のひねり灯篭→③鍛冶屋下橋→④橋本勘五郎の生家→⑤石匠館)と、
Bコース(①橋本勘五郎の生家→②権三別当堂の石垣→③白髪岳天然石橋→④菅原神社のひねり灯篭→⑤鍛冶屋下橋)の2つのコースを4つの班でガイドを行いました。
 これまで調べてきたことをもとに、歴史や由来、言い伝え等、参加者の皆様に一生懸命説明する姿が見られました。見守られていたお祭りでんでん館のK様からも、「一年前よりもわかりやすく説明していて、随分成長しましたね!」とのお褒めの言葉がありました。 (^o^)

 

 

 

 

 

 

 ガイド終了後には、参加者を代表して東京都板橋区長のS様から、「皆さんから郷土愛というものを感じました。先人の残した技術や思いを引き継いでください。」との温かなエールをいただきました。
 石工の里、東陽の文化や魅力をもっともっと発信できるように、子どもたちとともに工夫・改善をしていきたいと思います。全民連総会参加者の皆様方、ありがとうございました。 m(_ _)m 

追伸:出発前の挨拶で、「石橋等の文化財だけでなく、途中途中で参加者の方々とぜひお話をしてください。」とのミッションを与えました。初めて参加した1年生も含め、全員が達成してくれました!!

 

 

 

 

 

 

すべての生徒が学びに向かっていました! ~八代市教育委員会学校訪問~

 八代市教育委員会では、学校・園教育の充実を図るために、Aタイプ(経営訪問)、Bタイプ(管理・運営訪問)、Cタイプ(指導力向上訪問)を3年サイクルで実施しています。東陽中では、31日(金)に「研究授業及び分科会、全体会を通して、教職員の指導力・授業力の向上に資する。」ことをねらいとしたCタイプ訪問が行われました。
 研究授業として、2校時に、1年保健体育「体つくり運動」、2年道徳科「社会の発展を願う心」、3年社会「第二次世界大戦と日本」を、

 

 

 

 

 


 3校時に、2年国語「魅力的な提案をしよう」、3年英語「Unit2 Our School Trip」、うぐいす学級:自立活動「『人付き合いのコツ』をつかもう」を、

 

 

 

 

 


 4校時に、1年数学「正負の数」、2年美術「ひと目で伝えるための工夫」、3年理科「仕事とエネルギー」、わかあゆ学級:自立活動「自分のストレス対処法を考えよう」を実施し、

 

 

 

 

 

 


それそれの授業を八代市教育委員会、八代教育事務所の指導主事の先生方に参観していただきました。

 

 

 

 また、教育懇談会では、学校経営概要説明を校長、教頭、教務主任、研究主任、養護教諭から行い、

 

 

 

 

 

 

  教育委員の皆さまから本校の取組に対して、
「学習リーダーにはいろいろなタイプがある。どんな姿を目指しているのか?」
「(学習リーダーの育成は)とてもいいことである。やり方はいろいろあるが、今後深まって臨機応変にできるのではないか。」
「今年度の不登校の状況はどうか?」
「女子の身体状況が気になる。運動習慣が小さいときから身につくよう、ぜひ小学校と連携してほしい。」
「ボランティアガイドや伝統文化学習の取組は、自分に自信を持たせたり、地域貢献につなげたりできる活動である。ぜひ、今後も続けてほしい。」等、貴重なご意見、ご感想をいただきました。
 最後に行われた全体会では、

①U指導係長から校内研究の取組・授業改善について、
 ○授業改善ステップワン共通実践事項の「子供が主体となって活躍する場面の設定」に具体的に取り組んでいる。
 ○学びの環境づくりができており、すべての生徒が学びに向かっていた。
 ○分かる授業づくりとして、単元のゴールの共有や振り返りの時間の確保がなされていた。
 ▲学習リーダーの活躍の状況が授業によって違いがあった。今後、検証を深めてほしい。
 ▲ICTの効果的な活用の取組を互いに共有してほしい。
②K学校教育課長から学校経営・八代市の重点課題・危機管理について、
 ○学校の本気度を感じることができた。
 ○「中学生になるのが楽しみ」と回答した東陽小6年生の割合が、R4年度の75%からR5年度は85%へと向上している。小中一貫・連携教育の取組の成果が見られる。
 ・先生生方一人一人が学校運営への参画意識を高くもっておくことが学校の活性化につながる。
 ・いじめを未然に防止するために、学級の雰囲気の小さな変化に素早く気づいてほしい。
 ・過去の事例に学び、チーム力で不祥事0を目指してほしい。
③S教育部次長から指導のまとめとして、
 ・各部会で受けた助言について、学校全体で共有してほしい。これから実践していくことが大事である。
 ・学校教育目標の実現に向け、「使命感」をもって取り組んでほしい。
 ・情熱が大事である。子どもたちと信頼関係を築きながら思いを伝えてください。

等、さまざまな観点からご指導、ご助言をいただきました。「先生方自身が一日一日成長してください。」、S教育部次長からいただいた温かな励ましの言葉です。5日(水)の合同研修で東陽小学校の先生方と共有し、授業改善につなげてまいります。八代市教育委員会の皆さま、大変ありがとうございました。