学校生活

2024年6月の記事一覧

生涯にわたって心身の健康を保持増進するために ~新体力テスト~

 7日(金)、新体力テストを実施しました。このテストの目的は、「自分の体力やスポーツ活動の基本となる運動能力の現状を確かめ、その結果に基づいて不足している能力を高めようとする意欲を喚起する」です。実施種目は、①反復横跳び、②上体おこし、③握力、④長座体前屈、⑤立ち幅跳びの5種目です。(持久走や50m走、ハンドボール投げは保健体育の授業で実施済)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 新体力テストは、国民の体力・運動能力の現状を明らかにするため、東京オリンピックが開催された昭和39年に初めて実施されました。(当時の呼称は「体力・運動能力調査」)種目には、垂直跳びや背筋力、踏み台昇降運動、伏臥上体そらし、懸垂(男子)・斜め懸垂(女子)等がありましたが、平成11年度からは、国民の体位の変化、スポーツ医・科学の進歩、高齢化の進展等を踏まえて実施種目が見直されました。

 

 

 

 

 


 「もう駄目、倒れる・・・」「首、つった~」等々、子どもたちは、昨年の記録を超えようとどの種目にも全力で取り組んでいました!! (^o^) 生涯にわたって心身の健康を保持増進するために、日頃から運動に親しみ、健康的な生活習慣・スポーツ習慣を身につけていきましょう。

 追伸:放課後に行っていた「体力づくり」活動は終了しましたが、朝ランニングは継続して行っています。少しだけ早起きして、参加してみませんか? 

令和6年度「教師修養」第1弾 ~どのような表現にすると聞き手に分かりやすく伝わるか?~

 5日(水)、八代市教育委員会からI指導主事をお招きして、3年生英語科の研究授業を行いました。授業者は本校2年目のN教諭です。
 本時のめあては、“修学旅行で行ったことのある場所について友達に伝え合おう”。修学旅行で行ったことのある場所を友達に伝えるために、理由や情報等を交えながら自分の気落ちや考えを整理し、伝え合うことが目標です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 まずは、Warming-up。前時の学習の定着確認(eライブラリのドリル学習)→Two minutes word practice(新出単語の発音練習)→Small Talk(現在完了形を用いた例文トーク)から本時の課題につなげます。現在完了形の文をどのように入れたら聞き手に伝わりやすいかを考え、発表ノート(スカイメニュー)に作成していきます。「この語句を使ってみたら?」「感想を入れるとわかりやすいよ。」等々、学び合いを通して考えを深めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ここで中間指導。他の生徒のアイデアや助言を受けることで、作成した英文を見直します。まとめたものをペアを変えながら伝え合います。4つのポイント(nice smile(笑顔)・good gesture(身振り手振り)・eye contact(相手の目を見て話す)・clear voice(聞き取りやすいはっきりした言葉で話す))を意識しながら、懸命に自分の考えを表現していました・・・。

 

 

 

 

 


 最後に、課題に対するまとめを行い、eライブラリで振り返りをしました。東陽小・中が目指している、「主体的に学び続ける児童生徒」の姿を体現した非常に意欲的な授業態度でした。 (^o^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 授業研究会では、私たち職員も子どもたちに負けじと、「学習リーダーの育成」「定着確認の徹底」について主体的な協議を行いました。
 I指導主事からは、授業や校内研究の気づきとして、

○実態を踏まえた適切な取組の設定であった。
○言いたいことを笑顔で伝え合う子どもたちの姿が素晴らしい。
○学習リーダーが進行役、モデルとしてよく動いていた。周囲の生徒を引っ張っていた。
○定着確認については、eライブラリだけでなく、small talkや展開部の言語活動等、いろいろな場面で工夫が見られた。
▲今日のようすから、学習リーダーがもっと出ることができると思った。また、いろいろな生徒を活躍させるためには、活動によってはスモールティーチャーという方法もある。
▲たくさん英語を使わせたい。ペアでのsmall taikでまちがいを拾って中間指導につなげていく方法もある。
▲現在完了形だけでなく、もっとたくさんの経験用法を出させたい。めあてを修学旅行に絞らない方がよかったのではないか。
・授業研究会でも、先生方の活発な協議が見られた。「学習リーダーとは?」「定着確認とは?」について、ぜひ、研究を進めていただき、他の学校でもできることを東陽小・中学校からどんどん発信してください。

等、多くの指導助言をいただきました。
 I指導主事、非常にお忙しい日々をお過ごしの中、本校へのご指導・ご助言ありがとうございました。


 追伸:I指導主事は本校第26期(1995年3月卒業)の卒業生で、PTA会長のHさんや副会長のMさんと同級生とのことでした!後輩たちをこれからもよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

中体連と書いて「感謝」と読む ~輝く姿を期待します!~

 22日(土)・23日(日)に開催される八代中体連、いよいよ3週間を切りました。子どもたちの思いも高まってきたようです。昨日、ランチミーティングを行い、男子バレーボール部、バドミントン部の両キャプテンに、①中体連の目標、②現状、③意気込みを尋ねました。

①中体連の目標は何ですか?
 男子バレーボール部:優勝が目標です。現在の実力を出し、観客の皆さんにも応援してもらいたいです。
 バドミントン部:団体戦は2回戦突破です。個人戦は県大会出場を目指している人もいますが、私は3回戦突破です。
②現状はどうですか?
 男子バレーボール部:60~70点です。体調不良で部員がそろわなかったり、6人そろっても練習の際にミスが続くとテンションが下がったりします。また、部員によってやりたいメニューに違いがあり、意見をまとめることも課題です。
 バドミントン部:70点位です。同じ人の声ばかりで、全体的に声が出ていません。また、勝ち進むと体力が必要なので、厳しいコースへのノックを今日から始めます。
③意気込みを聞かせてください。
 男子バレーボール部:中体連、絶対優勝です!悔いのない試合をしたいです。
 バドミントン部:3年生にとって最後の大会。やり残したことがないように、練習を精一杯取り組んでいきたいです。1・2年生も一日一日を大切に練習をしてほしいです。

 キャプテンとしての決意を示した力強い言葉が返ってきました。中学校3年間の集大成に向け、頑張っている皆さんに「ある中学生の詩」を贈ります。

 


 自分を信じて、仲間を信じて、輝く姿を期待します。“起こせ 東陽の旋風!!”

 

 

追伸:激励の差し入れに対してお礼を言いに来てくれました。各部ともチームワークのよさが伺えるいい表情です! (^^)/

先人の残した技術や思いを引き継いでほしい ~全民連総会参加者の皆様へのボランティアガイド~

 昭和51年12月、各地に伝えられてきた特色ある民俗芸能その他の無形民俗文化財の保存・振興を図るため、市町村が主体となって守り育ててゆく、「全国民俗芸能保存振興市町村連盟(略称:全民連)」が発足しました。八代市も令和4年度に本連盟に加入し、市内各地に伝わる貴重な文化資産の保存・継承に努めています。

 今年度の全民連総会が5月31日(金)・6月1日(土)に八代市で開催されました。市内視察の一環として、全国から参加された17名の皆様にボランティアガイドを行いました。ガイドメンバーは総勢30名、そのうち1年生が11名です!翌月からのガイドデビューに向け、今日は先輩達の姿を見て学ぶ日です。前日、学校訪問で来校されたN教育長から激励のお言葉をいただき、いざ出発!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 石匠館を出発・到着地とする
Aコース(①重見橋→②若宮神社のひねり灯篭→③鍛冶屋下橋→④橋本勘五郎の生家→⑤石匠館)と、
Bコース(①橋本勘五郎の生家→②権三別当堂の石垣→③白髪岳天然石橋→④菅原神社のひねり灯篭→⑤鍛冶屋下橋)の2つのコースを4つの班でガイドを行いました。
 これまで調べてきたことをもとに、歴史や由来、言い伝え等、参加者の皆様に一生懸命説明する姿が見られました。見守られていたお祭りでんでん館のK様からも、「一年前よりもわかりやすく説明していて、随分成長しましたね!」とのお褒めの言葉がありました。 (^o^)

 

 

 

 

 

 

 ガイド終了後には、参加者を代表して東京都板橋区長のS様から、「皆さんから郷土愛というものを感じました。先人の残した技術や思いを引き継いでください。」との温かなエールをいただきました。
 石工の里、東陽の文化や魅力をもっともっと発信できるように、子どもたちとともに工夫・改善をしていきたいと思います。全民連総会参加者の皆様方、ありがとうございました。 m(_ _)m 

追伸:出発前の挨拶で、「石橋等の文化財だけでなく、途中途中で参加者の方々とぜひお話をしてください。」とのミッションを与えました。初めて参加した1年生も含め、全員が達成してくれました!!

 

 

 

 

 

 

すべての生徒が学びに向かっていました! ~八代市教育委員会学校訪問~

 八代市教育委員会では、学校・園教育の充実を図るために、Aタイプ(経営訪問)、Bタイプ(管理・運営訪問)、Cタイプ(指導力向上訪問)を3年サイクルで実施しています。東陽中では、31日(金)に「研究授業及び分科会、全体会を通して、教職員の指導力・授業力の向上に資する。」ことをねらいとしたCタイプ訪問が行われました。
 研究授業として、2校時に、1年保健体育「体つくり運動」、2年道徳科「社会の発展を願う心」、3年社会「第二次世界大戦と日本」を、

 

 

 

 

 


 3校時に、2年国語「魅力的な提案をしよう」、3年英語「Unit2 Our School Trip」、うぐいす学級:自立活動「『人付き合いのコツ』をつかもう」を、

 

 

 

 

 


 4校時に、1年数学「正負の数」、2年美術「ひと目で伝えるための工夫」、3年理科「仕事とエネルギー」、わかあゆ学級:自立活動「自分のストレス対処法を考えよう」を実施し、

 

 

 

 

 

 


それそれの授業を八代市教育委員会、八代教育事務所の指導主事の先生方に参観していただきました。

 

 

 

 また、教育懇談会では、学校経営概要説明を校長、教頭、教務主任、研究主任、養護教諭から行い、

 

 

 

 

 

 

  教育委員の皆さまから本校の取組に対して、
「学習リーダーにはいろいろなタイプがある。どんな姿を目指しているのか?」
「(学習リーダーの育成は)とてもいいことである。やり方はいろいろあるが、今後深まって臨機応変にできるのではないか。」
「今年度の不登校の状況はどうか?」
「女子の身体状況が気になる。運動習慣が小さいときから身につくよう、ぜひ小学校と連携してほしい。」
「ボランティアガイドや伝統文化学習の取組は、自分に自信を持たせたり、地域貢献につなげたりできる活動である。ぜひ、今後も続けてほしい。」等、貴重なご意見、ご感想をいただきました。
 最後に行われた全体会では、

①U指導係長から校内研究の取組・授業改善について、
 ○授業改善ステップワン共通実践事項の「子供が主体となって活躍する場面の設定」に具体的に取り組んでいる。
 ○学びの環境づくりができており、すべての生徒が学びに向かっていた。
 ○分かる授業づくりとして、単元のゴールの共有や振り返りの時間の確保がなされていた。
 ▲学習リーダーの活躍の状況が授業によって違いがあった。今後、検証を深めてほしい。
 ▲ICTの効果的な活用の取組を互いに共有してほしい。
②K学校教育課長から学校経営・八代市の重点課題・危機管理について、
 ○学校の本気度を感じることができた。
 ○「中学生になるのが楽しみ」と回答した東陽小6年生の割合が、R4年度の75%からR5年度は85%へと向上している。小中一貫・連携教育の取組の成果が見られる。
 ・先生生方一人一人が学校運営への参画意識を高くもっておくことが学校の活性化につながる。
 ・いじめを未然に防止するために、学級の雰囲気の小さな変化に素早く気づいてほしい。
 ・過去の事例に学び、チーム力で不祥事0を目指してほしい。
③S教育部次長から指導のまとめとして、
 ・各部会で受けた助言について、学校全体で共有してほしい。これから実践していくことが大事である。
 ・学校教育目標の実現に向け、「使命感」をもって取り組んでほしい。
 ・情熱が大事である。子どもたちと信頼関係を築きながら思いを伝えてください。

等、さまざまな観点からご指導、ご助言をいただきました。「先生方自身が一日一日成長してください。」、S教育部次長からいただいた温かな励ましの言葉です。5日(水)の合同研修で東陽小学校の先生方と共有し、授業改善につなげてまいります。八代市教育委員会の皆さま、大変ありがとうございました。