2024年3月の記事一覧
「石工の郷 八代」の魅力を更に伝えるためには ~八代市日本遺産ガイド講習会~
八代市日本遺産活用協議会では、日本遺産のストーリー・構成文化財をはじめとした八代市内全域の歴史文化や、観光スポットなどの魅力を、地域事業者や地域住民が自ら発信・紹介・活用していく機運を醸成することを目的として、ガイド講習会を昨年度より実施しています。今年度は、先月29日(木)に、実際にガイドを行っている本校生徒を対象に行われました。講師は、NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会のH代表理事様です。
日本遺産の伝え方では・・・
○文化財を保護するだけでなく、観光資源として活用する取組 ○石橋だけでなく、干拓施設、石垣、棚田、まちづくりや民俗芸能も構成文化財 ○干拓は、現在もい草やトマトの恵みをもたらしている ○特別な評価を得られずとも仕事に尽力した石工のすごさ ○阿蘇火山の噴火によりできた溶結凝灰岩が材料 |
ガイドとして大切なことは・・・
○まずは、自分が感動・楽しむこと ○話すときは、目立つこと・しっかり大きな声で伝えること ○カンニングもOK、自分で理解しにくかったことは図や写真など道具を使いましょう。 ○はじめと終わりのあいさつも大事 |
等々、ガイド力によって更に魅力を伝えるコツをたくさん教えていただきました。また、ブラタモリ出演時のエピソードや大河ドラマ「西郷どん」の出演者の方々との会食、鹿児島国体での両陛下へのガイド等、これまでの豊富なご経験もユーモアを交えてお話ししてくださり、あっという間の50分でした。
「みなさんの頑張りが八代の未来につながります」 いただいたメッセージに応えられるよう、子どもたちとともに魅力を発信していきたいと思います。H代表理事様、ありがとうございました。 m(_ _)m
追伸:昨日3日(日)には、東陽まちづくり協議会主催の「自然散策と地域の宝探し」のイベントでガイドを行いました。普段は行けない鍛冶屋中橋、鍛冶屋上橋、大久保自然石橋も探索し、新たな発見と学びがありました!
教師修養 第12弾 ~主体的な学びにいざなう授業とは?~
28日(水)、八代市教育委員会のJ指導主事および東陽小学校の先生方をお招きして、2年理科、1年社会で授業公開を行いました。この授業公開は、8日(水)に行った小中合同校内研修の今年度の総括を受け、授業改善に積極的に取り組んでいるS先生、M先生の授業を皆で参観し、これからの授業づくりに役立ていくことを目的にしています。
「課題提示」→「自力解決」→「交流の時間」→「全体解決」→「まとめ」と、授業がテンポ良く流れ、課題である「振り返り」と「定着確認の徹底」も学習者用タブレット端末を活用して行っていました。活動中は、学習リーダーが授業を進め、教師は支援に徹する姿に、J指導主事も、「2人の先生が、ほとんど喋らないのがいいですね。」と感心されていました。
かたらんねTIMEでは、
○主体的に学ぶ時間を確保するために、話し合いの延長はしない ○できるところでジクソー法を取り入れる(取り組まざるを得ない状況をつくりだす) ○つなげる言葉で子どもたちの思考を深めていく ○「振り返り」は次の学びにつなげるために、絶対必要 ○定着確認を必ず行う |
等々、小中学校で共通してできること語り合いました。J指導主事からは、子どもを「学び」の主体者にするために①タイムマネジメント、②授業の流れのシステム化、単元構想、③他者参照・交流の視点でご感想をいただきました。特に、“「学び方」や「進め方」、「教具」等の選択肢を増やす意識が大切であること、「他者参照」は授業改善の第一歩”等、未来の授業づくりを進めていく上で、大きな示唆をいただきました。今後、小・中学校で共通実践を積み重ねていきたいと思います。
来週5日(火)には、中学校職員、生徒が小学校にお邪魔して「toyo寺子屋」を行う予定です。校種の枠を超えて、東陽っ子の「育ち」と「学び」の適時性と連続性を重視した指導の展開へ。9年間を見通した小中一貫・連携教育を進めてまいります。J指導主事、お忙しい中、ご参観いただきありがとうございました。 m(_ _)m
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