学校生活

2024年8月の記事一覧

台風10号接近! ~命を守るために 逃げるスイッチ、オン!~

 台風10号は、午前10時現在、屋久島の南南西約120キロにあって、ゆっくりと北北西へ進んでいます。明日29日(木)夜遅くから30日(金)朝にかけて、熊本県に最接近する予報が出ています。台風による被害を未然に防ぐためには、以下の備えが大切です。

・風で飛ばされそうな物は飛ばないように固定したり、屋内へ格納したりするなど、家の外の備えを行う ※大雨が降る前、風が強くなる前に済ませましょう
・窓ガラスに飛散防止フィルムやテープなどを貼ったり、カーテンやブラインドを下ろすなど、家の中の備えを行う
・家族で避難場所や連絡方法などを話し合うなど、避難場所の確認を行う
・気象台が発表する「台風情報」、「警報・注意報」など情報の入手を行う
・台風接近中は不要な外出は控え、危険な場所へは近づかない!
 【引用:宮古島地方気象台HP「台風への備え」】

 防災教育の一環として、屋外のプランター等の片付けや、防災主任のM先生より災害から命を守る行動について全校生徒に話をしてもらいました。

 

 

 

 

 


 

 風が強く吹くとさまざまな影響が出ます。平均風速が15m/s以上になると風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出てきます。不要な外出は控え、命を守る行動を心がけてください。
 合言葉は、“命を守るために 逃げるスイッチ、オン!”です。

台風10号接近に伴う臨時休業(休校)のお知らせ

 ニュース等で報道されていますが、非常に強い勢力の台風10号が奄美市の東の海上にあり、明後日29日(木)に九州に上陸する可能性が高まっています。
 生徒の安心・安全を最優先に考え、29日(木)・30日(金)は市内全ての小・中学校で、「臨時休業(休校)」となりました。生徒の皆さんは、不要の外出を避け、安全を確保していただきますようお願いします。
 明日28日(水)は、現在のところ、「通常通りの登校」ですが、状況に変化が生じた場合は、地域ポータルアプリで連絡します。今後の情報配信にご注意ください。保護者の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
 ※詳細は、本日お子様に配布しました文書、もしくは地域ポータルアプリ(お知らせ添付ファイル)をご確認ください。

【引用:気象庁HP 台風第10号(台風経路図)】

仲間と協力し、一つのことを成し遂げること ~2学期がスタートしました!~

 夏休みはどのように過ごされましたか。子どもたちが、「命を守る」という約束を守り、元気に登校してくれたことを何より嬉しく思います。保護者の皆さまには、お子様の体調管理や生活面、学習面での見守り等、大変お世話になりました。
 始業式では、まず、育児休業に伴う1年担任の発表および新しく赴任されたALTの先生を紹介しました。

 

 

 

 

 


 続いて行った校長講話では、平和の祭典として開催されたパリオリンピックを写真で振り返り、「夏休みの一番の思い出は何ですか?」と子どもたちに尋ねました。BBQをしたことや友人のSさん家で遊んだこと、宮城にいる姪に会いに行ったこと等、学校ではできない出会いや学びを楽しめたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 始業式では、4名の生徒が夏休みの反省と2学期の目標について発表してくれました。

○2学期は、特にテスト勉強とポイントを意識した発表ができるようにしたいです。(1年 Tさん)
○頑張りたいことは、勉強と部活動の両立です。2年生として学校や学年に貢献できるよう過ごしていきたいです。(2年 Hさん)
○体験入学で行ったプログラミング学習が面白かったです。楽しい高校生活が送れるよう、これからも学習や運動を頑張っていこうと思います。(3年 Hさん)
○2学期には、文化祭や伝統文化学習等、友だちと一緒に創る大きなイベントや、みんなでタスキをつなげる駅伝大会があります。思いっきり楽しめるように、協力してみんなで支え合っていきましょう。(生徒会執行部 Tさん)

 とても前向きな目標です。子どもたちの目標が達成できるよう、2学期も、自主的・実践的な活動をたくさん経験させてまいります。保護者の皆さま、本校教育へのご理解とご協力を引き続きよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

追伸:各学級でも、夏休みの振り返りや2学期への思いを友人と語り合っていました。給食時には、前担任のY先生が赤ちゃんの写真を見せに来てくださいました。

 

 

 

 

 

 

参加された方が知らない石橋のようすや思いを伝えることが大切です ~ボランティアガイド視察研修~

 22日(木)、日本遺産中学生ボランティアガイドの視察研修を行いました。視察したのは「霊台橋」と「通潤橋」。種山石工の偉大な功績を実体験として学ぶことで、今後のボランティアガイドに生かすためです。

 

 

 

 

 


 出発式では、東陽町づくり協議会のH様より、研修の目的についてのお話および任命証授与をしていただきました。

 

 

 

 

 


 最初に訪れた霊台橋では、全長90m、幅員5.5mの大きさに圧倒されました。昭和41年に鉄橋が架けられるまでは、バスやトラックも走っていたとのこと、その堅牢さに驚くばかりです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 続いて、通潤橋資料館。通潤橋の歴史や仕組み、種山石工の貢献について詳しく教えていただいた後、観光放水を見学。20mの高さから勢いよく水が噴き出す様は壮観の一言!これだけ勢いがある多量の水を安全に通す先人の技術に驚くばかりです。案内していただいた山都町教育委員会の方から、「ガイドをする際は、難しい話ではなく、参加された方が知らない石橋のようすや思いを伝えることが大切です」とのアドバイスをいただきました。次回からのガイドに生かしていきたいと思います。

  

 今回の研修を計画していただきました東陽町づくり協議会、および行政(八代市役所市民活動政策課)の皆さま方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸:通潤橋を視察中に、和歌山県からお越しの観光客の方に話しかけられました。和歌山市の重要文化財である「不老橋」の橋台のアーチ部分は、肥後熊本の石工集団が施工しているとのことでした。江戸時代のアーチ型石橋は九州地方以外では大変珍しく、雲を模様化した勾欄のレリーフが印象的だそうです。(引用:和歌山市観光協会HP)

夏草との闘い Part2 ~親子愛校作業・小中合同資源回収~

 18日(日)、親子愛校作業と小・中合同の資源回収を行いました。まずは、親子愛校作業。

 

 

 

 

 

 

 5月の愛校作業は、東陽小学校の環境整備をメインに行ったため、中学校での作業は今年度初めてです。本校は敷地総面積も11,876㎡と大変広く、環境維持が課題です。生い茂った夏草に悪戦苦闘しながらも、保護者の皆さまの手際の良い作業のお陰で大変きれいになりました。 (^o^)
 続いて行った小中合同の資源回収では、PTA三役、地区委員の皆さまにご協力をいただき、今年も多くの資源物を回収することができました。

 

 

 

 

 


 持ち込まれるアルミ缶の量に、「用意していた袋が足りなくなる・・・」と、内心ドキドキするほどでした。売上金は、子どもたちの学習環境整備に大切に使わせていただきます。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。 m(_ _)m

色鮮やかな日常を守り、平和をつくっていくのは私たちです

 昨日、宮崎県日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。八代市でも震度4(東陽町は震度2)が観測されています。学校には大きな被害はありませんでしたが、ご自宅や近くの道路等、被害はなかったでしょうか。気象庁からは、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されています。地震への備えの再確認と、引き続き災害情報等にご留意ください。

 多くの尊い命を奪った太平洋戦争が終結して79年が過ぎました。当たり前の日常や誰もが幸せに生きることができる世の中を創っていくことは、私たちみんなの「使命」です。6日(火)に開催された広島平和記念式典では、小学6年生の二人がこども代表として、「平和への誓い」を読み上げました。

目を閉じて想像してください。
緑豊かで美しいまち。人でにぎわう商店街。まちにあふれるたくさんの笑顔。
79年前の広島には、今と変わらない色鮮やかな日常がありました。

昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。
「ドーン!」という鼓膜が破れるほどの大きな音。
立ち昇る黒味がかった朱色の雲。
人も草木も焼かれ、助けを求める声と絶望の涙で、まちは埋め尽くされました。
ある被爆者は言います。あの時の広島は「地獄」だったと。
原子爆弾は、色鮮やかな日常を奪い、広島を灰色の世界へと変えてしまったのです。

被爆者である私の曾祖母は、当時の様子を語ろうとはしませんでした。
言葉にすることさえつらく悲しい記憶は、79年経った今でも多くの被爆者を苦しめ続けています。

今もなお、世界では戦争が続いています。
79年前と同じように、生きたくても生きることができなかった人たち、
明日を共に過ごすはずだった人を失った人たちが、この世界のどこかにいるのです。
本当にこのままでよいのでしょうか。

願うだけでは、平和はおとずれません。
色鮮やかな日常を守り、平和をつくっていくのは私たちです。

一人一人が相手の話をよく聞くこと。
「違い」を「良さ」と捉え、自分の考えを見直すこと。
仲間と協力し、一つのことを成し遂げること。
私たちにもできる平和への一歩です。

さあ、ヒロシマを共に学び、感じましょう。
平和記念資料館を見学し、被爆者の言葉に触れてください。
そして、家族や友達と平和の尊さや命の重みについて語り合いましょう。

世界を変える平和への一歩を今、踏み出します。

  令和6年(2024年)8月6日 こども代表   【引用:広島市HP】

  「戦争」は、人権侵害の最たるものです。しかし、今もなお戦禍の中で暮らす人々がいます。戦争は決して遠い昔の出来事でも、他人事でもありません。今、世界で起こっている「戦争行為」について、私たちみんなが、一歩踏み出すことが大切です。
 一人一人が相手の話をよく聞くこと。「違い」を「良さ」と捉え、自分の考えを見直すこと。仲間と協力し、一つのことを成し遂げること。
 東陽中の子どもたちが「平和」を創る主体者として育ってほしいと願っています。

先人の生き方に学ぶ ~医学博士 緒方正規~

 先日、東陽町づくり協議会のN前会長から緒方正規医学博士の肖像画をいただきました。旧河俣小に飾られていたもので、閉校後、N前会長が預かっていたものだそうです。

 

 国立国会図書館「近代日本人の肖像」によると、緒方博士について、

 細菌学者、衛生学者。東京大学医学部卒業後、明治13(1880)年ドイツに留学、衛生学・細菌学を学び帰国。18年日本最初の衛生学教室を担当、19年帝大医科大教授。内務省衛生試験所に細菌室を創設し、細菌学の基礎を作った。29年にはペストの流行がノミの媒介によることを発見。31年東京帝大医科大学長。帝国学士院会員。

と、述べられています。先日の熊本日日新聞には、「北里柴三郎の“ライバル”に注目」として記事が掲載されましたが、改めて東陽町の先人の偉大さを知ることができました。
 職員室入口に偉人コーナーを設け、いただいた肖像画を飾っております。ご来校の際に、ぜひご覧ください。