日々の生活の中で
オーストラリアのクーマとの交流歓迎レセプション
8月17日(木)16時00分より、鹿本市民センターにて、オーストラリアの姉妹都市クーマのモナロ高校より来られた方々の歓迎レセプションが行われました。市長歓迎の言葉や代表生徒あいさつなどの後、琴やバイオリンの演奏、そして、交流会と続きました。
少し緊張した表情の生徒もいましたが、すぐに笑顔になり簡単な会話や身振り手振りでのコミュニケーションをとっていました。楽しいひとときとなりました。
長崎 72回目の原爆の日
夕方、帰宅命令が出て、私は学友と2人、金比羅山を越えて帰ろうと山の中腹まできたところ、山上から逃げてくる多くのけが人に「山の向こうは一面火の海だから…」と制止され、翌朝、電車の線路に沿って歩き始めました。
長崎駅の駅舎は焼け落ち、見慣れた町並みは消えてなくなり、別世界に迷い込んだようでした。
ようやく辿(たど)りついた山王神社近くの親せきの家は倒壊していました。
その中で家の梁(はり)を右腕に抱きかかえるような姿で18歳の姉は息絶えていました。
あの時、私が無理をしてでも家に帰っていれば、せめて最期に声をかけられたのではないかと、今でも悔やまれてなりません。
そのあと大学病院へ向かい、さらに丘を越えると眼下に浦上天主堂が炎上していました。
涙があふれ出るとともに怒りを覚え、「ああ、世界が終わる」と思いました。
ここ平和公園の横を流れる川には折り重なって死体が浮いていました。
私は、三ツ山に疎開していた両親に姉の死を報告し、8月12日、母と弟と3人で材木を井桁に組み、姉の遺体を荼毘(だび)に付しました。
その日は晴天でした。
頭上から真夏の太陽が照りつけ、顔の正面からは熱気と臭気がせまり目がくらみそうでした。
母は少し離れた場所で地面を見つめたまま、ただ祈り続けていました。
あの日、爆心地周辺から運よく逃げ延びた人々の中には、助かった喜びも束(つか)の間、得体(えたい)のしれない病魔に襲われ多くが帰らぬ人となりました。なんと恐ろしいことでしょう。
中略
原子雲の下で起きた真実を伝える写真の力を信じ、これからも被爆の実相を伝え、世界の恒久平和と核廃絶のために微力をつくすことを亡くなられた御霊の前に誓います。
卒業生の話を聞く会
8月8日(火)10時00分より、3年生はランチルームにて「卒業生の話を聞く会」を行いました。高校生や社会人となられた身近な先輩から直接話を聞くことができ、自分の進路や将来について見つめることができました。
先輩からは、高校生になって、たくさんの人との出会いがあり、それが刺激となり充実した高校生活を送っていること、また、社会人の先輩からは、仕事をする上で一番大切なのはやはり「あいさつ」であることなど、貴重なお話やアドバイスをいただきました。
3年生は、進路選択において、さらには社会的自立に向けて、今何をすべきかがはっきりしてきたことと思います。
鹿北中の卒業生のみなさん、ありがとうございました。
広島 72回目の原爆の日
平成29年度「平和への誓い」
原子爆弾が投下される前の広島には、
美しい自然がありました。
大好きな人の優しい笑顔、温もりがありました。
一緒に創るはずだった未来がありました。
広島には、当たり前の日常があったのです。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分、
広島の街は、焼け野原となりました。
広島の街を失ったのです。
多くの命、多くの夢を失ったのです。
当時小学生だった語り部の方は、
「亡くなった母と姉を見ても、涙が出なかった」と語ります。
感情までも奪われた人がいたのです。
大切なものを奪われ、心の中に深い傷を負った広島の人々。
しかし、今、広島は人々の笑顔が自然にあふれる街になりました。
草や木であふれ、緑いっぱいの街になりました。
平和都市として、世界中の人に関心をもたれる街となりました。
あのまま、人々があきらめてしまっていたら、
復興への強い思いや願いを捨てていたら、
苦しい中、必死で生きてきた人々がいなければ、
今の広島はありません。
平和を考える場所、広島。
平和を誓う場所、広島。
未来を考えるスタートの場所、広島。
未来の人に、戦争の体験は不要です。
しかし、戦争の事実を正しく学ぶことは必要です。
一人一人の命の重みを知ること、互いを認め合うこと、
まっすぐ、世界の人々に届く言葉で、
あきらめず、粘り強く伝えていきます。
広島の子どもの私たちが勇気を出し、心と心をつなぐ架け橋を築いていきます。
広見の星空まつり・岳間の夏まつり
8月5日(土)の夜は、広見の星空まつりと岳間の夏まつりが行われました。
広見の星空まつりには、本校吹奏楽部が出演し、演奏とともに進行を自分たちで行うなど「さすが中学生!」と感心させられました。演奏後は、吹奏楽部OB・OGからの励ましの言葉や演奏に対するアドバイスをもらい、とても有意義な時間となりました。まつりは、小学生なども参加できる楽しい企画があり、また出店もあり、地域の方々の笑顔があふれ歓声が響いていました。
岳間の夏まつりは、台風の影響で体育館で行なわれましたが、地域の方々がたくさん来られていて、いろいろなお話を聞かせていただき、地元ならではの温かさがあふれていました。まつり最後の抽選会は、たくさんの賞品があり、当たるたびに歓声が聞こえました。中学生もたくさん賞品が当たりました。卒業生とも会えて近況を知ることができ、頑張っていることが伝わってきてうれしかったです。
広見の星空まつりも、岳間の夏まつりも、ふるさとの良さがあふれ、何となく懐かしさを感じさせてくれるすばらしいまつりでした。
広見の星空まつり
岳間の夏まつり
ガンバレ!吹奏楽部
8月5日(土)吹奏楽部は、今日の広見の星空祭りに向けて練習を頑張っています。暑さを避けて、玄関前での練習です。何度も何度も繰り返し、自分たちの演奏を確認していました。自分たちも楽しく、そして聴いてくださる方々にも音楽の楽しさを届けてください。もうすぐ、本番です。
台風接近に備えて
8月4日(金)、朝の陸上練習後、台風接近に備えるために、生徒、職員で飛ばされそうなものを校舎の中に入れたりしました。3年生は教室のカーテンをしめてくれました。よく見るとカーテンをしめた校舎の窓に夏の青空と白い雲が映ってきれいです。
どこにも台風が来ないことを祈ります。
県青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センター
8月2日(水)から5日(土)までの3泊4日、県青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センター(JRCトレセン)が阿蘇青少年交流の家で開催されています。このトレセンに本校から4名の生徒が参加しています。4日間でリーダとしての自覚を高めスキルを磨きます。また、県内の様々な中学校の1・2年生が参加しているので、他校の生徒との交流も大きな目的の一つです。
活動としては、グループインタビュー、非常食体験、国際理解について、防災教育プログラム、救急法、リーダーシップについて、トピックアルバム作り、フィールドワーク、キャンドルの集い、ワークショップ、朝の集い、夕べの集い、ホームルームなど多岐にわたります。
様々な活動は、コミュニケーション、状況判断、リーダーシップ、問題解決、タスク(役割)配分などを意識して行われます。そして、連絡事項はすべて黒板に掲示されたものを確認するなど、常に自分が動くことが求められます。
鹿北中の4名の生徒は、話し合いや体験活動など積極的に交流し笑顔で取り組んでいました。たくさんのことを、感じとって帰ってきてほしいと思います。そして、リーダーとして力を発揮してくれることを期待しています。
中体連陸上練習(長距離)
ワークキャンプ
7月31日(月)、8月1日(火)の2日間、鹿北町のあやすぎ荘と小規模多機能ホームかほくにてワークキャンプが行われました。8名の生徒が2つに分かれて参加し様々なボランティア活動を体験しました。そして、施設の方々や高齢者の方々との交流を通してたくさんのことを学ばせていただきました。福祉についての説明、食事介助やゲーム、レクリエーション、パン作り、戦争の話を聞かせていただいたり、鹿北の歴史についても話していただきました。1日目の夜は社会福祉協議会に宿泊し、反省会なども行いました。
この2日間、とても貴重な体験をさせていただきました。また、交流を通してのコミュニケーション、社会性についての学びなど、地域の方々との交流により普段の学校生活ではなかなか経験できないことを学ばせていただきました。
地域との連携、交流の大切さをあらためて感じた2日間でした。施設の方々との話の中で「日常の中でのちょっとした交流をしましょう」との提案をいただきました。今後は、学校の近くに施設があるので、昼休みなどの時間を利用して継続的な交流を考えていきたいと思います。
2日間ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。
鯉も暑そうです!
1年生太鼓の練習
7月28日(金)、11時過ぎから、体育館にて1年生の太鼓の練習を行いました。岳間製茶の中満さんにご指導していただき、暑い中でしたが、一生懸命練習を行いました。小学校6年生の時に習った太鼓。ちゃんと覚えていて感動しました!
8月19日(土)にオーストラリアのクーマから来られる方々に披露するために、練習を重ねていきましょう。
硬式野球全国大会結果
本校2年生の虎口君が所属する熊本北部リトルシニアは、第8回林和男旗杯国際野球大会兼東海連盟創立30周年記念全国選抜野球大会(愛知県)に出場しました。結果は、2対3で惜敗したという連絡をいただきました。6回までは2対0で勝っていたということなので、本当に残念です。でも、誰もが経験できないことを経験できたこと、それを自分の成長に必ずつなげてほしいです。
次は、8月8日(火)から行われる「2017ホークスカップ中学硬式野球大会(福岡県)」に出場します。健闘を祈ります。
サマースクール・チャレンジスクール・地域未来塾
7月27日(木)朝7時30分からの克己タイム、9時00分からの部活動、11時15分からの1・2年生のサマースクール、そして、9時00分からの3年生のチャレンジスクールと午前中の活動が続きました。基本的には、午前中で学校での活動を終えて昼に下校します。
午後からの時間は、自分の時間。どのように使うのかは自分次第。だからこそ、一人一人が夏休みに自分の生活を計画的に、そして、充実できるように組み立てていく「生活設計力」を身につけてほしいものです。
☆今日歩くことを止めれば、明日は走ることになる
☆苦しいから逃げるのではない 逃げるから苦しいのだ
☆努力した者が全て報われるとは限らない。
しかし、成功した者は皆努力している!
7月24日(月)今日の鹿北中学校
7月24日(月)、今日は朝7時30分から克己タイム。約1時間30分、走ったり、ジャンプしたり、投げたりなどよく頑張りました。最後は200mを10本、そして、ダッシュを行いました。
その後、3年生は、地域未来塾とチャレンジタイムでの学習を午前中いっぱい行います。1・2年生は部活動を11時00分まで頑張り、その後はサマースクールです。
吹奏楽部は、明日の県吹奏楽コンクールに向けての練習を朝7時30分より行いました。明日は自分たちが創ってきた音楽を会場に来られた方々にしっかり届けてください。ガンバレ吹奏楽部!
また、11時00分頃、硬式野球全国大会に向けて今日から出発する虎口君があいさつに来てくれました。ガンバレ丈一郎!
そして、3年生は9時00分より三者面談です。3年生にとって、今年の夏は勝負の夏です。ガンバレ-3年生!
さらに、ワークキャンプに参加する生徒と社会福祉協議会との打ち合わせもありました。
いろいろなところで、鹿北中生の頑張りが見られます。すごいなあと思います。
今日から夏休み。朝から克己タイム頑張りました。
7月21日(金)今日から夏休みですが、生徒は、克己タイムに参加するため全員朝7時30分までには登校です。ランニングをしたあと、8班に分かれて、様々な種目のトレーニングを行いました。朝のまだ暑くなる前の日射しの中で、しっかり声を掛け合いみんなで頑張りました。
吹奏楽部の生徒も、目の前にせまってきた県吹奏楽コンクールに向けての練習を同じく7時30分より始めています。
夏休みの1日目は、朝から気持ちを引き締めてスタートすることができました。
1学期終業式での発表
バレーとのかけがえのない2年半
3年 北原 結
6月24日、1年生の時にはあんなにやめたかったバレーボール。3年生になった時、絶対にやめたくないと思えるようになったバレーボールが終わりました。この日は、鹿北・鶴城中合同チーム最後のバレーの試合となりました。
私は、中学校に入る前からバレー部に入ろうと決めていました。体験入部も行って入部しました。しかし、それから毎日は地獄のような日々でした。毎日汗だくになりながらボールを追い続けて、どなられ、何回も職員室に「お願いします。練習をお願いします」と言い続け、自分は何という部活に入ってしまったのだろう、そのような気持ちでした。正直、後悔しました。勉強との両立もできずに、家で毎日のように泣きました。「こんな部活、早くやめたい」親に何度も言いました。学校を休みたい、部活をやめたい、勉強もしたくない、そのような状態でした。
それから半年後、私はセッターというポジションをまかせられました。その頃の自分は、本当に何にも自信が持てなくて「こんなトスでごめんなさい」そんな気持ちでいつもトスを上げていました。そんな時行われたのが山鹿市の1年生大会です。菊鹿、鶴城、鹿北の合同チームで出場しました。その時に、莉緒さんがバレー部に入ってくれました。莉緒さんとはバレーを通して仲良くなりました。
2年生になって、鶴城中の3人とも練習を通して仲良くなることができました。2年の中体連が終わり、鹿北中のサッカー部、バスケットボール部が廃部になりました。自分の好きな部活、スポーツができなくなることを私は想像することができませんでした。バレー部も自分たちで最後の年だと言われました。でも絶対、サッカー部とバスケットボール部のなかまの方が、きつかったと思います。そのなかまの分も背負って6人で頑張っていこうと決めました。
それから1年間、練習や練習試合をたくさんしてきましたが、一番印象に残っているのは、3年生になって6月初めの練習試合の時です。私は、その時先生に「思いやりのプレーが全然できていない。なんでなかまが一生懸命つなげてくれるのに、その気持ちをつなげるのができないんだ。」と言われ、悔しくて、何もできない自分に腹が立ち、ボロボロ泣きました。
たくさんの厳しい言葉をあびせられてきたこの2年半、きつかったです。楽しいことより、きつかったことの方が多かったかもしれません。でも、バレーが好きになりました。
そして、いよいよ中体連。3年連続、鹿本中との対戦となりました。結果はセットカウント1対2で負けました。でも、試合中の得点をとった後のみんなでしたハイタッチ、自分がサーブで得点をとった後のハイタッチは手がしびれるほど痛かったです。それほど、1点1点がとてもうれしくて、うれしくて、うれしくてしかたがなかったです。
応援も、どの学校と比べてもずば抜けて多かったです。目標だった中体連優勝を、いつも支えてくれた親、一生懸命応援して下さったみなさん、そして先生方に恩返しのプレゼントをすることができず、とても残念でした。
でも、他のチームと比べ良かったと思えることが1つあります。それは、合同チームとは思えないほどの仲の良さです。お父さんに言われました。「このチームを初めて見る人は、絶対合同チームとは思わないだろう」と。正直、ここまで仲良くなれるとは思いませんでした。本当に良かったなあと思っています。まだ、みんなとバレーがしたかったです。
でも、これからは、バレーボールをペンに持ちかえて頑張ります。あの6人と3人の先生方とバレーボールができて本当に良かったです。後輩をつくることはできなかったけれど、かけがえのないなかまをつくることができました。
最後に、こんなに一生懸命になれる「今」を、1・2年生はこれから過ごすことができる。正直うらやましいです。代われるなら喜んで代わります。しかし、それはできません。だからこそ、1・2年生はこれからしっかり楽しんでください。そして、私たち3年生の「鹿北魂」を受け継ぎ、どんなにきつくても「今」を一生懸命にやれる部活動をやりきって下さい。3年生になった時に必ず「この部活をやってて良かった」と思うことができます。「やってて良かった」とうれし涙を流せるくらい、頑張って下さい。応援しています。
1学期終業式
7月20日(木)10時10分より終業式を行いました。各学年代表生徒と生徒会執行部代表生徒が1学期の反省とこれからの決意を発表しました。発表した4名の生徒の頑張りと成長が目に浮かんでくるようでした。特に、3年生代表の北原さんは、バレーボールを続けてきた2年半の様々な葛藤や思い、そして出会いや感謝などを発表してくれました。たくさん悩みたくさん涙を流したからこそ、今の自分があることをさわやかに力強く伝えてくれました。(後日全文掲載)
最後に情報委員会の委員長、副委員長が、先日行った「親子で考える情報モラル集会」で出た意見をもとに作成した、鹿北中生が守る8項目のルールを発表しました。これは自分たちで作ったルール。みんなで守っていきたいと思います。
かほくまつりサポーター会議
7月19日(水)17時00分より鹿北市民センターにて、かほくまつりサポーター会議が行われました。かほくまつり実行委員の方々が、中学生の意見を参考にしたいということで、意見交換会を行いました。中学生からは、「何かショーのようなイベントより、会場内を見て回ることが多いので、よるたくさんの様々な出店があると楽しめるのではないか。」などの意見が出されました。企画段階から中学生がかかわらせていただけることは、とても勉強になり、鹿北の一員としての自覚も高まると思いました。
県中体連&県吹奏楽コンクール推戴式
7月20日(木)9時35分より県中体連出場部活動(弓道部、バドミントン部、空手競技)と、吹奏楽部の県吹奏楽部コンクール出場の推戴式(激励会)を行いました。各部の代表生徒が決意を語り、、生徒会長からの激励の言葉、生徒代表から応援旗の授与がありました。どの部も今までの練習の成果をすべて出し切って悔いのないように頑張ってほしいと思います。推戴式後に吹奏楽部がコンクール出場曲の演奏をしてくれました。とても豊かな気持ちになりました。
なお、県中体連は22日(土)23日(日)に行われます(弓道は八代、バドミントンは芦北、空手は菊池)。県吹奏楽部コンクールは25日に県立劇場で行われます。