二中ブログ

二中の最新情報!

【27日時点の台風対応】060827

台風10号接近に伴う対応について、現時点での情報をお伝えします。

①29日(木)の給食は中止です。

②29日(木)の登校については、明日28日(木)の昼過ぎに市内一斉の対応を判断し、マメール及びHPでお知らせします。

怖いのは正常性バイアス(リスクや危険を過小評価し、この前も大丈夫だった、自分は大丈夫などと思ってしまう心の働き)です。くれぐれもご注意ください。

【マロリー先生来校】060827

 9月からALTのマリーシャ・シリマンネ・ディヌキ先生が来校されました。カナダのトロント出身、趣味はガーデニングとのことです。皆さんよろしくお願いします。(英語科のT先生、W先生と一緒に)

 

【台風10号接近】060826

 午前中は植木鉢を職員玄関の屋根の下に移したり、竹ぼうきを片づけたり、飛びそうなものを整理して過ごしました。台風10号が接近しています。気象庁によると「発達しながら北西へと進み、27日以降に西日本や鹿児島県・奄美地方に接近する見通し。西・東日本の太平洋側を中心に27日から28日にかけて大雨になる見込み。」とのこと。29日(木)は始業式ですが予断を許しません。生徒の皆さんも家の周りを確認し、備えの手伝いを進んでしましょう。皆様もご用心ください。

 平成11年の台風18号、鉄塔がなぎ倒され停電が続いたことを思い出します。台風が去った後、冷蔵庫の物はできる限り調理、夜は懐中電灯生活に「ごちそうだね。」「キャンプみたいだね。」と喜んでいた子どもたちでしたが、長男が急な熱発、氷を大口市まで買いに行きました。お店の方に「水俣からですか?」と聞かれました。他にもたくさん来店されたようです。こういうことがあると子どもが熱を出す。あるあるです。子どもに目が届かなくなってしまうんでしょうね。

【読書百遍】060825

 小学校6年生の頃は、学校と旧役場の図書館で、推理小説を中心に毎日3冊は読書をしていました。

 中学生の頃は図書室の常連でした。当時、授業に位置付けられていた『必修クラブ』も読書クラブに入っていました。

 高校生の頃は日本史と世界史の教科書に登場する本は一通り読みましたが、3年の頃は「入試を前に本を読んでいる場合ではない。」と指導されました。

 大学生の頃は「岩波文庫」をかなり集めていました。加えて今は、情報誌やネットニュース、HPもかなり読みます。

 とある会社のHPを読んでいると「活字中毒のセルフチェック」というものがありました。かなり当てはまります。ふと気づいたのですが、テレビに次々と表示される文字も隅々まで読んでいます。

 灰谷健次郎氏の『太陽の子』の中に、「本は買って読め。家は借りて住め。」という一節があります。当然、これは「本は借りて読むな。家は買って住むな。」と言う意味ではありません。

【Society1.0~5.0】060824

 聞かれた方も多いとは思いますが、昨日のブログとあわせて、今の子どもたちがどのような社会に生きるか、なぜ主体性が大切なのかという事について考えていただくとありがたいです。よくてワープロ専用機の昭和の最終年度、初任校が決まり挨拶に行くと、年度末に退職される先生から「先生たちも大変ね、これからパソコンちゅうやつの入ってくる。(生徒も打たれんごつなるとも言われましたが、これは昔からだめです。)」と言われたことが懐かしいです。

シンギュラリティ:技術的特異点(Technological Singularity)

 人工知能(AI)の知性が地球上の全人類の知性を超える時点。シンギュラリティが到来すると、AI自身でより賢いAIを作っていくとされている。特に遺伝子工学、ナノテクノロジー、ロボット工学の3分野が飛躍的な成長を遂げ、人類の歴史を永遠に変えるとも予測。2045年に到来するとされ、「2045年問題」とも呼ばれる。が、一気に早まることもあるでしょうね。

Society5.0

 AI(人工知能Artificial Intelligence)やIoT(モノのインターネットInternet of Things)、ロボット、ビッグデータなどの革新技術をあらゆる産業や社会に取り入れることによりする実現する新たな未来社会の姿。歴史の教科書にある狩猟・採集の社会がSociety1.0、農耕・牧畜の社会がSociety2.0、産業革命からの工業化社会が Society3.0、IT革命による情報社会がSociety4.0、それに続く人類社会発展の歴史における5番目の新しい社会の姿がSociety5.0。仮想(サイバー)空間と現実(フィジカル)空間を高度に融合させたシステムにより実現する。さらに進めばいよいよ攻殻機動隊の世界か。

【自主性と主体性】060823

 九州校長研究大会の最終日、神野元基氏(宮崎市教育CIO、東明館中・高の理事長兼校長)による「今、求められる学びの姿~人工知能時代に求められる学びの姿とは~」と題した記念講演がありました。

 スクリーンに最初に映し出されたのは「自主性 主体性 違い」の文字でした。この講演で大事な内容です。調べると、

「自主性」とは、他からの干渉や保護を受けず、独立して事を行うこと。ある程度決められていることを自ら率先して行う態度や性質。
「主体性」とは、自分の意志・判断で行動しようとする態度。独自の意志を持ち、成功や失敗、運・不運といった環境要因を含めて、自分の人生を納得して引き受けること。

 と言ったことが書かれています。いろいろな学校の校訓に「自主」が入っていますが、他人に決められたことをきちんとやることがこれまでの子どもたちに求められる姿だったという事でしょう。やるやらないも含めて自分で決める「主体性」。残り少ない夏休み期間、講演での学びを二中の教育にどのように反映させていくかを主体的に考えたいと思います。

【余裕たい】060821

 校長はスポークスマン。二中の良さを広めるのが役割です。会う人、会う人に「水俣二中のホームページを読んでください。」と話しています。夏休みも毎日450回ほどの閲覧があっています。ありがたいことです。お知り合いの方にもお勧めいただくと嬉しいです。

 田浦中の校長1年目、ある先生から「ブログを毎日更新されている校長先生がいるのですが、校長先生も書かれますか。」の一言。なかなか厳しい要求をしてきますが、「余裕たい。」たいていの事にはそう返事をするようにしています。

「毎日更新」が「時々更新」に訂正されている!と気づいたときに大切なのは、温かい心です。

 土・日はできるだけくだらない話にして、長続きするようにしたいと思います。文中のちょっとした遊びに気づいていただくと嬉しいです。

 実は19日の午後から今日まで、九州校長会研究会参加のため宮崎市にいます。1日分の話のネタができそうです。

【課題点検日】060820

 今日は3年生の課題点検日です。朝から続々と登校してきます。久しぶりに顔を合わせる生徒もいます。毎日のように自主学習に登校した生徒もいます。夏休みの部活動、駅伝、社会体育の練習を経て一段と精悍な顔つきになっている生徒もいます。三者面談や体験入学、オープンスクールで進路についてしっかり考えることができた生徒もたくさんいます。それぞれ鍛える夏になったようです。

【ドラえも~ん(涙)】060819

①もはや遠い昔の夏休み前

『強いイシ』この石に誓ったことを破ると、石が攻撃してくる。

『ノーリツチャカチャカ錠』これを飲むと、勉強や仕事が能率的に、テキパキできる。

②いよいよ今週の課題点検日

『まあまあ棒』これで相手の口をふさぎ「まあまあ」と言うと、相手の怒りが収まる。

『シズメバチの巣』怒っている人を刺して、怒りを静める

『ツモリガン』撃たれた人は、してはいないことをしたつもりになり、すっかり満足してしまう。    

③夏休み明けのテスト直前

『暗記パン』暗記したいものの上に乗せると、文字が写る。食べると写した内容を暗記できる。トイレに行くと効果がなくなる。

『タイムマシン』時間と空間を越えて移動する機械、夏休みの初日に戻るとき使う。

『もしもボックス』もしもこんなことが?と言うことを実際に試してみることができる。宿題やテストのない世界も可能である。 

 夏休みも残り10日間を切りました。「助けてぇ~、ドラえも~ん(涙)」の人には今すぐ欲しい秘密道具でした。実は私も宿題が終わっていません(涙)

【全国デビュー】060818

 8月17日(土)に福井県営陸上競技場(9.98スタジアム)にて、全日本中学生陸上競技選手権大会が行われ、3年生のNRさんが男子3000m走に出場しました。

 9.98スタジアムは2017年当時大学生の桐生祥秀選手が日本人初の9秒台(9.98)を出したことにちなんでつけられた名前です。この競技場はトップアスリートが次々と好タイムを出すことから、モンスタースタジアムとも言われているそうです。

 レース前の状態は良好のようで、時折笑顔もこぼれていましたが、招集所に行くとキリッとしたアスリートの表情に切り替わりました。

 3000m予選は計5組に分かれて実施され、各組上位3着+タイムで3人が決勝に進出します。

 1組目は先頭の選手がレースを早いペースで引っ張り、2着、3着の争い。

 2組目は落ち着いたペースで残り1000mでの3着争い。

 そして、NRさんが登場した3組目。最初の1周はスローの入りでしたが、2周目は急激にペースが上がってしまうようなペースの上げ下げの激しい展開。体力が奪われてしまうこれまでに経験したことのないようなレース展開に戸惑いもあったかと思いますが、見事に全国デビューを果たしました。
 タイム的には、NRさんとしては悔しい思いもあったようです。
 しかし、全国大会での経験は誰もができるものではありません。今後の競技生活、学校生活等で生かされるものになるのではないかと思います。

 大会までの調整や長時間の移動等、慣れないことも多かったかと思いますが、よく頑張りました!
 次は10月に駅伝大会が待ってます。全国の経験を踏まえてチームの中心となって活躍してくれることを楽しみにしています。(Y)

【水俣市陸上競技記録会】060817

 今朝の熊日に子ども議会の様子が掲載され、質問に立つFさんと、議長のMさんの姿が写真で紹介されていました。

 今日の夕方から、エコパークで水俣市陸上競技記録会が開かれ、二中からも陸上部やクラブチームなど多くの生徒が参加、自己ベストに挑戦しました。(写真はIくんの800m走応援中)

 明日18日はサッカーの練習試合(エコパーク)、8月31日と9月7日はバドミントンの城南大会(東陽スポーツセンター)と、新チームに切り替わってからの大会が続きます。

【千日紅の門】060816

 今日から郡市駅伝に向けての練習を再開しました。湯の児の入り口の花壇に朝早くから水遣りをしていると、どこかで見たような若者が高速で駆け抜けていきました。私に気付いて振り返ってくれました。宮崎県の駅伝強豪校に進学したUMくんでした。お盆休み中も欠かさず練習しているようです。

 雨の少ない夏休みです。お盆も毎日、花壇の水遣りに来ましたが、いつも誰かが水を遣った跡がありました。おかげで枯らさずに乗り切りました。ヒマワリは終わりが近づいてきました。新学期に入ったら、整備環境委員会のみなさんと種取をする予定です。駐車場から玄関の通路に上舞様から苗をいただいた千日紅(せんにちこう)を配置しました。二中にご用の皆様は、花の間を抜けて校舎にお入りください。

【お盆】060815

 今日はお盆の15日、祖父母や両親から「お盆は海では泳ぐな」と言われ続けてきました。何かに「引かれる」そうです。

 お盆には実家のある田浦では「柏だご」をお供えしていました。ダンゴが少ないと、あの世に持って帰る時、あの世の友だちから「お前の所は少なかねぇ。こすかねぇ。」と言われるそうです。ということで、母は毎年「誰が食べる?」という量を作ります。

 今年もダンゴができました。冷凍室に入ったままの昨年のダンゴをどうするかが今後の課題です。

 いつもより長い6日間の連休を終え、明日から仕事に戻ります。夏休みも残り2週間です。

【アマガエル】060814

 むかしむかしアマガエルの親子がすんでいました。子ガエルは大変な天邪鬼で、親ガエルの言いつけと反対のことばかりやっていました。
 親ガエルが亡くなる時に、「墓が流されないように山の上に墓を作ってもらいたいが、この子は反対のことをするから」と考え、「墓は川のそばに建ててくれ。」と言い残しました。
 ところが子ガエルは今までのことを反省し、遺言通りに川のそばに墓を建ててしまいました。そのため雨が降りそうになると「墓が流される」と泣くのだそうです。(民話:雨蛙の親不孝)

 プールで誕生した大成学級のオタマジャクシがアマガエルになりました。10匹以上が池で元気に遊んでいます。最初にカエルになった1匹(写真下)は2㎝を越えました。他のカエル(写真上)はまだ1㎝もありません。かなりかわいいですよ。

【注意事項】皮膚の粘膜から毒が分泌されているので、傷ついた手で触ったり、触った手で目や口を擦ったりすると、激しい痛みを感じ、目に入った場合は失明することもあります。触った後は手洗いをしましょう。

カエルが苦手でない方は下の写真に進んでください。(上は3匹いるはずです。)

【むかしむかし】060813

 中学生は反抗期を迎えます。「いっちょん親の言うこつばきかん」のは当たり前。学校では結構おりこうさんです。イラっとしたら、むかしむかしを思い出すことです。
 30年くらい前の話です。予定日が近づき、ほとんど妻の実家で寝泊りをしていました。毎朝、毎夕妻との堤防の散歩が日課です。明後日から新学期、人吉に帰らないといけません。初産は遅れることが多いとは聞いていましたが、やはり予定日通りとはいかないものです。
 夕方の散歩と夕食を済ませて水戸黄門を見ていると、ついにいよいよという反応がありました。みんなで移動の準備を始めます。印籠を出す瞬間が気になっても、決して口にしてはいけません。
 翌朝。ついにその瞬間が来ました。そばにいた義母は大喜びでした。実家の母は畑で「バンザイ」と大きな声を出したそうです。義理の祖母が一番喜んでいたかもしれません。あ、一番は私です。
 しばらくたって新聞を買いに行きました。その後、誕生日の日付けの新聞を20年間分保存しています。社会科らしい対応です。(残念ながら大半は令和2年の芦北豪雨で水没)
 明日から新学期です。朝会での「私事ですが~。」の報告が習いです。名前はすでに決めてあります。

【お化け・幽霊】060812

『ゲゲゲの鬼太郎』の原作者である水木しげる氏によると、特定の場所に出るのがお化け(妖怪)で、あちこち移動できるのが幽霊であるという。つまりお化けは土地に憑き、幽霊は人に憑くということ。
 私は霊感が強い。二中のあちらこちらにも何かが取り憑いている。 

心の目で見る・・・。見える見える。ウヨウヨしている。 

 ここには「このくらいでよかたぁ~い」お化けが、そこには「勉強すかぁ~ん」お化けが。向こうには「きつかぁ~」お化けが。最近は「ぬっか~。」お化けが大発生。
 早速お祓いをしてみる。三者面談での声掛け、宿題点検、学習に取り組みやすい学校環境作り、各先生の体験談・・・。
 弱いお化けは次々に去っていく。しかし、去ろうとしないお化けも多い。さてはかなり古いが「Q太郎」やちょっと古いが「ジバニャン」のような友達になるお化けか!これでは打つ手がない。
 待てよ。お化けは土地に憑く。ということは・・家に帰ればバッチリ勉強を・・・。
何っ!憑いているのは幽霊の方だって!

【山の日】060811

 今日は「山の日」です。国民の祝日に関する法律では「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。他の祝日と異なり、山に関する特別な出来事などの明確な由来があるわけではなく、「山の日」を国民の祝日にしようという様々な動きによってできたとのこと。それでは「川の日」「湖の日」「盆地の日」「扇状地の日」「三角州の日」はと考えた生徒の皆さんは、ぜひ社会科の先生を職業の選択肢に入れてくださいね。

 では、問題です。山なので山(さん)問です。

1 水俣芦北で最も高い山は?

2 水俣市の中尾山と同じ高さの、東京にある建造物は?

3 富士山の山頂は静岡県?山梨県?

【答え】

1 大関山(標高902m)   

2 東京タワー(333m)

3 富士山は県境を定めていないため、山頂は何県でもない。

※富士山の八合目からは、富士山の噴火を鎮めるために建てられた富士山本宮浅間大社の境内であり神社所有の私有地。徳川家康が八合目以上を神社に寄進した。富士山が2014年に世界文化遺産に登録された際、静岡県と山梨県で協議し「県境を定めない」ことで一致した。

 

【幽霊祭り】060810

 「ゆうれい寺」として知られる人吉市の永国寺(曹洞宗蓬来山永国寺)の「ゆうれい祭り」がニュースで紹介されていました。ここは西南戦争の時に西郷隆盛の本営となった事でも有名です。私も人吉にいた頃は永国寺から道を挟んだ住宅に住んでおり、ゆうれい祭りの時は朝から読経が聞こえていました。

 このお寺には幽霊の掛け軸が飾ってあります。お寺ができた1408年頃のこと、ある有名な武士の妾が、本妻の激しい嫉妬により球磨川に身を投げて死んでしまいました。その怨念は幽霊となって本妻を苦しめました。永国寺の裏の池に出てきた幽霊が実底超真和尚によって諭されるとともに、掛け軸に描かれた自分の今の姿を見てショックを受け、ゆうれいは望んで和尚に成仏させてもらいました。

 までが良く知られている話です。ではここで極秘の情報を一つ。まず「永国寺 幽霊の掛け軸」で画像を検索してください。顔をしっかり観察してください。その後…。はだけた右肩に視線を移してください。

 描かれてしばらくたってから、そこに本当の顔が浮き出してきたと言われています。夏らしいお話でした。

【道は一つではない】060809

 三者面談最終日です。高校合格はゴールではありません。目的地までのルートの一つ。将来、どうなりたいかという目標をもって進路選択をしましょう。

 以下、過去のブログの再掲です。

 マンガのドラえもんの第1話では、のび太はジャイアンの妹、ジャイ子と結婚するはずだった。不幸続きの連続で、そんな未来を変えるために「のび太の孫の孫」のセワシがドラえもんを送り込んできた。後にしずかちゃんと結婚することになるが、運命は変えることができるという話を聞いたのび太の疑問が全くその通りだ。「ぼくの運命が変わったら、きみは生まれてこないことになるぜ?」

セワシは言う

「心配はいらない。ほかでつりあいをとるから。」

「歴史の流れが変わっても結局ぼくは生まれてくるよ。」

「たとえば、きみが大阪へ行くとする。いろんな乗りものや道すじがある。だけどどれをえらんでも、方角さえ正しければ大阪へ着けるんだ。」

 正しいような、正しくないような。ただ、徒歩でも到着するが、飛行機が速いのは間違いない。お盆はたくさんの大人に会う良い機会。いろいろな方と話をして、方角をしっかり定めよう。