学校生活

日々の生活の中で

【学校生活】山鹿市校長会講演会

 8月4日(水)、10時00分より、山鹿市校長会講演会がリモートで行われました。

 講演をしてくださったのは、九州学院高校前野球部監督、坂井 宏安様です。

 「私と高校野球~教育と育成・組織~」との演題で、熱く語ってくださり、たくさんのご示唆をいただきました。

 その一部を紹介させていただきます。

九州学院野球部

・甲子園第一主義ではなく、3年間、九州学院で野球をやってよかったという野球部。

・大切にしている3つのこと(校長先生との約束)

①安全・健康が大切 

怪我や体を壊したり、心が病んではいけない。心も体も健康。

②九州学院という学校

まず、学校のことをしっかりやる。学校生活を楽しく充実。

③野球

放課後はみっちり野球に取り組む。

目標と目的は違う

・目標は甲子園出場。目的は自分の心、人間性を育てる。

スローガンは「友喜力」

・親や家族、試合に出られないなかま、地域の方々など応援してくださる全ての人を喜ばせることができる人に。

まずはしつけが大切。「躾」=身を美しく

・野球で一番になりたかったら、他のことでも一番に。あいさつで一番、ルールを守ることで一番。

・ダメなものはダメ。

・「おこる」と「しかる」は違う。

・おこるは、命に関わることなどは厳しく言う

・しかるは、人をよくするため。こうしたらもっと良くなる。伸びる。

体罰は絶対ダメ。

・言葉でどうやって納得させられるか。体罰をしてしまう指導者は、そのことを勉強していない。

身近な人を大事に

・一番身近にいる親を大事に。

・毎日弁当を作ってくれる。洗濯をしてくれる。

・だからこそ、「ありがとう」、「いただきます」「ごちそうさま」「お願いします」「ありがとう」の一言が言える人に。

・ユニフォームを着る時だけしっかりしてもダメ。

 監督に元気なあいさつ。

 それ以上に親や担任の先生、近所の方々に元気なあいさつができる人でなければならない。

・室内で大きなあいさつをするのはダメ。場を知ること、空気を読むことが大切。

野球はキャッチボールが大事

・ボールを使ったキャッチボールは野球の基本。

 しかし、言葉のキャッチボールも大切。

 これができたら今度は、心のキャッチボールができる人に。

 悩んでいる人、苦しんでいる人に声をかけることができる人に。

トイレ掃除

・九州学院では、キャプテンや主力選手が行う。便器は手でぞうきんを使って磨く。

・ヤクルトの村上選手も高校時代トイレ掃除を行っていた。

・トイレが汚いと練習をやめる。

・甲子園に行くなら、甲子園に行くだけの人格を磨く。

高校3年間

・3年間で何かを身につけてもらいたい。

・就職したとき、親になったときに、先生が言ったことは、こういうことだったんだと思ってもらえればよい。

・例年通りが一番よくない。

・練習も毎年違う。そのチームに合った練習。

・来てくれた生徒、送り出してくれた親がいる。監督も努力しなければならない。成長しなければならない。

・甲子園も大切だが、高校卒業後の進路保障もしっかり行う。校長先生との約束

・大学からも九州学院の生徒がほしいと言われる。選手として、学生コーチとして、部員としていろいろな状況であっても頑張ることができるのが九州学院の生徒だから。

甲子園

・抽選会。大阪城ホールに集まってのあの緊迫感がたまらない。

・開会式。甲子園を堂々と行進している生徒。ここまでよく頑張った。涙が出てくる。

・自分の試合。相手への大歓声の中での試合。その流れに乗るしかない状況の中での試合。子どもたちを育ててくれる。

・甲子園は人を育ててくくれる。また、人をダメにもするところ。

村上宗隆選手

・昭和の時代のにおいのする子。前向き、くじけない、やんちゃ。

・下級生を大事にする。

・決勝で秀岳館高校に負けたとき、村上は泣かなかった。泣きじゃくる後輩に対して、「オレたちが力がなかったから負けたんだ。お前たちはよく頑張った。

 秀岳館のベンチを見ろ。来年はお前たちがあんな風に喜べ」と言った。

 そして、九州学院のグラウンドに戻ってきてグラウンドで様々な思いを語り合い、みんなが帰った後、一人だけ残っていて、監督のところにきて、「先生をもう一度甲子園に連れていきたかった」と言ってわんわん泣いた。

 そんな選手が村上宗隆。

・ベンチではいつも監督の横に座って、何でも吸収しようとしていた。

・小さいときからダメなものはダメと教えられてきたのだろう。

 だから、注意されたときも、僕のために言ってくれていることを理解できている。これは親のしつけのたまもの。

人をみられたら情けない

・手が汚れたら洗えばよい、汗をかいたら流せば良い、人をみられたら情けない。

 「はい」と言ってやれるかどうか。

 「はい」と言ってやることができれば自分も爽快、人も喜ぶ。そうでないと、頼まれなくなる。「あの人は」と人をみられたら情けない。

伸びる選手

・好きでやっている。好きで練習をしている。体力があり怪我が少ない。

・がまんできる。自分のルーティーンをもっている。

・イチロー選手もずっと練習していた。毎日の小さな差が2年、3年経つと大きな差になっている。

・みんなが遊んでいる時に頑張れる子。

・10頑張るではなく、11まで頑張りきれる。やりきれる。

・きつくても、やらなければいけないと思える。

最後に

・中体連大会などで、熊本の子が頑張っていることがとてもうれしい。

【学校生活】小さな旅に出かけました

 8月3日(火)の午後、休みをとって帰宅しましたが、せっかくだから寄り道をして帰りました。

 最初の寄り道は、国道3号線の鹿北町芋生の信号を右折し、あぜ道を少し行った所にある釘の花の滝です。

 3号線をちょっと入った所にこんな滝があることに驚かされます。人は誰もおらず、滝の音と素晴らしい景色を独り占めすることができました。

 次に訪れたのは、先日学校に寄贈していただいた「熊本橋紀行」という本に掲載されていた弁天橋

 国道3号線を鹿北中方面に戻り、さらに北上し県道13号線が合流するT字路の信号機から福岡方面より、農協工場への旧道の入り口に弁天橋はあります。

 橋は、中津川に架けられている単一石造アーチ橋で橋長に比べ幅が広く欄干が低い造りになっています。

 明治14年(1881年)石工、橋本勘五郎によって架橋され、現在山鹿市の指定文化財となっています。

 注意して行かないと通り過ぎてしまうくらいですが、橋の横から川をみると確かにアーチ型の橋がかかっていました。

 小さな橋ですが橋本勘五郎がどんな思いで架橋したのか、少しの間ですが思いを巡らしてみました。

 その後、岳間方面に向かう県道18号に入り、道なりに行き、ひやみずで水をいただきました。

 ひやみずには先客がいて話を聞いてみると、荒尾から来たとのこと。

 3週間に1回は来ていますと話してくれました。ここの水はいいですよと笑顔で話してくれました。

 県道18号を途中左折して細い道を登っていきます。

 すると左手に地鶏で有名な炉端焼き山ろくが見えてきました。

 山の中腹にもかかわらず、県外ナンバーの車も多く、この店を目当てにかなり遠くからも訪れる人がいる超人気店です。

 山ろくを過ぎて、さらにひたすら登っていくとようやく星原に到着。 

 岳間茶発祥の地や関所跡の石碑が出迎えてくれました。

 ここからの眺めが最高でとても気持ちいいです。

 年に数回は訪れるお気に入りの場所です。

 時間がゆったり過ぎていく不思議な感覚とともにのんびりと景色を楽しみました。

 来た道を戻り、再び県道18号へ。そして荒平峠へと向かいました。

 荒平峠の手前、鮮やかな緑の田んぼがありました。

 気持ちのいい風がふき、田んぼが波打ちキラキラ光っています。

 こんな景色を見ながら、峠を越えて菊鹿町へ。

 ほんの少しでしたが、小さな旅の気分を味わうことができました。

【学校生活】3年生の夏

 8月2日(月)、今日は3年生だけがサマースクールです。

 3階まで上がると暑さが増してくるのを感じます。しかし、3年生教室に入るとまるで別世界。

 エアコンが効いていて快適な学習環境の中、黙々と勉強する3年生が一斉に立って元気よくあいさつをしてくれました。

 そして、すぐにまた自分の勉強に取り組みます。

 音楽部以外の3年生は、部活動を引退した後、すでに新たな目標に向かって歩む始めていました。

 夏休み、午後の図書室に行ってみると、午前のサマースクールを終えた3年生が、静かに勉強していました。昼食を持参して、自主的に勉強を行っています。

 朝8時30分から夕方五時近くまで勉強を頑張りました。

 家だとなかなか集中できないけど、学校だと不思議なことに集中して学習できるとのこと。何となくその気持ちがわかります。

 3年生にとって今年の夏は一味違う夏になりそうです。

【学校生活】暑中お見舞い(青春18切符バージョン)

 まだまだ暑い夏が続きます。

 熊本県のリスクレベルは5となり、また様々なことが制限されます。旅行に行くこともできません。

 そこで、暑中見舞いとともに、愛媛県伊予市にある海が見える駅「下灘駅」の風景(1枚は潮の香り、もう1枚は瀬戸の夕凪)をお届けします。

【学校生活】静かでのんびりとした一日

 今日の鹿北中はNO登校日ということで、とても静かです。

 朝から聞こえてくるのはセミの鳴き声ぐらいです。

 旧岩野小学校ではグランドゴルフが行われ、中学生も参加しにぎやかに交流が行われているのとは対照的です。

 午後は、さらに静かになり、ゆったりと時間が流れていきます。

 たまには、こんな日もいいものです。