二中ブログ

2025年8月の記事一覧

【担任会】070831

 始業式の午後はWリーダーを中心にした担任会を開きました。会場は校長室。担任の先生方のアイデアを楽しみながら、邪魔にならないように聞いています。若手の斬新な考えをベテランが支えるのが二中システムです。朝自習の見取、朝の会と帰りの会、班ノートなどの再確認を行いました。共通理解と共通実践が大事です。

【2学期の抱負1】070830

夏休みに頑張ったことと2学期の抱負 2年生YSさん

 私が夏休みに頑張ったことは部活動です。バレー部の目標は、打倒佐敷中、田浦中です。そのために、みんなでチームや自分の課題を考えその課題をどうやって解決するかについて話し合いました。私の課題はレシーブで、思った方向に上がらなかったりすることが多いです。レシーブが少しでも上手くなるために夜練に行き、コーチの方にアドバイスをもらいました。実際にやってみるといつもの癖が出てしまい上手くいかないことが多かったけど、意識をして練習することで以前よりセッターに上げることができるようになりました。

 2学期に頑張りたいことは2つあります。1つ目は勉強です。2学期は定期テストが2回あります。夏休みが終わったらすぐに第2回定期テストがあります。第1回定期テストでは、点数と順位があまり上がらなかったので次の定期テストでは、少しでも点数と順位が上がるように自分にあった勉強方法を見つけて頑張りたいです。

 2つ目は、部活です。バレーでは、うまくいかないことなどが多いけど教えてもらったことを意識して苦手なレシーブなどがうまくできるように一つ一つの練習の意味を考え、先生やコーチの人たちに教えてもらったことを意識しながら練習をしていきたいです。

【給食】070829

  始業式の朝は「夏休みが終わった~」と残念がる3年生の声が聞こえてきました。私も同じ気持ちでした。朝6時の地域ゴミ分別に参加して気合を入れて、夏休み中より20分早く家を出ました。

 始業式の給食は「麦ごはん、夏野菜のキーマカレー、2学期ガンバルゾ!サラダ、牛乳、バニラ大福」でした。おいしい給食を食べて生徒は嬉しい半ドンです。「夏休みのリハビリなった。」という声が聞こえてきました。3年生は今日と月曜の確認テストに向けて午後はしっかり勉強できたかな。

【高校入試について(重要)】070828

令和8年度(2026年度)熊本県立高等学校入学者選抜要項.pdf

 今日、熊本県立高等学校入学者選抜要項が発表されました。令和8年度入試はインターネット出願システムの利用などこれまでとは大きく変わった点があります。芦北水俣の進路担当の先生への県からの説明会が済んだ後に、学校から生徒への説明を行いますが、各家庭でも熟読ください。

 あわせて、リンクリストの「県立高校入試」「熊本県私学協会」「熊本県立水俣高等学校」「熊本県立芦北高等学校」のHPも定期的にご覧ください。

【サイコー!】070828

 夏休みが終わりました。皆さんが4つの車のお世話になるような事故や大きなケガもなく、今日を迎えることができたことをとてもうれしく思います。二小の学習会のお手伝い、三者面談、学習会、部活動、駅伝練習、職場体験学習の準備、スポーツや文化活動の大会など、心と体と頭を「鍛える夏」になりました。

 6日(水)、第92回NHK全国学校音楽コンクール熊本県コンクールが開催され、水俣二中・水俣一中合同合唱部は銀賞を受賞しました。福山先生は「ここ30~40年は、水俣芦北からは銀賞は出ていないのではないか。」前田先生は「生徒たちは他校の合唱やすばらしさに触れたり、悔しさをバネにがんばったり、とたくさんのことを吸収してくれたと思います。」と話されていました。大会を通しての成長が嬉しかったとのことでした。

 長距離走の練習にも例年より多くの生徒が自主的に参加しました。駅伝の選手を目指す者、体力向上を目的とする者。励まし合う姿が素敵でした。

  合唱と駅伝を例にあげましたが、皆さんのさまざまな頑張りに対して、地域・保護者の皆さんから多くの激励をいただいています。二中生の活躍が励みとなっていることをあらためて感じました。二中は地域の皆さんの心の拠り所となる学校です。

  8月11日には熊本県内各地が豪雨に見舞われました。令和2年7月豪雨の時もそうでしたが、いろいろな高校の生徒が被災地に出向き活動する姿が報道されました。私が見たのは某高校の野球部によるボランティアでしたが、次の大会は応援したくなります。

 さて、2学期は職場体験学習、郡市駅伝、県駅伝、生徒会役員選挙、部活動の新人戦、文化祭など一人一人が活躍できる機会がたくさん待っています。

  特に3年生の皆さん。中学生活も残り7か月となりました。「最後の駅伝大会、最後の文化祭」、最後の~、最後の~という言い方を良くしますが、今年も二中3年生は「サイゴ」の点々を取って、引っ張って、さらに「サイコーの二中3年生」の姿を下級生に焼き付けましょう。

 

【最終日】070827

 夏休みも今日までです。振り返りをして終わります。

 初旬に3番目の孫が生まれました。入院期間は3歳、1歳の孫娘の守り生活でした。「ディズニープリンセス」と「キミとアイドルプリキュア♪」について詳しくなりました。9月の映画には「じいじもいく?」と誘われています。校長に「プリキュア踊れる?」と聞けるのは孫と二中PTA役員さんだけです。二中のF先生と芦北のコミュニティセンターで会いました。同じく孫のお守りでした。

 緑東中の校長先生は、運動場でこれまで最多の10数頭の鹿を見たそうです。湯の児では、夏の初めころから猪の親子を見るようになりました。親1頭、子4頭が本通りではないところを闊歩しています。足跡や崩した崖など広範囲で見かけます。夜中に時々鳴き声が聞こえます。先日の夜はエサを探して温泉街の裏まで来ていました。湯の児の人口を猪口が越えるかもしれません。

 この夏、オハギは外での生活の習慣がつきました。ご飯の時間だけ帰ってきてにゃあにゃあ鳴いて入れてもらい、食べたらさっさと出ていきます。お食事処としか思っていないようです。

 マールは常に腹ペコです。出したご飯はオハギの分まで完食します。先日、出張で帰宅が遅くなったところ箱が開けられ、破られたカリカリの袋が散乱していました。スープのレトルトパックには穴が開き床はびちょびちょ。処理が終わったのは真夜中でした。

 大掃除は夏のうちにした方が良いということで、家の補修やガラス磨き・障子張りなどをしました。猫の手も借りたい忙しさです。障子を3枚張り替えて最後の1枚、障子紙が枠の最後に届いた瞬間、「そこを押さえておいて」の声が聞こえたのか、マールが手伝いに来てくれました。張ったばかりの障子を歩き回ってたわませ、「猫の手って言いましたよね?」と言う顔をして去って行きました。 

【全九中熊本大会】070826

 21日と22日の2日間、熊本城ホールで第76回全九州中学校長研究大会が開催されました。九州各県の校長会が持ち回りで開催している研究会で、前回は校長初任の平成30年度に開かれました。次は引退の年だなと随分先の事のようにとらえていましたが、あっという間に8年間が過ぎようとしています。

 全国の動向や学校経営についての分科会、北里英郎氏(北里柴三郎博士のひ孫)による講演など盛りだくさんな内容でした。2日目のスペシャルゲストはくまモン。九州全県の校長先生による「くまモン体操」を見ることができました。

 ちなみに、私が平成22年に社会科のテストで出題した「九州新幹線全線開業に向けて『くまもとサプライズ』県民運動を進めるために誕生したマスコットキャラクターは何か?」の写真付きの問いに、「くまモン」と答えることができた佐敷中の1年生は80人中2名でした。

【学習会】070825

 今日も二中生が二小学習会のお手つだいに行ってきました。今年の夏もこれが最後の学習会、宿題の追い込みや課題学習に取り組んでいます。(噂によると、二中生も教室で宿題の仕上げの真っただ中とか。)

【切符】070824

 以前、特別活動の九州大会で講演をされた筑波大藤田教授が、中・高の勉強について「列車の切符のようになっている。」という話をされました。高校・大学といった「目的地」に到着すると、切符は捨てて(回収されて)いるという意味です。
 私は教師の道を選択したので、授業、特別活動、部活動、先生方の話、人間関係の悩みや解決方法など学校での学びがそのまま仕事に生かされ、「勉強」はさらにお金(小・中・高・大の学び)が追加できるICカードのようになっていますが、このような職業はごく少数です。
 講演の中で私たちに「立方体を2つ重ねたような形の体積を求めなさい、但し3つ以上の方法で考えなさいという指示をしたとします。ある子どもが、『2つ考えたけど、両方とも答えが同じだったので、これ以外の方法を考えても無駄だと思います。』と言ってきました。先生はその子どもに何と返されますか。」という問いかけがありました。
「またいらんこつば言う。」、「だけん、でけんとたい。」、「お前は何でん、す~ぐあきらめて。」、「入試に出っとぞ。」でしょうか。私たちが「切符」にするような指導をしてしまっているかもしれません。では、どんな話をすればよいのでしょう。
 世の中には正解は一つでも、時間、効率、予算など複雑な要素が絡みA案がだめなら、B案。それでもだめならC案、さらにD案というような場面が多くありますね。

【内申書】070823

 初任者も驚くことが多いのですが、学校は他の職業と違って、みんなが児童・生徒時代を経験しているため想像しやすいのでしょう。「今でもそうなんだ。」という思い込みが多いようです。
 ネットのコメントでも「内申書に書かれる!」、「内申点を下げられる!」という書き込みを見ます。
 「内申書」、たぶん高校入試の際に提出する「調査書」のことだと思います。各教科の評定は日々の授業の評価をもとに共通のソフトを使って処理しています。校長の決裁までにペアで数段階のチェックを行い、違和感がある場合は評価者に説明を求めます。恣意的な改ざんができないようにソフトのルールから外れた変更箇所は色文字に変わります。また、年度末にはデータにロックがかかります。
 所見や行動の記録にマイナス内容は一切記入しないので、調査書が不利に働くことはありません。いろいろあっても「元気がよく」、「行動力があり」とリフレーミングをしますが、それも見方を変えた事実ですので許してください。評価を下げることを書くなど、二次募集や浪人による生徒や家庭の心の負担、担任の心労と事務的負担が増すばかりです。その後もしっかり褒めた文章が続きます。

 部活動も県大会で何位、〇〇検定が〇級などの成果が判断材料になるだけです。そうしないと、担任の文章表現力が合否に反映されることになってしまいます。
 つまり「内申書に書くぞ!」は「良いことを書くぞ!」という意味です。

【リーフレット】070822

 私たちの夏休みの宿題、11月の研究発表会案内の原稿が完成しました。今週はリーフレットの仕上げ作業です。より分かりやすいものにするためにぎりぎりまで修正を続けています。ちなみに、複数の紙を綴じるのがパンフレット、1枚の紙で作るのがリーフレットです。

【職員作業】070820

 夏休みも残り1週間、午前中は職員会議、倉庫の整理や草刈りなどの新学期に向けての職員作業を行いました。さて、草刈り機を軽快に操っている私は誰でしょう?

 突然の雨でブレイク、昼食を済ませたら午後は研究発表会に向けての研修です。生徒の皆さんと同じく、大忙しの1週間です。

【一生分】070819

 子どもは小さいころに一生分の親孝行をするといいます。

 人吉二中に赴任した時は私も25歳でした。土曜日は半ドン(午前中で授業が終わる)の時代です。独身の先生も多かったので、みんなで昼ご飯を食べに行き、その後夕方まで部活をして、夜は温泉に入った後、誰かの家に集まってご飯を食べてしゃべって過ごすというような楽しい生活でした。日曜日も当然のように練習で丸一日の休みは盆正月とテスト前だけでした。

 27歳の時に長男が誕生しました。妻は土日が勤務の会社でしたので、育休が終わってからは金曜日の夜に田浦の実家に預けに行き、土曜日の部活が終わってから田浦で子どもと過ごし、日曜日は人吉で部活、終わったらまた田浦に迎えに行くという生活でした。ご自身は子育てに関わってこなかったのでしょう。土日は子どもをみている男性職員がいるという発想が管理職にないのが不思議でした。部員と保護者の皆さんは理解して、いつも感謝の言葉をいただいていたのでありがたかったです。

 人吉二中で7年間を過ごし、人吉三中に異動した5月に妻の転勤が急に決まりました。最初は妻と2人の息子は水俣に引っ越し、私は単身赴任をしたのですが、毎晩9時頃にかかってくる長男からの「おとうさん、なんでかえってきないの。」の電話に、「わかった、今から帰るよ。」と水俣に向かう生活が続きました。着いた頃には、5歳と2歳の息子は寝ています。

 そこで、私も5月から水俣に引っ越し、片道70分の道を通うことにしましたが、長男は早起きをして、毎朝5時半に出発する私を必ず見送ってくれていました。二生分、三生分の親孝行をしてもらいました。子どもに対して怒り心頭になった時は昔を思い出すと良いですね。

【ひみつ道具】070818

 お盆休みが終わりました。夏休みも残り10日間です。毎年恒例、夏休みにほしいドラえもんのひみつ道具一覧です。

 ①夏休み前

『強いイシ』この石に誓ったことを破ると、石が攻撃してくる。

『ノーリツチャカチャカ錠』これを飲むと、勉強や仕事が能率的に、テキパキできる。

②宿題提出日

『まあまあ棒』これで相手の口をふさぎ「まあまあ」と言うと、相手の怒りが収まる。

『シズメバチの巣』怒っている人を刺して、怒りを静める

『ツモリガン』撃たれた人は、してはいないことをしたつもりになり、すっかり満足してしまう。    

③テスト直前

『暗記パン』暗記したいものの上に乗せると、文字が写る。食べると写した内容を暗記できる。トイレに行くと効果がなくなる。

『タイムマシン』時間と空間を越えて移動する機械、夏休みの初日に戻るとき使う。

『もしもボックス』もしもこんなことが?と言うことを実際に試してみることができる。宿題やテストのない世界も可能である。 

 毎年、毎年、自分に言い聞かせています。「ひみつ道具はないからね。」

【夏季研修】070817

 6日(水)、熊本県社会科教育研究会の夏季研修会が開かれ、FK先生と一緒に参加してきました。11月の県大会熊本市大会で行う公民的分野の授業の題材は「転売」でした。

「子どもたちには身近な事か」「転売はすべてダメな行為か」、「売り手と買い手の合意があれば良いのではないか」、「生産者の立場からはどうか」、「リサイクルショップは転売か」、「マスクやコメと趣味の物を同列に扱うのはどうか」、「転売が良い悪いを判断するのは道徳的ではないか、経済分野の授業にどう落とし込むのか」など、たくさんの質問や意見をもとに、授業者が作ってきた学習構想案は、ヘビやトカゲの「脱皮」レベルではなく、カブトムシやチョウのような「完全変態」レベルまで再構築されます。

 1日かけて練り直した学習構想案は、持ち帰って熊本市の研究会でさらに検討します。私も採用5年目に人吉球磨大会の授業者となりましたが、1年間は寝ても覚めても授業づくりが頭から離れませんでした。

 6月1日にも転売ヤーの話を書いていますが、先日は「民泊がポケモンカードの転売基地になっており、カード5枚入りのパック30個がセットになった希望小売価格が5400円を超える「ボックス」が100箱以上も開封されて放置されている。」という記事がありました。

「こんな事するから子供達がポケカ普通に買えなくて遊べなくなってるんじゃないか」など、怒りの声が相次いでいるという記事でしたが、法的にはどうなのでしょう。練りに練った11月の授業が楽しみです。

【勉強】070816

 子どもから「何で勉強せんばんとね。」と聞かれた時に、「勉強せんばんけん勉強せんばんとたい。」という〇〇構文による回答では納得しないでしょう。

 数年前、熊本市内のある商業施設で、エスカレーターの私の前に女子中学生らしき2人組がいました。その前からの話の流れがあったのでしょうが、一人から「やっぱり勉強はした方がいいよ。」と言う声が聞こえてきました。続けてなぜ勉強した方が良いのかと言うことを語る語る。なるほど、子どもたちなりにいろいろ考えているんだなぁと思いました。

 ネットを見ていると、コップに入った水を例に「なぜ勉強した方がよいのか。」をお母さんが子供に語る動画がありました。「勉強していないと目の前にあるのはただの水の入ったコップだが、理科を勉強していると~、社会を勉強していると~。と、物の見え方が変わる。」と言った内容でした。実に興味深い内容です。探してみてください。

 子どもに「勉強は中学生の仕事だけんたい!」と答えたら、「しごと…か、だったら労働基準法第56条第1項では、使用者は、児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、これを使用してはならないとされています。勉強が仕事なら法律違反になりますよ。勉強させていいんですか。」と返されました。さて、何と返しましょう…。

【お盆あれこれ】070815

 海の近くに住んでいますが、お盆を過ぎるとイラ(クラゲ)が多くなるので海水浴も終わりです。雨が続いて連休中に泳げなかった孫たちは「えーっ!」と言っています。イラは植物の棘のことで、イラガ、イラクサなどの刺す生き物や植物の名前に使います。刺されてイライラするからイラです。調べてみると九州ではアンドンクラゲをイラというそうです

 祖父母や両親から「お盆は海では泳ぐな」と言われ続けてきました。何かに「引かれる」そうです。何かとは何かの事です。最近、見えたような気がしてドキドキしたことが何度もあります。いかんいかん、教師たる者は科学的な発言をしなければ。

 「線香は亡くなった方のご飯」、「お墓はご先祖様そのものなので上から水をかけてはいけない。」、「亡くなった方は香りを楽しむのでビールやお酒などのふたは開ける。」など、この時期のテレビは墓参り情報満載です。

 九州では馴染みがありませんが、キュウリとナスに割りばしなどを刺して作った馬と牛を模したお供え物「精霊馬(しょうりょうま)」も紹介されました。先祖の霊に早く帰ってきてほしいので行きは「馬」、ゆっくりあの世へ戻ってほしいので帰りは「牛」だそうですが、最近ではバイクや車、飛行機などいろいろな乗り物が作られてネットにアップされています。時代です。

 水俣ではやっていないようですが、田浦ではお盆に「柏だご」をお供えしていました。母によるとダンゴが少ないと、あの世に持って帰ったときに友だちから「お前の所は少なかねぇ。こすかねぇ。」と言われるそうです。「柏団子」で検索したところ、芦北町の大野保育園のHPが挙がってきました。

【新聞保存】070814

 社会科が専門ですので、重大事件発生時の新聞は保存するようにしています。変色して時の流れを感じることができるのも良さです。子どもの誕生も重大事件です。2人の子どもたちの誕生日の新聞も生まれた日から20歳までの21年分保存していました。「いました」と書いたのは、令和2年7月豪雨の1週間前に田浦に移した新聞のほとんどを水没させてしまったからです。

 残っていた平成25年の新聞の一面を見ると「TPP交渉 関税撤廃項目90%超」「英、シリア攻撃断念」「最低賃金11円引き上げ 時給664円を答申」「台風15号昼ごろ県内最接近」、テレビ欄は「世界ふしぎ発見!」「嵐にしやがれ」「世界一受けたい授業!!」「あまちゃん」などが並んでいます。中の映画の紹介は福山雅治さん主演の「そして父になる」、スポーツ欄には「楽天イーグルス田中将大投手23連勝」「熊本ヴォルターズ ユニフォーム披露(9月からNBLに参戦)」などなど、誕生日の出来事を振り返ることができます。

 孫たちからは誕生日とその翌日(誕生日に何があったか分かるように)の新聞を保存するようにしました。これから親になる皆さんにお勧めです。

【こども議会】070813

 今年で3年目となる「みなまた未来ラボ」子ども議会が7日(木)に水俣市議会議場で開かれ、「みなまた未来ラボ」に参加した水俣高校生8人、市内の4中学校生8人の計16人が議員として参加しました。二中からも3人が議員として参加、本物の議場での会議に緊張していましたが、YT議員は事前に議長に選出されて堂々と議事を進めました。産業・経済分野では二中のYY議員が「中心市街地の賑わいづくりについて」質問に立ち、生活基盤分野では二中NA議員が学習成果発表を行いました。

 議会の様子は撮影ができないため、後日「広報みなまた」等でご覧ください。

【大雨】070812

 ひどい雨でした。皆様、ご無事でしょうか。帰省中の二中の先生方とも被害状況について連絡を取りましたが、住んでいる地域によっては厳しい状況の報告がありました。満潮は10時頃、雨と重なりどんどん水位が上がっていきました。

 全国ニュースも熊本県の雨の情報が主でした。熊本市西区や八代市など息子や弟、甥が住んでいる地域の様子が映し出されます。それぞれから動画も送られてきましたが、田浦の母たちは大丈夫のようです。西区の息子はお嫁さんのご両親の家に避難しました。八代の弟は家の前の道が川と同じ水位になっています。水が掃けないのでトイレが使えず、簡易トイレを準備したとのことです。同じく甥も同じような状況です。

 子どもを連れて帰省している息子は、出産で八代に入院中のお嫁さんとやり取りです。そういえば息子が生まれた時は大きな台風で妻が入院中だったことを思い出します。病院に落雷があり停電、アパートの車は水没が心配です。芦北の令和2年7月豪雨で被災しているので、今後の対応の大変さに頭を抱えています。

 八代の弟から、午後1時前に水がやっと引いたとの連絡がありました。その後追加で、「中学生の息子はさっき起きてきて何も知らない。幸せです。」無事で何よりです。

 

【山の日】070811

 今日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨とする「山の日」です。漢字の「八」が山の形に見えることや、「11」は木が立ち並ぶイメージがあることから、8月8日が山梨県・岐阜県、11月11日は香川県・愛媛県・高知県など、各都道府県の山の日で「8」や「11」が多く用いられているそうです。8月11日はお盆前で連休にしやすいという利点もあるようです。皆さんにとっては夏休みの中の祝日はあまり関係がありませんが、大人になると嬉しい休みです。

 ある方の「海の日があるのに山の日がないのはなぜだ~!」という意見が「山の日」を制定しよう議論の始まりだったとか。そういうことなら「空の日」「平野の日」「盆地の日」「河岸段丘の日」「三角州の日」「扇状地の日」「大陸棚の日」、地理で習った用語で意見を述べてみることとしますか。

【Nコン2025】070810

 6日(水)、熊本県立劇場で第92回NHK全国学校音楽コンクール熊本県コンクールが開催され、12番目に登場した水俣二中・水俣一中合同合唱部は、出場校から4校が選ばれる銀賞を受賞しました。顧問のFY先生によると「自分が知っているここ30~40年では、水俣芦北からは銀賞は出ていないのではないか。」とのこと。自身がお世話になった音楽の先生に電話して確認していました。顧問のMY先生は「生徒たちは他校の合唱やすばらしさに触れたり、悔しさをバネにがんばったり、とたくさんのことを吸収してくれたと思います。」と話されていました。大会を通しての成長が嬉しかったとのことでした。

 

【スズメバチには注意】070809

 研究授業の指導助言で来校されたK指導主事の右腕が腫れていました。聞くと自宅に巣を作ったスズメバチの駆除中に刺されたとのこと。途中でスプレーが切れたのが敗因でした。

 暑すぎる夏と早すぎる梅雨明けでスズメバチの活動時期が早まっているそうです。厚生労働省の人口動態調査によるとハチ(大部分がスズメバチ)による死者の数は平成29年13人、平成30年12人、令和元年11人、2年13人、3年15人、4年20人、5年21人です。過去15年間の統計では80歳以上が75人(29.3%)を占めて最も多くなっています.以下は70歳代69人(27.0%)、60歳代67人(26.2%)、50歳代が30人(11.7%)の順で、高齢者が多いという特徴があるそうです。私の母も落ちていたスズメバチの腰から下をゴミだと思って素手で触ったところ刺されて即病院行きでした。死骸も危険です。

 スズメバチは外敵が巣に近づく(約10m)と、「相手の周りをしつこく飛ぶ。相手に狙いをつけて、空中で停止する。最後の警告としてあごをかみ合わせてカチカチという音を立てる。」などの行動を行います。攻撃態勢に入ったスズメバチは、黒いものに向かってきます。(巣を攻撃して幼虫や蜜をとる熊が黒だからという説あり。)白や黄色がより安全な色のようです。もし巣に近づいてしまったらすばやい動きに対して攻撃してくるため手でふりはらったりせず、頭などの黒い部分を隠し、低い姿勢で静かに後ずさりするのが得策だそうです。また、スズメバチが近づいてきたらじっとしておくのが良いようです。

 教訓です「駆除には完全防備の上、駆除スプレーは満タンの状態で臨みましょう。」

【ミツバチ】070808

 今日のテーマは画像の「ヒマワリ」にとまっている「ミツバチ(ニホンミツバチ)」です。花粉を体にいっぱいつけて花と同化しています。私が子どもの頃は田浦の実家では、祖父が趣味で養蜂をしていました。動画共有サイトを見ると、趣味の養蜂がたくさんあがっていますが、実家の最初の群れは祖父が若い頃に、人吉から担いで田浦まで歩いて運んだそうです。地方ではまだ車が普及していない昭和の始めの話です。

 ミツバチの群れは、1匹の女王蜂と約5万匹の働き蜂(雌蜂)、繁殖期には全体の1割ほどの雄蜂で構成されています。働き蜂のエサとなるのは集めてきた花の蜜や花粉で、一度に40mg(自身の体重のおよそ半分)の蜜を運びます。私が45㎏を抱えて飛ぶのと同じです。一匹のミツバチが一生で集める蜜の量はスプーン1杯(5g)程度だそうです。

 スズメバチと違い、ミツバチはおとなしく人を刺すことは滅多にありませんが、子どもの頃は洗濯物についていたりした蜂に年に数回は刺されていました。慣れていた頃は蚊に刺された程度にしか感じませんでしたが、最近では刺されたところやはり痛いですね。ミツバチは刺すと針(一緒に内臓ごと)がとれてしまい、興奮物質が周りに広がります。その興奮物質によって他のミツバチから攻撃されることがあるそうです。特に巣を攻撃されたと感じた時はガンガン攻撃してきますので、巣の傍を通る時は用心しましょう。

 

 

【水莫(水俣・莫斯科)交流】070807

 莫斯科と書いてモスクワと読みます。時差は6時間。二中時間は午後2時半、モスクワ時間は午前8時半です。モスクワ日本人学校の吉田先生と二中の先生がオンラインで交流を行いました。吉田先生とは3月の退任式以来の会話です。モスクワでの生活の様子や、二中生の頑張る姿についてお話しすることができました。次回は冬休みを計画しています。

 「モス日通信」のコーナーもぜひご覧ください。

【掛け軸】070806

 人吉市の永国寺(曹洞宗蓬来山永国寺)は「ゆうれい寺」として知られます。今年は8月2日に「ゆうれい祭り」が開かれ、寺に伝わる幽霊の掛け軸の開帳、実行委員会による「ゆうれい屋敷」などがあり賑わいました。 私も平成3年から7年間、永国寺と道を挟んだところに住んでいましたが、祭りの日は朝から読経が聞こえていました。

 お寺ができた1408年頃のこと、ある有名な武士の妾が、本妻の激しい嫉妬により球磨川に身を投げて死んでしまいました。その怨念は幽霊となって本妻を苦しめました。永国寺の裏の池に出てきた幽霊が実底超真和尚によって諭されるとともに、掛け軸に描かれた自分の今の姿を見てショックを受け、ゆうれいは望んで和尚に成仏させてもらいました。

 というのが掛け軸について良く知られている話です。人吉の社会科研究会で史跡見学をして回ったときに聞いた話には続きがあって、顔をしっかり観察してください。その後…。はだけた右肩に視線を移してください。

 描かれてしばらくたってから、そこに本当の顔が浮き出してきたそうです。画像検索でも良いですがレプリカを本堂に常設してありますので人吉に行かれた際はぜひ見学を。さらに、来年の幽霊祭りではぜひ本物を。

 

【教科等研究会】070805

 夏休みには普段できない研修の機会が沢山あります。教科ごとの研究会もその一つです。私とFK先生が所属する中学校社会科部会は、芦北町文化振興課主幹の深川裕二さんの案内のもと佐敷城跡(スカイドームを見下ろす位置にあります)や佐敷の街並みの巡検を行いました。石垣は当時の物と再建した物を石の面取りの有る無しで見分けることができるそうです。研修の成果は授業づくりに活かします。

 芦北町観光協会のHPによると、「佐敷城跡は加藤清正が島津氏に備え肥薩国境防備のために築城したもので、島津・加藤両氏の戦いの場となりました。廃城時に壊された石垣などが残り、天下泰平銘鬼瓦など注目される遺物も出土するなど、近世初頭の政治・軍事を理解するうえで貴重な遺跡として、2008年に国史跡に指定されています。現在は石垣が再現され、天空にそびえる美しい城跡を見ることができます。」とのことです。

【1年生リーダー研修】080804

 2学期以降のさらなるステップアップを目指し、1年生は夏休みにワークショップを中心にしたリーダー研修を実施しました。まずは分析シートを使った自己理解と、対話によるお互いの理解からスタートです。

【自覚・無自覚】070803

 ある役員さんのPTA懇親会での注文が話題になったが、私もそうである。「チーズやチーズ味のお菓子をよく買うね。」数年前に妻から言われた。まったく自覚がなかった。そういえば家の冷蔵庫やお菓子箱にチーズ系の食べ物をよく見かける。私が買ったものだったのか。    

「変わった味のジュースをよく買うね。」と言われた。少し自覚がある。「ブログのネタにもなるので、変わった物にはとりあえずチャレンジしてみたい。」ということにしている。「ドリアンサイダー」はチャレンジの末、敗北した。

「餡(あん)物をよく買うね。」と言われた。ネコの名前も「おはぎ」にしたくらいだ。これは自覚がある。書きながら祖母がおはぎを「なかめしぐるりあん」と言っていたのを思い出した。フランス語の語感がある。引き出しには弟からもらった、私の来年の誕生日が賞味期限の小さい羊羹を入れている。

「同じ服や靴を色違いで持っているね。」と言われた。これには理由がある。体が割と大きいので、特に靴は気に入ったデザインでサイズが合う物を見つけた時が千載一遇のチャンスだ。

自分では気づいていないことが他にもたくさんあるかも知れない。

【Stanford-e-Minamata】070802

 水俣高校のスタンフォード大学オンライン講座(Stanford-e-Minamata)の開講式に出席してきました。式典の後、受講生は早速1回の講義に向かいました。

 講座ではいろいろなテーマをもとに、スタンフォード大学講師に英語で学び、ディスカッション等を行います。受講生には二中卒業生も選ばれていました。最終回は生徒によるプレゼンテーション発表を行い、成績優秀者は来春、スタンフォード大学現地での表彰式に2名(予定)が参加できます。25名の受講生のチャレンジは水俣高校のHPでも紹介されます。

【誤魔化す】070801

 「明日から頑張る!」と26回言えば始業式、夏休みも3分の1が終了です。暑い日が続き、花壇の花もピンチです。休みの日にも学校に出てきて水遣りをしています。明日の雨予報がいつの間にか晴れに変わっていました。残念。

 PTA花壇と正門のヒマワリは満開です。昔、二中で同勤したM先生から「はたぐっちゃんやろ。」と褒めてもらいました。お気づきいただきうれしいです。駐車場の方を向いているのが残念です。

 挿し芽から育てたアジサイには日よけをしました。二中を去ってもしっかり育つまでは面倒を見たいと思っています。今年度も3分の1が終わりました。あと224回でブログも終了です。ネタがない時は花か虫の話でごまかしています。昨日も今日も、そして来週の金曜も、ネタが無くてごまかしているなと思いながら読んでください。