二中ブログ

【スズメバチには注意】070809

 研究授業の指導助言で来校されたK指導主事の右腕が腫れていました。聞くと自宅に巣を作ったスズメバチの駆除中に刺されたとのこと。途中でスプレーが切れたのが敗因でした。

 暑すぎる夏と早すぎる梅雨明けでスズメバチの活動時期が早まっているそうです。厚生労働省の人口動態調査によるとハチ(大部分がスズメバチ)による死者の数は平成29年13人、平成30年12人、令和元年11人、2年13人、3年15人、4年20人、5年21人です。過去15年間の統計では80歳以上が75人(29.3%)を占めて最も多くなっています.以下は70歳代69人(27.0%)、60歳代67人(26.2%)、50歳代が30人(11.7%)の順で、高齢者が多いという特徴があるそうです。私の母も落ちていたスズメバチの腰から下をゴミだと思って素手で触ったところ刺されて即病院行きでした。死骸も危険です。

 スズメバチは外敵が巣に近づく(約10m)と、「相手の周りをしつこく飛ぶ。相手に狙いをつけて、空中で停止する。最後の警告としてあごをかみ合わせてカチカチという音を立てる。」などの行動を行います。攻撃態勢に入ったスズメバチは、黒いものに向かってきます。(巣を攻撃して幼虫や蜜をとる熊が黒だからという説あり。)白や黄色がより安全な色のようです。もし巣に近づいてしまったらすばやい動きに対して攻撃してくるため手でふりはらったりせず、頭などの黒い部分を隠し、低い姿勢で静かに後ずさりするのが得策だそうです。また、スズメバチが近づいてきたらじっとしておくのが良いようです。

 教訓です「駆除には完全防備の上、駆除スプレーは満タンの状態で臨みましょう。」