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【弱いままで】071030

 1年1組の学級通信にいかりや長介さんの言葉が紹介されていました。教師を目指し始め「何事も弱さを克服し、強くならなければならない」と考えていた大学3年生の頃のFK先生の胸にグサッと刺さった言葉だそうです。

 強くなることはないです。

 弱い自分に苦しむことが大事なことなんです。

 人間は元々弱い生き物なんです。

 それなのに、心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。

 強くなるということは鈍くなるということなんです。

 痛みに鈍感になるということなんです。

 自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感(どんかん)になる。

 自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。

 痛みに鈍感になり優しさを失う。

 いいんですよ、弱いまんまで。

 自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。

 人間は弱いままでいいんですよ、いつまでも…。

 弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。