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【令和2年7月豪雨】050703

 7月3日から4日にかけて降り続いた1時間の降水量が30mmを超える激しい雨は芦北町にも甚大な被害をもたらしました。当時私が勤務していた湯浦中はプール裏斜面、自転車小屋奥斜面の2か所が大きく崩落しました。また、女島地区で発生した土石流により、職員のご両親がお亡くなりになりました。

 私の息子夫婦も佐敷中学校の近くに住んでいましたが、夜中の3時頃に消防団の方に起こされて緊急避難をしました。スカイドームに避難しようとしたところ奥さんの車は深い水にタイヤをとられ流され、後ろを別の車で走っていた息子が窓から引き出して逆方向に避難。芦北の給食センター駐車場の車の中で一夜を過ごしました。翌朝、水が引いてから帰宅すると床上浸水。4月に入れた道具の多くは水没しました。

 7月6日(月)~8日(水)の3日間、芦北町の学校は臨時休校となりました。各校の職員は学校の被災個所の確認や大きな被害を受けた佐敷中学校の片付けの手伝いなど、復旧作業で1日を終えました。水俣市の各校や各学校のPTAの皆様からもたくさんのご支援をいただきました。

 次に同じような災害が起こったときは7月豪雨が基準となって正常化バイアスが働きます。あの時はあれほど降ったのに「ここまでは水は来なかった。」、「ここは崩れなかった。」が一番危険です。