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【予防運転】050610

 仕事を始めた頃、警察官になった友達からこんな話を聞いた。「安全運転じゃダメぞ。こちらが交通ルールを守って運転していても、ルールを守らない運転手がいるかもしれない、飛び出してくる子どもがいるかもしれないと考える予防運転ばせんばいかんぞ。」予防運転という言葉がとても心に残っている。

 実は、私の二男は中学生の時に交通事故に遭っている。携帯に「車と正面衝突し、病院に運ばれた。」という連絡が入ったとき足が震えた、見ていた人の話によると、空中に2mくらい跳ね飛ばされたという事である。最悪の覚悟をした。

 幸いヘルメットをきちんとかぶっており、打撲くらいで済んだ。「俺、すごいけん。」、「よーケガせんやったねと褒められた。」という息子をおごったくった。褒められたのではない、あきれられたのだ。下りカーブを曲がったところで出合い頭に対向車にぶつかったらしい。互いにスピードが出ていなかったのも幸いだった。

 息子には想像力についてもう一度話をした。「もし、があっていたらどれだけの人が悲しむか。」もう一つ「事故の相手が友達のお父さんお母さんだったら?もし、があっていたら?友達の家族はどうなっていただろう。」という事を考えなさい。自宅のそばの事故であったが、あごひももきっちり締め、ヘルメットをきちんとかぶっていたことは褒めた。元気のよい二男だったが、ノーヘルの習慣がなかったことはありがたかった。

 ヘルメットは頭を守るため、タスキは視認性を良くして運転手や歩行者に気付いてもらうため。そして、自転車の無謀運転により、車の運転手とその家族が不幸になることを未然に防ぐため。想像力が大事です。

 では、自転車で小中高校生が歩行者をはねてしまったらどうなるのでしょう。未成年ですから無罪?損害賠償も無しでしょうか?回転寿司の件から想像は付きますね。この続きはまた明日のこの時間に。