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【もったいなか】050722

 6月のある日のこと。

 朝8時半、水俣市総合医療センターに到着。3ヶ月に1回は通っている行きつけの店だ。今日のめあては消化器内科。自慢ではないが2月末の人間ドックで再検査のハガキをもらった。あまり好きな内容ではなかったので放置していたら、さらに督促のハガキが届いた。敵もさるものである。

 人間ドックの結果を母からいつも聞かれるが、返事は「別に。」と決めている。「親思う心」である。上旬に腹部エコー検査、中旬に大腸内視鏡検査、下旬に造影剤を使っての腹部エコー検査と今月は3回目の検査。本当に行きつけになってしまった。出勤簿が必要だ。

 造影剤を点滴されCTに。「体が熱く感じるようになります。お漏らしをしたような感覚になることがありますが実際は違います。腕は上にあげてください。気分は悪くないですか。痛い所はないですか。吐き戻しそうな時はボタンを押してください」看護師さんの声掛け。不安になるが前の週に受けた大腸内視鏡検査と比べるとネコの甘噛み程度である。

 検査開始、点滴も別に痛くない。熱感も大したことはない。もっとも痛いのは五十肩、早く検査を終えて腕をおろしたい。

 検査後のデータ処理がおわり診察室に入る。常に余裕ある表情は変えない。結果は、大きな心配は無し。「よしっ!」と安心するが、さも当然と言う表情で、医師には気取られないように心がける。

 お酒はほぼ飲まない。タバコも吸わない。改善策は「痩せること」聞き慣れた言葉が返ってくる。「身長が184㎝なので、あと10㎏くらい減らすとかなり改善できるはずです。」それも知っている。「知っていることとできることは違う。」年齢を重ね生徒にも同じことが言えるようになった。
 昔、私の兄弟が、母に「痩せれば」と言うと笑いながら必ずこう答えていた。「せっかく肥えたとに、もったいなか。」親の言いつけは守らなければ。