日々の生活の中で
鹿北小・中学校合同がん教育講演会
12月21日(木)15時10分より、ランチルームにて「がん教育」講演会を行いました。講師はまつだ ようこ様です。まつだ様は薬剤師としてのお仕事とともにシャンソン・カンツオーネ歌手としても活躍されており、自らの乳がん闘病体験からがん患者の支援活動や「いのちをつなぐ会」講師として小中高等学校で講話活動をされています。
がんを患ってから、抗がん剤治療により髪の毛が抜けたり皮膚の皮がむけたりといった副作用とのたたかい、放射線治療のこと、がんの告知を受けた時の家族の反応や周囲の方々の励ましなど具体的なスライドをもとにお話をされました。特につらい抗がん剤治療の時でも自分が目標としたことや夢を実現するとの強い意志、家族のやさしさ、強さ、絆などを通して「生きる」こととはどういうことなのかを私たちに力強く伝えてくださいました。「がんと共に生きているから新しい夢を持つことができた」「がんと共に生きているからさまざまな出会いがあった」など、とにかく前向きです。
そして、生きるとは・・・自分のいのちに責任を持つこと、自分と同じように相手のいのちに責任をもつことという言葉が心に強く残りました。
「人生は前に進むことしかできない。人は『明日へ生きる』ものなのです」との言葉に、がんと共に生きることは普通のことのように思えてきました。今日の講演でがんに対するイメージが大きく変わるとともに、命を見つめて生きていくことの大切さを教えていただきました。
まつだ ようこ先生、本日はありがとうございました。山鹿市長、表敬訪問
12月21日(木)13時30分、島北大都君(3年)の熊本県人権作文コンテストで最優秀賞となる熊本地方法務局長賞受賞と県科学研究物展示会(科学展)でのグランプリ(県知事賞)受賞を担任の先生、島北君のお母さんとともに、中嶋憲正山鹿市長に報告にうかがいました。
島北君が、受賞報告を行い市長からお祝いの言葉をいただきました。また、堀田教育長からもお祝いの言葉をいただきました。その後、紙飛行機研究のこと、お母さんや担任の先生の思いなどなごやかな雰囲気の中で話をさせていただきました。
最後にみんなで記念写真を撮りました。今後の活躍がますます楽しみになりました。
門松を作っていただきました!
12月20日(水)、本校用務の有働さん、中嶋さんが門松を作って下さいました。寒い中でしたが、鹿北中学校のために心を込めて作って下さいました。途中、鹿北小学校からも様子を見に来られ、和気あいあいとした雰囲気の中すばらしい門松が完成しました。とてもたいへんだったと思います。本当にありがとうございました。
現在、鹿北中学校の玄関前は正月を迎える雰囲気があふれています。来校された際には、ぜひご覧いただければと思います。
笑顔はじけた、保小中なかよし駅伝大会
12月20日(水)午後、年末恒例の「保小中なかよし駅伝大会」が行われました。まほろば保育園園児、鹿北小学校児童、鹿北中学校生徒が縦割り班を9班つくり班対抗の駅伝大会です。競技方法は各班の選手がペアで400mコース、240mコース、80mコースを順番に3回走って優勝を争う約1時間の駅伝大会です。スタート前には班ごとにアップをしたり円陣をつくって声を出したり楽しみながらも気持ちを引き締めていました。
開会式のあと、保育園の園長先生のスタート合図でいよいよ駅伝大会が始まりました。中学生と小学生、小学生と園児、中学生と園児など各班で考えたペアの組み合わせと走る順番でリングバトンを渡していきます。各縦割り班の監督は保育園、小学校、中学校の先生です。それぞれ班のなかまの走りにみんなが熱い声援を送っていました。走っている人たちは走るスピードを考えたり、背中を支えたり、励ましたりそれぞれですが、みんな笑顔で走っていました。先生方もチームをつくって一緒に走りました。さすがに400mを3回走る先生はきつそうでした。
約1時間の駅伝大会の間、鹿北町グラウンドにはかけ声や歓声が響き、笑顔がたくさん見られました。市民センターの職員の皆さま、消防の鹿北分署の皆さま、保護者や地域の皆さまも応援にかけつけてくださり、にぎやかな駅伝大会となりました。また、「なかよし駅伝」ということで、保育園児、小学生、中学生の交流が進み楽しい大会となりました。
企画、運営に携わった児童・生徒の皆さん、応援にかけつけてくださったたくさんの皆さま、今日はありがとうございました。
「つらら!」、鹿北は寒いです!
12月18日(月)掃除の時間坂口先生が、校長室前の廊下から1年生教室に向かう通路の横につららを見つけました。それも屋根からの水滴が重なってできた上に伸びたつららです。生徒も先生もビックリ。さらに音楽の授業で中学校の音楽室に来ていた小学5年生もビックリです。「わあ、すごい!」など驚きの声がたくさん聞こえてきます。こんな寒さの中ですが、鹿北の小学生、中学生は元気に頑張っています!
3年生、鹿北市民センターへ 感謝!
11月18日(月)の昼休み、3年生全員と3年部職員でかほくまつりのお礼に鹿北市民センターに行きました。かほくまつりでは、中学生の企画を採用してくださり、地域貢献の機会をいただきました。地域の方々に喜んでいただき、取組を通して達成感や充実感を味わい、そして、鹿北町の一員であることをあらためて誇りに思うことができました。
今日は、3年生が感謝の気持ちを込めて感想と写真を広用紙2枚分にまとめたものを、3年生の思いとともに受け取っていただきました。市民センターの方々からは、「広く町民の皆さまに見ていただけるように掲示をします。」と言っていただき、さらに、「中学生がこれだけかほくまつりで活躍してくれたことにとても感動しています。」との言葉をいただきました。
これからも、地域とともに発展していく鹿北中学校でありたいと思います。
保健室のめだか
保健室のめだかが病気にかかってしまったようです。よく見ると背びれなどに白っぽいものがついています。動きにも元気がないです。現在「薬浴」で治療をしています。早く元気になってほしいです。
今年最後の読み聞かせ、ありがとうございました。
12月18日(月)今年最後の読み聞かせを行っていただきました。クリスマスが近いのでクリスマスにちなんだお話もしていただきました。生徒は絵本の世界に引き込まれていきます。そして、今日は生徒全員にクリスマスツリーのプレゼントをいただきました。とてもかわいらしいツリーです。校長室にも3ついただきました。ツリーとともにみんなの笑顔が広がりました。
今年1年、生徒、教職員のために読み聞かせをしていただきありがとうございました。毎回、読み聞かせの時間は、学校の時間の流れがゆったりとなり、幼い頃の自分を思い出したり、中学生として絵本との出会い直しをしたり、一人一人普段なかなか出会わない自分を見つめながら絵本の世界を楽しんでいます。とても贅沢で大切な時間です。来年もたくさんの絵本との出会い、自分との出会いを楽しみにしています。今年一年ありがとうございました。そして、来年もよろしくお願いいたします。
鹿北小6年生、中学校一日体験入学
12月15日(金)、今日は小学校6年生の一日体験入学が行われました。朝から中学校に登校し、1年生の教室に入りました。少し緊張している表情でしたが、今日一日担任の内山先生が気持ちをほぐしてくれました。そして、21日行われる「がん教育」の事前学習を朝の学習の時間に行い、みんな真剣に話を聞いていました。
授業は、乗り入れで行っている社会や音楽ではなく、今日は国語や理科などの授業です。いつもより5分間長い50分授業ですが、いつもと違う先生とともに午前中4時間の授業よく頑張りました。
給食は中学生と一緒にランチルームで食べます。エプロンをつけて自分たちで準備をしました。みんなで食べる給食はあまり慣れていないけれど楽しい時間となったようです。
昼休みは、教室や体育館などで自由に過ごしました。中学生とも楽しそうに遊んでいる姿をたくさん見ることができました。
掃除の時間は、2班に分かれて教室とランチルームの掃除です。無言掃除を徹底し黙々と掃除を行うことができました。
5時間目の体育は、いつもの乗り入れ授業。中学校の西浦先生の授業なので何となくホッとした感じで楽しそうでした。
6時間目は、中学校生活についての説明会。生徒会執行部の鬼塚君(1年)と福永さん(1年)が行事や部活動、委員会活動などについて元気よく説明してくれました。さすが先輩です。テスト勉強のことなどの質問にもしっかり答えてくれました。
あっという間の一日体験入学でしたが、中学校生活を少しですがイメージできたことと思います。中学校生活は小学校6年間の「学び」を土台としてスタートします。今の頑張りを大切に、4月には目を輝かせて入学してきてほしいと思います。その日を楽しみにしています。
沖縄に学ぶ
昨日12月14日(木)の人権集会で発表してくれた2年女子生徒の発表原稿を掲載いたします。沖縄修学旅行で学んだこと、感じたことを率直に綴っています。ぜひご覧いただければと思います。
修学旅行で行った沖縄は、海の色がエメラルドグリーンでとてもきれいでした。多くの人が沖縄と聞くと、私と同じようにきれいな海や美しい景色を思い浮かべるでしょう。しかし、その裏に戦争の歴史があることを忘れてはならないと思います。
ガマに入りましたが、入った瞬間に空気が変わったことがわかりました。ガマの中で、私たちが立っていたところも、苦しんでいた人がいたと思うと胸が苦しくなりました。資料館ではたくさんの戦争体験の手記を読みました。言葉で言い表せないほど悲惨で辛いものでした。私が読んだ中には、「麻酔なしの手術で切断された手や足を、ひめゆり学徒隊が運んだ」という話がありました。背筋が凍りそうな気持ちになり、私だったら耐えられないと思いました。しかし、戦争の中にいたら、それが普通になるのかと思うととても苦しいです。人間を人間でなくしてしまうものが戦争です。人権とは、人として生きる権利だと思います。戦争はすべてを壊してしまいます。今、目の前にいる人が人間である権利を失い、自分も人間ではなくなる。今、みんなと話したり、協力して達成できたりしていることもとても幸せだなと思います。講話をいただいた具志堅さんは、何度も私たちに「考えてください」と言われました。今の私たちにできることは、考えることです。平和の礎の前で誓った、「この悲しい過去を繰り返さず、事実を心に刻み、伝えていくのは私たちの役目であり、平和な世界を築いていくために私たちにできることは何なのかを考えていきたい。」という決意を忘れず、これからを大切に生きていきたいです。