学校生活

日々の生活の中で

【学校生活】中学校生活「最後の給食」となってしまいました

 2月28日(金)、今までになくあわただしい一日が始まりました。昨夜の安倍総理の発言を受けて、学校はたいへんな状況となりました。6時過ぎから、すべての時間割を変更し休校に備えました。そして、午前10時からの臨時校長会で教育長から3月2日からの休校が正式に伝えられました。

 3年生にとっては、公立高校後期選抜を受検する生徒もおり、また、卒業に向けて気持ちを高め、いろいろな方々に感謝の気持ちを伝えようと準備を始めていましたが、すべて吹っ飛んでしまいました。

 ただし、後期選抜は通常通り行われので、動揺せず勉強に集中してほしいと思います。

 給食も今日が突然最後となってしまいました。給食終了後、3年生は全員で食器や食缶を給食室に返却に行き、みんなで3年間、そして、9年間の感謝の気持を伝えました。

 給食の先生方からも温かいメッセージをいただき、給食室前では、笑顔の輪が広がりました。

 「もっと給食を食べることができると思っていたのに残念です。」との心の声が聞こえてきます。だけど、笑顔で感謝の気持ちを伝える3年生の姿は本当に、本当にすばらしいと思いました。

 

【学校生活】美術の授業を通して

 2月26日(水)の午後、1・3年生は美術の授業が行われました。

 5時間目は、1年生が自分で選んだ漢字を自由にレイアウトしながら画用紙上に表現する活動に取り組んでいました。漢字に合ったイラストやマークなどが漢字を構成する要素となり、発想の豊かさに「なるほど!」と感心させられます。

 この自由に自分で考えて表現するという活動は、けっこう大変な活動です。なぜなら、何もないところから、いわば0から自分で考えたり、判断しなければならないからです。一人一人の感性が試される時間です。

 このような活動こそが、心を耕し、心を豊かにしてくれる活動なんだと、生徒の真剣な表情を見ていて感じました。

 6時間目は、3年生が「色紙入れ」を製作していました。卒業制作となります。彫刻刀で模様などを完成させた生徒は、集まって楽しそうにニスを塗っています。そんな3年生の姿を見ていると、「ああ!もうすぐ卒業なんだ」と気づかされます。

 あと何日かで3月です。公立高校後期選抜の日が間近にせまってきます。後期選抜を受検する人たちのためにも、1時間1時間の授業を大切にする3年生の姿を見ていると、目には見えませんがなかまとのを感じます。

 卒業するという実感はまだまだわいてきませんが、確実に卒業の日が近づいています。

 

【学校生活】感性を磨く

 2月26日(水)、今日も玄関を入ったところの棚に置かれている水槽の前に生徒が集まっています。水槽の中をのぞき込みながらとても興味深そうに話をしています。その声は校長室まで聞こえてきます。

 近づいてみると、指を指しているその先には小さいタニシがいます。それも、水槽の壁面にいくつものタニシがへばりついています。いつの間にこんなに増えたのだろうと驚くぐらいの数です。

 足を止めてタニシを見つめるほんの少しのなにげない時間、こんな時間が生徒の感性を育んでくれるのかもしれません。

 

【学校生活】学年末テスト

 2月20日(木)、1・2年生の学年末テストも最終日です。3日間で9教科のテストを行うことで、この期間、集中して学習に取り組める反面、テストのための勉強になっていて、「最大瞬間学力」を図ることが目的になっているようにも感じます。

 生徒が自主的に学びを継続し、効果的に学力を定着させられるようにするには、どうすればよいのか、次年度に向けて協議が必要であると、生徒の一生懸命な姿を見ていて感じました。

 

【学校生活】山鹿市宮古島交流報告

 2月6日(木)~8日(土)の2泊3日で行われた、宮古島交流については、このホームページでも紹介させていただきました。そのホームページ内容より、宮古島交流報告を作成しましたので掲載いたします。

 今回の交流をどのように発展させていくのかが大切となります。

宮古島交流報告.pdf

【学校生活】音楽の授業 ゲストティーチャー

 2月14日(金)、中学校音楽室では、小学6年生の音楽の授業が行なわれています。そして、今日の授業にはゲストティーチャーが登場し、子供たちは大喜びです。

 そのゲストティーチャーとは、クリス先生です。

 クリス先生は、キルトを着て登場されました。ビッグベンやロンドンアイという大きな観覧車のことや、2階建てバスの写真をたくさん見せてくださり、イギリスのことを紹介してくださいました。

 その後、キルトが日本で言う着物のような服であること、いろんな模様があることなど、キルトについて説明してくださいました。

 さらに、バグパイプの作りについて説明をされ、実際に動画を見せてくださいました。動画はバグパイプで蛍の光を演奏しているところで、蛍の光がスコットランド民謡であることも教えてくださいました。

 スコットランドのさわやかな風が音楽室に流れたよう授業、クリス先生、ありがとうございました。

 

【学校生活】新入生保護者説明会

 2月13日(木)午後7時より、ランチルームにて新入生保護者説明会を行い、たくさんの保護者の皆さまに来校していただきました。

 最初に、鹿北中が大切にしている「保小中連携教育」「地域連携教育」による「出会いの教育」についてお話させていただきました。

 次に教務の先生より、学校生活の説明や購入品、入学式、4月行事などについて具体的な説明がありました。

 質疑応答のあと、山鹿市教育委員会の百田至道主事より、「春の安心ネット・新学期一斉行動~インターネット利用をするために保護者ができること~」との内容で約15分間、お話をしていただきました。

 ネットの世界に潜む危険について様々な角度からお話ししていただきました。

 また、同じランチルーム内には、保護者会終了を待ちながら勉強する小学6年生もいて、話しかけると笑顔で答えてくれました。

 4月から一緒に学校生活を創っていくことが楽しみになってきました。

 

【学校生活】卒業生来校

 2月13日(木)午後1時過ぎ、本校を卒業した鹿本高校生2名が来校しました。来校の目的は、みらい創造科発表会の案内を届けることです。笑顔で教頭先生に全校生徒分のちらしを渡してくれました。

卒業生の笑顔から、充実した高校生活を送っていることが伝わってきてうれしくなりました。発表会の取組を通して、また一歩成長することと思います。

 ガンバレ、卒業生!!

【学校生活】城北高校にて体験学習

 2月12日(水)、午前9時より2年生が城北高校に赴き、医療福祉科の先生、生徒のご協力をいただき福祉についての講話及び医療福祉の体験学習を行いました。

 初めに、担当の先生より、福祉についてお話していただきました。お話の中で、「お互いに違う価値観を認め合うこと、尊重することが大切。協力し愛、認め愛、許し愛、そして、奇跡の出愛に感謝」とn言葉がとても印象に残り温かい気持ちになりました。 

 その後、車いすからベッドへと移動するための介助の実際について体験する班、介護の様々な日常の道具(はしやおさら)ポータブルトイレなどを実際に使用する班の2班に分かれて実習をさせていただきました。

 介助は、相手の気持ちに寄り添うことで、言葉がけや介助での優しさが出てくると城北高校の生徒のみなさんの動きを見ていて感じました。鹿北中の2年生も介助を体験しましたが、マニュアル通りに行うことを意識したため、相手に寄り添うことがおろそかになってしまいました。

 また、介助は力が必要と思っていましたが、けっしてそうではなく、科学的な視点を意識すると、力を入れずに介助できることがわかったことは大きな発見となりました。
 短い時間でしたが、なるほどと思うことがたくさんあり、介助する側の感性を豊かにしていくことが大切だと思いました。

 城北高校の生徒のみなさんの明るい笑顔とやさしく教えてくださる姿に、人格を日々磨きながら高校生活を送られていることが伝わってきました。

 また、鹿北中2年生全員が、今日の感想を自分の言葉でしっかり伝える姿を見たとき、また一歩成長したことを実感しました。とてもうれしくなりました。

 ご多用の中、本校生徒のために充実した時間を創っていただき、また、校長先生自ら中学生に語りかけてくださり、本当にありがとうございました。

 学んだことを、一人一人が日常生活に生かして生きたいと思います。

【学校生活】宮古島交流3日目〜別れ・涙・再会の約束、そして感謝〜

宮古毎日新聞、2月8日(土)朝刊より

 今朝の宮古毎日新聞には、昨日行われた結の橋学園との交流が掲載されていました。テレビは明日以降放送される予定とのことです。宮古島の方々に、交流活動が行われたことを知っていただくことは、とても意義深いことだと思います。

 【離島式、いよいよお別れです】

 午前10時、離島式を行いました。各班の代表生徒がお礼の言葉を伝え、栗川教育委員さんにいただいた来民うちわを贈呈させていただきました。そして民家の方々から挨拶をしていただきました。

 みなさんには、宮古島にあたらしい家族ができました。だから、熊本に戻っても、ここ宮古島からみんなのことを応援している人がいることを忘れないでほしい。そして、来年ぜひ宮古島に来て成長した姿を見せてほしい、との言葉が胸に迫ってきます。

 民泊のお礼に、「しあわせ運べるように」を歌いました。涙を流して聞いてくださいました。

【別れ・涙・感謝・再会の約束】

 記念写真を撮ったあと、それぞれの民家の方とのお別れです。この瞬間、生徒の目からは大粒の涙があふれて止まりません。民家の方々、民泊をお世話してくださった方々も涙、涙です。

 たった1泊の短い出会いと交流。しかし、人と人とのつながりは時間ではないことをあふれ出す涙が物語っています。何でこんなに涙があふれてくるのだろう。人と人との出会いとは不思議なものです。そしてあらためてとてもいいものだと実感しました。

 今日の涙は一生の宝物となるはずです。

 来年、また成長した姿を見せに宮古島に来るとの新たな目標を胸に刻み、バスに乗り込みました。そして、姿が見えなくなるまで手を振り続けました。

【宮古島空港→那覇空港】

 宮古島空港でお土産を買って、いよいよ宮古島ともお別れです。満席の飛行機に乗り込み空へと飛び立ちました。機内で食事をすませると、もう飛行機が着陸態勢に入ったとのアナウンス。もうすぐ那覇空港です。

 着陸後の機内放送では、キャビンアテンダントの方から「2泊3日の交流の思い出を大切にしてください。」とのメッセージが流れました。

 そして、さらに機長さんから、「鹿北中学校の生徒のみなさん、結の橋学園との交流はいかがでしたか、宮古島は私もパイロットとしての訓練をした一生の思い出の地です。今でもその時のことを思い出します。皆さんにとっても、今回の交流は一生の思い出となるはずです。今回の体験で学んだことを生かしてこれからも頑張ってください。

 そして、出発前、コックピットに向かって手を振ってくれた生徒さんがいました。とてもうれしかったです。タラップを降りて振り返ると、そこからコックピットが見えます。また、手を振ってくれたらうれしいです。」との異例の長文のメッセージを伝えて下さいました。

 タラップを降りて振り返ると、そこには、コックピットの窓を開けて、笑顔で手を振ってくださる機長さんの姿がはっきり見えました。

 本当にありがとうござます。

【那覇空港→福岡空港】

 那覇空港の乗り継ぎロビーにて、搭乗手続きの時間が来るまで思い思いに過ごしています。何となく祭りのあとのような虚無感を感じている生徒もいるみたいです。それだけ、宮古島での2泊3日はすばらしい時間であったということです。

 飛行機は那覇空港を定刻より20分ほど遅れて、福岡空港に向けて離陸しました。眼下に見える雲のじゅうたん、吸い込まれるような深い青色の空も当分見納めです。

【解団式 鹿北市民センターにて】

 予定より10分ほど遅れて、福岡空港に到着。ちょっとしたハプニングもありましたが、無事バスに乗り込み、一路鹿北へと向かいます。

 高速を降りて、一般道に入り、いよいよ小栗峠へと坂をのぼっていきます。2日間見てきたさとうきび畑が広がる平坦な景色とは明らかに違った風景が車窓から見えます。いつもの見慣れた風景が、どこか新鮮に感じられます。

 18時00分、予定通り、鹿北市民センターに到着しました。

 バスの運転手さんに、みんなでお礼を言って、すぐに解団式を行いました。

 教育委員会の富田さんにも3日間のお礼を伝え、また、迎えに来てくださった保護者の皆さまにもお礼を言って、鹿北中学校1年、宮古島交流団の解団式を終了しました。

 2泊3日の宮古島交流。当初思っていた以上にすばらしい3日間となりました。特に結の橋学園の生徒の皆さんとの交流、民泊させていただいた家庭での交流、鹿北中が大切にしている「出会いの教育」の中で、生徒は貴重な体験を重ねることができました。

 あれほどドキドキしていた、人との出会い。気を遣いながらも、徐々に心の距離が近づいていく心地よさ、これは体験した人だけにしかわからない感覚です。そして、別れの切なさ、悲しさ。こんなに心が揺れ動いたことはめったにないことです。

 だからこそ、この経験を大切にしてほしいと思います。人と人との交流は面倒くさく時にはやっかいなものです。しかし、人との交流の中には、自分を成長させてくれる機会がたくさんあります。今回の3日間でそのことを実感したのではないでしょうか。

 この貴重な体験を、思い出の中にしまい込むのはまだ早いです。これから、どのように人と人との関係の中で自分を成長させていくのか、また、1年生集団をどのような集団に成長させていくのかなど、一人一人が見つめ、意見を交わしながら、考えを深めていかなければなりません。

 このことなくして、1年後、胸を張って宮古島にはいけないはずです。なぜなら、みんなの成長した姿こそが、お世話になった方々への本当の恩返しとなるからです。

 解団式後の「次の一歩」が何より大切です。