二中ブログ

2025年8月の記事一覧

【リーフレット】070822

 私たちの夏休みの宿題、11月の研究発表会案内の原稿が完成しました。今週はリーフレットの仕上げ作業です。より分かりやすいものにするためにぎりぎりまで修正を続けています。ちなみに、複数の紙を綴じるのがパンフレット、1枚の紙で作るのがリーフレットです。

【職員作業】070820

 夏休みも残り1週間、午前中は職員会議、倉庫の整理や草刈りなどの新学期に向けての職員作業を行いました。さて、草刈り機を軽快に操っている私は誰でしょう?

 突然の雨でブレイク、昼食を済ませたら午後は研究発表会に向けての研修です。生徒の皆さんと同じく、大忙しの1週間です。

【一生分】070819

 子どもは小さいころに一生分の親孝行をするといいます。

 人吉二中に赴任した時は私も25歳でした。土曜日は半ドン(午前中で授業が終わる)の時代です。独身の先生も多かったので、みんなで昼ご飯を食べに行き、その後夕方まで部活をして、夜は温泉に入った後、誰かの家に集まってご飯を食べてしゃべって過ごすというような楽しい生活でした。日曜日も当然のように練習で丸一日の休みは盆正月とテスト前だけでした。

 27歳の時に長男が誕生しました。妻は土日が勤務の会社でしたので、育休が終わってからは金曜日の夜に田浦の実家に預けに行き、土曜日の部活が終わってから田浦で子どもと過ごし、日曜日は人吉で部活、終わったらまた田浦に迎えに行くという生活でした。ご自身は子育てに関わってこなかったのでしょう。土日は子どもをみている男性職員がいるという発想が管理職にないのが不思議でした。部員と保護者の皆さんは理解して、いつも感謝の言葉をいただいていたのでありがたかったです。

 人吉二中で7年間を過ごし、人吉三中に異動した5月に妻の転勤が急に決まりました。最初は妻と2人の息子は水俣に引っ越し、私は単身赴任をしたのですが、毎晩9時頃にかかってくる長男からの「おとうさん、なんでかえってきないの。」の電話に、「わかった、今から帰るよ。」と水俣に向かう生活が続きました。着いた頃には、5歳と2歳の息子は寝ています。

 そこで、私も5月から水俣に引っ越し、片道70分の道を通うことにしましたが、長男は早起きをして、毎朝5時半に出発する私を必ず見送ってくれていました。二生分、三生分の親孝行をしてもらいました。子どもに対して怒り心頭になった時は昔を思い出すと良いですね。

【ひみつ道具】070818

 お盆休みが終わりました。夏休みも残り10日間です。毎年恒例、夏休みにほしいドラえもんのひみつ道具一覧です。

 ①夏休み前

『強いイシ』この石に誓ったことを破ると、石が攻撃してくる。

『ノーリツチャカチャカ錠』これを飲むと、勉強や仕事が能率的に、テキパキできる。

②宿題提出日

『まあまあ棒』これで相手の口をふさぎ「まあまあ」と言うと、相手の怒りが収まる。

『シズメバチの巣』怒っている人を刺して、怒りを静める

『ツモリガン』撃たれた人は、してはいないことをしたつもりになり、すっかり満足してしまう。    

③テスト直前

『暗記パン』暗記したいものの上に乗せると、文字が写る。食べると写した内容を暗記できる。トイレに行くと効果がなくなる。

『タイムマシン』時間と空間を越えて移動する機械、夏休みの初日に戻るとき使う。

『もしもボックス』もしもこんなことが?と言うことを実際に試してみることができる。宿題やテストのない世界も可能である。 

 毎年、毎年、自分に言い聞かせています。「ひみつ道具はないからね。」

【夏季研修】070817

 6日(水)、熊本県社会科教育研究会の夏季研修会が開かれ、FK先生と一緒に参加してきました。11月の県大会熊本市大会で行う公民的分野の授業の題材は「転売」でした。

「子どもたちには身近な事か」「転売はすべてダメな行為か」、「売り手と買い手の合意があれば良いのではないか」、「生産者の立場からはどうか」、「リサイクルショップは転売か」、「マスクやコメと趣味の物を同列に扱うのはどうか」、「転売が良い悪いを判断するのは道徳的ではないか、経済分野の授業にどう落とし込むのか」など、たくさんの質問や意見をもとに、授業者が作ってきた学習構想案は、ヘビやトカゲの「脱皮」レベルではなく、カブトムシやチョウのような「完全変態」レベルまで再構築されます。

 1日かけて練り直した学習構想案は、持ち帰って熊本市の研究会でさらに検討します。私も採用5年目に人吉球磨大会の授業者となりましたが、1年間は寝ても覚めても授業づくりが頭から離れませんでした。

 6月1日にも転売ヤーの話を書いていますが、先日は「民泊がポケモンカードの転売基地になっており、カード5枚入りのパック30個がセットになった希望小売価格が5400円を超える「ボックス」が100箱以上も開封されて放置されている。」という記事がありました。

「こんな事するから子供達がポケカ普通に買えなくて遊べなくなってるんじゃないか」など、怒りの声が相次いでいるという記事でしたが、法的にはどうなのでしょう。練りに練った11月の授業が楽しみです。

【勉強】070816

 子どもから「何で勉強せんばんとね。」と聞かれた時に、「勉強せんばんけん勉強せんばんとたい。」という〇〇構文による回答では納得しないでしょう。

 数年前、熊本市内のある商業施設で、エスカレーターの私の前に女子中学生らしき2人組がいました。その前からの話の流れがあったのでしょうが、一人から「やっぱり勉強はした方がいいよ。」と言う声が聞こえてきました。続けてなぜ勉強した方が良いのかと言うことを語る語る。なるほど、子どもたちなりにいろいろ考えているんだなぁと思いました。

 ネットを見ていると、コップに入った水を例に「なぜ勉強した方がよいのか。」をお母さんが子供に語る動画がありました。「勉強していないと目の前にあるのはただの水の入ったコップだが、理科を勉強していると~、社会を勉強していると~。と、物の見え方が変わる。」と言った内容でした。実に興味深い内容です。探してみてください。

 子どもに「勉強は中学生の仕事だけんたい!」と答えたら、「しごと…か、だったら労働基準法第56条第1項では、使用者は、児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、これを使用してはならないとされています。勉強が仕事なら法律違反になりますよ。勉強させていいんですか。」と返されました。さて、何と返しましょう…。

【お盆あれこれ】070815

 海の近くに住んでいますが、お盆を過ぎるとイラ(クラゲ)が多くなるので海水浴も終わりです。雨が続いて連休中に泳げなかった孫たちは「えーっ!」と言っています。イラは植物の棘のことで、イラガ、イラクサなどの刺す生き物や植物の名前に使います。刺されてイライラするからイラです。調べてみると九州ではアンドンクラゲをイラというそうです

 祖父母や両親から「お盆は海では泳ぐな」と言われ続けてきました。何かに「引かれる」そうです。何かとは何かの事です。最近、見えたような気がしてドキドキしたことが何度もあります。いかんいかん、教師たる者は科学的な発言をしなければ。

 「線香は亡くなった方のご飯」、「お墓はご先祖様そのものなので上から水をかけてはいけない。」、「亡くなった方は香りを楽しむのでビールやお酒などのふたは開ける。」など、この時期のテレビは墓参り情報満載です。

 九州では馴染みがありませんが、キュウリとナスに割りばしなどを刺して作った馬と牛を模したお供え物「精霊馬(しょうりょうま)」も紹介されました。先祖の霊に早く帰ってきてほしいので行きは「馬」、ゆっくりあの世へ戻ってほしいので帰りは「牛」だそうですが、最近ではバイクや車、飛行機などいろいろな乗り物が作られてネットにアップされています。時代です。

 水俣ではやっていないようですが、田浦ではお盆に「柏だご」をお供えしていました。母によるとダンゴが少ないと、あの世に持って帰ったときに友だちから「お前の所は少なかねぇ。こすかねぇ。」と言われるそうです。「柏団子」で検索したところ、芦北町の大野保育園のHPが挙がってきました。

【新聞保存】070814

 社会科が専門ですので、重大事件発生時の新聞は保存するようにしています。変色して時の流れを感じることができるのも良さです。子どもの誕生も重大事件です。2人の子どもたちの誕生日の新聞も生まれた日から20歳までの21年分保存していました。「いました」と書いたのは、令和2年7月豪雨の1週間前に田浦に移した新聞のほとんどを水没させてしまったからです。

 残っていた平成25年の新聞の一面を見ると「TPP交渉 関税撤廃項目90%超」「英、シリア攻撃断念」「最低賃金11円引き上げ 時給664円を答申」「台風15号昼ごろ県内最接近」、テレビ欄は「世界ふしぎ発見!」「嵐にしやがれ」「世界一受けたい授業!!」「あまちゃん」などが並んでいます。中の映画の紹介は福山雅治さん主演の「そして父になる」、スポーツ欄には「楽天イーグルス田中将大投手23連勝」「熊本ヴォルターズ ユニフォーム披露(9月からNBLに参戦)」などなど、誕生日の出来事を振り返ることができます。

 孫たちからは誕生日とその翌日(誕生日に何があったか分かるように)の新聞を保存するようにしました。これから親になる皆さんにお勧めです。

【こども議会】070813

 今年で3年目となる「みなまた未来ラボ」子ども議会が7日(木)に水俣市議会議場で開かれ、「みなまた未来ラボ」に参加した水俣高校生8人、市内の4中学校生8人の計16人が議員として参加しました。二中からも3人が議員として参加、本物の議場での会議に緊張していましたが、YT議員は事前に議長に選出されて堂々と議事を進めました。産業・経済分野では二中のYY議員が「中心市街地の賑わいづくりについて」質問に立ち、生活基盤分野では二中NA議員が学習成果発表を行いました。

 議会の様子は撮影ができないため、後日「広報みなまた」等でご覧ください。