部活動

2016年4月の記事一覧

28年度部活動方針


【平成28年度 部活動方針】

1 方針

部活動は、学校教育活動の一環として学校が主体となって取り組みます。それとともに、小学校との連携を深め、小学校で行われている活動との接続を図っていきます。小中・連携のもと、地域で行われている活動との連携も深めながら、生徒の健全育成に取り組んでいきます。そのために、各分野の指導者との協力体制を整えていきます。学校の教育方針への理解をしていただき、部活動を通して、礼儀や態度、協調性や忍耐力、異年齢での活動によるリーダー育成、社会性など、広く人として力を育み、「鹿北の子は、鹿北で育てる」という風土をつくっていきます。

2 鹿北中学校の状況

  平成22年度、全校生徒160名であったのが、現在(平成27年度)は80名と生徒数が半減しています。平成31年度には、本校の全校生徒数は66名、その次の年度は62名と減少が進んでいきます。しかし、部活動数は22年度のままの状態で維持されているのが現状です。チームスポーツは、毎年、例外なく部員不足で悩んでいます。バレーボール部は鶴城中と合同チームで活動することで、何とか6名ぎりぎりの部員数を確保しています。このような状況であるため、部活動を再編していくことは避けられないと考えています。

3 鹿北小学校の状況

  現在、熊本県の小学校の運動部活動は、平成31年度をめどに社会体育への移行が進められています。鹿北小学校でも、すでに移行についての話し合いが数回行われています。その中で、現在、活動しているサッカー部やバスケットボール部の指導者の確保が難しいことや、部員数の確保が難しいことなどから、今後2つの部活動を続けて行くことが困難となることが予想されます。

  一方で、地域の指導者がいる野球とハンドボールは、学校部活動とは別にすでに社会体育のような形で活動をしています。今後の話し合いの推移を見守る必要がありますが、鹿北小学校の動向は、中学校の部活動にも影響を与えると考えます。

4 小中連携・地域連携の観点

中学校部活動は、学校教育活動の一環として中学校が主体となって取り組んでいきますが、鹿北は一小一中ということもあり、また、学校も隣接していることから小・中連携を重視しています。小学校との交流も、梅ちぎり、読み聞かせ、交流給食、WAKUWAKUさるきタイム、保・小・中なかよし駅伝など、とても充実した交流が図られています。教職員も、保・小・中連携協議会を中心に、小・中合同授業研究会や合同学校保健委員会などが行われており、今後、益々連携が進んでいきます。このような関係にある小学校と中学校は、部活動においても連携を図っていくことが大切です。

  また、県や国の方針として、中学校・高等学校の運動部活動については、学習指導要領に社会体育施設や各種団体との連携を図ることが示されていることにより、これまで同様に学校の運動部活動として実施し、社会体育との連携による運動部活動の充実を図ることが記されています。

小・中学校の連携とともに地域との連携を深めながら、「鹿北の子は、鹿北で育てる」という風土をつくっていくことが大切だと考えています。

上記のようなことから、鹿北中学校の部活動は、単に中学校という範囲の中で捉えるのではなく、より教育的効果を上げるためには、小・中連携、地域連携といった大きな枠組みの中で考えていくことが求められます。小学校の教育方針や地域スポーツ指導者の活動方針と、中学校の教育方針のすり合わせを行い、地域と学校が一体となって教育活動を創造していくことが生徒の成長につながると捉えています。

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