学校生活

日々の生活の中で

山鹿市科学展・発明工夫展

10月14日(土)・15日(日)、山鹿市科学展・発明工夫展が鹿本市民センターにて開催されました。本校生徒の作品も、化学1作品、物理1作品、発明工夫8作品の計10作品が展示されていました。科学展の方は、自らの疑問や着想に基づいてていねいに研究、考察してきたことがわかり、「科学者の卵」のように感じました。また、発明工夫展は、身近なことを便利に快適にするためのちょっとした工夫やアイデアが生かされていて、なるほどと思うものばかりでした。疑問を解決したり、より生活を豊かにしていくためには、今あるものを当たり前と思わずに、「こんな風にできないか」とか「ここをこうすれば」といった発想が大切なんだと思いました。「現状に満足しないこと」、そこに人類の進歩があることを教えてくれた科学展・発明工夫展でした。

 たくさんのアイデアと工夫、とてもすごいと思いました。




熊本県人権子ども集会

 10月14日(土)10時00分より、パークドーム熊本にて、部落差別をはじめあらゆる差別をなくす熊本県人権子ども集会が開催されました。本校からも12名の生徒が参加しました。集会前日の13日は、鹿北小学校の児童とともに事前学習会を行い、目的をしっかり確認し参加することができました。

 小学校の発表では、班ノートをきっかけに自分の家族のことや悩みなどを話せるようになったっこと、このクラスの友だちなら、自分のことを打ち明けられるなど、なかまとのつながりの大切さをうったえました。また、水俣での学習やそこで出会った方々が自分のありのままを笑顔で話される姿に接し、自分のことを話していくようになったことなどを発表してくれました。

 真実とは、みんなが事実を知り、1つ1つ確認しつかみとるもの、謝った考え方が偏見につながり差別を生む。だからこそ、正しい理解が必要なんだ。「あの人は〇〇らしいよ」、とのうわさが決めつけにつながる。本当のことは何かを見抜く力をつけていきたいとの決意を伝えてくれました。

 

 中学校の発表では、熊本地震の時の様子やその時に思ったことなど語ってくれました。当たり前の生活がどれだけ大切なのか、当たり前の日常が奪われ、多くのものを失った。しかし、手に入れたものもある。それは、人と人とのつながりであり、人の温かさ。

 そして、少しでもみんなの力になりたいとの思いから「復興プロジェクト」に取り組んでいった。清掃活動、花いっぱい運動、はるかのひまわり絆プロジェクト、メッセージボード、メッセージカードなど、中学生でもできることに取り組んだ。

 これらの活動を通して、初めてきつかった思いを話すことができるようになった。話して良かったと思えた。言わなければ本当の気持ちは伝わらないことなどを私たちに伝えてくれました。

 わからないことは聞く。さらに自分の思いを伝え、支え合う本当のなかまづくりにこれからも取り組んでいく決意を発表してくれました。

 

 高等学校の発表では、中学時代、高校時代にいじめにあったこと。いじめに負けなかったのは、解放子ども会のなかまがいたから。そして、学習会は、私の命を救ってくれた心の支えになる場所。一緒に悩んだり闘ってくれるなかまをこれからも大切にしていきたい。

 「いじめは、人の命を奪う、未来を奪う。いじめは、目に見えない殺人」との言葉、心に響きました。友だちとなかまの違いは?私たちへの問いかけです。しっかり考えていきたいです。

 気づき、思い、考えること、みんなに伝えること。表で笑っていても、心の中で泣いている、傷ついている人がいる。だからこそ、話を聞くことが大切。何でもはなせるなかまの存在が大切。勇気をもって行動する。見て見ぬ振りをしない。1つの勇気が1つの笑顔をつくる。力強いメッセージをもらいました。

 

 今日の集会で感じたことや思ったことを19日の鹿北小・中学校合同報告会で代表児童・生徒から伝えてもらいます。一人一人がその思いを受け取り、行動に移していくことが何より大切となります。これからが新たなスタートです。


【事前学習会】


【県人権子ども集会】

ガンバレ 卒業生!!

10月13日(金)14時00分から城北高等学校説明会がありました。そして、説明会終了後、本校卒業生がお世話になっている野球部の監督さんに挨拶にうかがいました。グラウンドに行くと、遠くからでも、私に向かって大きい声で野球部員全員が挨拶をしてくれました。練習も真剣な雰囲気とともに活気がありました。とてもすがすがしく、全国大会を目指しているチームというのは、こういうチームなんだと思いました。

監督さんが、鹿北中出身の野球部員を呼んでくださり、少し話をすることができました。みんな礼儀正しく、しっかりとした受け答えができ、卒業して1年もたっていないのに、人としても大きく成長していることが伝わってきました。そんな卒業生の姿を見ることができ、うれしかったです。

今後の成長、活躍を楽しみにしています。

 


3年生、手をつなごうプロジェクトPR動画作成第2弾


10月13日(金)11時15分より、3年生はかほくまつりの取組の一貫として「手をつなごうプロジェクト」のPR動画作成のため、まほろば保育園を訪問しました。園長先生をはじめ先生方が快く協力してくださり、また園児のみんなも元気いっぱい参加してくれました。生徒も園児もみんないい笑顔です。この笑顔をプロジェクトを通して鹿北町にもっともっと広げていきたいとの3年生の思いが感じられます。鹿北市民センターの職員の皆さまとともに、どんなPR動画ができるのか楽しみにしています。

そして、今日は、毎日新聞社からも取材に来てくださいました。また、先日のNHKクマロクでは、3年生のはがきが読まれ、かほくまつりまで取組の様子を取材してくださるとのことです。中学生の頑張りや思いが広がりを見せています。


読み聞かせ、ありがとうございます。朝から笑顔です。


10月13日(金)、今日は朝8時10分より、マザーグースの皆さまに読み聞かせを行っていただきました。各学年の生徒がマザーグースの皆さまを校長室まで迎えに来てくれます。そして、ご案内します。今日も絵本の中に引き込まれていき、豊かな気持ちにさせていただきました。また、布でできた絵本や、ドングリを持ってきてくださり、一緒に歌を歌って簡単なゲームもしました。教室には笑顔があふれていました。わずかな時間ですが、とても大切な時間です。ありがとうございました。

そして、今日は、あやすぎ学級の生徒と大谷先生が折り紙で作った箱をプレゼントしました。箱を開けると中には、あめ玉が入っていました。いつも私たちを笑顔にしてくださるので、今日はマザーグースの皆さまに笑顔になっていただけてよかったです。あやすぎ学級の生徒のみなさん、大谷先生、ありがとうございました。

山鹿市中体連駅伝競走大会選手推戴式

10月12日(木)8時05分より、山鹿市中体連駅伝競走大会選手推戴式を行いました。初めに選手団を代表して棚倉望未君が力強く校旗を受け取りました。そして、激励の言葉を伝えました。生徒を代表して、古川真衣さんから選手への激励の言葉を、そして、選手を代表して女子は古川莉緒さん、男子は矢住智大君が決意発表を行いました。最後に、富安快斗君が選手宣誓を堂々と行いました。決意みなぎる引き締まった推戴式を行うことができました。

 17日の山鹿市中体連駅伝競走大会は、全校生徒で参加します。鹿北中は全員が選手、全員がサポーター。そんな意識で参加します。

掲示用ボードの返却

10月11日(水)の昼休み、清流祭の時に鹿北市民センターからお借りした掲示用ボードの返却を行いました。お借りした時と同じように、生徒、職員の「人海戦術」での返却です。一斉に返却に向かう様子は壮観です。鹿北中学校の秋の風物詩です。

「協力」という文字が秋空に浮かんできそうです。

2回目の駅伝試走

10月10日(火)清流祭の振替休業日です。そして、2回目の駅伝の試走日でもあります。朝からカルチャースポーツセンターの駅伝コースでの試走を行いました。アップを行ったあと、女子は2kmコース、男子は3kmコースを走りました。真剣な表情、苦しそうな表情、負けないぞという表情、表情や走りから、様々な思いが伝わってきます。みんな精一杯の力を出しています。「ガンバレ!」の声がいろいろな所から聞こえてきます。

 この日は、事務の森先生も応援のかけつけてくれました。生徒へ激励の言葉もいただきました。志方先生は差し入れを持ってきてくださいました。たくさんの人の応援があります。また、たくさんの人のサポートがあります。中体連駅伝は、鹿北中学校の総力戦で望みます。



清流祭 感動の一日!

10月8日(日)、秋の一大イベントである「第33回清流祭」を開催しました。たくさんのご来賓の皆さま、保護者の皆さま、地域の皆さまにご来場いただきました。心よりお礼申し上げます。そして、たくさんの感動と元気をお届けすることができました。

今日一日、演奏、言語、作文、映像、歌、絵画、書道、作品制作、劇・・・様々な方法で私たちに中学生らしい感性でメッセージを伝えてくれました。本当に受け止めきれないくらいの、そして、熱い熱いメッセージを伝えてくれました。「鹿北中の底力」を見せてくれた中学生に感謝です。本当にすばらしかった。

 〇 オープニング 

  生徒会執行部が劇を通して、清流祭テーマ「万里一空」~集え!それぞれの個性、清流の花束~、に込められた思いを表現しました。1つの目標に向かって努力すること、そして、みんなで創り上げることの大切さを伝えてくれました。

 〇 吹奏楽部演奏

  楽器を通して楽しさや物語などを表現しました。自然とみんなが手拍子をするなど、会場を巻き込んで1つの世界をつくり出しました。普段から楽器の音がきこえてくる学校はすばらしいと思っていました。今日はさらにその思いを強くしました。


〇 英語暗唱

  自分たちがいつも使っている言語とは違う言語を使って様々な思いやできごとを表現しました。言葉の壁を乗り越えて、多くの人とつながってみたいと思わせてくれました。


〇 人権作文
 
1年生の吉田さんは、人のために行動すること、気持ちを共有することの大切さをうったえました。
2年生の井上さんは、自分の中にある差別心を見つめ、あと一歩の勇気を持ちたいとうったえました。3年生の島北君は、バリアフリーは周囲の人の協力が大切であることをうったえました。一人一人、自分を見つめる姿に感動しました。


 〇 台湾研修報告

  3年生の主計君が、県のグローバルジュニアドリーム事業で台湾に4泊5日の研修に行ったことを報告しました。将来、英語を生かして人のために尽くせる存在のなりたいと強く決意を述べてくれました。また、「人生は掛け算だ。君がゼロなら意味がない。」という言葉も印象に残りました。


〇 総合的な学習の時間の活動報告
 3年生は、福祉をテーマに学習してきたこと、体験を通して気づいたことなどを発表しました。認知症予防について簡単なゲームをしました。「会話をすることで元気をもらえる」「勝手に壁をつくっていた」「一人一人の個性を大切にする」そして「人生にはたくさんの転機があること」・・・生きていく上で大事なことを伝えてくれました。

  1年生は、鹿北の歴史、自然、文化、産業について調べたり、訪問して聞き取ったことを発表しました。「鹿北の人たちのあたたかさ」「地産地消」「グラウンドでサツマイモを植えたこと」など、私たちが知らない鹿北の魅力を発信してくれました。
 2年生は、職場体験を通して学んだことや感じたことを発表しました。「仕事は楽ではない」「周りを見て行動」「たくさんの人に支えられている」「地域の方々とふれあえる」「あいさつや返事の大切さ」「コミュニケーションに大切さ」「笑顔」・・・多くの学びがあったことが伝わってきました。






〇 
1年生の劇「外山先生とカイコの物語」 
 
蚕を育ててきた記録をもとに、蚕の成長を通して命の尊さを見つめてきたこと
や、蚕がだんだん好きになっていたことなどを表現力豊かに演じました。1年生らしくストレートに蚕にせまり、そして命にせまっていきました。


〇 2年生の劇「一人の少女から学んだこと」

  一緒に学校生活を送っていた時にはわからなかった少女の内面、本当の気持ち。何年か後に知ることができた時、自分たちの中にあった偏見や差別心がどれだけ人を傷つけていたのかに気づかされる。少女の心を見つめ、自分の心を見つめることで、命を見つめていく。学級のなかまとつながっていきたいとの思いが強く表れていました。


〇 合唱祭

  どの学年も、練習の成果を精一杯発揮してすばらしいハーモニーで心がとても温かくなりました。特に、選曲にそれぞれの学年の思いが込められていたと思います。

  1年生は「君をのせて」にこれからの中学校生活でいろいろなことにチャレンジしていくことや、若々しい希望が感じられました。

  2年生は「マイ バラード」を通して心を一つにしていくこと、なかまとの絆を深めていきたいとの思いが伝わってきました。

  3年生は「変わらないもの」を通して、これからみんな違う道を歩んでいくことになるけれど、心の中はいつも変わらない、そんな友情の大切さを持ち続けていきたいという思いが強く感じられました。

  全校合唱の「山のいぶき」では、自然豊かな鹿北の地を大切にし、誇りに思う気持ちがあふれていました。「しあわせ運べるように」は、熊本地震による被災からの復興を願う気持ちが手話と共に力強く表現されていました。




〇 3年生の劇「中学生日記~私の選択~」

  進路選択を通して、自分の中にある偏見や差別心を乗り越え、自分らしい生き方を見つめ、その生き方を貫き通す、人としての強さを情感あふれる演技で表現しました。人の値打ちは生まれた場所や出身高校で決まるわけではないこと、どの高校に行っても、そこで何をするのかが一番大切なことなど、人として生き方をみんなに問いかけました。3年生が、何を大切にして生きていくのかを、1・2年生、保護者の方々、地域の方々、教職員にしっかりと力強く届けてくれました。3年生の成長を感じた瞬間でした。



  
 あっという間の時の流れ、しかし、心が震えるくらい感動をもらった一日。一人一人にとって、自分を見つめ直す機会となりました。本当にありがとう。

  さて、今年の生徒会年間テーマは「START」です。常に、新しい一歩を踏み出していくということです。清流祭では、生徒のみなさんはすごい力を見せてくれました。その力を次にどう生かしていくのか。どこに向かってスタートをきるのか。一人一人が真剣に考えて、 自分らしく新たなスタートをきることとなります。勇気をもって、未来への一歩を踏み出していこう。


 

ナイトハイク

10月6日(金)19時30分より、鹿北町のナイトハイクが行われ、多数の生徒、先生が参加しました。すっかり暗くなった鹿北町体育館前での開会式、そして、出発です。コースは鹿北市民センターから旧岳間小学校経由、鹿北市民センターゴールの約15km。昼間の雨もあがり、ナイトハイクにぴったりの気候となりました。

 最初に旧岳間小学校に到着したのは、大谷先生、棚倉君、築島さんでした。その後、次々と中継地点に生徒、先生、そして地域の方がやってきました。生徒はまだまだ元気です。しかし、先生方は、あきらかに疲れが見えていました。

 鹿北市民センターには、23時までに、鹿北中の生徒、先生が無事に到着。市民センター内でいただいたぜんざいとつけものは最高の味でした。

 地域の方々といっしょになってのイベント。笑顔と歓声があふれ、きつかったけれど、充実した時間となりました。みなさん、よく頑張りました。ゆっくり休んでください。