二中ブログ

2023年4月の記事一覧

【はきものをそろえる】050313

はきものをそろえると 心もそろう

心がそろうと はきものもそろう

ぬぐときに そろえておくと

はくときに 心がみだれない

だれかが みだしておいたら

だまって そろえておいてあげよう

そうすればきっと

世界中の 人の心もそろうでしょう

 

長野県円福寺 藤本幸邦(ふじもと こうほう)住職

【レンガ積み】050411

校長式辞 (概要)

 新入生の皆さんはイソップ寓話の「レンガ積み」の話を聞いたことはあるでしょうか。

 旅人が、とても辛そうな顔をしてレンガを積んでいる一人の男に出会いました。「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねると、

「見ればわかるだろう。暑い日も寒い日も、風の強い日も、来る日も来る日も、朝から晩までレンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり。なんで、こんなことばかりしなければならないのか、もっと楽に儲けている奴らがいっぱいいるというのに・・・」と答えました。

 隣を見ると、先ほどの男のようには、辛そうには見えない表情でレンガを積んでいる男がいました。「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねると、

「大きな壁を作っているんだ。これが俺の仕事でね。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。」と答えました。

  さらに隣を見ると、活き活きと楽しそうにレンガを積んでいる男がいました。「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねると。

「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみから救われるんだ。何て素晴らしいことだろう。」と答えました。

 旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けました。

 この寓話のように、全く同じことをやっていても、やらされていると感じているか、自分の未来を思い描き、目的をもってやっているかで、心や行動、きっと、結果にも大きな差が生まれます。

 中学校での日々の勉強、部活動、生徒会活動そして多くの行事。時にはきついと感じることもあるかもしれません。そんな時、自分はここでどんな力を付けたいのかという目的に戻ってみましょう。悪戦苦闘しながらレンガを積み上げた時に、大きな飛躍があります。皆さんの頑張りに期待しています。

 保護者の皆様へ、初めは、環境の大きな変化に戸惑われることも多いかと思います。また、思春期真っ直中の子どもたちとの関わりに、悩みや葛藤もあるかもしれません。

  中学校は義務教育最後の学校です。3年後には自らの意思での進路選択、さらに3年後には成人を迎えます。自立への猶予はたったの6年。自分一人で生活できる力を付ける。中学校生活はその第1段階です。

 「万葉集」には、山上憶良の

銀(しろがね)も金(こがね)も玉も何せむに 勝れる宝 子にしかめやも

 銀も金も玉(翡翠など)もどれほどのことがあろうか。どんな宝も子供には遠く及びはしない。という歌があります。

 金も銀も宝石も、子どもたちも、見出し、鍛え、磨かなければ原石のまま。「厳しさは最大級の優しさ」輝かせるには相当の鍛錬が必要です。

  今日からの3年間は、家庭、地域、学校が同じゴールを目指し、自分を律する「自律」、そして自分で立つ「自立」へ導くという視点で子供たちに接していただきたいと思います。

  私たち教職員も心を一つにして、生徒の支えとなり、時には高い壁となり、未来をたくましく生き抜くことができる人づくりに全力で取り組んで参ります。

 

【第13回入学式】050411

 本日、水俣市長 高岡利治様ご臨席の下、多数の保護者の皆様をお迎えし、令和5年度第13回水俣市立水俣第二中学校入学式を挙行しました。 

 63名の新入生の皆さん、伝統ある水俣第二中学校への入学おめでとうございます。在校生、職員一同、心より歓迎します。

【明日は入学式】050410

 明日は入学式。2・3年生は式には参加できませんが、しっかり準備をして新入生を迎えます。玄関前の溝の金属の蓋を外して掃除をする先輩たち。さすが「場を清める」二中生です。

【家庭訪問のお知らせ】050410

050410家庭訪問のお知らせ.pdf

 陽春の候、保護者の皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

 さて、今年度も担任と保護者が連携して教育を行っていくために、家の場所を確認したり、お互いの顔を見知ったりすることを目的に、4月に家庭訪問を実施いたします。ご多用な中とは存じますが、ご協力いただきますようお願いいたします。

 なお、訪問時の日程につきましては、各担任から事前に計画が出されますので、変更等については担任と連絡を取り合っていただき、調整をお願いいたします。

【夢に向かって挑戦する生徒】050410

 始業式校長式辞(概要)

 水俣二中の校教育目標は「夢に向かって挑戦する生徒」です。今から、目標達成のために皆さんにしてほしいことを2つ話します。

 1つ目。「夢はでっかく持ちましょう。」

 私が卒業した田浦中はプロ野球選手になった後輩が3人います。その中の一人、ジャイアンツの立岡宗一郎選手の中学生時代の監督であった、緒方裕一先生(水俣一中)に、「田浦中と他の学校の野球部員の違いは何ですか。」と聞いたことがあります。

 回答は「あやっどま、中3になったっちゃプロ野球選手になろごたるて言う。普通は中3になったら言わん。」でした。

 昨年まで勤務した湯浦中には藤井瑞希さんがいました。彼女の卒業文集には「私の最大の夢はオリンピックに出ることです。今の私では世界に通用しません。私は高校で少しでも精神面が変わったらいいなと思い親元を離れることにしました。これからつらいこととか沢山あると思うけど、自分の夢に向かってしっかり頑張りたいと思います。」 と書かれていました。

 藤井さんは、青森山田高校に進み、3年生のインターハイではシングルス・ダブルス・団体の全種目優勝。社会人でも活躍し、オリンピック出場と、バドミントン競技で日本人初のメダル獲得を果たされました。

 湯浦中バドミントン部の生徒はオリンピックに出たいと言います。

 水俣二中の卒業生には2004年アテネオリンピック 女子バスケットボール日本代表の江口真紀選手がいます。

皆さんの夢は何でしょう。

身近な先輩の姿が皆さんの目標を高い位置に引き上げます。また、皆さん自身が、将来目標とされる先輩となる可能性があります。

 2つ目。「博士ちゃんになりましょう。」

 私の家には「おはぎ」と「マール」いう2匹のネコがいます。帰宅すると、「ニャアニャア」とすり寄ってきます。癒される瞬間です。

 ところで、家猫はなぜ「ニャア」と鳴くのでしょう。ネコ科のトラやライオンは「ガオー」と鳴くし、ネコと骨格が似ている犬は「ワン」と鳴きますよね。

 実は、人が赤ちゃんを可愛がっているのを見て、赤ちゃんの泣き声に似せた可能性があるそうです。「お腹がすいた。」とか、「撫でてくれ。」とか、どうやったら要求が通るのかを考えた末なんですね。あくまでも説の一つですよ。

 今、私の回りにはネコに関するものだらけ、ぜひ、ネコが何匹いるか校長室に数えに来てください。ちなみに、愛読書は「猫語大辞典」と「猫語レッスン帳」。次のネコ語での校長講話を目指しています。

 スポーツ、音楽、アイドル、アニメーション何でもかまいません。好きなことを極めましょう。博士ちゃんになりましょう。人生が豊かになります。興味を持つことが学びの始まりです。水俣二中には皆さんの学びを支え、伸ばしてくれる先生方がたくさんいます。

そして互いの好きなものを認め合える学校にしましょう、きっと楽しい学校になります。

 3年生は卒業式まで残り11ヶ月、2年生は23ヶ月。時間は限られています。

 夢をでっかく持ち、仲間と励まし合い、自らを鍛え、何かの博士ちゃんになり、最高の水俣二中を、夢に向かって挑戦する水俣二中をみんなで創りあげましょう。