二中ブログ

【夢に向かって挑戦する生徒】050410

 始業式校長式辞(概要)

 水俣二中の校教育目標は「夢に向かって挑戦する生徒」です。今から、目標達成のために皆さんにしてほしいことを2つ話します。

 1つ目。「夢はでっかく持ちましょう。」

 私が卒業した田浦中はプロ野球選手になった後輩が3人います。その中の一人、ジャイアンツの立岡宗一郎選手の中学生時代の監督であった、緒方裕一先生(水俣一中)に、「田浦中と他の学校の野球部員の違いは何ですか。」と聞いたことがあります。

 回答は「あやっどま、中3になったっちゃプロ野球選手になろごたるて言う。普通は中3になったら言わん。」でした。

 昨年まで勤務した湯浦中には藤井瑞希さんがいました。彼女の卒業文集には「私の最大の夢はオリンピックに出ることです。今の私では世界に通用しません。私は高校で少しでも精神面が変わったらいいなと思い親元を離れることにしました。これからつらいこととか沢山あると思うけど、自分の夢に向かってしっかり頑張りたいと思います。」 と書かれていました。

 藤井さんは、青森山田高校に進み、3年生のインターハイではシングルス・ダブルス・団体の全種目優勝。社会人でも活躍し、オリンピック出場と、バドミントン競技で日本人初のメダル獲得を果たされました。

 湯浦中バドミントン部の生徒はオリンピックに出たいと言います。

 水俣二中の卒業生には2004年アテネオリンピック 女子バスケットボール日本代表の江口真紀選手がいます。

皆さんの夢は何でしょう。

身近な先輩の姿が皆さんの目標を高い位置に引き上げます。また、皆さん自身が、将来目標とされる先輩となる可能性があります。

 2つ目。「博士ちゃんになりましょう。」

 私の家には「おはぎ」と「マール」いう2匹のネコがいます。帰宅すると、「ニャアニャア」とすり寄ってきます。癒される瞬間です。

 ところで、家猫はなぜ「ニャア」と鳴くのでしょう。ネコ科のトラやライオンは「ガオー」と鳴くし、ネコと骨格が似ている犬は「ワン」と鳴きますよね。

 実は、人が赤ちゃんを可愛がっているのを見て、赤ちゃんの泣き声に似せた可能性があるそうです。「お腹がすいた。」とか、「撫でてくれ。」とか、どうやったら要求が通るのかを考えた末なんですね。あくまでも説の一つですよ。

 今、私の回りにはネコに関するものだらけ、ぜひ、ネコが何匹いるか校長室に数えに来てください。ちなみに、愛読書は「猫語大辞典」と「猫語レッスン帳」。次のネコ語での校長講話を目指しています。

 スポーツ、音楽、アイドル、アニメーション何でもかまいません。好きなことを極めましょう。博士ちゃんになりましょう。人生が豊かになります。興味を持つことが学びの始まりです。水俣二中には皆さんの学びを支え、伸ばしてくれる先生方がたくさんいます。

そして互いの好きなものを認め合える学校にしましょう、きっと楽しい学校になります。

 3年生は卒業式まで残り11ヶ月、2年生は23ヶ月。時間は限られています。

 夢をでっかく持ち、仲間と励まし合い、自らを鍛え、何かの博士ちゃんになり、最高の水俣二中を、夢に向かって挑戦する水俣二中をみんなで創りあげましょう。