二中ブログ

2025年2月の記事一覧

【インタビュー】070213

 1月31日(金)に第25回環境美化教育優良校等表彰式が開催され、その中で、過去の受賞校へのインタビュー動画が流されました。水俣二中からは私と当時の環境委員長(熊本市役所勤務Fさん)が登場しています。動画は「食品容器環境美化協会」のHPから見ることができます。

インタビューはこのような内容でした。(映像は一部です)

受賞したことによる生徒や先生、地域住民の変化、他校への波及効果は?

 本校は平成8・9年度に「郷土の自然を愛し、思いやりのある生徒の育成~水俣に根ざした環境教育の実践~」を主題に、熊本県教育委員会指定の環境教育の研究を行った。その実践の一つとして平成8年度から始めたのが、地域ゴミ分別収集活動である。

 これはそれぞれの生徒が住んでいる行政区の地域ゴミ分別収集活動へ参加するもので、その実践はテレビ放送や教科書への掲載、全国的な表彰、新聞への掲載も多く「環境教育の二中」として名を馳せた。

 本校の先進的な取組は、新聞・テレビでの紹介、色々な表彰をとおして知れ渡り、他地域の学校からの視察なども多くあった。ただ単にゴミの分別を手伝うだけでなく、コミュニケーションを大事にした取組により、生徒と地域の方との絆が強まった。その取り組みは水俣市内の3中学校にも広がっている。

 着任してから、目指す生徒の姿として「深く郷土を愛し、地域社会に貢献する二中生」、先生の姿として「環境教育の二中ブランドの発展に尽力する先生」を示した。教諭・教頭で赴任した時も、今回着任したときも「環境二中」と言うけど、まず身の回りを整える、掃除に一所懸命取り組む、花いっぱいの学校にするなど、さすが「環境二中」と言われる土台作りが大事ではないかと考えた。正門の掃除や闘魂碑周りの整備には教諭の頃から13年間取り組んでいる。

 今年は環境教育担当に当時中学2年生だったO先生、1年生だったM先生を充てた。2人とも「環境二中」の思いを強く持ち取組を進めている。毎朝の正門付近の清掃にも取り組んでくれている。生徒が伝統を引き継ぐことはもちろん、指導者の立場で伝統を引き継ぐ人材が育ちとても嬉しく思う。

 

【後期選抜へ】070212

 7日に前期選抜の結果が通知され、今日から後期選抜の願書受付が始まりました。学級には進路が決定した人とこれから受検の人がいます。内定者・合格者の姿で学級の空気が変わります。

 過去には内定・合格をもらって以降、ボランティア活動に毎朝取り組んだ先輩たちがいました。自分の得意な教科の先生となって放課後学習会を始めた先輩たちがいました。「友達が合格したのは嬉しいけど、私の定員が減った。」と泣き出した生徒がいました。それぞれにいろんな思いがあります。

 入試は柔道・剣道のような団体戦です。先方が勝つとムードは高まりますが、浮かれたりはしないでしょう。引き分けや負けで帰ってきてもくさらず次の選手を応援するでしょう。自分の試合が終わった後でも代表戦に選ばれることを考えて気持ちを切らさないでしょう。最後までみんなが同じ目標に向かって頑張り続けることが大事です。

【建国記念の日】070211

 日本書紀によると初代の神武天皇が即位された日と伝えられているのが旧暦の紀元前660年1月1日、それをグレゴリオ暦(現行の太陽暦)に換算すると2月11日になるそうです。今日は建国をしのび、国を愛する心を養う「建国記念の日」です。

 この日は明治6(1873)年に、「紀元節」と定められ、翌年から祭日となりましたが、第二次世界大戦後のGHQによる国家神道の徹底的排除の動きの中で廃止されました。

 その後、「建国記念日」を制定しようという議論が国会でなされ、昭和41(1966)年に「建国記念の日」と定められ、翌年から国民の祝日として復活しました。

 昨年の今日のブログの解答です。歴史的事実として日付が確定している日を記念する日が「記念日」、日付が確定していないけれどそのことを記念する日が「記念の日」です。

【ポケモン言えるかな】070210

 昨日、今年度のHP閲覧数が20万回を越えました。すでに昨年度の2倍です。ありがとうございます。着任前の7年8ヶ月間の閲覧数418493回を超えるという目標達成が見えてきました。

 今日、県立高校前期選抜の結果が通知されました。ほとんどの生徒にとって最終目標である県立高校の願書受付が始まります。小学校から水俣二中への進学は自分で選びましたが、今回は高校等から選ばれる日がやってきます。学級にも緊張感が漂います。受験票の保管場所は神棚や仏壇が定番のようです。合格に向けて神様、仏様、ご先祖様総動員です。

 以前、「受験票を制服のポケットに入れて大事に保管していたものの、違反服だったため、当日は弟の制服を借りていき、ポケットに受験票がなくて大慌てした。」という生徒がいました。集合場所を高校の正門としていたのに、中学校の正門で待っていたという失敗もありました。何が起こるか分かりません。確認、再確認、再々確認。念は念を。

 ずっと前に教えた生徒に「昨日(日曜日)は勉強した?」と聞くと、彼は自信を持って「はい、頑張りました!ポケモンを151匹覚えました!」「ピカチュウ、カイリュウ、ヤドラン、ピジョン、コダック、コラッタ、ズバット、ギャロップ…♪」と歌い始めました。

 どうも勉強が手につかなくなってしまったようです。なにせ、初めて「選ばれる」経験をするのですから、よくあることです。家族のつかず離れずの支えが大事です。

【スマホの契約】070209

 新入生・在校生とその保護者の皆様へ第2弾、これも【考えんばんたいね】050613の加筆再掲です。

 以前、有名回転ずしチェーンで、しょうゆのボトルや湯飲みをなめたり、レーンを流れる商品につばをつけたりする行為をした動画が拡散された事件がありました。その後、運営会社が迷惑行為をした男性を相手に、6700万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしたことが話題になりました。

 男性は「反省の日々を送っており、自分や撮影した友人は動画を拡散しておらず、第三者に共有され、拡散されることまでは予想していなかった、客の減少は同業他社との競合によるとも考えられる。」などと言って訴えを退けるよう求めました。このケースは調停が成立し、訴訟が取り下げられましたが、取り下げられなかったなら、6700万円を貯めるには熊本県の最低賃金952円×8時間で1日も休みなく働いて8797日、24年以上かかります。税金や生活費、休みは計算していませんから実際はもっとかかるでしょう。裁判に費やす時間も随分かかります。何より、現在でもネット上には動画が残ったままで、完全になかったことにすることはできません。

 これも未成年であった場合、管理責任は保護者ですから、スマホを買い与える(正確には貸し与える)時には徹底したペアレンタルコントロール(保護者による管理)が絶対です。契約は「うちの子もあり得ること」という危機感をもって、ドキドキしながらなさってください。