二中ブログ

2023年9月の記事一覧

【総合訪問】050911

 今日は芦北教育事務所と水俣市教育委員会の皆様による学校訪問でした。褒めていただいたこと、ご指導いただいたこと、夢に向かって挑戦する二中生の成長に活かします。

【出水兵児修養掟】050910

 出水市(薩摩藩)は水俣市(肥後藩)との境に位置し、防衛上の重要な拠点でした。「出水兵児修養掟(いずみへこしゅうようおきて)」は、江戸時代の後期に、青少年をたくましく育てるために作られた、武士の心構えを示したもので、かなり厳しいことも書かれていますが、今日でも生きる心構えとして通用するところが多く、多くの人に親しまれているそうです。

 人は正しいことをしないといけない。正しいこととは、嘘を言わないこと、自分よがりの考えをもたないこと、素直で礼儀正しく、目上の人にぺこぺこしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと、困っている人は助け、約束は必ず守り、何事にも一生懸命やること、人を困らせるような話や悪口などを言ってはいけないし、自分が悪ければ首がはねられるようなことがあっても弁解したり恐れたりしてはいけない、そのような強い心を持つことと、小さなことでこせこせしない広い心で、相手の心の痛みが分かるやさしい心を持っているのが、立派な人と言えるのです。

 「嘘を言わない」、「人を困らせない」、「相手の心の傷みが分かる優しい心を持て」。普遍的な価値ですね。詳しくは出水市役所のHPをご覧ください。そういえば、Y先生、W先生も出水の人でした。

 

 

【重陽の節句】050909

 今日は季節の節目となる五節句の一つ、重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)です。古代中国では奇数を陽、偶数を陰と考えたので、縁起の良い奇数の中で最も大きい数字が重なる9月9日は重陽ということになります。菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願ったそうです。

 重陽の節句と聞くと、「雨月物語(上田秋成)」の中の「菊花の約(ちぎり)」という話を思い出します。

 出雲へ密使として旅の途中、病に倒れた宗右衛門は、左門に助けられました。それを縁に意気投合、義兄弟となった2人でしたが、宗右衛門はどうしても果たさなければならない役目がありました。「重陽の節句に戻ってくる。」と約束をして旅立った宗右衛門でしたが、役目を終え、出雲を去ろうとしたときに捉えられてしまいます。約束の日が近づきますが、牢から出してもらえるような様子はありません。

 ついにその日、準備をして待つ義弟の左門でしたが、夕方になっても義兄、宗右衛門の姿は見えません。左門の母は、家に入りまた明日待てばよいと促しますが、左門は「兄上は信義ある武士だから、決して約束を破ることはない。」と待っています。

 時間がたち、日も落ちあきらめて家に入ろうとしたときに、風に吹かれる陽炎のようにやってくる人影が…。

「雨月物語」には怪異小説9編が収められています。秋の夜長にどうでしょう。

【農山文康さん講話】050908

 昨日の1年生の総合的な学習の時間は、農山文康さん(モンヴェール農山)の講話でした。

 「山を育てるために豚を飼う」山を大きく豊かにしたいとの思いを持たれ、独自の循環システムにより、生産者と消費者どちらも幸せになるような取り組みをされています。公害が起こった水俣に住み、水俣でやっているからこそ、発信していきたい。発信し続けることが大切。と語られました。最後には、「できない理由を探すのではなく、どうすればできるかを考えることが大切だ」と温かいメッセージもいただきました。子どもたちからはたくさん質問あり、和やかな雰囲気でした。

 講話後に農山さんと妹さん、小中学生時代の音楽の先生だったF先生と記念撮影。将来、1年生の皆さんの中から講話に来てくれる人がいると嬉しいです。(Y)

 

 

【県立高校入試情報】050906

令和6年度の熊本県立高校の入試に関する情報が、熊本県教育委員会のHPにアップされましたのでご確認ください。

令和6年度(2024年度)熊本県公立高等学校生徒募集定員.pdf

令和6年度(2024年度)熊本県立高等学校入学者選抜(熊本市立高等学校を含む)前期(特色)選抜における「重視する観点」等について.pdf

【大澤さん感想2】050906

1年2組 T.Rさん

 今回の学習で、水俣は「魚わく海」と言われていたのを初めて知り、改めて水俣の海について知ることができました。また、大澤さん自身、カヌーのつながりでいろいろな経験があったのだと思いました。私自身、水俣の海を汚したくないし、海を過って自分の手で汚したくないです。海は人間だけの土地ではないし、みんなの手できれいにしていかないといけないのだと思いました。決して関係ないことではないし、一人一人の思いがつながらないといけないなと思いました。

【大澤さん感想1】050906

1年1組 Y.Kさん

 今日の講話を聴いて、大澤さんがされている仕事や、過去にあったこと、そして海が好きということが分かりました。無農薬のミカンを通じて水俣を発信していきたいという思いや、何事にもあきらめずにいろいろなとびらを開けて、小さなことでもチャレンジしていくという思いが印象に残りました。SAP+αを通して、私もカヌーなどで海を支えてみたいなぁと思いました。そして、何事にもあきらめずにいろいろなとびらを開けてチャレンジしていこうと思いました。また、水俣の海をひとりでも多くの人に知ってもらえるように、家族などにも話そうと思いました。

【大澤基夫さん講話】050904

 今日の1年生の総合的な学習の時間は、SUPのインストラクターでもある大澤基夫さんによる講話でした。水俣の海や無農薬によるミカン栽培のきっかけ、その思いについて語っていただきました。

 水俣の海については、大澤さんが高校生の時にとても悔しい思いをしたことがあること、その経験から自分が大好きな水俣の海の良さを伝えたいと思い活動していることなどを熱く語られました。

 無農薬栽培については、大澤さんのご両親と杉本栄子さんとの出会いがきっかけであることについて話されました。

 子どもたちは紙がいっぱいになるくらいにメモを取りながら真剣に話を聞いていました。(Y)

【三浦雄一郎さん富士山登頂成功】050903

 「冒険家」これだけでもうカッコイイ。

 冒険家の三浦雄一郎さんが令和5年8月31日の朝7時20分頃、富士山の登頂に成功したというニュースが入ってきました。年齢は何と90歳。弱った脚のカバーのため山岳用車いすを活用し、家族や仲間に支えられて登頂に成功したそうです。

 三浦さんの「高く遠い夢 70歳 エベレスト登頂記(双葉社)」という本をもとにした話が3年生の道徳の教科書に載っています。私も何度か授業をしましたが、世界最高齢でエベレスト登頂に成功した三浦さんの原動力とは何かを考える中で、希望と勇気、克己と強い意志について学ぶことができる内容です。ぜひ教科書を借りてお読みください。明日から何かチャレンジしてみようかなと思います。

 富士山登頂に成功したのは三十一日。さすが「三」浦雄「一」郎さん。

【PTA親子美化作業】050902

 早朝よりの美化作業にご参加いただきありがとうございました。職員のみでは刈っても刈っても積草の成長に追い付かず苦労しておりました。おかげさまで、生徒が安全に活動することができる環境が整いました。グラウンドを使う野球部、サッカー部、陸上部はもちろん、二中生の頑張りを見せることでお礼とさせていただきます。

【防災の日】050901

 今日は政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する「防災の日」です。

 今から100年前の1923(大正12)年9月1日 11 時 58 分 32 秒。大きな被害をもたらした関東大震災が発生しました。

 内閣府の防災情報のページには、「マグニチュード 7.9 と推定される、近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震であり、南関東から東海地域に及ぶ地域に広範な被害が発生した。死者 105,385、全潰全焼流出家屋 293,387 に上り、電気、水道、道路、鉄道等のライフラインにも甚大な被害が発生した。」「地震が昼食時に起こったこともあり竈(かまど)、七輪から同時多発的に火災が発生し、水道が断水したため最新の装備も役に立たず、おりからの強風によって火災はたちまち延焼し、消防能力を超えた。」と書かれています。

 9月1日前後は二百十日にあたり、台風の襲来が多い時期とされています。防災の日制定の前年である1959年9月26日には伊勢湾台風が上陸し、大きな被害をもたらしています。教訓を生かし災害に備える日にしたいですね。