二中ブログ

2023年7月の記事一覧

【渋沢栄一】050701

 昨日から天気アプリを何度も何度も見ています。夜の豪雨とはなりませんでしたが、今後も用心が必要です。

 先日、「ピン札」への両替ができないという話が紹介されていました。来年度、新しい紙幣が発行されるのにともない、印刷が現行の紙幣から切り替わっているとのことです。紙幣に登場する人物は今年度か来年度の社会科の入試問題に取り上げられるのは間違いないと思いますので、3年生向けに紹介します。熊本出身の北里柴三郎が一番怪しいとにらんでいます。もっと知りたい人は「国立印刷局」の「新しい日本銀行券特設サイト」をご覧ください。肖像画についても説明がされています。

まずは1万円札の渋沢栄一

 現在の埼玉県深谷市血洗島にあった渋沢家は畑作、藍玉の製造・販売、養蚕を家業としていました。

 栄一は、一橋慶喜(15代将軍徳川慶喜)に仕えて、一橋家の家政の改善などに実力を発揮、27歳の時には慶喜の弟である徳川昭武に随行しパリの万国博覧会を見学、欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情を知りました。

 明治維新となり欧州から帰国した栄一は、「商法会所」を静岡に設立しました。その後、明治政府に招かれ大蔵省の一員として新しい国づくりに深く関わります。

 1873(明治6)年に大蔵省を辞して、「第一国立銀行」の総監役として活躍、そこを拠点に、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れ、また、「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に富岡製糸場、東京海上火災等、約500もの企業に関わったといわれています。