2016年10月の記事一覧
第32回 清流祭
生徒のみなさん、すばらしい清流祭をつくりあげてくれて本当にありがとう。
感動、感動の連続でした。
鹿北中の体育館の中で、様々な文化に触れることができました。音楽・言語(英語)・劇・書道・美術・詩・短歌・俳句・総合の研究発表(ふるさとや産業・福祉)・家庭科の作品・・・・・さまざまな文化が結集しての清流祭となりました。
さて、文化とは、自分の心の中にあるものを表現することです。今日は様々な方法でたくさんのことを表現してくれました。そこには、心がゆさぶられたり・刺激を受けたり・新しい発見があったりと、たくさんの感情が生まれたことと思います。その心が震える瞬間に出会えることが、文化祭、清流祭の意義ではないかと思います。
オープニングは、生徒会執行部が劇を通して、清流祭テーマである
Legend
~創り出せ感動の舞台!一人一人が輝く瞬間(とき)~
について表現してくれました。形で見えるものではないもの、協力、助け合い、励まし合いなどを大切にして新たな伝説を創り出す意気込みを伝えてくれました。
吹奏楽部は、楽器による演奏を通して音楽の楽しさを表現しました。アンコールにも応えてくれました。夏休みに地域での演奏会を毎週行ってきたので、とても落ち着いて堂々とした演奏を披露してくれました。
英語暗唱は、日本語とは異なる言語を使って、1年生は「学校の文化祭」、2年生は「ガリバー旅行記」、3年生は「地球を守るための5つのR」についてジェスチャーを交えて表現しました。今月末に行われる山鹿市英語暗唱大会が楽しみになりました。
全校合唱では、山のいぶきを通して、鹿北の自然の豊かさと、その自然とともに生きる命の輝きを歌で伝えてくれました。
各学年の合唱では、なかまとの絆、一人ひとりの個性のまとまりの美しさが表現されていました。1年生は、「明日をさがしに行こう」と1年生らしくフレッシュな歌声でした。2年生は「大切なもの」を情感豊かに歌いました。「大切なものは一人じゃないこと」よく伝わりました。3年生は「COSMOS」を歌い、宇宙に輝く星のように一人一人が輝いていく、未来を見つめる凜々しさが表現されていました。
1年生の劇「ふるさと再発見」では、鹿北の自然、歴史、伝統、文化を見つめ調べたことを発表してくれました。広見、岩野、岳間各校区の特色をよくつかみふるさとを大切に思う気持ちが表れていました。鹿北はいいなあと思いました。
2年生の劇「いのちのリレー」では、鹿北の達人に学んだことをもとに、まずは身近な自分たちが暮らす地域について知ることから始まりました。そして、12月に修学旅行で訪れる沖縄について見つめました。沖縄戦を振り返りながら、「命こそ宝」、「当たり前の日常に感謝」すること。最後は一人一人の家族の写真が映し出されました。感極まった保護者の方もおられました。
3年生の劇「ギャラクシートレイン~未来へ~」では、中学1年生から今までの出来事を振り返りながら、自分たちの未来に思いを抱いていきました。来年3月の卒業の日を、「新しい春の駅」ととらえ、そこで希望号に乗り換える。どの列車に乗るのかは自分しだい。しかし、どの列車に乗っても希望があると、力強く表現しました。さらに、さすが3年生と感じたのは、自分たちが後輩に何を残せるのか、何を伝えたいのかをしっかり伝えてくれたことです。「ありがとう」という感謝の気持ち、何のために勉強するのだろう、これからどんな人生を送るのか、どんな時にも前を向いてあきらめずに頑張ること。たくさんの思いが詰まった劇となりました。
午後は人権バンドゆうのみなさんの人権コンサートが行われました。力強いメッセージとともに、心が温かくなる歌の数々を鹿北中の生徒のため、来校してくださった保護者の皆様、地域の皆様のために届けてくれました。涙を流して聴いている保護者の方々もおられました。ほんとうにありがとうございました。
体育館に飾られている展示では、普段の授業の成果や総合的な学習の時間での学び、卒業アルバムを通して、鹿北中の歴史なども知ることができました。また今回は、鹿北絵画クラブの皆様の作品も展示させていただきました。地域の文化に触れることもできました。
今日みなさんは、充実したすばらしい時間を過ごすことができたのではないでしょうか。生徒のみなさん、そして、生徒ともに清流祭をつくりあげてくれた先生方に心より感謝します。この鹿北中の伝統、文化、校風をこれからも大切にし、さらに発展させていくことが私たちの責任であるとあらためて感じました。
今日の頑張りを、そして、今日までの頑張りをぜひ、自信に変えて、さらに一人一人が成長していくことを期待しています。
ご来賓の皆様、地域の皆様、保護者の皆様、本日はお忙しい中清流祭にお越しいただきましてありがとうございました。保護者の皆様にはバザーも行っていただきました。心よりお礼申し上げます。これからも、鹿北中の生徒の成長のため、ぜひご協力を頂きますようお願い申し上げます。
本日は、ありがとうございました。