学校生活

体育大会の練習開始!

 体育大会に向け、練習が始まりました。初日の今日は、雰囲気を盛り上げる意味も込めて「校歌」と「ラジオ体操」です。通常の式典等での校歌斉唱とは違い、山江中伝統の「体育大会バージョン」です。体をのけ反り、天に向かってお腹から声を出します。まずは3年生がやって見せて、それを1,2年生が真似るという練習パターンも山江中の伝統のスタイルになりつつあります。

 私が体育主任をやっていた頃は、マイク・拡声器を片手に教師主導の練習を行っていました。(苦痛に思っていた生徒も多かったのではと、反省しています。)しかし、今の山江中では、生徒会長や体育委員長、応援団長など、それぞれの場面でリーダーが活躍する生徒主導の取組を行っています。リーダーは人を動かすことの難しさを経験し、上手くいかないことに悩むこともあります。だからこそ学ぶことがたくさんあります。

 体育大会は、5月15日(日)開催。明日からのお天気が心配です。

体育大会 結団式

 「楽しもう! やってみよう! 挑戦しよう! ~Take your Chace~」

 令和4年度体育大会のスローガンです。本日は、体育大会に向けての結団式が行われました。いよいよ体育大会に向けての取組のスタートとなります。

 式のはじめに、校長から「一生懸命」について話をしました。まず、一生懸命に「得意不得意はない、誰にでもできる」ということ。二点目に一生懸命は「見ている人の心を打つ」ということ。そして三点目に一生懸命は「仲間との関係性をよくする」という内容です。これまで、山江中生の様々な取組を見てきましたが、本当にどの場面も『立派!』という言葉がぴったりで感心させられてきました。体育大会でのパワーアップが楽しみです。

 肝心の団分けや団の色決めですが、ピシャっとする場面や、「ぐるぐるバット」を取り入れて楽しむところなどメリハリの利いた、期待通りの進行でした。青団団長の森口くん、白団団長の黒木くんを中心に、一生懸命に楽しんでいる姿、一生懸命に競技する姿、一生懸命に挑戦する姿をお見せすることができると思います。どうぞご期待ください!

Time is money. 時は金なり

 Time is money. (時は金なり) 中学生の頃、英語の授業なのか、他(道徳?集会?)の場面なのか記憶は定かでありませんが、皆さんが耳にした言葉だと思います。

 山江中学校では、スケジュール手帳を全校生徒に持たせ、計画的に、主体的に、見通しを持って生活する力を養うための取り組みをおこなっています。きっかけは、本校の教頭であった2年前、ICTの研究を進めるにあたり、生徒にSNS等のメディアに触れる時間を調査したことです。スマホやタブレットなどの機器が普及すると同時に、メールや動画サイト、ネットゲームに費やす時間が大幅に増加している実態がありました。動画サイトなどは、私たち大人でも、見始めるとつい長時間経っていることがあります。自制心が弱い子供は、よりのめり込んでしまうとの報告も目にしたことがあります。

 もし、このまま子供たちがSNS等に長時間、時間を奪われるようなことがあれば、その損失は計り知れない(単純に「もったいない」)と感じています。勉強しろ、とは言いませ。読書やジョギング等の運動、家事のお手伝いなどの時間を大切にしてほしいと考えています。そのような思いから始まった取り組みです。

 前置きが長くなりましたが……今日は、その「手帳の取組」を先輩が後輩にアドバイスする活動を行いました。(この縦割りの活動も、山江中学校が重視している活動です。)3年生から2年生に、2年生から1年生へと日を分けて行いました。縦割り活動では、「教える側」「教わる側」があるとするならば、一般的には「教わる側」にメリットがあるように感じますが、私の中では、圧倒的に「教える側」にメリットがあると思っています。教えるための準備、伝えるための表現力、そして何よりも主体的、能動的な活動であるからです。今後も、学習や行事のさまざまな場面で、縦割り活動を取り入れていきます。

 今回の「手帳活用のアドバイス」の取り組みでは、「教え」に行った2年生が、1年生のあまりにも充実した手帳の記入(活用)の様子を知り、「教わって」しまうという想定外の珍事もありました。^^;

全国学力・学習状況調査

 全国学力・学習状況調査が行われました。このテストは、全国的な生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ること、また、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることを目的として行われています。小学6年生、中学3年生が対象で、今年は、国語・数学(算数)・理科の3教科が実施されました。

 全国的な学力調査ということもあり、3年生は真剣な眼差しで試験に臨んでいました。「試験」や「テスト」というと、私たちは結果にとらわれがちですが、このテストの目的で書いているように、教師が指導方法を見直したり、生徒一人一人が自分の課題に気づき学習方法を改善したりすることが大切です。

 「結果」も楽しみですが、学校として指導方法等の工夫改善に役立てていきたいと思います。

 

賑やかな理科の授業

 校長室で作業をしていると、理科室から何やらにぎやかな声が聞こえてきました。直線距離で20m近くはあると思います。作業を中断し、理科室へと様子を見に行くと、元素記号を使ったカルタ大会でした。担当の上村先生が「水素」「窒素」と出題するたびに、「瞬殺」でカードへと手が伸びます。にぎやかな声は、歓喜や悲鳴?だったのです。

 学習には色々なスタイルがありますが、いわゆる「暗記」系の学習はあまり楽しいものではありません。昔、リング付きのカード(俗にいう単語帳)に英語の単語と和訳、歴史の年号と出来事などを書いて必死に覚えたものです。カルタ大会という一工夫で子供たちも楽しみなが学習に向かうことができます。

 改めて、授業は子供たちの興味関心を高める工夫が大切だと感じました。本当に微笑ましい時間でした。