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【太田の浜の白波に】010912
先日、学校評議員の宮本達也さんが来校され、相撲甚句全国大会グランプリ受賞の話をして行かれました。手にはオレンジ色の冊子が。タイトルは「昭和52年度卒業記念アルバム文集」。私が6年生の時の文集です。宮本さんの弟、章二くんは私の同級生。家にあった文集を持ってきたとのことでした。小6担任の室村一成先生、小2担任の金子勲子先生。学級写真や委員会の写真。1学年下のバレー部島本和彦コーチ、二見小の中田慎哉校長の顔も見つけました。
さすがに小学校6年生で171cmはでかい。集合写真では隣の同級生が肩までしかありません。行事の写真は、1年生の時はペンを口にくわえ、6年生の遠足では友達の頭の上に手を載せ。自分ではおとなしかったと思っているのですが、ふざけた一面も随分あったようです。
今は新しくなった田浦小学校の校歌を久しぶりに目にしました。下線は中学校の校歌と共通です。「田浦小学校」という言葉はなくとも、田浦だとわかる歌詞は良いですね.(H)
1 太田の浜の白波に 野坂の浦の歌を聞き もかけの松の宮代に
歴史のあとを仰ぎ見て 学ぶよわれら 朝夕に
2 伝えも古き牧山に 見おろす村のいとなみや さざ波寄する殿島の
漁(いさ)りの舟と競いつつ 励むよ我ら雨風に
【郡市陸上競技大会】010911
11日(木)、水俣市のエコパーク陸上競技場で郡市中学校陸上競技大会が開催され、田浦中からは選手・役員47名が参加しました。女子中・長距離の部は今年も大健闘。郡市で2番目に生徒数の少ない学校ですが、2位に輝きました。男子も上位入賞者が相次ぎ、郡市駅伝大会、三太郎駅伝大会に向けて弾みがつきます。オープン競技の2年生女子800m走の1・2・3フィニッシュはかっこよかったですね。層の厚さを感じました。
天候に恵まれすぎ、日差しが強く、気温も上がる中でしたが、田浦中生は競技、応援はもちろん、会場の片付けにも最後まで頑張ってくれました。嬉しい限りです。
各校の選手の中に、複数の種目で1位となった選手がいるのですが、県大会には1人1種目しか出場できないため、明日の体育担当者の会議を経て、上位入賞者の中から郡市の代表選手が決定します。選考結果が楽しみです。
ところで、昨年9月12日に開始した校長ブログも、今日で365話目です。今日、田浦中出身の他校の先生から「読んでいます。」と言ってもらえたのはとても嬉しかったです。こんなに長く続いたのは息をすることくらいです。(H)
【あちゃ~】010910
田浦中では職員のグループラインを活用して日常の連絡や、全国の不祥事の事案、学校や教育に関する情報などを共有しています。正しく使えば、有効な情報伝達手段です。
さて、昨夜は家に私一人とおはぎ・ふわりの2匹でした。寝っ転がっていると、足元におはぎがスリスリ。スマホを取り出して、パチリ。ブラシをかけたり、撫でたりして良い表情を狙ってパチリ。私の足を枕にしている姿や、上目遣いの表情などベストの写真が撮れました。早速、家族に画像を送りました。すぐに反応があるはずです。
しばらくするとスマホの画面に田浦中ラインへの着信通知が。「動物は癒されます。」Y先生からです。「?、遅い時間に何の連絡だろう?」
誤爆(ごばく):本来の意味から転じて、ネットの用語では、SNSなどで予定とは別の人やグループに連絡や画像などを送信してしまうこと。普段は厳しいと思われている人物の、優しい面を垣間見ることができるが、送った本人はとても恥ずかしい。まれに、本人が送信に気づいていないこともあるが、さらに恥ずかしい。スルーするよりも、気の利いたジョークで返すと悪くない。田浦中では「〇〇、今日は魚を持って帰るね。」が過去(平成28年10月)の最高の誤爆であるとされている。(田浦中辞典より)
「あちゃ~。」でした。威厳が…。(H)
【重陽の節句】010909
今日は季節の節目となる五節句の一つ、重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)です。古代中国では奇数を陽、偶数を陰と考えたので、縁起の良い奇数の中で最も大きい数字が重なる9月9日は重陽ということになります。菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願ったそうです。
重陽の節句と聞くと、「雨月物語(上田秋成)」の中の「菊花の約(ちぎり)」という話を思い出します。
出雲へ密使として旅の途中、病に倒れた宗右衛門は、左門に助けられました。それを縁に意気投合、義兄弟となった2人でしたが、宗右衛門はどうしても果たさなければならない役目がありました。「重陽の節句に戻ってくる。」と約束をして旅立った宗右衛門でしたが、役目を終え、出雲を去ろうとしたときに捉えられてしまいます。約束の日が近づきますが、牢から出してもらえるような様子はありません。
ついにその日、準備をして待つ義弟の左門でしたが、夕方になっても義兄、宗右衛門の姿は見えません。左門の母は、家に入りまた明日待てばよいと促しますが、左門は「兄上は信義ある武士だから、決して約束を破ることはない。」と待っています。
時間がたち、日も落ちあきらめて家に入ろうとしたときに、風に吹かれる陽炎のようにやってくる人影が…。
「雨月物語」には怪異小説9編が収められています。秋の夜長にどうでしょう。(H)
【金メダル】010908
郡市陸上大会記録には田浦中Kさんの1年男子200m(S51)とTさんの1年女子200m(S58)他、合わせて9つの昭和の記録。(※今は実施していない種目もあります。)が残っていますKさんは私の2学年上の生徒会長。すごい先輩だったと言うイメージが残っています。平成15年の1年男子と平成16年の2年男子の400mRの記録も田浦中。ジャイアンツの立岡選手がメンバーでした。
体格、練習方法、道具は大きく進化しています。1896年のアテネオリンピック(男子のみの参加)に、葦北水俣郡市の大会記録ホルダーが出場してみると…。
100m。Sくん(H23水二中)がスピードに乗り勝利。2年生のTくん(H27津奈木中)も銀メダル(オ:11秒09)
400m。Yくん(H08水二中)が最後に振り切り勝利(オ:54秒02)
1500m。Iくん(H27佐敷中)が最初から引き離し余裕の勝利(オ:4分33秒02)
110mH。Tくん(H24水二中)が流れるようなハードリングで圧勝(オ:17秒06)
走り高跳び。Oくん(S59水三中)・Nくん(H08水一中)ともに2位の記録は上回るが、惜しくも銀メダル。(オ:1m81cm、ただし挟み跳び)
走り幅跳び。Nくん(H01佐敷中)がわずかに上回り劇的勝利(オ:6m35cm)
という結果でした。金メダルおめでとう!(H)
【児童虐待防止法】010907
町の生徒指導担当者会でも話題になりましたが、児童虐待のニュースが絶えません。先日は、鹿児島県出水市で発生した虐待死が報道されていました。「虐待の連鎖(虐待されて育った子どもが大人になった時に、自分の子どもを虐待する)」もよく聞きます。新米の親にとって、子育てのモデルは自分の親です。
ご存じのとおり、児童虐待防止法は平成16年の改正で「虐待を受けた児童」から「児童虐待を受けたと思われる児童」に改められました。
さらに、学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体やその従事者は、より積極的な児童虐待の早期発見及び通告が義務付けられています。
また、児童及び保護者に対して、児童虐待の防止のための教育又は啓発に努めなければならないこともうたわれています。
田浦中では学校だよりとPTA総会、HPなど複数の手段で周知を行っています。子どもたちには虐待を訴える力を、保護者には躾という名の虐待をしない、させない、人の子どもの虐待に気付いたら行動することが当たり前だという意識をもってもらうことがねらいです。
バットを振らなければボールには当たらない。空振り覚悟で虐待を疑い、通告することが大切です。不作為、見逃し三振は私たち大人の最大の罪です。(H)
【好きこそ物の上手なれ】010906
校内を巡回していると、2年生は国語「枕草子」の授業中でした。「春はあけぼの~」で始まる清少納言の随筆で、私と同世代の方は授業中に暗唱した記憶があるのではないでしょうか。社会科を教えていたずっと以前は、学力検査等も知識を問う出題が多かったため、「紫式部」と混同しないように「枕の掃除(草紙)で清(清少納言)潔に!」と教えていました。知識の注入で、音として残るだけです。
国語担当のH先生から聞こえたのは「春は“三色団子”、夏は“かき氷”、秋は“きのこの山”、冬は“雪見大福”」という言葉。枕草子を下敷きにして、子どもたちそれぞれが感じる春夏秋冬の「をかし」、「あはれ」、「わろし」を随筆にした「令和版枕草子」だそうです。Mさんの作品の「きのこの山」は「お菓子」、本来の「をかし」に掛けるとは、なかなかユーモアのセンスがあります。
全国学力・学習状況調査のアンケートで「国語の勉強が好き」と回答した生徒は全国平均をはるかに上回っていました。結果も良好。好きこそ物の上手なれ。
ちなみに、数学も同様のアンケート結果でした。たぶん、「三角形はおにぎりせんべい。」と教えています。田浦中の国語も数学もいとをかし。(H)
【100年カレー】010905
目の前で1年生の学年会が開かれています。総合的な学習の時間の取組が主な議題のようです。「学習を通して、どのような力をつけさせたいか。」ということが大切ですので、生徒の実態と学力の分析から話が始まりました。
1年生は料理研究家の江上トミさんの実家である「赤松館(せきしょうかん)」を中心に、田浦の特産品である甘夏みかんやデコポン、地域で作られている漬物、御立岬公園などについて調べて、郷土の良さについて知り、発信する学習を行います。
研究熱心な1年部の先生方は、夏休みに「100年カレー(江上トミさんが残されたレシピをもとに再現されたカレー)」を赤松館に食べに行きました。普段食べているカレーより色が黄色く、玉ねぎの甘さが最初に来る味だったそうです。学習の中でミカンや漬物など田浦で作られるものもセットにした、100年カレーの再現を予定しているそうです。塩はもちろん、集団宿泊教室の時に「塩むすび館」で作ったものを使います。
「それぞれが、自分のよいところをみんなの前で発表できるような子どもたちになって欲しい。」田浦中の卒業生であるY学年主任の思いです。(H)
【共通テスト終わる】010904
昨日の午後は町の生徒指導担当者会でした。夏休み中に町内の小中学生が巻き込まれた事故や事件はありませんでしたが、昨日の新聞には、県内の高校生がわいせつ画像の拡散で摘発されたという記事が載っていました。被害者は「軽いノリ」を後悔していると語っているそうです。スマホの約束6か条「あとがこわい」を思い出してみましょう.
また、夜中に某トンネルを動画投稿チャンネルにアップしようと集まっている県内外の若者がいるとの情報もありました。先日書きましたが、「お化けは土地に憑き、幽霊は人に憑く」と言います。やめましょう。「化け物の 正体見たり 枯れ尾花」
今日は共通テスト2日目。いつもは朝練習に参加している長距離走チームの3年生も昨日・今日はお休みです。登校時に「昨日はだいぶ勉強したろ。」と聞くと、ニコっとしました。「睡眠は十分とりました!」という満足そうな笑顔でした。
3年生の教室に行くと、早く登校して勉強している生徒も沢山いました。1時間目は社会です。「金栗四三」、「オリンピック」など、熊本県に関連のある予想問題が飛び交っていますが、実際はどうだったでしょうか。たぶん、最初の解答は「くまモン」です。
朝の会が終わったころ、2時間目の数学のテストで使うコンパスの忘れ物が届きました。あっ、これはナイショでした。(H)
【選手登録】010903
3年生の共通テストが今日・明日の2日間実施されます。問題配付から開始までの時間を緊張した面持ちで待っていました。初めの合図で一斉に問題用紙を開き、後は集中。今日は国語・理科・英語、明日が社会・数学。終了後に「明日に掛ける!」という声も聞こえてきました。
久し振りに晴れの日が続いていますが、台風13号(レンレン)が接近中です。連続して台風14号(カジキ)も発生したとのこと。エコパークでの練習を予定している日曜日は週間天気予報では曇り。先週は雨中の練習でしたので、台風がそれてくれるとよいのですが。
午前中に郡市陸上競技大会の選手登録が締め切られました。練習を続けてきたけれども選手に選ばれなかった生徒。本人の希望とは異なる競技に出場する生徒。最後は納得して競技に臨むとのことでした。田浦中は芦北水俣で2番目に生徒数の少ない学校ですが、選手団と応援団が一体となって頑張る田浦中生の姿を魅せましょう。(H)
【待合室】010902
昼休みの校長室・事務室前はいつも、職員室に用事がある生徒の待合室として賑わっています。今日は前の廊下からクイズが聞こえてきました。数年前に爆発的なブームを巻き起こし、メダルの争奪戦になった「妖怪ウォッチ」からの問題でした。
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんによると、特定の場所に出るのがお化け(妖怪)で、あちこち移動できるのが幽霊だそうです。お化けは土地に憑き、幽霊は人に憑くので、「妖怪ウォッチ」の設定は原則と異なるようです。
交通事故で地縛霊になったネコの妖怪。必殺技のひゃくれつ肉球で、敵を攻めまくる。
犬と伯父さんが融合して生まれた妖怪。後姿を見て近づいてきた人を驚かせる。
とりついた相手に秘密を無理やりしゃべらせる妖怪。
つっぱることが生きがいな妖怪。真面目な人にとりついてワルの世界に引き込む。
鼻から何かが漏れそうで、いつももじもじしている。限界を超えると大量の水を発射。
とりついた相手にめらめらと燃える心をそそぐ獅子妖怪。
周囲におならをふりまく妖怪。とりつかれると、おならが止まらなくなってしまう。
小中学生には分かるかな。問題は2年生バレー部Mさんのチョイスでした。(H)
【防災の日】010901
今日は政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する「防災の日」です。
今から100年近く前の1923(大正12)年9月1日11時58分32秒。大きな被害をもたらした関東大震災が発生しました。
内閣府の防災情報のページには、「マグニチュード7.9と推定される、近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震であり、南関東から東海地域に及ぶ地域に広範な被害が発生した。死者105,385、全潰全焼流出家屋293,387に上り、電気、水道、道路、鉄道等のライフラインにも甚大な被害が発生した。」「地震が昼食時に起こったこともあり竈(かまど)、七輪から同時多発的に火災が発生し、水道が断水したため最新の装備も役に立たず、おりからの強風によって火災はたちまち延焼し、消防能力を超えた。」と書かれています。
9月1日前後は二百十日にあたり、台風の襲来が多い時期とされています。防災の日制定の前年である1959年9月26日には伊勢湾台風が上陸し、大きな被害をもたらしています。教訓を生かし災害に備える日にしたいですね。(H)
【むかしむかし】010831
中学生は反抗期を迎えます。「いっちょん親のゆうこつばきかん」のは当たり前。学校では結構おりこさんです。イラっとしたら、むかしむかしを思い出すことです。
その年は、お盆過ぎからほとんど湯の児で寝泊りをしていました。毎朝、毎夕妻との堤防の散歩が日課です。いよいよ明後日から新学期が始まります。明日の夜には人吉に帰らないといけません。遅れることが多いとは聞いていましたが、やはり予定日通りとはいかないものです。
夕方の散歩と夕食を済ませ、水戸黄門を見ていると、ついにいよいよという反応がありました。みんなで移動の準備を始めます。印籠を出す瞬間が気になっても、決して口にしてはいけません。
翌朝。ついにその瞬間が来ました。そばにいた義母は大喜びでした。田浦の母は畑で「バンザイ」と大きな声を出したそうです。義理の祖母が一番喜んでいたかもしれません。あ、一番は私です。
しばらくたって新聞を買いに行きました。その後、今日の日付けの新聞を20年間分保存しています。社会科らしい対応です。
明日から新学期です。朝会での「私事ですが~。」の報告が人吉二中の習いです。名前はすでに決めてあります。(H)
【雑記】010830
〇郡市陸上近づく。放課後の練習も活気づいています。砲丸投げの女子の中学生記録は、今年6月に岡山県中学選手権で記録された17m45cm。ほぼ3年1組の教室の前の黒板から、女子トイレの入り口付近までの距離。女子の走高跳が1m87cm。YS先生の頭をこすりながら、運が良ければバーが残る高さ。凄いの一言。
〇YY先生の家にランドセルが届きました。Mちゃんは毎晩ランドセルを背負い、「ママは先生の役。」とい言って名前を呼ばせるなど、学校に行く練習をしているそうです。
〇HPの「学校生活(随時更新)」の更新作業中。平成27年から田浦中に勤務していますので、懐かしく写真を眺めています。令和元年度分と平成30年度分の整理が一通り終わり、ログアウトしようとしたところ、令和元年度分が完全に消えていました。奈落の底に落ちるとはこんなことを言うのでしょう。目の前が真っ暗になりました。あれこれ復旧作業をしてみると、元に戻りました。日頃の行いの良さが幸いしました。(H)
【好き嫌い】010829
今日は1年生の調理実習でした。私にも試食が届きましたが、ハンバーグ自体に味が付き、火もしっかり通っていました。家庭での復習が大事です。
「お父さん、お母さんは好き嫌いはなかろ。」と息子から聞かれたことがあります。私が食べないのはナマコくらいですが、ナマコは好き嫌いの範疇に入れるような食材ではありませんし、イノシシの肉は実家の冷蔵庫・冷凍庫を占領している状態でしたので、一切食べません。これは反抗なので、好き嫌いとは違います。
「親が好き嫌いがないと、子どもも好き嫌いがないらしい。」というのが会話の結論でした。妻が土・日は勤務の仕事に就いているため、早く帰った方がご飯を作るが当たり前。子どもたちのご飯もよく作っていました。
人吉に勤務していた頃は、子どもたちも小さかったので、金曜の夜に田浦に連れて行き、部活が終わった日曜の午後から迎えに行くという生活をずいぶんしていました。子どもに今日何を食べたと聞いたところ「〇〇ぎん〇ゃ〇を初めて食べた。」と答えた時には驚きました。好き嫌いなくワイルドに育ちました。(H)
【リニューアル】010828
ホームページのリニューアル中です。楽しい作業ですが時間がかかります。まず、トップページの写真を校舎遠景に変更しました。卒業アルバムの写真をフジ写真館さんに了承いただきスキャンして使っています。オリジナルからはかなり解像度が落ちています。
「学校だより(隔週更新)」のページはそのままで、トップページからバックナンバーを開けるようにしました。
「学校生活(随時更新)」は年度別に整理中です。作業は令和元年度を終え、平成30年度に入りました。ブログのフォーマットに変えたので見やすくなっていると思います。写真もかなり追加しました。行事ごとに更新する予定です。卒業生の皆さん、少しずつ情報を増やしていますので、ぜひ開いて下さい。
「校長ブログ(毎日更新)」は毎日更新継続中です。新学期が始まり、書くことがあるので助かります。別に月ごとPDFファイルをつくり、月末にまとめ読みができるようにしました。昨年9月12日から書き始めたブログも350回を数えます。こんなに長く続いたのは呼吸をすることくらいです。
その他のページも随分更新しました。学校に電話しなくともHPを見れば事足りるような情報発信手段にしたいと思っています。(H)
【げんちゃん】010827
朝2時に目覚めました。張り替えたばかりの網戸は2日と持ちません。近所のシロと、うちの「ふわり」がうなり声をあげて外でにらみ合っていました。ふわりは押され気味でしたが、私が外に出たとたんに強気になって、声が大きくなりました。毎度のパターン。とーちゃんがいる時だけ最強です。シロが去ると満足げでした。家の中に入るとすぐにカリカリを一口食べ、ばりばりと爪を研ぎ始めました。ストレス解消のルーティーンです。
午前中は「子どもたちのいじめ防止推進事業」の進捗状況の確認と説明のため県教育庁教育指導局学校安心・安全推進課から木山主幹と山口指導主事が来校されました。少人数・単学級の共通課題は、人間関係の再構築です。特別活動、道徳の授業、交流活動を核にした取組を工夫したいと思います。
県内の3地域が同じ指定を受けているそうですが、その内の一校である球磨中学校は人吉三中で同勤した竹内校長先生と、私と田浦保育園・小学校・中学校の同級生である片山教頭先生の勤務校です。気心の知れた間柄、しっかり情報交換をしながら、実のある事業にしたいと思います。(H)
【身嗜み】010826
9月のカレンダーを見て、「初日は日曜か。」と一瞬思いましたが、今日から新学期でした。式辞では、私からはネコ型ロボットの秘密不道具についてちょっと触れた後、夏休みの研修の中で聞いた「中・高の勉強が列車の切符のようになっている。」ということ、「子どもたちに凧のようになって欲しい。」ということについて話をしました。
各学年と生徒会代表の発表では、4名が1学期と夏休みを振り返り、2学期の決意を述べました。その後は、Y先生によるソーシャルスキルトレーニング。夏休みに頑張った事を友達と交流させました。
続いての身なりの点検で、生徒指導主事のS先生は「身なりを整えるのはなぜか?」と、問いかけました。生徒からは「礼儀正しさを身に付けるため。」「学校の評判を上げるため。」等の回答がありました。「なぜ礼儀正しさが身につくのか?」、「なぜ~か?」、さらに「なぜ~か?」と質問を重ねると、どんな回答に行きついたでしょうか。
「身嗜(みだしな)み」の「嗜む」には、ふだんから心がけておく。用意しておく。自分のおこないに気をつける。言動をつつしむ。見苦しくないように整える。等の意味があるようです。他者との関係をヒントに「身なりを整えるのはなぜか?」、「おしゃれをするのはなぜか?」と比較して考えさせてみると良いですね。(H)
【ドラえも~ん(涙)】010825
①夏休み前
『強いイシ』この石に誓ったことを破ると、石が攻撃してくる。
『ノーリツチャカチャカ錠』これを飲むと、勉強や仕事が能率的に、テキパキできる。
②宿題提出日
『まあまあ棒』これで相手の口をふさぎ「まあまあ」と言うと、相手の怒りが収まる。
『シズメバチの巣』怒っている人を刺して、怒りを静める
『ツモリガン』撃たれた人は、してはいないことをしたつもりになり、すっかり満足してしまう。
③テスト直前
『暗記パン』暗記したいものの上に乗せると、文字が写る。食べると写した内容を暗記できる。トイレに行くと効果がなくなる。
『タイムマシン』時間と空間を越えて移動する機械、夏休みの初日に戻るとき使う。
『もしもボックス』もしもこんなことが?と言うことを実際に試してみることができる。宿題やテストのない世界も可能である。
明日から2学期がスタート!「助けてぇ~、ドラえも~ん(涙)」の人には今すぐ欲しい秘密道具でした。(H)
【宿題】010824
土曜日です。夏休みも残り2日となりました。終業式のブログに、ちびまる子ちゃんが「夏休みは何日あると思ってんのさ。宿題なんていつでも出来るよ。それより今を大切にしなきゃ。」と言っていると書きました。21日の時点で各担任に聞いてみたところ、まるちゃんの考えに同意した生徒は合計で10人程度のようです。最後の週も学校で宿題の仕上げに頑張っていました。家でやるから「宿題」だし、「homework」なのですが。
宿題は適量になるよう各教科で調整をしており、保護者の皆さんが中学生だった頃よりかなり少なくなっています。昔は涼しい時間に起きて勉強する、涼しい場所(図書館)を捜すという努力もセットでした。某中学校勤務の頃はまだエアコンもなく、ぬるい風が回る扇風機と、水の入ったバケツを教室に持ち込ませて宿題をさせたりもしていました。創意工夫を削いでいるかもしれません。
所ジョージさんは、夏休みについてこんなことを言っています。
「少年少女に言っておこう。夏休みは、夏休みの宿題があるから充実するんだよ。宿題を溜めて、『あー、早くやんなきゃな。宿題やんなきゃな。あー、月末に溜まってくな。』っていうのがあるんで、遊びが充実するんだから。夏休みをいくらでも遊んでいいですよってなったら、退屈でしょうがないよ。」(H)
【た・の・う・ら】010823
今日の午前中は中学生のみ執行部と委員長による研修で、各委員会でできるいじめをなくす取組について検討しました。私は、豊かな発想を持つこと、さまざまな情報をもとに思考を整理すること、田浦中の良さをアピールできるようになることについての演習を行いました。と、難しく書きましたがゲームをしました。
午後からは小学生8人、中学生5人が参加して、生徒会・児童会リーダー研修を行いました。こちらは「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の取組の一つとして、今年度から実施するものです。田浦小・中の実態についての確認(いじめに関するアンケート結果の分析)、そこから見える課題の把握、課題解決の方法検討、2学期からの具体的取組の確認の順で話し合い活動を行いました。
私は、人の話を傾聴すること、仲間と対話を重ねること、ゴールに行きつくための様々なルートを検討することについての演習を行いました。と、難しく書きましたがゲームをしました。
直接、子どもたちと関わるとダイレクトな反応が嬉しいですね。毎回呼んでください。
話し合いでは、「た」「の」「う」「ら」で始まる取組のスローガンをつくることになりました。生徒会・児童会案をもとに両校で仕上げを行います。(H)
【恕(じょ)】010822
夏休み期間の平日は25日間のうち出張が11回と、学校を空けることが多い夏休みでした。全国的には水難事故のニュースも聞こえてきました。陸上練習の生徒や宿題忘れの生徒には時々雷が落ちていたようですが、事故なく夏休みを過ごしてくれた子どもたちに感謝しています。また、後を守っていただいた教頭先生をはじめとする田浦中の先生方に感謝しています。後4日です。
20日は全日本同和会熊本県連合会研修大会に参加しました。熊日にも記事が載っていましたが、各自治体、学校、企業の担当者など700人が参加しての大会でした。
中川有紀熊本県教育庁統括コーディネーターは、基調講演の中で「~は~だ。という決めつけを自己点検し、取り除いていくことの大切さ」、「知的理解と人権感覚が交わることで人に寄り添うことができること」、「感動する感性、自尊感情、共感する力が大切なこと、それには心を揺り動かされる体験が大事であること。」などの話の後、最後は論語の日頃から「恕」の心を持ちましょうという言葉で締めくくられました。(H)
※「恕(じょ)」論語 衛霊公第十五 412
他人の立場や心情を察すること。また、その気持ち。思いやり。
人の身の上や心情についての察し。同情すること。また、その気持。思いやり。
【研修、研修】010821
今日は2学期を前に、職員会議と研修を行いました。会議では郡市陸上、駅伝、文化祭、職場体験、福祉体験などの主要な行事、研修では教育評価研究所から講師を招き、QUアンケートの分析と活用について学びました。行事を通してどんな力をつけさせたいかを大切にしたいと思います。
QUアンケートについては、講師のお話によると、「いろいろな学校の結果を見てみると、人と関わるスキルが身についていない子どもが多いように感じる。ソーシャルスキルを身に付けさせるのに一番良いのは学校だと思う。保育園から中学校まで同じ集団で過ごす場合もあるが、不適応感がある子どもは9年間つらさを感じている。また、高校になると多くの中学校から生徒が集まるため、人間関係づくりのスキルが身についていないと苦労することが多いようだ。」とのこと。田浦中にも当てはまる話が随分ありました。学級づくりの参考になりました。
午後からは、田浦小学校と合同で「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の研修を行いました。今年度と来年度の2年間の指定ですが、「子どもたちによる」というところを大切にして、これを契機に3年、4年と継続、そして伝統となるような活動にしていきたいと思います。(H)
【安木節】010820
来客があったときは、必ず職員玄関まで見送ることにしています。校長室から階段を下りて玄関までの短い時間ですが、階段に掲示した写真などを使って、田浦中の紹介をしながら見送ることができます。
昨日も特別活動研究会が終わった後、参加の先生方を職員玄関まで見送りましたが、メダカの水槽で一休み。立ったまま、命を大切にすること、死と向かい合うこと、食物連鎖など生き物を飼うことで学べるいろいろなことについて一談義。湯浦中H先生は今まで一度も生き物を飼ったことがないとのこと。飼ってみればと勧めておきました。
袋中N先生は、教室でいろいろな生き物(どんかっちょ等)を飼ってきたそうで、前任校の水俣二中でも担任の生徒が休み時間には花壇に餌のミミズを掘り出しに行っていたとのことでした。
その後、N先生と田浦中M先生は、赤松館横の溝にドジョウがいるということで獲りに行きました。残念ながら泥の中に潜られ収穫無しだったとのことです。クールエコスタイルがいけません。「豆絞り、一文銭、魚籠(びく)、ざる」を装備して再チャレンジだ。(H)
【郡市教科等研特活部会】010819
今日は田浦中学校で郡市教科等研究会の中学校特別活動部会を開きました。各学校の実践発表では、袋中N先生からは「学級会」と「対話トレーニング」。緑東中K先生からは「GOODポイントカード」、「いいとこメガネ」、「ボランティア・サービス」。湯浦中H先生からは「公約の実現から始めよう」という生徒会活動の取組。佐敷中U先生からはソーシャルスキルトレーニングとして学校全体で取り組んだ「本当の自信をつける方法を学ぼう」、「上手に話を聞く方法を学ぼう」という活動。津奈木中E先生からは生徒会の「縦割り班活動」、「委員会活動」。田浦中M先生からは生徒会の「いいこと流星群」、「スマイル集会」、「小中合同歓迎遠足」が紹介されました。
午後は袋中N先生による「QUアンケートの活用」の研修。アンケート分析はどの学校もかなりやっているが、それをもとにした実践が不十分であることから、どのように活用するかの演習を行いました。続いて湯浦中H先生の研究授業指導案検討会。終日、充実した研修ができました。
「〇〇中の環境があってできること、アレンジすればどの学校でもできること、どの学校でもすぐにできること。」実践の内容は様々ですが、特別活動でどんな力をつけさせるかという目標と思いを共有して、2学期(何と!来週の月曜)からの実践に生かしたいと思います。(H)
【学校保健研究協議大会】010818
今日は熊本県学校保健研究協議大会が開かれ、養護教諭の先生を中心に県内各地から多くの参加がありました。葦北・水俣、八代の先生方は役員として大会の運営に携わりました。私も朝からは受付係、午後は「歯・口の健康づくり」部会に運営委員として参加しました。内牧小学校と河浦小学校の研究発表を聞かせていただきましたが、様々な取り組みはとても参考になりました。歯磨き、フッ化物洗口に関しても各校・各地域でかなり違いがありました。
別の部会では緑東中学校の山田校長先生が発表されましたが、鹿受診率は100%だそうです。「緑東中校区に歯科医院がない状況で100%達成は、保護者の理解と協力があってこそ。」と話されていました。田浦中の校区には3つの歯科医院があります。芦北町では子どもたちの医療無償化もされています。ぜひ100%を達成したいですね。
開会式には私が中1の時担任をしていただいた、氷川町教育長の太田先生も来賓として出席されていました。「田浦中でお世話になりました畑口です。」とあいさつをしたところ、下の名前で呼んでいただきました。ありがたいことです。また頑張ります。(H)
【ナイター陸上】010817
今月は2人のY先生が誕生日を迎えました。おめでとうございます。
今日は土曜でしたが、明日の学校保健研究協議大会の準備のため、午後からは千丁に出張でした。昼ご飯を何にしようと考えていると、テレビから「○○○ッ○―にしない?」というCMが流れてきました。そうしました。
出張を終えた後、夕方からエコパークで開催されている水俣市ナイター陸上競技記録会の応援に行きました。田浦中からは1年生5名、2年生16名、3年生10名が参加しました。夕方7時頃になると、ずいぶん涼しさを感じるようになってきました。日が落ちるのも早くなりました。秋が近づいています。夕暮れの競技場に水俣高校の蛍光オレンジのユニフォームが映えていました。田浦中も、先日フクマツ建設様・肥後銀行様から寄贈いただいたユニフォームの初披露の場になりました。
津奈木中、袋中、緑東中からも多数参加、水俣二中のI先生、佐敷中のM先生も保護者として会場に来ていました。会場まで引率していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。引率のY先生、M先生ご苦労様でした。
今回は久しぶりにY先生が登場しましたがオチはなしです。(H)
【精霊流し】010816
今日、水俣市の「精霊流し」が行われました。これは昭和40年代初めに水俣市の行事として始まったもので、現在は香典返し等の寄付によって、社会福祉協議会が主催しているそうです。今年は90家族近くが参加され、義父は56番目でした。会場で知り合いの方にもずいぶんお会いしました。
午後7時半過ぎ、市長のあいさつの後、水俣大橋近くに作られた場所から紙製の灯篭を順番に川に浮かべました。紙製の精霊船を浮かべるご家族もありました。
帰り道「明日があると思って人に接したらいかんよね。」という話を妻としながら土手を歩きました。水俣川に光の道がつながっていました。お盆の行事もこれで終わりです。(H)
【メートル】010815
台風10号が通過しました。超大型、速度も遅いということでしたので心配していましたが、今度も葦北・水俣地域には雨風の影響は少なく、生徒・職員からも被害の報告はありませんでした。中国・四国・近畿・東海などにはまだ警報が出ています。被害がないことを祈ります。
平成27年の台風では中学校のプール横の木が倒れ、私の車もリアガラスが飛んできた木により割れました。直撃しそうなコースの時は田浦に待機するようにしています。
明日から仕事ということで、次男を熊本市へ送っていきました。車の中で台風情報を聞きながら、「降水量がmm(ミリメートル)で発表されるけど、m(メートル)が良くないかな。2日間の降水量が1200mmと言われても「ミリ」が残って、多いような感じがしない。ばあちゃんたちはミリをメートルにすぐ変換できるかな。1メートル20センチと言われた方が逃げないといけないと思うんじゃないかな。」ということを言っていました。なるほどね。全員ではなく、特定の誰か(自分のばあちゃん)が頭に浮かんだようです。目線が個に当たるのは良いことです。同意します。(H)
【しゅっ】010814
台風10号が接近しています。湯の児の海も波が出てきました。朝から家の周りの片づけをして、網戸の張替えをして、メダカやネコは非難させ、午後1時からの熊本工業と関東一高の試合に備えました。久しぶりに高校野球をプレイボールからゲームセットまで「あーっ」、「おーっ」を繰り返しながら観戦しました。台風接近のため明日の試合は中止、1日ずつ順延になるようですが、県代表が敗退し、盆休みも終わり、あとはスポーツニュースで九州勢の結果を気にするくらいです。今年の夏も終わりました。
夕方に南福寺のディスカウントストアに行ったところ、高校の同級生Iくんに会いました。田浦水害の時に泊めてもらった友達です。私は7月12日が来るたびに思い出していましたが、会うのは高校卒業以来です。声をかけると、間をおいてIくんもかろうじてわかったようです。最近聞きなれたセリフ「昔はしゅっとしとったけんわからんやった。」痛恨の一撃を食らいました。明日から走ろうかと思いましたが、台風接近、盆休みも終わり。あと10回ほど明日から走ろうと言うと今年の夏も終わります。(H)
【初盆】010813
朝から凪でした。息子たちは海で釣りをした後、さらに1時間くらい泳いだようです。大人になっても夏休みに変化なし。2人とも子供のころから水泳をしていたのですが、「久しぶりに海に入るときつい、波で流されるはずだ。」と言っていました。次男は顔をクラゲに刺されるというおまけ付きでした。
昼前からは 2月に亡くなった義父の初盆の法要でした。親戚中が集まった機会に、甥の結婚報告もありました。叔父さんの一人は、息子たちに「結婚式ばしてくれ、楽しい席で集まりたい。」という話をしていました。今年に入り、妻の父と叔母、私の叔母が亡くなりさみしいお盆を迎えています。
テレビではお墓参りでしてはいけないことがクイズになっています。「お墓はご先祖様そのものなので上から水をかけてはいけない。」「墓はきれいに研磨をしてあるのでタワシでは磨かない。」「亡くなった方は香りを楽しむのでビールやお酒などのふたは開ける。」「お供えの花はバラでもよい。」など、いろいろな番組で情報が重なっています。
きゅうりとなすに割りばしなどを刺して作った馬と牛を模したお供え物「精霊馬(しょうりょうま)」も紹介されていました。先祖の霊に早く帰ってきてほしいので行きは「馬」、ゆっくりあの世へ戻ってほしいので帰りは「牛」だそうですが、関西から九州にかけては作らないので馴染みがありません。
夜中、息子たちは裏の山にカブトムシ・クワガタを採りに行きました。雨の後は、結構いるそうです。キャッチ&リリースで手に乗せた写真だけ撮ってきました。今日23歳と、もうすぐ26歳です。(H)
【高校野球】010812
明日は義父の初盆のため、息子たちを熊本市に迎えに行ってきました。お参りのため、田浦の実家に立ち寄りましたが、ホテイアオイがものすごく大きくなっていました。学校・自宅・実家、すべて昨年グラウンド横の水路で採った同じものなのですが、日当たりの違いか、栄養なのか、ものすごく成長しています。
夕方、テレビをつけると神村学園(鹿児島県)と高岡商業(富山県)の対戦中でした。お兄ちゃんだった高校球児が同学年になり、年下になり、30代の監督を見て「若いなぁ。」とつぶやき。高校野球は自分が年を重ねていくことを如実に感じさせます。
神村学園の攻撃は9回表2アウト。キャプテン松尾君の打球がセカンド後方にあがったとき、息子二人は「風!風!」と声を出して念じていました。神村学園を応援していた人たち全員が同じことを祈ったのでしょう。一旦、グラブに入ったボールは、グラウンドへ落ち2アウト1・3塁へ。結果は3-4で敗れましたが。息子たちは「どんな時も笑顔の松尾君が良かった。」とのこと。最後は、小さいころ「ウルトラマンガイア」を見ていた時のように、立って応援していました。明後日は熊本工業を全力で応援します。
余談ですが、神村学園の打順は「田中、松尾、田中、松尾、田中」と続いていました。高校1年時の体育の鹿本先生の氏名点呼。「I、I田、I水、I村、U杉、U田津、U上、O本、田中!、田中!、田中!、T富、N園、H上、畑口」3連続「田中!」の強調した言い方を思い出しました。(H)
【切符】010811
先日の九州特活研で筑波大藤田教授が、中・高の勉強について「列車の切符のようになっている。」という話をされました。高校・大学といった「目的地」に到着すると、切符は捨てて(回収されて)いるという意味です。
私は教師の道を選択したので、授業、特別活動、部活動、先生方の話、人間関係の悩みや解決方法など学校での学びがそのまま仕事に生かされ、「勉強」はさらにお金(小・中・高・大の学び)が追加できるICカードのようになっていますが、このような職業はごく少数です。
講演の中で私たちに「立方体を2つ重ねたような形の体積を求めなさい、但し3つ以上の方法で考えなさいという指示をしたとします。ある子どもが、『2つ考えたけど、両方とも答えが同じだったので、これ以外の方法を考えても無駄だと思います。』と言ってきました。先生はその子どもに何と返されますか。」という問いかけがありました。
「またいらんこつば言う。」、「だけん、でけんとたい。」、「お前は何でん、すーぐあきらめて。」、「入試に出っとぞ。」でしょうか。私たちが「切符」にするような指導をしてしまっているかもしれません。では、どんな話をすればよいのでしょう。
世の中には正解は一つでも、時間、効率、予算など複雑な要素が絡みA案がだめなら、B案。それでもだめならC案、さらにD案というような場面が多くありますね。(H)
【本日休業】010810
先日、テレビを見ていると薩摩川内市にある某ドライブインが紹介されました。ちゃんぽん入りホルモン定食が有名だと言うことで、国道3号線から水引ICへ入るところにも大きな看板が立っています。
妻はお盆も法事以外は仕事が続くので、休みの今日は鹿児島方面に行き、その帰りに寄ってみようということになりました。水俣と鹿児島間も阿久根ICから薩摩川内市水引ICを除けば高速道路が開通しているため、2時間強あれば到着します。
鹿児島中央駅は複合商業駅ビルになっていますが、妻の仕事と同業種のため、お店を見て回り、昼過ぎまでそこで過ごし、かき氷の有名店で「白熊」を食べてという一日でした。
駅近くの駐車場から電車通りに出て、高速道路まで向かおうとしましたが、電車通りを横切る大きな道路に時差式信号がなく、右折に戸惑いました。
帰途につき、ドライブインの前を通ると「本日休業」の掛札が。土曜日なのにと思いましたが、妻によると「お盆休みは運輸関係が休みに入ることが多いからでは。」とのこと。そういえば行きも帰りも大型トラックの台数が少なかったなとように思います。
帰宅して、ネットを見ていると「本日はホルモンが完売しましたので、夜の営業を休みます」とのこと。テレビの影響が大きかったのかもしれません。(H)
【チョムリアップ・スオ】010809
執行部の5人と、カンボジアに学校を造るための募金を竹﨑一成芦北町国際交流協会会長(芦北町長)へお渡ししてきました。平成9年頃、内戦で疲弊したカンボジアに学校を造ろうという募金活動が佐敷小学校で始まったと聞いています。佐敷小では児童がコメやタマネギを作ったり、バザーを開いて得た益金を学校を造る活動に寄付をしています。田浦中でも、体育大会や文化祭の時などに募金活動を行っています。
平成13年に、最初の学校が南部のシアヌークビル市に造られてから現在5校。最初は300万円台だった建設費も、現在は1000万円を超えるそうです。来年か再来年には目標金額が集まり、6校目を造ることができるのではないかというお話でした。
町長・副町長・教育長他たくさんの方が入られての贈呈式に、生徒会長のKさんも挨拶ではさすがに手がプルプル。「入学式や卒業式の式辞とは比べられないくらいの緊張でした。」そうです。
生徒会スローガン「田浦中PRIDE」の「E」は「笑顔」。町長のお話を聞き、カンボジアの子どもたちに笑顔になって欲しいという願いがさらに強くなった贈呈式でした。(H)
【全九州特別活動研究大会】010808
この会場に来るのも先週から3回目です。今日は、熊本森都心プラザで全九州特別活動研究大会熊本大会が開催されました。私は生徒会活動分科会の助言者でした。
雲仙市の中学校からは、「自転車並べ日本一、美しい学校にしようという生徒会の重点目標をもとにした国見中学校の自転車駐輪場の整頓」、「生活部の取組が、生徒の自発的な取組に発展した愛野中学校の靴置き場の整頓」、「観光地である自分たちの町を、自分たちできれいにするという生徒からの発信による小浜中学校のボランティア活動」、「研究指定を受けたこと契機とする南串中学校の交流活動」等が紹介されました。始まりはそれぞれですが、現在は生徒会が運営に関わる取組へと昇華されていることに感心しました。
宮崎市の中学校からは、生徒会活動で育てたい「望ましい人間関係」、「自主的・実践的態度」を共通理解した上での実践が紹介されました。特に、喫緊の課題である「スマホ」についての市内5中学校の取組については興味深く聞かせていただきました。「スマホサミット」の取組の中で子どもたちが当事者意識を持ち、一所懸命考えている姿が目に浮かびました。
実践報告を聞き、雲仙市、宮崎市のどの学校の取組もねらいが明確で、生徒の変容に確実につながっていました。育てたい資質・能力をそれぞれの学校の先生方が理解して取り組まれていることがポイントでした。
19日に葦北水俣の特別活動担当の先生方で、今日の研究発表の内容を共有します。2学期からの取組に反映させたいと思います。負けとられんばい。(H)
【 小・中学校生徒指導研究発表大会】010807
今日は小川町で開かれた熊本県小・中学校生徒指導研究発表大会に、生徒指導主事のS先生と参加してきました。分科会は「特別活動との関わりを重視した生徒指導の充実〜気づき・考え・実行する学校生活を通して〜」という主題の牛深東中学校の発表に参加しました。今週はいろいろな研究会で特別活動について考える機会を得ています。特別活動の充実は子どもたちを、学校を変えるということに確信を持っています。
講演は「凡事徹底 〜24時間をデザインする」と題した、宇城市教育長・大津高校サッカー部総監督の平岡和徳先生のお話でした。S先生は、「研究会に参加できて良かったです。勉強になりました。」と気持ちが高まっていました。S先生が感じたことを近々ブログに載せたいと思います。
夜は、明日開かれる全九州特別活動研究大会の講師である、筑波大学の藤田晃之教授を囲んでの歓迎レセプションに参加しました。教授が高校時代に感じた勉強の目的についての疑問には同感でした。私も授業をするようになり、高校時代の思いもあって、最初の時間には「なぜ社会科を学ぶのか」について語るようにしていました。藤田教授には明日は「キャリア教育の要としての特別活動の在り方」と題しての講演をお願いしています。九州各県の代表の校長先生方とも特別活動について話しができ、とても有意義な会でした。(H)
【台風8号】010806
台風8号(フランシスコ)が葦北・水俣を通過しました。今日予定されていた多くの研修会などは事前に中止・延期が決まり、部活動も中止としていたため静かな一日でした。雨風の影響も少なく、生徒・職員からも被害の報告はありませんでした。一安心です。芦北町の防災無線で、昼から温泉などの施設を営業するという放送が流れました。私も午後からは。「千丁へ出張」です。語呂が良いなと話していると。国語科のH先生が「校長、県庁、出張」はどうですかとの一言。さすが、全学調で好結果を残させるだけのことはあります。
昨日は出張の帰りに心配で実家に寄りましたが、母は「大丈夫やろ。」の一言。正常性バイアスがかかっています。次の台風も発生しています。油断しないように話しています。
昨日の研究協議大会で、ある校長先生から「生徒には凧のようになって欲しい。」というお話がありました。これから世界に羽ばたく子どもたちだが、糸の根元は故郷につながっておいてほしい。という意味だそうです。学校の役割の大きさを痛感します。
私自身、糸の根元は田浦にあると感じます。引っ張っているのは確実に母ですね。台風くらいでは吹き飛んで行きません。(H)
【ゴールは自立】010805
今日は熊本市で、熊本県校長会研究協議大会が開かれ、その分科会で「自己理解を促し、将来にわたって人としての生き方を深める生徒指導とキャリア教育の充実」と題して発表しました。
学校の教育活動はややもすれば、前年踏襲となりがちです。そこで地域・学校の実態を踏まえて計画を精査し、キャリア教育の目標と基本方針に沿って進路指導の充実を図ることとしました。進路指導、学力充実、総合的な学習の時間、小中・中高連携、啓発活動、生活基盤の改善の6点から田浦中の取組を整理し、報告しました。
毎年、入学式の式辞とPTA総会挨拶では、「中学校は義務教育最後の学校です。充実した人生を切り拓いていくための最低限の知識や技能、課題対応する能力、人や社会との関わり方を身に付けさせ、卒業後の自立につなげることが私たちと保護者の役割です。田浦中学校の一つ一つの取組は自立をゴールにしています。」という話をしており、生徒・職員にも機会あるごとに訴えています。
中学・高校卒業後は、ほぼすべての生徒が他の地域へ進学・就職していきます。みんなを支えるのは、田浦小・中の9年間で培った仲間との絆。どんな困難を目の前にしても諦めず、仲間と力を合わせ、もがきながらでも乗り越えていく力です。(H)
【じゃっとです】010804
夏休みと言えども研究大会や研修会が続き、宿題に追われる毎日です。今は、九州特別活動研究大会の分科会のまとめを考えています。生徒からは「先生たちも宿題があっとですか!」と言われます。「大人の宿題の方が大変だけん、中学生のうちに宿題ばちゃぁんと出す練習ばしとかんば。」と返しています。
大学生の時、熊本市周辺出身の同級生から指摘されたのが、上記の「ば」で打ち切る表現です。芦北方面では、「子どもは早よ寝らんば(いかんたい)」、「きつかばってん走らんば(強ならんぞ)」のように、()の中を言わず「ば」で打ち切ることが多いのですが、友達には違和感があったようです。
初任校は菊池郡の西合志南中でしたが、生徒の言う「えじい(怖い)」がまったく何のことやら。人吉二中に転勤した時は、生徒から相づちの表現の「じゃ」について、中学生は「友達には“じゃ”、先輩には“じゃっです”、先生には“じゃっとです”」と使い分けていることを教えてもらいました。
田浦中に赴任して5年、支援員のM先生のご指導のお陰で、流ちょうな田浦弁が戻ってきました。(H)
【ランドセル】010803
メダカの水槽がずいぶん濁っていたので清掃をしました。すだれを周囲に巻いて日陰もできました。春に生まれたメダカもすくすく育っています。ホテイアオイも大きく育ちました。2年1組の水槽は夏休みの間、職員室に引っ越しています。こちらもすくすく育っていますが、室内飼いのせいでしょうか色白です。
Y先生が5歳の長女、Mちゃんを連れて来られました。田浦勤務になってから実家に連れて行く機会も増えたようです。じいちゃん、ばあちゃんは「せからしかけん連れて帰れ。」と言われるそうですが、かなり喜ばれていることと思います。
5月の連休明けに、おじいちゃん、おばあちゃん、Y先生、Mちゃんの4人でランドセルを買いに行ったそうで、「Mちゃんのすきな、うすむらさきいろにした。」と、9月に届くのを楽しみにしていました。
近くにいたM先生に聞いたところ、2年生の長男は黒、1年生の長女は水色のランドセルだそうです。小学校でも男の子は黒がほとんどだけど、女の子はいろいろだそうです。
バドミントンの練習を終えたHさんが、Mちゃんを見て「かわいいですね。」というと、Y先生は「先生に似てかわいいですね。」と即、訂正させていました。指導力の高い先生です。(H)
【研究協議会2日目】010802
今日は研究協議会の2日目、「校内の特別支援教育の推進を目指した学校経営」、「特別支援教育の充実に向けた教職員の人材育成」、「関係機関との連携で進める特別支援教育」の3つの分科会で実践発表と研究協議が行われました。
私のグループは熊本県から4名、東京都から2名でしたが、人材育成の取組について意見交換ができました。県内でも特別支援学級の担任に臨時的任用の先生が配置されている学校が少なくありません。学びを先生方への助言に生かしたいと思います。
私見ですが、特別支援教育の経験と視点をもった先生が合格していけば、子どもたちにとって、学校にとって、プラス効果は大きいと考えています。選考考査に合格してくれることを強く願っています。
熊本市内の移動は市電と産交バスで行いましたが、見ているとかなり多くの乗客が交通系ICカードで支払いをしています。私は「東京駅開業100周年記念Suica」を使っています。ちょっと自慢です。(H)
【記章】010801
今日は全国特別支援学級通級指導教室設置学校長協会の全国研究協議会熊本大会に参加しました。熊本大学大学院教育学研究科の干川教授の「通常学級にいる気になる子への支援〜ひとりひとりに応じた支援とそれを支えるシステム〜」と題した講演はとても勉強になりました。支援者ミーティングなどさらに学び、田浦中の取組に生かしたいと思います。
「講演を聞くのは、本を読むより効果的にその人の考えを学ぶことができる。」と言われた方がいらっしゃいましたが、まさにその通りです。
研究会の幕間のアトラクションに、くまモンが登場して会場を賑わせていました。ジェスチャーで「馬刺し」食べましたか?「一文字のぐるぐる」食べましたか?との問いかけがありました。郡市の特支研究会の役員をしているため、夜の懇談会に参加しましたが、辛子レンコン、いきなり団子、馬刺しの燻製などと一緒にメニューにありました。
同じテーブルに座った他県の校長先生から、襟の記章 (「人」のバッジ)についての質問が多くありました。これは平成15年4月に導入されたもので、2本の寄り添うようなラインは、人の文字を表し、人と人とが支え合っている様子を表現しています。右の金色のラインは、教職員の情熱や誇りを表したものです。他県の先生は「熊本県の先生方のプライドを感じる。」と感心されていました。
明日は分科会で、校長先生方の実践に学んできます。(H)
【残り3分の2】010731
暑い日が続いています。特別教室にエアコンが設置されましたが、20年物の校長室のエアコンも新しくなりました。クールエコスタイルが推奨されているとはいえ、ネクタイ・上着着用で来校されるお客様もいらっしゃいます。大変助かります。
早いもので、今日で今年度の3分の1が終わります。3年生は県総体で部活動を引退し、新チームでの活動が始まっています。今は郡市陸上に向けての練習に取り組んでいますが、3週間余りで2学期が始まり、郡市陸上、文化祭、郡市駅伝、生徒会役員選挙。あっという間に中学校生活は終わりに近づきます。
人吉二中でお世話になったO教頭先生が、退任式で「出逢いは偶然、別れは必然」という言葉を残していかれたことを思い出します。言い尽くされた言葉ですが、長くは保育園・幼稚園前から一緒に過ごした仲間との時間を大切にしてほしいところです。皆が同窓会に行きたいと思うような関係づくりには、楽しい時間ときつい時間を共有することです。(H)
【探し物】010730
日曜の夕方。バッグに入れたはずのカード入れがない。昨夜は使ったので確かにあった。朝から息子がカード入れを見た、私もそこにいたと言っているが、よくよく考えるとバッグに入れたと言う記憶がない。WAONもSuicaもnanacoも鶴屋友の会もその中だ。プリペイドカードだけなのが幸いだ。最悪、被害額は中に入っている分だけで済む。
朝からの記憶を振り返る。「あった」から「ない」までの時間、車を降りたのは宇土の体育館で卓球の応援をしていた時のみ。ポケットにはスマホと小銭入れだけ入れたので、カード入れは車から出していない。これは自信がある。いや、本当にそうか?
車から降りるときにドアの周辺に落とした?バッグは後部座席に置いていたのでそれはないはずだ。応援を終えて車に乗る時、ドアの周辺には何もなかった。いや、本当にそうか?
昨日、葬儀に行くとき数珠をドアの横に落としていった私だ。信用はできない。入れるところ、置くところを決めようと何度思ったことか。つい最近も車のカギを捜したはずだ。スマホは探し物の常連だ。
カバンの中も車の中も探したけれど見つからないのに、夕方、次男が後部座席で発見。年に数回探し物をしては、反省する。ほーら、今も車のカギは掛けずに机の上に置きっぱなし。なかなか治りませんが、自覚が第一歩。(H)
【資源ごみの分別】010729
今日は私が住んでいる水俣市22区の分別収集の日です。今月はリサイクル当番なので、夕方は分別のステーションに立ちます。
水俣環境クリーンセンターでは、最初は「燃えるもの」と「燃えないもの」に分けていたのですが、平成5年の3月に燃えないゴミの中に黒い袋に入れられた中身の残った小型プロパンガスボンベが入っており、そのまま破砕処理施設に運び込まれて、作業中に爆発、機械は破壊され、屋根も破壊されるという大事故が起きました。人身事故にはなりませんでしたが、何千万円もの費用が修理にかかり、このような危険なものを出してしまう市民にも責任があるのではないかという意見が出たそうです。
20種類の分別は、モデルの7地区からスタートし、全地域で実施されるようになりました。2種類から20種類へ、大変なご苦労があったかと思います。平成13年からは生ゴミの分別が始まり24種類、今年度からは22種類に分別しています。
私の息子たちも生まれた時から分別が当たり前なので、子どもの頃は「コンビニなど、ゴミ箱が燃えるゴミ、ペットボトル、カンの3つしかないと困る。」と言っていました。
私がいた頃は、水俣二中は「生徒会長と環境委員長は同格」という言い方もされ、環境教育先進校として多くの視察や取材に対応していました。(H)
【県中学総体最終日】010728
県中学総体の応援ありがとうございました。本日、田浦中生の出場種目が終了しました。私も卓球の応援に行くことができました。芦北水俣からは女子ソフトテニス団体、相撲個人、空手、新体操、バドミントン個人などが九州大会へ進むようです。詳しくは明日の新聞で確認したいと思います。
バドミントン会場、卓球会場などには冷房が入っていました。ここ数年、熱中症対策は当たり前の時代です。快適な環境で試合ができました。風の影響がないように体育館を締め切って行っていた両競技は、数年前まで選手も応援団も最悪の環境でした。
各部でも練習中は水分補給の時間を確実に設定するようにしています。「水を飲むな」の私たちの中学時代、こそっと水を飲む工夫をずいぶんしましたが、敵(先輩たち)もさるもの、「唾を吐いてみろ。」と言われ、真っ白くなかったら後が大変でした。高校では夏休みの練習は大きなバケツに氷水が用意してあり、飲むのが当たり前でしたので驚きました。髪も「頭を守るものなのに、なんで丸刈りにするのか?」というのが高校のK監督の感覚でしたので、私たちも気が楽でした。(H)
【縁家】010727
昨日、伯母が亡くなりました。通夜と葬儀にはたくさんの皆様にご臨席いただきました。ありがとうございました。私の祖母はM家から嫁に来て、伯母がまたM家に嫁に行くという関係でした。喪主のMさんの挨拶にもありましたが、兄弟姉妹すべてが近くにおり、賑やかに過ごしていました。
病床にありながらも、一番下の弟である入院中の私の父のことをいつも心配していました。弟はいくつになっても弟です。
私の母も、互いに行き来しての「お茶飲み」をとても楽しみにしていました。私自身54歳になりましたので、私にとっての伯父さん、伯母さんも、ひいじいちゃん、ひいばあちゃんです。いとこもずいぶん年を取りました。小さな子どもたちを見ると、世代の移り変わりを感じます。
久しぶり、もしくは初めて会う親戚も沢山いました。話をしていると、意外な方と「やうち」、「えんか」や「ひっぱりこっぱり」があることがわかり驚きでした。(H)
【熱中症対策】010726
学校帰りに、私が保育園児の頃のK先生にお会いしました。「熊工、優勝した!うれしい!」お婿さんと、お孫さんの母校の甲子園大会出場を喜んでいらっしゃいました。おめでとうございます。
特別教室のエアコン工事がいよいよ終わりに近づきました。今月末には設置が完了し、検査が行われます。学校で勉強や宿題に取り組んでいる生徒もいます。サッカー部は練習が終わった後、毎日4時間学習に取り組んでいます。来週には宿題が終わってしまうとのことでした。涼しいエアコンと熱いY先生の力です。
設置作業をされている方が近くを通られる時に「ブーン」という音が聞こえます。何かと思って見ると、作業服についているファンの回る音でした。熱中症対策で、服の中に風を送る装置がついていました。今朝、新聞の広告を見ていると、その服が販売されていました。気になりましたが、補正予算申請は否決されると思います。
テレビでは服につけるクーラー、路面温度を下げる塗装などオリンピックに向けての暑さ対策グッズが話題になっていました。家ではメダカの水槽の温度が上がらないよう日陰を作りました。ネコたちは一番涼しいところを陣取って寝ています。(H)
【カウントダウン】010725
昨日と今日の2日間、県中学総体のバドミントン競技が開催されました。午前中に休みを入れて応援に行ってきました。田浦中は団体戦がベスト8、個人戦ダブルスMMペアがベスト8という結果でした。応援ありがとうございました。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会までいよいよ1年。金・銀・銅のメダルが発表され、昨日から金融機関で記念貨幣百円クラッド貨幣の引換えが始まりました。デザインは空手・スケートボード・スポーツクライミング・ウエイトリフティング・サーフィン・ゴールボールの6種類。早速引き換えに行ってきました。
100円の記念硬貨は100円で交換できますが、1000円銀貨は9500円程度。もちろん持っていませんので造幣局のHPで調べると、発行済みのものも含めたデザインは水泳、車いすテニス、陸上競技、バドミントン、野球・ソフトボール、体操、卓球と日本ではメジャーな競技が選ばれています。10000円金貨は120000円程度、デザインは流鏑馬、野見宿禰像とギリシャの女神像。造幣局は商売上手です。金メダルと同じ、私には縁のない話です。(H)
【やあやあ我こそは】010724
保健室の前に恐ろしい掲示物が並んでいます。ペットボトルの画像の裏に紙コップが貼り付けてあり、その中にはどれくらいの量の砂糖が使ってあるか分かるようにスティックシュガーが入れてあります。終業式で生徒にはぜひ見るように伝えましたが、職員に与えたショックの方が大きいようです。懇親会でノンアルコールの先生はジュース類を避けるようになりました。最初のうちは。のど元過ぎないように互いに声掛けをしたいと思います。
数人で食事をとっていると、そこで働いている方が、「中学生の時、MY先生(現教頭)に社会を、MY先生(現研究主任)に理科を習いました。」と話しかけてこられました。2人が前回田浦中に勤務した7年~9年前の生徒でした。「MMです。」と名前も名乗ってくれました。中学3年生の時の担任はYT先生(現袋中)だったそうです。翌日、卒業アルバムで確認しました。
以前も書きましたが、卒業生が自分から名乗ってくれるのはとても嬉しいことです。私も忘れられていることを前提に「田浦中でお世話になった昭和55年度卒業のHです。」と先に名乗っています。
先日は、熊本市のショッピングモールで「人吉三中でお世話になりましたHです。」と声をかけてもらいました。今日は、バドミントンの県大会会場で「人吉ニ中でお世話なったIです。」と声をかけてもらいました。Iさんは続く言葉が完璧でした。「お変わり無いのですぐに分かりました。」(H)
【卒業生の活躍】010723
八代白百合学園高等学校から、学校案内のパンフレットが届きました。表紙に本校出身のUさんの写真が使われていました。今、写真部で頑張っています。
夏の甲子園大会の予選にも、本校出身の生徒が5つの高校の選手として出場しています。試合後のインタビューに答えていた卒業生もいました。やり切った感がありました。
芦北高校に進学したHさんは、熊本県学校農業クラブ連盟年次大会のプロジェクト発表の分野Ⅱ類で「芦北のお茶の魅力を発信!~芦北産ほうじ茶を使用した商品開発と普及活動の実践~」と題した発表を行いました。芦北高校の農業科としては初めての最優秀賞(林業科の受賞歴はあります。)に輝き、田浦中出身のNさん、湯浦中卒業生2名、津奈木中卒業生1名の5名で九州大会(8月6日~8日:沖縄県)に進むことになりました。後輩に伝える場を設定したいと考えています。
それぞれが目標をもって進学していきました。卒業生の頑張りが聞こえてくるのはとても嬉しいことです。(H)
【田浦中学校生徒会歌3】010722
この作品が36年3月24日に「田浦中生徒会歌」に制定されたようです。昭和35年度2年2組作曲による楽譜も残っていました。応募作品に校正が入り、リズムが整えられた決定稿を紹介します。
オオルリ・コールの皆さんに紹介したところ、作詞の三智さんは、当時の田浦中校長農中三澄先生の娘さんではないかとのことでした。
「入選作品3点には200円、応募者にはそれぞれ20円程度の物品を贈る」と記録にありました。参加賞はノートだと予想して調べたところ、当時はノート1冊が20円でした。たぶん正解です。(H)
農中三智さん(当時中学2年生)作詞
1 山に囲まれた 海のような青空の下で 日ざしを浴びて 我らの心に太陽が希望は燃えて 進む我らの前に清らかに 泉のように湧いてくる 進もう この我らの力で我らの道を
2 あの山 この山 楽しい思い出あの時を なつかしみつつ 澄みゆく心に太陽が 希望は大きく 進め我らのこの手この足よ いばらの道も踏み分けて 進もう この我らの力で我らの道を
3 進んだこの道 友と互いに築いたあとを じっと見つめて 進む道には太陽が 希望を目指して 進む我らのこの前のこの道の 理想の山は遠いけどみんなで さあ進もうよ この我らの力で我らの道を
【田浦中学校生徒会歌2】010721
六百という数字が1番と4番の歌詞に登場します。昭和35年度の生徒数は673人でした。36年度から39年度にかけて、生徒数は700人台になります。歌詞の「いさを」は手柄や功績のこと。その他にも「朝な夕な」「教えをば」「ゆかしき姿」など古語の表現が生きています。当時の中学生の豊かな語彙力に感心します。(H)
川中京子さん(当時中学3年生)作詞
1 野浦の里の東に 昔の歴史にたえつつ 我ら六百若人の 学び舎 ここに花香る
2 朝な夕なに敬愛の 師の教えをば守りつつ 風紀正しく堂々と 築こう我らの生徒会
3 歴史は古き先輩の たてし いさを受け継ぎて 今日も励まん健やかに 我らの団結この力
4 桜の記章照り映えて 雄々しき姿 男の子らよ ゆかしき姿 乙女らよ ああ麗しき学舎の 我ら六百生徒会
【田浦中学校生徒会歌1】010720
過去の学校日誌で調べものをしていると、昭和35年度の冬休みに「生徒会歌」が募集されていることが分かりました。20篇の応募作品の中から、国語研究部で選出した入選作3点を3日連続で紹介します。皆さんはそれぞれ74・73・72歳になられています。
昭和35年は、今上天皇陛下誕生、ダッコちゃん流行、小林旭のズンドコ節がヒットなどの出来事がありました。(H)
竹本富士夫さん(当時中学1年生)作詞
1 朝霧晴れた遠山に 希望の光満ちあふれ いざ学舎に生きる者 若人我ら意気高く 真理の道を進もうよ
2 はるかに望む赤松の ふもとにありて学ぶ我等 郷土の前途を築く者 若人我ら意気高く 真理の道を進もうよ
3 清き姿の殿島を 希望に燃えて望む我等 苦難を越えて進む者 若人我ら意気高く 真理の道を進もうよ
【鍛える夏】010719
ちびまる子ちゃんはこう言っています。「夏休みは何日あると思ってんのさ。宿題なんていつでも出来るよ。それより今を大切にしなきゃ。」
以前は“42日間の夏休み”と言っていたものですが、今年は37日間の夏休み、「今からしようて思とったとに。」、「言われたけんやる気がなくなった。」保護者の皆さんも自分を懐かしく思い出すセリフだと思います。
が、「明日から頑張る。」を37回言うと始業式です。勉強、読書、ニュース視聴。頭を鍛える夏にしましょう。家の手伝い、社会体験、ボランティア活動。心を鍛える夏にしましょう。陸上練習、部活動、社会体育、スポーツ活動。体を鍛える夏にしましょう。3年生にとっては中学校生活最後の夏休み。進路を見据える夏にしましょう。
メリハリつけて、遊ぶときはしっかり遊びましょう。休養もたっぷりとりましょう。家の手伝いをたくさんしましょう。虫歯等の治療も済ませましょう。徹底して自分を鍛える夏にしましょう。
夏休みが終わったときに「結構鍛えてます。」と言いたいですね。(H)
【教科書】010718
明日の終業式に配付するPTA新聞、生徒会だよりの最終稿が上がってきました。学校だよりも完成しました。通知表を点検しながら1学期の頑張りを振り返っています。
昨夜はコーラスグループ「田浦オオルリ・コール」の練習に、音楽担当のK先生と行ってきました。今年も文化祭での発表をお願いしています。グループの方から「地域に回覧される学校だよりを楽しみにしています。」と言っていただきました。今月はいつもよりたくさん回覧します。
資料室で、昭和29年9月30日 文部省検定済み教科書「新しい社会(東京書籍)」を発見しました。「源頼朝」や「足利尊氏」など、現在は別の人物とされている画像が載っていること。人権問題に関する記述がほとんどないこと。今の教科書と比べながら興味深く読みました。
余談ですが、フランシスコ=ザビエルの有名な肖像画も、没後80年以上たって日本で描かれたものです。カトリック教会で、聖職者となった証しに頭頂部を剃り上げることを「トンスラ(キリストが磔になったときにかぶっていた棘の冠を模したと言われます)」と言いますが、ザビエルが籍を置いたイエズス会にはそのような習慣はなく、外国で描かれたザビエルの肖像画には髪の毛があります。
教科書の最後の項目は「対日平和条約」でした。終戦から10年。教科書は「国民生活は国民の努力もあって、いちおうは向上しつつある。」で結ばれています。(H)
【ただいま参上!】010717
ネコが人間の隣に寝るのは、「人間を守っているから。」という説があります。家の中に虫が入り込み、朝6時前、寝ている私の顔にとまったようです。「おはぎ」に守ってもらいました。私の額は傷だらけ、オロナインの出番でした。次は優しく守ってください。
エアコン工事の業者の方から「メダカを飼うのがブームだそうですね。」と聞きました。確かに、雑誌でも特集が組まれています。値段の高いものもいるようですが、田浦中のメダカは、江上トミさん(料理研究家、田浦町の名誉町民第1号)の実家である、「赤松館」の横の溝に住んでいた由緒正しき野生のメダカです。8匹からスタートし、今は「がじゃがじゃ」います。
交流授業参観で来校された小学校の青山先生から、職員玄関の横の臼にメダカが1匹いるという話を聞きました。密かに、中学校のメダカ10匹とホテイアオイを引っ越しさせました。秘密裏に進める予定でしたが、事務の今脇先生に見つかりました。忍者への道は険しいです。(H)
【妖怪】010716
最近、「妖怪人間ベム」のDVDを見ています。数年前に亀梨和也さん(ベム)、杏さん(ベラ)、鈴木福さん(ベロ)でドラマ化もされていますが、アニメが放送されたのが昭和43年から44年にかけてということで、今年が放送終了50周年にあたります。同時期には「ゲゲゲの鬼太郎」や「どろろ」も放映されており、妖怪ブームの最中でした。クモ男、人間こうもり、さそり男と怪人が続く「仮面ライダー」もかなりおどろおどろしい内容です。
3・4歳の頃のアニメのため、一つ一つの話は忘れてしまっているのですが、オープニングの実験室の様子が忘れられません。
子どもの頃、一番怖かったテレビ番組は「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の珠を持つ八犬士が登場する、NHK人形劇「新八犬伝」でした。通常はそうでもありませんが、時々登場する怨霊「玉梓(たまずさ)」の登場時の「われこそは、玉梓が怨霊」の声、造形の恐ろしさ。怖いけど見たい。母によると、後ずさりをしながら見ていたらしいです。
社会科の授業でもチャンスとばかりに怖い話を時々していました。「平将門の怨霊」、「菅原道真の祟り」、「耳なし芳一」が十八番です。もちろん指導案の過程には「脱線」のところに位置づけています。(H)
【海の日】010715
昨日、大矢野中で県中学総体の監督会議が開かれました。いよいよ対戦相手が決定しました。空手道に出場するKくんに「北斗神拳は使うなよ。」とアドバイスをしました。「爆発したらいけないので使いません。」と返されました。返し技が得意になりました。
今日は海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う「海の日」です。私たちの子どものころは、御立岬海水浴場も整備されておらず、海水浴場は「太田の浜」が主でした。旧田浦小学校の校歌には「太田の浜の白波に~」、田浦中学校校歌には「朝なぎの太田の浜に新潮光り」と一番の歌詞に読み込まれています。もっとも、在の子どもたちには川遊びが主でしたが。
では、海に関するクイズを少し。
1 海岸線が長い都道府県を順番に3つ答えなさい。
2 海がない県はいくつあるでしょう。
3 河豚と書いてフグ、川豚はカピパラ、では海豚は?
1 1位:北海道4,460km 2位:長崎県4,183km 3位:鹿児島県2,666km
以下、4位:沖縄県2,037km 5位:愛媛県1,716km
2 8つ(栃木県・群馬県・埼玉県・山梨県・長野県・岐阜県・滋賀県・奈良県)
3 イルカ
今日の出来事に関連付けて、いろいろなことに興味を持ってくれると嬉しいです。(H)
【そうなんです。】010714
若い人にインタビューをして、答えることができないことを「常識なのに。」と笑うような番組もありますが、子どもの教科書を開いてみてください。特に「地理」、「歴史」の内容は昔と大きく変化しています。教えていないから知らないのが当たり前です。逆に、今の子どもたちに世界最古の人類を「アウストラロピテクス」と答えたら笑われます。現行の教科書では「サヘラントロプス・チャデンシス」です。
ネットにこんな記事がありました。あるテストで「インドで、小麦粉からつくられているパンはなんですか。」と言う問題。
ある生徒の解答は「そうです。」
笑い話にしてしまうのは簡単ですが、間違えさせないようにするにはどのような設問にすればよかったのでしょうか。「文末を“パンの名前を答えなさい。”」、「“なん”を漢字で“何”にする。」にするのも良いでしょう。しかし、「そもそもインドで一般的に食べられるのは“チャパティ”や“米”が主流なので、“ナン”を答えさせるのはクイズレベル。」「すべての教科書で扱っているわけではない内容を問うのは、学習の定着度を測るのに適当ではない。」などいろいろな意見が出ます。社会科担当からすると突っ込みどころ満載で、この記事事態本当なのかと考えるところです。
なかなか面白い話ですけど。(H)
【田浦水害2】010713
当時の記録を読むと、田浦町では11日から14日にかけて1時間雨量65mm、2時間雨量120mmと短時間に集中して降り、田浦川等、吉尾川等が氾濫して大きな被害が発生したとあります。
私は水俣にいたため、田浦水害のまさにその時の怖さは体験していません。聞くところによると、小学校の運動場横の土手が決壊し、大量の水が流れ込み運動場が見る見るプールのようになったそうです。低学年の子どもたちは怖くて泣きだしたそうです。
本校のO先生は当時保育園入園前だったそうですが、庭に水がどんどん入ってきた記憶があるそうです。お母さんは小学校からの電話連絡を受け、膝上まで水につかりながら、宮坂医院前の三差路に張ってあったロープを伝って、低学年のお姉さんを学校まで迎えに行かれたそうです。
私の父は学校からの電話を受け「学校が一番安全だけん、学校に残してくれ。」と言ったそうです。家庭も学校も判断が難しい状況だったと思います。
昨日のPTA講演会は、田浦水害の日に合わせ、長谷川勝さん(水俣市総務企画部危機管理防災課危機管理官地域防災マネージャー)をお招きしての防災講話を行いました。
「天災は忘れた頃来る」物理学者で俳人の寺田寅彦氏がしばしば語ったという言葉があります。災害は語り伝えないと風化していきます。田浦中では、7月12日を命を守るために「絶対はない」「想定外のことを想像する」と言うことを肝に銘じる日、防災について考える日にしています。(H)
【田浦水害1】010712
高校2年生だった昭和57年7月12日(月)の昼前のこと、「田浦中出身の生徒は集まってください。」という放送が入りました。何かと思って指定された教室に行くと、「田浦が大変な大雨になっていて、帰すことができない。水俣の友達の家に泊まるように。」との説明がありました。「いつも通り朝6時過ぎの列車に乗って駅を出たのに、水俣もそんなに降ってはいないのに。急に泊まれと言われても困るのに。」情報源もテレビ中心で限られており、私たち高校生には切迫感はありませんでした。
午前10時までの1時間の雨量は65mm、1日の雨量が328mm。不知火海の満潮とも重なって田浦川等が氾濫、肥後田浦駅周辺や小中学校周辺も家屋への浸水が続出したとのこと。テレビには駅前の被害の様子が映し出されました。
高校の隣にあった同じクラスの友達の家に、田浦中出身の3人で泊まらせてもらいました。テレビのニュースはずっと大雨関係ばかり。不安な夜を過ごしました。
翌朝、高校が借りたバスで田浦へと向かいました。国道3号線は渋滞、8時間近くかかって田浦に着きました。途中は泥道。船江付近では、甘夏ミカンの木が根が付いたままで海に浮かんでいました。色の変わった壁を見て、水の高さに驚きました。町中、泥の匂いがしました。あちこちに消毒のための石灰が巻かれていました。(H)
明日に続きます。
【われらの幸】010711
今日、ある研修会で田浦中の教育について発表する機会をいただきました。ここでの助言をもとに修正を行い、8月に熊本市で、10月に群馬県前橋市で発表する予定です。
原稿の序文は田浦と学校の紹介から始まります。多くの学校がそうだと思いますが、校歌に田浦の風景が読み込まれています。そこで、校歌を使って紹介することとしました。
1 朝なぎの 太田の浜に新潮光り 殿島の緑 眼にしむ
ああ若き日の 純潔のシンボル 溌剌と生命かがやく
田浦 田浦中学校 ここに学ぶ われらの幸
2 南風匂う 山の斜面を黄に染めて 甘夏のみかん豊けし
ああ若き日の 友愛のシンボル 果てしなく夢はひろがる
田浦 田浦中学校 ここに育つ われらの幸
3 夕映えの 南の空に吹き上ぐる 工場の高き煙よ
ああ若き日の 希望のシンボル たくましく闘魂もゆる
田浦 田浦中学校 ここに鍛う われらの幸
4 由緒ある 野坂の浦よ牧山よ ふるさとに薫る伝統
ああ若き日の 理想のシンボル 限りなく歓びあふる
田浦 田浦中学校 ここに生きるわれらの幸
原稿を書きながら、校歌を大事にすると言うことは、故郷を大事にすることだと感じました。(H)
【大きさと形】010710
今日は、とある先生の誕生日です。毎日のお仕事の潤いと輝きに、3年生からメッセージを贈りました。田浦中時代の生徒もあと9ヶ月で卒業です。もうあの時の1年生ではありません。とても、とても成長しました。
年齢を分母、1年間を分子とすると、1年間がどんどん短く感じるようになります。15分の1の3年生の皆さんには充実した1日1日を過ごして欲しいと願っています。
田浦小・中は、毎月1週間ずつ相互の授業参観を行っています。昨日、1年生は生活科の授業で、ペットボトルの水に朝顔の花を絞って、色水を作っていました。私のところに次々に近寄り、水色、青、紫、いろいろな色水を見せてくれました。ペットボトルをしっかり振るときれいに混ざると教えてくれました。
2年生は小さいプールで、5年生は大きいプールで水泳の授業。昨日の水は冷たかったようです。3年生は算数の余りのある割り算、4・5年生は国語の授業でした。
1年生から最初に声を掛けられたのは「前の校長先生ですか?」でした。田浦小のA先生によると、「新入生説明会で会って、大きさと形でざっくりと覚えていた。」ようです。惜しい!それは内野小のT校長先生です。(H)
【ガリ版・ボールペン原紙】010709
朝の生徒集会で、保健体育委員会から熱中症予防の発表がありました。シナリオもよく工夫され、自分たちが登場する事例の画像をプレゼンテーションソフトを使って分かりやすく説明していました。生徒の後ろの席で見ていた先生からは「反応が静かだったな。」という声も聞こえましたが、前に座っていた私からは、たくさんの生徒の「にやっ」とする表情が見ていました。若い時に、先輩の先生から「生徒が発表をする時は、同時に聞く側の生徒の様子をしっかり観察しなさい。」と教えられてきましたので、聞き手の方を見る習慣がついています。後輩に伝えておかねば。
昼過ぎに「生徒会新聞」の原稿ができ上ってきました。どこかのスポーツ新聞かと見まがうレイアウト。保健体育委員会の発表といい、子どもたちはパソコンを使えるのが当たり前になっています。田浦中に赴任して3年間は技術の授業をしましたが、新入生のレベルが年々高くなっていくのを実感したところでした。
小学校の卒業文集の原稿はガリ版、中学校の卒業文集はボールペン原紙でした。初任の頃は定期テストもボールペン原紙。地図を描くのが大変でした。その頃、パソコンで通知表の所見を書いている先生がいて。「愛がない。」とみんなで言ったものでした。
そういえば、中1の頃はカセットテープのA面とB面も分かりませんでした。(H)
【あいさつ】010708
エアコンの設置工事が随分進んでいます。土曜日には特別教室棟側の足場が撤去されてました。熊本市に行く途中で、例によって学校に寄りメダカにエサをやっていると、作業をされている方から「先生、こんにちは。」の声が。懐かしいことに8年ほど前の水俣二中の生徒でした。
当時、T先生とも同勤していましたが、T先生には「こんにちは、Oです。」と名乗ってくれたそうです。今日、嬉しそうに話されていました。そこが大事です。
土曜は帰りに水俣市内の100均ショップに行きましたが、そこでも以前の生徒に挨拶され、妻の命に従い豆乳を買いに行った量販店でも、別の生徒が挨拶をしてくれました。
初任の西合志南中で生徒指導主事の先生が、1学期の終業式で「夏休みの暮らし」について話された時ことを思い出しました。
「昨日、小学生の娘と町に行ったら、俺の顔ば見て逃げたっがおる。」「その時、俺は娘から何て言われたて思う。」
「お父さんは学校で、そぎゃん嫌われとっとね。」
「悲しかけん、逃ぐんな。先生たちに学校外で会っても挨拶をしよう。逃げたら追いかけるけんね。」
T先生は笑いながら話され、生徒たちも笑っていましたが、悲しかったのは本音だと思います。
Oくん、わざわざ挨拶をしてくれてありがとう。とても嬉しかった。(H)
【七夕飾り】010707
今日は七夕。昔は、子供会ごとに旧暦の8月7日に七夕飾りを作っていた記憶があります。私は田浦1番区の青空子ども会でしたが、今は子どもの数も減り複数の子ども会が統合されているようです。
6月末から生徒玄関・職員玄関に、たのうらっ子応援団による七夕飾りが置かれています。サトイモの葉に溜まった夜露を集めてすった墨で文字を書くと上達するといわれていることから、短冊には上達や夢を書いたほうが良いそうです。この時期だし、夏休みには三者面談もあるし、中体連大会や高校入試に関する願い事が多いのかなと思いながら短冊を見てみると…。
「県中体連、初戦突破」、「志望校合格」、「病気にならないように」、「宿題嫌いだから減らして欲しい。身長180cmになりたい。神様ヨロシク!」、「マンガいっぱい欲しい」、「願いができた時の願いが叶いますように」、「キンプリのライブでファンサーがもらえますように」
圧倒的1位は「お金が欲しい。」でした。田浦中生よ、大志を抱け!(H)
【個性を磨こう】010706
ウルトラマンのデザインをしたのは、彫刻家の成田亨(なりたとおる)氏。「ベムラー」という名称から企画がスタートして、ガルーダの意匠を取り入れたデザインが提案されました。そこから無駄を削り、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像にも似たアルカイックスマイル(無表情の中で口角を上げ、 微笑みを浮かべた表情)をたたえたデザインが完成しました。
カラー放送が始まるため、ブルーバック合成で透き通って見えないように、色は銀色と赤になりました。この段階では口が見えています。口が動く設定でしたが、口周りにしわが寄ってしまい、Bタイプ、Cタイプでは固定した口に変わっています。成田氏は、全体のバランスを崩すという視点から、カラータイマーを付けることには最後まで反対したそうです。
「個性」と「表現」という言葉があります。大きな円が1つと、中に小さな円が2つ、縦線が1本で描けるウルトラマン。大きな円が1つと、中に小さな円が2つ、斜めの線が2本で描ける仮面ライダー。
あらゆる無駄をそぎ落とし、最小限の線で分かるヒーローの「個性」。後の角がついたウルトラマン、顔にライダーと書かれたデザインの仮面ライダー。それは、全力で個性を磨いてきた者たちが、他と自分を差別化するための「表現」でしかありません。あくまでも「個性」を基盤として作り上げたものです。
「みんなちがって、みんないい」どこに行っても通用する、自分だけの輝く「個性」を磨きましょう。(H)
【みんなちがって、みんないい】010705
学校教育目標の「潤い」と「輝き」をあふれさせるには、硬く言うと「基本的人権を大切にする心」。柔らかく言うと「自分を大切にするように、人も大切にする心」、「人の良さに気付き、素直に認めることができる心」をもつことが第一だと考えています。
ヒトの遺伝子の情報は印刷して本にすると26万2000ページほどになるそうですが、一人一人違うのは500ページほど。99.9%は同じだそうです。「違い」はそれぞれの「個性」に当たる部分、0.1%の「違い」を取り除くと、田浦中生、先生方全員が全く同じ姿かたち、考え、行動になってしまいます。
小学校3年生では、金子みすゞさんの『わたしと小鳥とすずと』を学習します。
わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。
「自分を大切にするように、人も大切にする心」、「相手の良さに気付き、素直に認めることができる心」始まりは「みんなちがって、みんないい」です。(H)
【メダカはメダカ】010704
先日、学校薬剤師の徳田先生がメダカをもらっていかれました。最初は卵から無事に孵るのか、大きく育つのかと心配していました。今はエサはやっていますが自主性に任せた育て方をしており、タライの世界ですくすく、のびのび育っています。大きいものは7ミリ程度にはなりました。たぶん、全校生徒数よりも多くのメダカがいるはずです。
2年1組のメダカも元気に育っています。土・日の2日間見なかっただけで、急に大きくなったと聞きました。たぶん気のせいです。私が出張の時は、2年1組のメダカ係がエサを与えてくれています。お礼に、私が土・日に学校に来たときは教室にエサやりに行っています。
先日、田浦小2年生の代表児童2人が、山本先生と学校探検のお礼に来ました。学校探検の時は「早く中学生になりたい。」と言いながら帰ったのこと。一所懸命に書いてくれた一人一人のお礼のカードが嬉しいです。ある量販店に行った時も、「中学校の校長先生だ。」と言いながら近寄って挨拶をしてくれました。
2人は帰りにメダカを覗いて行きました。「メダカがいっぱいいる!」「すごい!」「みんなカエルになったらどうするんですか。」
途中からイメージがオタマジャクシにすり替わっていたようです。(H)
【大雨】010703
テレビでは停滞する梅雨前線の影響で、「熊本でも降り始めからの雨量が300ミリを超えている所があり、今後、大きな災害につながる恐れがあること。」「土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒すること。」また、「ちょうど大潮にあたり、朝と夜の満潮と大雨が重なると、河口付近で浸水の恐れがあること。」などが繰り返し報道されています。スマホの「NHKニュース防災」のアプリには次々に情報が入ってきます。
町内の防災行政無線からは、大雨警報発表に伴う15か所の避難所開設のお知らせが繰り返し流されています。11時前には警戒レベル3「避難準備」が発令されました。
町教育委員会からの児童・生徒の保護者への確実な引き渡しの指示を受け、中学校に兄姉がいる児童は、小学校の先生に道を挟んだ中学校まで引率してもらい、小中学校合同で引き渡しを行いました。混雑した時間帯もありましたが、保護者のご協力により、スムーズに引き渡しができました。
「前も雨の時も大丈夫だった。」、「川も改修されているし、57年の田浦水害のようなことはないだろう。」など、正常性バイアスが逃げ遅れにつながります。自分の命は自分で守るが基本です。(H)
【プール開き】010702
先週は、小学生も参加しての芦北町の海開きの様子が新聞で紹介されていましたが、今日は本校もプール開きでした。雨も今日は中休みで蒸し暑く、水泳の授業には丁度良かったようです。
「学校における水泳事故防止必携(独立行政法人日本スポーツ振興センター)」によると、H24~28の水泳の障害事故は、飛び込み13件、泳いでいて10件、転倒2件、衝突1件、その他3件の合計29件発生しているそうです。つまり、飛び込み、衝突、転倒を防ぐことができれば半数以上の事故は防ぐことができるという計算になります。
昔は水泳と言えば飛び込みの「腹打ち」がいつもの風景でしたが、事故が続いたため、ずいぶん前から学校のプールの飛び込み台は撤去されています。授業では競技用の深いプール以外での飛び込みの指導もしていませんので、事故リスクはずいぶん減っているかとは思いますが、常に危険はそこにあります。
私は中学校のプールでの飛び込みが苦手でした。当時は小学校にプールがなく、小学生は中学校のプールで授業があっていたので、日によって水位を小学生に合わせてありました。最初の授業で飛び込んだ時、プールの底で鼻をこすりました。
クラスマッチのリレーの時も飛び込まず非難されましたが、そういう理由です。(H)
【人権集会】010701
今日は生徒会主催の人権集会が開かれました。
1年1組の人権宣言は「相手に興味を持つ」、行動項目は「き・よ・う・み」のあいうえお作文で「きく耳をもつ」、「よく相手を見る」、「うみのような広い心を持つ」、「みんなで笑っていられるクラス」
2年1組の人権宣言は「平等心を忘れずにつかめ絆と笑顔」、行動項目は学級通信のタイトル「あ・い・の・て」のあいうえお作文で「あいてを気遣う」、「いつも絆と笑顔であふれる」、「のびのび自由に発言」、「てをみんなに差しのべる」
3年1組の人権宣言は「member of 3の1 一人一人がなかまのために」、行動項目は「他人任せにせず、お互いに支え合える関係を作る」、「個性を大切に認めあえる関係を作る」、「互いが互いを思いやり、尊重できる関係を作る」
生徒会人権宣言は、「田浦中PRIDE~みんなが笑顔でつながり、安心できる学校にするために~」行動項目は「壱 いじめを許さない、見過ごさない、加担しない田浦中生」「弐 感謝を忘れず、伝えあう田浦中生」「参 仲間と頑張りを分かち合える田浦中生」「四 頑張っている人を心から応援できる田浦中生」
いじめをなくし田浦中生徒全員が安心して笑顔で過ごせる田浦中にするための人権宣言と行動項目が執行部による寸劇で示されました。迫真の演技でした。(H)
【縁】010630
夏の甲子園大会県予選1回戦で、水俣高校と八代高校が対戦することになりました。両校に田浦中出身の野球部員が在籍しています。その話をする中で、次男から「職場の上司が、夏の甲子園大会で準優勝(第78回大会)した時の熊工のピッチャーだった。すごいよね。」という話を聞きました。
私も「震災の時に熊本市内の学校から田浦中に一時転入していたMくんも、お父さんがその時の選手だったと言ってたよ。」という話をしました。
話をつないでいくと息子の上司は、まさかのMくんのお父さんでした。Mくんのおばあちゃんは、私が保育園児の時のK先生。選択と偶然が交じり合って、人と人はどんな縁でつながっているか分かりません。
これも縁、あれも縁、たぶん縁、きっと縁です。(H)
【郡市総体3日目】010629
今日の空手道と水泳を最後に郡市総体のすべての競技が終了し、田浦中からは卓球15名、バドミントン7名、剣道1名、空手5名の4競技28 名が県大会への出場権を得ました。
県大会は参議院選挙の投票日の関係で年度当初の予定が変更となりました。7月24日(水)・25日(木)にバドミントン(八代)が、27日(土)・28日(日)に卓球(宇城市)・剣道(合志市)・空手(菊池市)・水泳(熊本市)が開かれます。ぜひ、会場での応援をよろしくお願いします。
余談ですが、技術室の横でシマヘビを見かけました。それほど大きくない若い個体でした。写真を撮ろうとすると、するすると建物と土台の隙間に入っていきました。ヘビ年生まれで、何となくヘビには親しみがあるため、子どものころは首に巻いたりできたのですが、今はやめておきます。(H)
【上級学校説明会2】010628
昨日、芦北町で震度3の揺れが観測されました。所用で湯浦小学校にいましたが、下から突き上げるような揺れを感じました。田浦中に連絡したところ、揺れをあまり感じなかったとのことでした。生徒・建物にも被害がなく一安心でした。
昨日・今日の2日間、上級学校説明会を行いました。2日目は熊本高等専門学校、芦北高校、八代高校、八代東高校、水俣高校、自衛隊工科学校の6校から来校されました。卒業生の頑張りを紹介してもらうと嬉しいですね。
学年主任のK先生からは、学校ごとに担当の生徒を決め、高校の先生方を駐車場で出迎え、控室へ案内してお茶を出し、そこで紹介のために名前を聞いて、しばらく話した後に会場へ案内。終了後は駐車場で見送りという丁寧な接遇の指導がなされていました。
やはりここはベテランの力。将来、経験を元に自分でできるようになることを意識した指導をされています。このままでは「お・も・て・な・し」が田浦中の「あ・た・り・ま・え」になってしまいます。大変なことです。高校の先生方も「田浦中生は全員欲しい。」という話をして行かれました。団体戦のウォームアップはできました。
私も、他の先生への来客であっても、必ず2階の校長室を出て玄関まで見送るようにしています。短い時間ですが、階段を下りながら田浦中の良さを伝える貴重な時間です。(H)
【上級学校説明会1】010627
今日・明日の2日間、上級学校説明会を行います。1日目は秀岳館高校、八代白百合学園高校、八代清流高校、八代工業高校、出水中央高校の5校から来校されました。学校紹介に参加してくれた卒業生もいて、高校の様子がよくわかりました。
挨拶を依頼されましたので、会の冒頭に少し話をしました。
まずは、県大会を終えれば、「3年1組」という部活動が始まること。中学校卒業時点でのそれぞれの進路希望を叶えるというゴールに向けて、学級を仲が良い集団から一歩前進。目的集団に変容させ、「団体戦」のつもりで入試に臨むこと。練習・健康管理・心の安定、すべてが整わないと試合会場には立てません。私立高校推薦・専願、公立高校前期選抜、公立高校後期選抜と入試は続きますが、先鋒が勝利するとチーム3年1組は勢いづきます。
高校の入学式で緊張感を感じるのが、校長先生の「入学を許可する。」という言葉。小学校から中学校への進学と違い、要求される一定の条件をクリアしたものだけが入学を許されるのが高校です。言葉の重みを感じます。希望の進路先に求められる生徒になるよう努力すること。
最後に、「受験生だから」を言い訳にしないこと。行事にも全力で取り組み充実した9か月にすること。なにより家族の一員としての役割を果たすこと。(H)
【学校等警察連絡協議会】010626
今日は、芦北地区学校等警察連絡協議会の全体会でした。本協議会は、学校等の教育機関と警察とが一体となって、児童生徒の問題行動に対する情報交換、行動連携の他、非行防止、健全育成及び安全確保等の支援活動を効果的に行うために、平成15年に設立されたものです。
昨年度は会長挨拶で、小中高生が被害にあったさまざまな事件・事故について言及しましたが、それ以降も幼児・児童の虐待死、相次ぐ運転操作ミスによる死亡事故、川崎市の通学バス襲撃、吹田市の交番襲撃事件と、安心・安全な暮らしが脅かされる事態が相次いでいます。
特に虐待については、警察庁の平成30年度統計によると、昨年1年間に全国の警察が摘発した児童虐待事件は1380件でした。これは平成15年の212件から6倍近い数です。数が多くなったのは、児童虐待防止法をはじめとする法環境整備や、関係機関のご尽力の成果として、見逃されなくなったことも一因と理解していますが、虐待死を防ぐことができず、関係機関の対応について議論される場面も繰り返し目にするところです。また、同統計では、SNSに起因する被害児童生徒数は1811件でした。
児童生徒の命と、安心・安全な暮らしを守るには、学警連の活動を中心にした取組と保護者・地域への啓発、そして小・中・高の12年間に渡る自他を大切にする教育と遵法教育の積み重ねが不可欠であると考えています。(H)
【カレー評論家】010625
先週、SCのO先生が来校されました。給食の時間になり、「カレーだぁ。」の声。O先生は複数の学校を回られているのですが、行く学校、行く学校カレーに当たるとのこと。スマホに、各学校のカレーの画像を残していました。
O先生によると、
A中学校は「ルーがサラサラで、ジャガイモがゴロゴロしている。」
B中学校は「涙が出るほど辛い」
C中学校は「キーマカレー、ひき肉で食べやすい。」
D小学校は「小学生向けで、あま~い。」
田浦中は「クリーミーで濃厚。」もはやカレー評論家です。
ヱスビー食品のHPによると、全日本カレー工業協同組合が公表している統計から計算すると、日本人は1年に約73回カレーを食べている計算になるそうです365÷73=5なので、5日に1回食べている計算になります。1回作れば連続しますし、一人暮らしの頃はレトルトカレーが定番でしたから、さもありなんというところです。
わが家のカレーは私がつくることが多いですが、具材は牛バラ肉・玉ネギ・ニンジン・エノキ・シメジ・マイタケなど、キノコ尽くし。ジャガイモは無し派です。(H)
【メダカと学校】010624
「学び舎応援私募債」の発行記念として、フクマツ建設様の指定により肥後銀行様からご寄付をいただき、本日贈呈式がありました。陸上競技用のユニフォーム15着とハチマキ11本を購入させていただきました。大会にはずいぶん古いユニフォームで出場しており、大変助かりました。陸上大会・駅伝大会にぜひご期待ください。
2年生からメダカを飼いたいという申し出がありました。せっかくたくさん孵化したので、飼いたいと言うクラスはないものかと待っていました。早速、最初に言ってきたクラスだけへの特典として、用意していた水槽セットと底石、餌を渡しました。ダンゴムシのガシャポン5回分なので大切にしてください。
昼休みに係の3人が底石を洗い、水草とポンプをセットし、準備を整えていよいよメダカの投入。それぞれがタライから稚魚をすくい、30匹近く水槽に入れました。名前を付ける予定だったそうですが、太郎から始まり何郎まで行くか分かりません。
教室にもっていくと、教室にいた生徒から「メダカはいつ入れるんですか。」との声。安心してください。入っていますよ。
…古い。(H)
【郡市総体2日目】010623
今日は田浦中生が出場する競技はありませんでした。昨日の各競技の結果はトップページに載せています。
昨日の午前中は卓球会場で会場長としての役目がありました。順々決勝から田浦中生同士の対戦でしたが、プレーにそれぞれの個性を見ることができました。3年生が1年生の時の担任・卓球部の顧問だったI先生も応援に駆けつけてくれました。3年生の成長が嬉しかったとのことでした。
競技終了の頃、他協議の結果もメールで届きだしました。野球が敗退、バレーボールも惜敗。サッカーは2対2の同点で後半戦へ。
卓球の閉会式後、バドミントン会場へ向かう準備をしていたところ、団体優勝の朗報が入りました。会場に着くと個人戦も全員が2回戦へ進出していました。
シングルスのIさんは激戦を制し決勝へ、ダブルスの第1シードMSさん・MRさんペアは順当に決勝へ、ダブルスのもう一つの準決勝、YHさん・YKさんペアは1セット目を取られ、2セット目を取り返し、3セット目へ突入。皆の声援を受け、ついにこれまで一度も勝ったことのない相手に2-1で勝利。嬉し涙を流していました。
それを見ていたMRさんは、「まだ早い、私たちに勝ってから泣いてほしい。」との一言。仲間への愛情を感じました。(H)
【郡市総体1日目】010622
今日は郡市総体1日目。私は卓球競技の会場長でした。生徒数、部員数の減少により、団体戦は無し。2つの中学校からの参加のため、個人戦も田浦中同士の対戦がほとんどでした。郡市代表として、県大会での活躍を期待しています
2020年のオリンピック競技加盟国数のランキングでは1位バレーボール、2位卓球、3位バスケットボール、4位サッカー、5位ハンドボールの順です。
6月の日本選手の世界ランキング上位3人には、女子は6位伊藤美誠選手、7位石川佳純選手、9位平野美宇選手。男子は4位張本智和選手、12位丹羽孝希選手、13位水谷隼選手、女子10人、男子9人が50位以内に入っています。
水谷隼選手は、人生で1番質問されてる嫌いな内容は、「どうやったら卓球が強くなりますか?」「この技術はどうやったら上手くなりますか?」「◯◯はどうやったらできるようになりますか?」だそうで、それに対する回答は「1万時間練習してから質問しに来てください。」近道なんてないということを言っています。
3年生は入部から27か月、今日の日を目標に1日平均2時間×週5日、月平均40時間、これまで1000時間を超える練習に取り組んできました。水谷選手の言う10分の1かもしれませんが、一つのことを続けることができたという経験が大事です。(H)
【部活動の思い出】010621
明日から郡市総体が始まります。私が中3の時は大野中に敗れて最後の大会を終えました。完成して間もない、佐敷中学校の体育館が試合会場でした。敗戦後に涙を流したのが教室棟から体育館に向かう通路の横のスペース。佐敷中勤務の2年間、そこを通るたびに「はぁあ。」となっていました。
中学時代は、同級生のKくん(今は八代高校の先生)転出先、八代五中とよく練習試合をしていました。下級生は6個入りのボールバッグを持って、肥後田浦駅から鹿児島本線に乗り、高田駅からは徒歩で移動。「行きに疲れて、試合で疲れて、帰りに疲れる。」が当たり前でした。保護者やスクールバスの送迎にはたいぎゃ感謝せんとばちかぶっですよ。
佐敷中に練習試合に行ったときは、帰りに「勝屋」さんに寄ってくるのが楽しみでした。列車、バスの時刻に間に合わず、友達のHくんと歩いて帰ったことがありました。バカな思い付きを実行するのが中学生です。佐敷トンネルの長さと暗さ、スピードを出して通過するトラックの恐怖と言ったら。中学生時代、最も後悔したことの一つです。結局、トンネルを抜けた後、海浦からバスに乗りました。
郡市総体前は、八代第一高校(秀岳館高校)、水俣工業高校とも練習試合をしました。F先輩に水光社に連れて行ってもらい、「釜揚げうどん」をごちそうになりました。食べ物をくれる先輩は良い先輩です。
顧問のO先生は、バレーボール経験はありませんでしたが、練習ではよくサーブを打ってもらいました。作戦タイムの「確率では…。」数学の先生らしいアドバイスでした。
練習や試合以外のことを含めて部活動生活ですね。(H)
【意識レベル100%】010620
選手激励式で、各部の決意表明のために生徒の前に出た空手競技代表のKくんが「ちょっと時間がかかりますけど良いですか。」と言い出しました。そして、みんなに「人は“意識”して行動するのは何%くらいだと思いますか?」と質問。
Nくんが司会席から手を挙げて「30%」と答えると、Kくんは「おーっ!」というリアクション。みんながすごいと思っていると、Kくんはすかさず「正解は10%」みんながずっこける中で話を始めました。「意識は10%。残り90%無意識。意識レベルを20%、30%と高めることで、自ずと無意識の割合は下がる。意識を高めて郡市総体に臨みましょう。」良い話でした。翌日、校長室で話を聞くと、面白い話をしないと心に残らないということを意識して話したそうです。Kくんの意識レベルは100%でした。
激励式で応援生徒代表のNくんは、あいさつの内容をしっかり練習し、事前に礼法についても確認し、努力して確実に自分の役目を果たしました。開閉会の役目の1年生Nは大きな声で激励式を引き締めました。選手代表Iさんは気持ちの籠った選手宣誓を行いました。各部員は大きな返事で決意を示しました。
校長激励の言葉は相変わらずでした。こちらも意識レベル100%です。(H)
【田浦中スピリッツ】010619
田浦中スピリッツ「あきらめない 最後まで あきらめない」を心に頑張ります。ぜひ会場での応援をよろしくお願いします。きっと子どもたちに力がみなぎります。
「モチベーションを下げたまま、練習をしても意味がない。ふてくされる時間が一番無駄だ。その時間が生み出すいいことなんて、何ひとつない。」中村俊輔(サッカー)
「卓球に関しては「失敗」と思うことが、今ではほとんどなくなりました。うまくいかないことはもちろんあるけれど、その場合は、反省して、次に生かすことを考える。すると、それはもう失敗ではないと思うんです。」福原愛(卓球)
「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。」宮本武蔵(剣豪)
「頭は低く目は高く、口を慎しみ心は広く、孝を原点とし他を益する」大山倍達(空手)
「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかないと、他の3人で話していた。(競泳チームの)27人で取ったメダルだ。」松田丈志(水泳)
「みんなのおかげ。自分の役割をこなして、丈志につなぎたいと思った。」北島康介(水泳)
「最後まで… 希望をすてちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ。」安西先生(湘北高校バスケットボール部監督)
皆さんの熱戦を全力で応援します。苦しい時は…。
「田浦のみんなぁ~!! オラに元気を分けてくれ~っ!!」孫悟空(サイヤ人) (H)
【郡市総体選手激励式】010618
今日は郡市総体の選手激励式を行いました。いよいよ今週末は大会です。仲間に感謝し、これまでお世話になったたくさんの人に感謝し、練習してきたグラウンドや体育館・武道場に感謝し、審判の皆さんに感謝し、対戦相手に感謝し、傲らず、臆せず、自分たちの持てる力のすべてを出し切りましょう。スポーツ選手等の言葉を紹介します。
「ここまで来たら、一番高いところを目指す!」藤井瑞希(バドミントン)
「ゴールの空いているところにパスを通しなさい。それがシュートというものです。」ジーコ(サッカー)
「全員でつないだボールだったので最後に上がって来たボールは、全員の気持ちを込めて必ず点数にしようと思って打った。」木村沙織(バレーボール)
「今日もいい1日にする!人に負けるのはいいけど、自分には絶対負けへん!」ダルビッシュ有(野球)
「僕はそんなに強くないよ。ただみんなが応援してくれるから、頑張れるだけなんだ。」アンパンマン(ヒーロー)
「チョー気持ちいい!」北島康介(水泳)
「勝負どころは“エース!エース!またエース!”エースで負けたらしょんなかろ。奇策は奇策。一番練習している正攻法が一番強い!」 畑口益喜(田浦中OB)
【何かが起こる】010617
私はバスケット部の監督時代、これまで3点差以内で勝ったり負けたりしていたチームに決勝戦の残り3分で10点差を付けられたことがありました。しかし、残り時間がほとんどないところで追いつき、逆転勝ちしました。試合後に選手に聞いたところ、一度も負けるとは思わなかったそうです。相手チームの選手に聞いたところ、「勝った」と思った瞬間、普段のプレーができなくなったそうです。心の隙は常にあります。チャレンジャーのつもりで戦いましょう。相手も中学生です。普段と違う何かが起こります。
靴を並べる。道具を並べる。大きな声で挨拶をする。きびきびと動く。普段の姿がプレーに出ます。私は大会が終わった後、会場のトイレ掃除をさせていました。優勝チームの責任として、敗者に「〇〇中に負けたら仕方ない」と納得させる。負けた場合でも「〇〇中に勝たせたかった。」と思わせる。そんな行動が来年につながります。
応援団の皆さん、選手と一緒に声を出し、チームを盛り上げてください。皆さんの応援が力に変わります。
皆さんは、これまで素晴らしい結果を残してきた先輩方から脈々とつながる田浦中の生徒です。田浦中生の誇りと魂を見せてください。田浦中生、卒業生、地域の方々、みんなが応援しています。健闘を祈ります。(H)
【父の日】010616
今から45年ほど前のことですが、父の日が来るたびに思い出していたため、今でも鮮明に記憶に残っています。
小学校低学年だった私は、父の日のプレゼントに、父の好きなタバコをあげることにしました。
隣の店に、朝から一人で父がいつも吸っている『ミニスター』を買いに行きました。(誤解が無いように言うと、当時は子どもがお使いで親のタバコを買いに行ける時代でした。)
息子からのプレゼントに「ありがとう」とうれしそうな顔。そして、思いがけない一言、「これば一本吸ったらタバコは止むっね。」
目の前でその中の一本に火を点け時間をかけて吸い、その後、横広の『ミニスター』の箱を大事そうにしまい込みました。
私は「せっかくあげたのに何で?」と思いました。それ以降、父は一度もタバコを口にしませんでした。
冬場は毎日猪猟三昧。妻、子には本当に困った父でしたが、こんなところが「達ちゃん」の良さだと思います。(H)
【怪奇現象】010615
このような怪奇現象がここ数年続いています。原因が分からないのですが、診断をお願いします。
〇新聞を読もうとすると、突然読めなくなります。
〇お風呂やトイレに入ると、ドアの外に気配を感じます。
〇頻繁に、足に軽い衝撃があります。
〇パソコンで仕事をしていると、ディスプレイに謎の呪文が刻まれていきます。
〇家に帰ると、最初に1、2と数を数えてしまいます。
〇不定期に、少し動く贈り物が届いています。
〇ゲッ、ゲッと不思議な音が聞こえた後、毛のかたまりが落ちていることがあります。
〇寝ていると、急に布団が重くなります。
〇時々、手足が傷だらけになります。
〇毎日、車に不思議なマークが残されています。
〇身の回りが、同じようなモノだらけになっていきます。
〇長時間の外出が不安になります。
〇お店に行くと、無意識にカリカリや、ちゅーるのコーナーの前に立っています。
〇スマホが同じような画像に侵食されていきます。(H)
【良い一日】010614
朝起きてするのはネコのご飯の準備、家を出る直前にするのはメダカの餌遣り、学校に着いた直後にするのもメダカの餌遣り。妻からは生き物係と呼ばれています。
午前中は、学校巡りで芦北教育事務所の3名の先生が来校されました。音楽・理科・数学の授業を見ていただいた後、学校の様子について説明しました。説明には完成したばかりの「学校紹介パンフレット」を使いました。その中に何を載せるか検討する中で、田浦中の教育で何が大事なのかを考えることができました。「生徒と職員が一緒に学校を創る」田浦中の良さはそこにあるとお伝えしました。HPにもアップしましたので、ぜひお読みください。
午後は小学校へ授業参観に行ってきました。先日、校長室の見学に来た2年生の教室を覗くと、「こうちょうせんせい!」と歓迎してくれました。授業は「プールカード」づくり。水色の画用紙を2つに折って、中にチェック用紙を糊付けし、「プールカード」と書いて完成です。大きな文字で書く子、文字の縁取りをする子、「反対に貼ってしまった。」と頭を抱える子、いろいろな表情を見ることができました。
19時半からはPTA主催のビーチボールバレー大会でした。「けが人」と書いて「けいけんしゃ」と読む。注意を呼び掛けて試合開始。職員チームの優勝で大会を終えました。今日も良い一日でした。(H)
【弱点】010613
先日の保護司会講話に、水俣二中で同勤したY先生も来校されました。田浦中で退職されたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。ご主人は私の弟Cの担任でした。何かとご縁があります。
Y先生の名字は、時代劇で一方が「Y」と言ったら、一方は「K」と答えるという合言葉で有名なものです。10年ほど前でしょうか。隣の席のY先生に用があり、声を掛けようとしましたが、名字が浮かびません。名前は出てくるのに、とても簡単な名字だと言うことは思い出せるのに、画数が少ないということまで思い出しているのに浮かびません。「あ」から順に「赤山」、「荒川」、「い」で「池田」などと名字を思い浮かべてみますが途中で挫折。なにせ「や」です。簡単には届きません。
実は、昔から人の名前を覚えるのが苦手です。社会科専門で、日本史、世界史、歴史上の人物はかなり記憶しているのに、目の前の人の名前の記憶が苦手。田浦中に来て楽だったのは、昔から知っている名字がほとんどだと言うこと。「〇〇さん方の顔」とセットで記憶をしています。
今でも、初見の名字は弱点です。今年赴任されたT先生、すみません。時間がかかりました。(H)
【針子】010612
職員玄関の睡蓮鉢の横に、タライを追加しました。生まれたばかりの「針子」と呼ばれる稚魚を親が食べてしまわないように、分離して飼っています。たくさん成魚になってくれることを願って日々観察しています。帰宅後はネット等で調べる日々。メダカについてずいぶん詳しくなりました。
トカゲ、カナヘビ、サンショウウオ、カエル、ダンゴムシ、校長室の前に本物そっくりのフィギュアを置いています。本物には無理でも模型には触れます。じっくり眺めて、かわいさが分かれば、毛嫌いしないようにならないかなと思っています。
出張先で、K先生が以前勤務していた学校の校長先生に会いました。「ヤモリを飼われているそうですね。」と聞くと、「?、ヤモリ?トカゲだよ。」との答え。K先生が頭に乗せることができるのは「トカゲ」でした。
ところで、ちょっと太めでツルツルしていて、尻尾が体の半分くらいの長さなのが「トカゲ」。スリムでザラザラしていて、体の2/3くらいは尻尾なのが「カナヘビ」。
今度は「本当にトカゲだったのか?」が気になるところです。(H)
【保護司会講話】010611
毎年7月は、『社会を明るくする運動』強調月間です。芦北町保護司会と更生女性の会でも、町内の3中学校を順番に回り講演会をされています。今年は田浦中学校の順番で、会員の皆さん16名が来校されました。
保護司は、保護司法に基づき、法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員(実質的に民間のボランティア)です。
法務省のHPによると、保護司の使命は「社会奉仕の精神をもつて、犯罪をした者の改善及び更生を助けるとともに、犯罪の予防のため世論の啓発に努め、もつて地域社会の浄化をはかり、個人及び公共の福祉に寄与すること」とされており、犯罪予防活動(犯罪や非行をした人の改善更生について地域社会の理解を求めるとともに、犯罪や非行を未然に防ぐために、「講演会」、「住民集会」、「学校との連携事業」などの犯罪予防活動を促進する。)の一つとして、今日の講話が行われました。
まず、芦北保護司会会長の黒田さん、更生女性の会会長の渋谷さんから、活動内容やトレードマークの「更生ペンギン」について説明がありました。
続いてのDVD『二つの道』の視聴では、保護観察(更生保護の中心となる活動で、犯罪や非行をした人に対して、更生を図るための約束ごと(遵守事項)を守るよう指導するとともに、生活上の助言や就労の援助などを行い、その立ち直りを助ける。)。生活環境調整(少年院や刑務所に収容されている人が、釈放後にスムーズに社会復帰を果たせるよう、釈放後の帰住先の調査、引受人との話合い、就職の確保などを行い必要な受入態勢を整える。)といった、保護司の役割について学ぶことができました。
暑い中でしたが、生徒は集中し、終了後にはしっかりとした感想を発表していました。(H)
【自転車ヘルメット】010610
先日の学警連協議会で、熊本県警から『肥後っ子サポートセンター』が紹介されました。各校でも紹介をと言うことでしたので、許可を得て、田浦中HPから開けるようリンクさせました。子どもたちを守るための情報が満載です。
協議会の中で、愛媛県の高校生の自転車ヘルメット着用の取組が紹介されました。県のHPによると、「愛媛県では、平成26年に県立高校生の自転車による死亡事故が相次ぎ、再発防止が急務となった。平成27年度から、県立高校生等によるヘルメットの完全着用に取組み、自転車通学時や部活動、学校行事等におけるヘルメット着用を自転車通学の許可要件とし、7月1日から、県立高校生等によるヘルメットの完全着用が始まった。
それ以降、自転車と自動車の接触等による重大事案が10件起こり、中には、追突された衝撃で頭部がフロントガラスにぶつかり、フロントガラスが割れるなどの事故もあったが、いずれもヘルメットをきちんとかぶっていたために、命を守ることができた。」とのことでした。
私の次男も中学生の頃、自転車運転中、車と正面衝突をして空中に飛ばされてボンネットに落下したのですが、ヘルメットを着用していたため大事には至りませんでした。事故の電話連絡を受けた時は覚悟をしました。高校時代だったらヘルメット無しだったと思います。ぞっとします。
HPは「今後とも、ヘルメットを着用することで、生徒が自分の命は自分で守るという意識を高めるとともに、ヘルメット着用を新しいファッションとして定着させ、『自転車新文化』の発展の一翼を担っていきたいと思っています。」と結ばれています。
(H)
【メダカ?ハエ?カダヤシ?】010609
メダカを飼いはじめたことを書きましたが、職員から形が違う、模様が違うと、「ハエ(ハヤ)」の稚魚説が持ち上がりました。動きが速いので「ハヤ」と名付けられたという説があります。学校の魚もびゃんびゃん泳いでいます。
生徒玄関にタライを持ち込み、さらに“メダカ?”“ハエの稚魚?”を入れました。それを見た1年生の一言「(ウーパールーパーの)“ササミちゃん”の友達ですか。」
同じく、T養護教諭の一言「名前は“カンロ”にしましょう。」大人にはなりたくないものです。
帰宅後に長男と話をすると、カダヤシではないかということ。確かに、「蚊・絶やし」の名の通りボウフラをどんどん捕食しています。しっかり観察したいと思います。
土曜に睡蓮鉢を覗いたところ、卵を抱えていました。カダヤシは胎生なので、やはりメダカ 。ヒレの形も確認し、メダカに決定します。
先日の退職校長会の取材で、「趣味は何ですか。土日は何をしていますか。」と聞かれました。「睡蓮鉢のメダカを覗いています。」が加わります。もう一つ、「ネコと遊んでいます。」と答えましたが、嘘をつきました。「ネコに遊んでもらっています。」(H)
【探検】010608
6日(木)の10時頃、外から元気な声が聞こえてきました。覗いてみると、田浦小学校の2年生が「生活科」の授業で中学校にやってきたところでした。施設見学で校舎や武道館、体育館を外から見て回る予定だったそうですが、せっかくなので校長室にも入ってもらいました。また、小2担任のY先生は水俣二中時代の生徒なので、授業風景を見るのも楽しみにしています。
小学生とは合同遠足や相互授業参観で顔見知りなので、学校外で会っても、しっかりあいさつをしたり、話しかけたりしてくれてとても嬉しいです。今日は「〇年生の〇〇の弟です!」「〇年生の〇〇の妹です!」「お兄ちゃんは真面目に勉強していますか!」と、それぞれ自己紹介が始まりました。「とても頑張ってるよ!」と答えると嬉しそうな顔をしました。
廊下を通る中学生が立ち止まるように、校長室周辺にはいろいろなもの(ダンゴムシやネコのフィギュア、ルービック・キューブなど)を置いているのですが、小2の子ども達もそれらに興味を示し、矢継ぎ早に質問されました。担任Y先生は毎日こんな楽しさかと羨ましい限りです。頑張り時です。
最後にみんなで「手伸し(楽し)い」ポーズで写真撮影をしました。様子は『エール(たのうらっ子地域応援団広報誌)』でも紹介されるそうです。(H)
【還暦】010607
職員朝会が始まるのを待って職員室にいると、3年主任のK先生がキラキラとラメで飾ったとんがり帽子2つと、首にはラメのレイを二重に掛けて入ってこられました。還暦を迎えるK先生に、3年生がプレゼントしたそうです。画像はHPには非公開ですが、「なまはげみたいだ。」「悪い子いねえかぁ」と言いながらも喜んで写真を撮られました。
今年の干支は「己亥(つちのと・い)」ですが、その組み合わせとなるのは『甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸』の10種類からなる『十干』と、『子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥』の12種類からなる『十二支』。社会科で勉強する『乙巳の変』や『壬申の乱』、『戊辰戦争』、『辛亥革命』はすべて干支です。
10と12の最大公約数が60なので、生誕時に戻ります。赤いちゃんちゃんこを着せるのも、魔よけで赤ちゃんに赤い産着を着せていたからだそうです。ラメの帽子とレイは魔よけになるでしょうか?
30年を半還暦、120年を大還暦と言うそうですが、これからは大還暦を迎える人も出てくるかもしれないですね。
良ければ私の還暦の時は、赤いコルベットに乗せてください。(H)
【スマホに弱い大人の教科書】010606
「スマホに弱い大人の教科書」.pdf 左のPDFファイルをぜひ、開いてみてください。
昨日は熊本県学校等警察連絡協議会に出席しました。協議会は、学校等の教育機関と警察とが一体となって児童生徒の問題行動に対する情報交換、行動連携の他、非行防止、健全育成及び安全確保等の支援活動を効果的に行うために、平成15年に設立されました。
県教育委員会からはスマートフォンの利用5か条・くまもと家庭教育支援条例等について、熊本県警からは熊本県学校・警察相互連絡制度、児童虐待への対応、自転車の安全利用対策等について説明がありました。児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、ためらわず通告する義務があることを職員・保護者に再度、周知したいと思います。
熊本県警のHPに『肥後っ子サポートセンター』のページがあります。子どもたちと保護者にとって、とても役に立つ情報がたくさん載せられています。会では、そのページにある、『スマホに弱い大人の教科書』という冊子(発行:熊本県警察、協力:熊本県・熊本県教育委員会・熊本市教育委員会)が紹介されました。
『デジタル社会に生まれた子供の現状』、『どうすれば子供たちをまもれるのか?』、『最近のスマホ事情』の3章から成り立っていますが、とても分かりやすい内容となっています。ぜひお読みください。(H)
【県特活研】010605
今年の8月に、熊本市で中学校特別活動研究会の九州大会が開かれます。昨年度、県の会長をしていたため、昨日の午後から実行委員会に参加してきました。
以前も書きましたが、今から15年ほど前に、勤務した学校が本研究大会の会場校となることが決まりました。特別活動の担当であった私は、事前に校長先生から「生徒に中学校生活の思い出を聞くと何と答えると思う?」と問われました。私が「体育大会とか文化祭、修学旅行、学級で友達と過ごしたこと等でしょうか。」と答えると、「それは全て特別活動だろう。特別活動を充実させることは、子ども達の学校生活を豊かにすることにつながる。特別活動で学校を立て直したい。リーダーシップを発揮して頑張って欲しい。」と返されました。
生徒指導の対応に追われ、正直、職員にはそれどころではないという空気がありましたが、試行錯誤しながら、学校総体として発表に向けて取り組んだことが、数年後に実を結びました。私は今、後輩の先生方に同じことを、特別活動の力を伝えています。
今年から2年間、田浦小・中で取り組む「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の柱の一つは特別活動の充実、中心となるのは生徒会執行部です。先日、執行部の公約である「イイコト流星群」の1枚目が完成しました。12月の役員交代まで広用紙何枚分の「イイコト」が集まるか楽しみです。(H)