校長ブログ「秘密の部屋」

2019年3月の記事一覧

【平成30年度終了】310331

 201回目のブログです。担任として毎週学級通信を書いていた時もそうでしたが、自分の考えを公開する場を設定することは、生徒や学校、地域、先生方をよく(いつも)見て、良く(肯定的に)見て、欲(もっと伸ばしたい)見る機会になります。

 HPにアップする前は『3年A組』の教えのように「ぐっ、くるっ、ぱ!」です。と言いながら、内容がすっきりせず、アップしたものを修正したこともままあります。

 さて、今年度もあと数時間で終わります。赴任される先生の机上には、歓迎のカードを置き、靴箱やロッカーの名札を張り替え、新しい出勤簿とタイムカードを準備し、お迎えする準備が整いました。

 学校教育目標「潤いと輝きのある学校」T前校長先生から受け継ぎ具現化に努めてきましたが、ここ3年間で「ある」のは当たり前と職員も生徒も捉えています。「ある」の先は何でしょう。2文字ほど加えただけですが、目標を大きく前進させたいと思います。(H)

 

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【鼠経ヘルニア】310330

 10歳離れている弟が左右の鼠経ヘルニア(足の付け根付近)の手術をしました。私も10年以上前に左側の手術をしています。聞くところによると、いとこも小さいころ手術をしたようです。私の子どもたちも「自分たちもそのうち?」と少し心配していました。

 私の時は1週間ほど入院しました。手術方法の進歩3日で退院し、1週間ほど自宅で療養するようです。片方なら1日入院で済むそうで驚きです。今は改装されていますが、当時は病室の近くには洋式トイレが一つしかなく参りました。力んではいけない、重いものを持ってはいけないなどしばらくは制限がかかると思います。義妹から「小学生の子どもたちにとっては、パパのいる幸せな春休みです。」とのメールが入りました。姪のMちゃん、甥のMくんのにこやかな顔が浮かびます。

 実は、私の時は1回目の手術がうまくいかなかったようです。いつまでたっても手術の跡が痛いと気になっていました。部活の指導中も激痛が走ることがありました。どうしても痛みが取れず1年後くらいに再検査をすると、手術をやり直すことになりました。幸い2度目はうまくいったようですが、両方手術をする人もいると言うことで、次がないかと気にしています。(H)

 

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【最終出勤日】310329

 30日、31日は土・日なので、今日が今年度の最終出勤日です。

異動されるN先生が退任式の後に渡された色紙には、ほとんどの生徒から「最初は怖かったけど…。」と書かれていたそうです。その後の2年間の熱い指導が子どもたちに浸透しました。「厳しさは優しさ」の意味が理解できたようです。

 ただ、「お礼の色紙に、みんながみんな書かんでも…。」と笑いながら言っていました。最後に、学校の田んぼの草刈りをして行かれました。気付き、行動できる先生でした。

 退職されるN.N先生が来校されました。そのことを聞きつけた、今年高校を卒業した生徒たちも駆けつけてくれました。とても成長していました。「今から就職で旅立つ友達を駅まで送らないといけない。」と言いながら、ギリギリまで話をして行った生徒もいました。嬉しいですね。

 ただ、今日来校することを友達に連絡した本人は、寝坊で間に合わなかったようです。(H)

 

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【退任式】310328

 今日は退任式でした。先生方と生徒の集合写真を撮った後、アーチをつくって見送りました。その後、小学校、郵便局、交番、教育委員会、校医さん、学校歯科医さん、農協をあいさつで回りました。

 予定にはありませんでしたが、最後にお世話になった心の教室相談員のO先生の家のポピーを見に行きました。国道3号線からも見えていますが、近くで見たいと言うことでしたので連絡なしに伺わせていただきました。O先生はご不在でしたので、ご主人からお話を聞かせていただきました。「言うてされくとはうちんと、手入れは自分。」と笑いながら話されていました。手入れをされた庭一面に広がった色とりどりの花の前で集合写真を撮りました。

 事務職員のH先生は、他の先生からお昼ごはんに「道の駅の『たばくまん』で“太刀魚丼(たちうおどん)”を食べましょう。」と誘われました。H先生は「立うどん?わざわざ?田浦にも立ち食いうどんのお店があるのか?はやっているのかな?」と思ったそうです。

 最後の最後まで笑わせていただきありがとうございました。大野小学校での大勘違いを楽しみにしています。(H)

 

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【1本足打法】310327

 王貞治さんの大ファン、ご本人に言わせると単に「尊敬」しているという言葉では言い表せないという校長先生が退職して芦北水俣を立たれることになりました。どうしてもお渡ししたくて、王さんが監修した本を買いました。少し前に出版されたものですが、《永久保存版》の文字に心惹かれました。

 お渡しして帰ろうとしたのですが、しばらく読まれた後、ぜひ先に読んで欲しいと言うことでしたので一旦持ち帰りました。中には直筆の手紙や足型など、貴重な資料のレプリカがたくさん入っていましたが、一本足打法を指導された荒川博コーチの王選手専用「コーチ日誌」が目に留まりました。

「私から、2本脚打法をやれと言われて、渋々バットを振っていたと思う。一カ月たっても自分の思うようにバットが振れず、成績は芳しくなく、本当に気の毒なキャンプにしてしまった。コーチの理想を無理やり押し付けられた感じで、私自身反省しなければならないと思った。1本足のスウィングになって、王は本当に一流の打者だと感じた。スウィングそのものに風格はあるし、一分の隙が無い。足を上げて、一瞬静止した時は、静中の動で、本当に絵になる。」

 自分への反省の弁、弟子を認める言葉。自分の中学生に対する指導と照らして読みました。同時に、子どもの頃にテレビで見た、1本足打法の空気が止まるような雰囲気を思い出しました。(H)

 

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【部活行ってきま~す】310326

 21日の朝刊に教職員の人事異動が掲載されました。先に引っ越されたALTを含め、6名の先生が本校を離れることとなりました。4年間から1年間の在任中はそれぞれの先生が個性を発揮し、田浦中生の教育に尽力していただきました。英語の授業に来ていただいた2名の先生方もそれぞれ異動されます。

 職員室では段ボール箱に荷物をまとめる姿があちこちで見られます。毎年の風景ですが寂しくなります。松橋に引っ越しをするN先生は「親にも手伝ってもらい片づけているが終わらない。汚れが落ちない。」と嘆いています。放課後に職員室を出るときの「部活行ってきま~す。」も聞き納めです。

 明日からは赴任される先生との事務引継ぎが始まります。3年生の先生方は、小学校や進学先の高校との連絡会が続きます。それぞれの子どもの良さをしっかり伝えています。

 いよいよ明後日は退任式です。(H)

 

 

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【生徒会リーダー研修】310325

 今日は執行部と専門委員長による生徒会リーダー研修を行いました。今回の私の持ち時間には、「田浦中生〇級認定」の評価項目のアイデアを出してもらいました。「自立」をキーワードにして、生活、学習、運動、道徳心などこれができたら「田浦中生〇級」と認定していきたいと思います。例えば「あいさつ」の項目でも、「地域のみなさんに聞こえるようにあいさつができる」、「先生や友達に聞こえるようにあいさつができる」、「家族にあいさつができる」など、項目を達成段階を考える中で、田浦中生の良さと課題に気付いてくれると嬉しいですね。

 昼頃、校内にミニチュアダックスフンドが紛れ込んできました。青と赤の首輪をしています。校長室にも侵入して逃げ回りました。抱こうとしたのですが抵抗されました。たぶんネコの匂いがしたのでしょう。学校の放送で数回、地域に向けてお知らせしましたがどこの犬か不明です。現在、役場の環境対策課で預かっていますので、お心当たりの方はご連絡を。(H)

 

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【次は団体優勝だ】310324

 昨日、バドミントンの郡市新人戦大会が開かれ、団体戦は準優勝でしたが、個人戦のダブルスでSさんとRさんのペアが、シングルスでKさんが1位になることができました。Kさんは1年前の4月、「運動は得意ではないけれど、中学校ではバドミントンをしてみたいと思い悩んでいる。」という話をしていました。私からも「M先生が今年から田浦中に赴任して、基礎から丁寧に指導をされるから初心者でも心配ないよ。」ということを話しました。バドミントン部に入るという決断は、保護者も驚きだったようですが、試合のたびに応援に来ていただき、しっかり支えていただきました。今回結果が出て、とても嬉しく思います。1位になれるのはそれぞれ1ペア、1人ですが、他の部員もとても良く頑張っています。また、校長室付近で笑い声が聞こえているかと思うと、だいたいバドミントン部員です。

 人によっては社会に出て仕事をするようになって初めて怒られるなどと言うこともあるかもしれません。私自身も部活動以外で怒られた経験がほとんどない子どもでした。部活動の中で先生や先輩から怒られたり、友達との関係で悩んだり、プレーに自信を無くしたり、仲間が勝って嬉しかったり悔しかったり、負けて挫折したり仲間の辛さに気付いたり。勝って自信をつけたり舞い上がったり。中学校の部活動は、毎日が数年後の社会生活に向けての練習です。(H)

 

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【イチロー】310323

 21日、シアトルマリナーズのイチロー選手が引退しました。色々なところで紹介されている小6の頃のとても有名な作文『ぼくの夢』にこう書いてます。

「ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるためには練習が必要です。ぼくは、3歳のときから練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが3年生の時から今では、365日中360日は激しい練習をやってます。だから1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。そして中学、高校と活躍して、高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そしてその球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズです。ドラフト入団で契約金は1億円以上が目標です。       

 ぼくが自信があるのは投手か打撃です。去年の夏、ぼくたちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会NO1選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうちホームラン3本を打ちました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そしてぼくたちは、1年間負け知らずで野球が出来ました。だからこの調子でこれからも頑張ります。

 そしてぼくが一流の選手になったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも「夢」のひとつです。とにかく1番大きな夢は、プロ野球選手になることです。」

(H)

 

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【修了式】310322

 10日ほど前、3年生は本当にやり切った感のある表情で卒業していきました。来賓の皆さんは口々に「もらい泣きをした。」「感動的だった。」「在校生があんなにも涙を流す卒業式は久しぶりに見た。」といった話をして帰られました。

 1・2年生の皆さんの卒業式に向けた取組には感心しました。もちろん卒業生の姿も立派でした。その姿を見て、3年間を懸命に走り抜いた先の、具体的なゴールのイメージができたのではないかと思います。

 通知表を開くと最初に目に留まるのは教科の評定かもしれませんが、担任の思いのこもった言葉や行動の記録の〇印など、一つ一つの意味を考えながら見て下さい。委員会・生徒会活動、検定試験や大会の記録など、自分の足跡をしっかり見つめてください。

 今年度の入学式の式辞ではイソップ寓話の「レンガ積み」の話をしました。全く同じことをやっていても、やらされていると感じているか、自分の未来を思い描き、目的をもってやっているかで、心や行動、きっと結果にも大きな差が生まれるという話でした。

 来年度は新元号最初の年です。自分自身にとっても、田浦中にとっても節目となる年です。自分の未来を思い描き、目的をもって「やり切った感」のある1年間にしましょう。(H)

 

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