カテゴリ:今日の出来事
【Big Smile!】310319
ALTのブライアン先生が、4月から山梨県甲府市の近く、中巨摩郡昭和町の小学校に勤務することになったため、朝から退任式を行いました。急な知らせにも関わらず、多くの卒業生も参加してくれました。来年のオリンピックにも関わることができればと言うことを話していました。「Big Smile!」ブライアン先生のメッセージを受け、みんな笑顔で送り出しました。
ブライアン先生は、私とY先生と「進撃の田浦中職員」の一角でした。職員室が少しばかり広くなります。趣味はスケートボード、プロレス観戦、折り紙、そしてお菓子作り。クッキーをよく作って来てくれましたが、かなり上手でした。
感謝の気持ちを込め、職員からは「ありがとうブライアン」BOXを贈りました。中身は名前入りの「箸」とくまモンの「風呂敷」、「武雷庵」の印鑑、他にはブライアンにとって必要かどうか分からないもの多数を詰め込みました。思い出と言うことでご容赦ください。(H)
【公立高校後期選抜1日目】310306
今日は公立高校後期選抜の1日目でした。検査科目は国語・理科・英語です。朝から受検校を巡回しました。A高校では、引率のN先生になぜか昨日までとは違う風格を感じました。そうそう、今日はN先生の誕生日でした。30歳おめでとうございます。
国語の漢字の読みは「鋭い」「濁った」、書きは「烏のムれ」「オウフク」の計4問でした。「一目瞭然です。」を「一目見ただけで( )。」と言い換えなさい。と言う問いもありました。授業中の発表の場面で、相手に分かりやすい言葉を選択する場面の積み重ねが大事だなと思いました。私も、「書く」時は、漢字を頼りに意味が伝わるので、あえて漢字を使うこともありますが、「話す」時は、できるだけ平易になるよう心掛けています。
古文では「ゆゑ」を現代仮名遣いに直して平仮名で書きなさいという問いがありました。人吉二中勤務の頃、生徒から「るぞっこラーメンっていう店はおいしいですよね。先生行ったことありますか?」と聞かれたことを思い出しました。「ゑぞっこ」は「えぞっこ」です。
理科・英語も興味深い問題が多く出題されていました。古生物好きとしては、理科の「始祖鳥」が特に気になりました。
嬉しいことに、ある学校で、人吉二中時代の生徒だったI先生に会いました。現在支援学校の先生としてとても活躍しており、研修等でも随分お世話になりました。ちなみに「るぞっこ」とは別の生徒です。(H)
【高校卒業式】310301
今日は高校の卒業式。私は芦北高校、教頭先生が水俣高校の卒業式に出席しました。。芦北高校では、本校卒業生のYくんが卒業生総代として答辞を読みました。仲間との友情、多くの方への感謝、旅立ちへの決意が込められた素晴らしい答辞でした。
中学校卒業から3年しかたっていませんが、当時の先生は私と担任のN先生、M先生、O先生の4名になりました。皆さんが中学3年生だった平成27年度を振り返ります。
4月:3年集合写真撮影、『番長』で盛り上がる
5月:体育大会大成功、優勝は赤団
6月:郡市中体連大会で卓球男女・バドミントン・サッカーが優勝
7月:スカイドームで芦北町合併10周年コンサートが開かれる
8月:芦北高校生の協力による夏休み学習会が新聞に載る(Sさんアップ)・大型の台風15号接近、プール横のイチョウの木が倒れる。H先生の車のガラスが割れる。
9月:阿蘇神社付近にサル出没
10月:県陸上大会でTさん、Nくん活躍。
11月:文化祭で山下先輩(ジャイアンツ)講話・雨のため阿蘇神社例大祭中止
12月:養護のM先生退任、K先生着任。
1月:田浦に50年ぶりの大雪。担任のN先生、熊本市から雪をかき分け出勤して受験票を配付
2月:薬物乱用防止教室でO先生の迫力に負けそうになる・技術の授業で自転車整備の学習(と乗り方の練習)
3月:3年生が大掃除に超頑張る。卒業記念品「田浦中スピリッツ」看板を設置
【立志式】310203
今日、2年生のPTA行事「立志式」を行いました。式の初めに、平江大八隊長様と葦北鉄砲隊の皆様による祝砲が鳴り響きました。深く感謝申し上げます。志を立て、未来に羽ばたこうとする子どもたちの、まさに火蓋を切っていただきました。
少し雨が降りましたが、予定通り御立岬公園で決意表明をすることができました。
立志式は、武士社会で数え12~16歳の立春の日に行われていた元服式がもとになっています。この日を境に、髪型、衣服を大人のものに替えて、社会から一人前の大人として認められました。
西郷隆盛が尊敬した幕末の志士『橋本左内』は15歳の時記した『啓発録』に、「自分は何をしてもおろそかで、注意が行き届かず、弱々しくてぬるい性格であるため、いくら勉強しても進歩がない。これではとても父母の思いに応え、藩や主君のお役に立ち、祖先の名を輝かすような人間になれるはずもない。どうしてこんなに駄目なんだろう。そう思うと情けなくてたまらず、毎晩涙で布団を濡らした。」そして
〇稚心を去る 〇気を振う 〇志を立てる 〇学問に勉める 〇交友を択ぶ
ことが大切だとということを記しています。
今日を決意の日、具体的な目標、期限を決め動き出す日にしましょう。皆さんの挑戦に期待し、応援しています。(H)
【歌は気にするな】310202
明日は節分。節分はもともと、立春・立夏・立秋・立冬という4つの季節の始まりの前日ですが、江戸時代以降に節分と言えば立春の前日を指すようになったようです。
常駐している家庭もあるかもしれませんが、今日は鬼がやってくる日です。魔の芽が出ないように炒った『摩滅(豆・まめ)』を鬼に投げつけて追い払う「鬼は外、福は内」の声は聞こえるでしょうか。
過去には昼休みに教室を豆だらけにしたクラスもありました。この時期給食に出る節分の豆を先生にばれないように食べたふりをして袋だけ食缶に捨て、豆はティッシュに包んで隠し持っておく。なかなか創意工夫が働きます。参考にしないでください。
鬼がいるのは鬼門とされる丑寅(うしとら)の方角。鬼が「牛の角」と「虎のパンツ」を履いているのはそんな理由です。また、鬼を倒せるのは、逆方向(裏鬼門)にあたる未申(ひつじさる)の方角の「サル!トリ!イヌ!」コンボが最強。桃太郎の仲間には必然性があるということです。
やっぱりネコじゃ無理かぁ~。(H)
【とつけみにゃー】310124
平成28年1月23日(土)、「なぁ~ん、そぎゃんな降らんよ。」台風や大雨は信じるのに、大雪に関してはバイアスがかかっているようです。私は用心深い方なので、前日から田浦に泊まりました。
24日(日)の天気予報は見事的中、母に「こぎゃん降ったとはいつね。」と聞くと、「田浦に嫁いできたころ降った。」との答え。田浦は50年ぶりの大雪でした。
午後には奄美大島で115年ぶり、久米島で39年ぶり、沖縄本島の名護市では観測史上初の初雪を観測しました。
雪の中、施設管理と連絡のため出勤。最初は駐車場に大の字になって跡を写真に撮ったり、先生方にラインで実況報告を行ったりと雪を楽しむ余裕があったのですが、昼頃は駐車場の雪を定規で測ると24㎝!夕方には30㎝!とつけみにゃー降り方でした。。
25日(月)は臨時休校。雪は降りやみましたが、タイヤチェーンをつけていない車が3号線をふさぎ、全く動くことができない状態。翌日は私立高校の一般入試だったため、受験票渡しに苦労しました。また、生徒玄関の水道管が破裂、水を止める栓があるはずなのですが、降り積もった雪の下。応急処置をしていただきましたが、それから1週間の断水を余儀なくされました。
26日(火)も臨時休校。私立高校の入試は無事に実施されました。大雪はやおいかん。それ以来、いつでも学校に泊まれる準備をしています。(H)
【T(Teacher)・S(Student)】310122
「おくのほそ道」の授業を参観していると…。
T:「どんな俳句を知っていますか?」
S:「カエルがいっぱいいて、頑張れ!頑張れ!みたいな俳句がありましたよね!」
T:「忍者で有名なのは何県でしょう?」
S:「手裏剣!」
本人は至って真剣に、忍者並みの抜群の反応の速さで授業を賑わわせてくれました。今回だけではなく、他の授業や全校集会等の場でも進んで発言をしてくれます。とてもありがたい存在です。
カエルの俳句は、「やせ蛙負けるな一茶これにあり(小林一茶)」のこと、本人も「あぁ~」と頷いていました。忍者で有名な県は「三重県(伊賀市)」です。
授業の前には、発問に対する生徒の反応や考えを予想して流れを組み立てるのですが、生徒の発想は数段上です。初任の頃の研究授業で、冒頭で生徒からいきなり解答が出てしまい、次の展開に焦ったことを思い出します。どんな発言も端から否定しない、無碍にしない。指導者の力量が試される場面です。(H)
【諸説あります】310121
「今度『おくのほそ道』の授業をするのですが、ゲストティーチャーとして奥州藤原氏についての話をしてもらえますか。」
本校の職員はなかなか厳しい要求をしてきます。
「余裕たい。」たいていの事にはそう返事をするようにしています。
誤った情報を伝えるわけにはいかないので、本やインターネット等で調べますが、これは史実か、定説か、都市伝説かを判断するのに、授業をしていた頃の教材研究が活きます。楽しんでプレゼンテーションをつくりました。
松尾芭蕉は忍者だった。年齢から考えると1日に歩いた距離がおかしい。行った場所も幕府に目をつけられているところが多い。どうも怪しい。何といっても芭蕉は忍者の里『伊賀上野』出身だ。
義経は幼いころ過ごした鞍馬山で天狗に鍛えられ、凄い武士になった。
義経は生き延びて中国に渡り、騎馬民族を従えチンギス=ハンと呼ばれるようになった。鎌倉幕府に恨みを持っていたので、孫のフビライ=ハンに日本を攻撃させたのが『元寇』だ。
胡散臭いけど楽しい情報も沢山あります。でも紹介するときっと興味を引くだろう…。
『諸説あります。』魔法の言葉です。(H)
【天災は忘れられたる頃来る】310117
手元に色あせた平成7年の明日の新聞があります。1面のトップは『死者1456名』『阪神で直下型大地震』『震度6・M7.2』、開くと横倒しになった阪神高速道路の高架の写真。被害の凄まじさが記録されています。
午前5時46分頃発生、出勤前に見た朝早くのニュースでは、「地震があったんだなぁ」というレベルの理解でしたが、時間がたつにつれ、どんどん被害状況が分かってきました。関西方面に住む親戚の無事に一安心したことを覚えています。
昨日は田浦小学校のY先生の授業を参観しました。めあては「大きな地震が起きた時、放送局はどのようにして情報を伝えているのだろうか。」授業の冒頭で、緊急地震速報から始まる東日本大震災と熊本地震のニュース映像が流されました。授業を通して、子どもたちは、阪神・淡路大震災の教訓がその後の災害の報道にどう生かされたかについて考えることができていました。
『天災は忘れられたる頃来る』防災科学を語るときに、寺田寅彦氏(科学者で随筆家、熊本にあった第五高等学校在学時代は夏目漱石の生徒)が、しばしば口にした言葉です。(H)
【ちはやふる】310115
今日、校内百人一首大会を行いました。
先生方に聞くと、中二の時に八代大会と県大会で2位、小四の時は札を取りに行き、対戦相手の女の子の指を脱臼させたY先生のような強者から、「反射神経で勝負してきました。相手の目と手の動きを見ていて、相手が反応したらその下に手を入れます。」まで様々です。
知っているは「この世をば~」 …? それは藤原道長の例の歌ですね。
大会の人気札は一字決まりの「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と、マンガの影響もあり「ちはやふる~」、なぜか「うかりける~」など。それらの札に狙いを定め、上の句が読まれるやいなや「ハイっ。」という声が一斉に響きました。よく練習していました。「ちはやふる~」は古今亭志ん生の演目にも有名な噺がありますので、ぜひ聞いてみてください。
私は高校生の頃のテストで全部覚えて、人吉三中勤務の時に2人の先生方と勝負するために再度覚え直しました。大会の1か月前になると、うろ覚えの札を右のポケットに入れ、覚えたら左のポケットに移すということを繰り返し、片道70分の通勤中もCDをかけ…。行事にはまず先生がのぼせんばね。(H)