校長ブログ「秘密の部屋」

2019年8月の記事一覧

【むかしむかし】010831

 中学生は反抗期を迎えます。「いっちょん親のゆうこつばきかん」のは当たり前。学校では結構おりこさんです。イラっとしたら、むかしむかしを思い出すことです。

 その年は、お盆過ぎからほとんど湯の児で寝泊りをしていました。毎朝、毎夕妻との堤防の散歩が日課です。いよいよ明後日から新学期が始まります。明日の夜には人吉に帰らないといけません。遅れることが多いとは聞いていましたが、やはり予定日通りとはいかないものです。

 夕方の散歩と夕食を済ませ、水戸黄門を見ていると、ついにいよいよという反応がありました。みんなで移動の準備を始めます。印籠を出す瞬間が気になっても、決して口にしてはいけません。

 翌朝。ついにその瞬間が来ました。そばにいた義母は大喜びでした。田浦の母は畑で「バンザイ」と大きな声を出したそうです。義理の祖母が一番喜んでいたかもしれません。あ、一番は私です。

 しばらくたって新聞を買いに行きました。その後、今日の日付けの新聞を20年間分保存しています。社会科らしい対応です。

 明日から新学期です。朝会での「私事ですが~。」の報告が人吉二中の習いです。名前はすでに決めてあります。(H)

 

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【雑記】010830

〇郡市陸上近づく。放課後の練習も活気づいています。砲丸投げの女子の中学生記録は、今年6月に岡山県中学選手権で記録された17m45cm。ほぼ3年1組の教室の前の黒板から、女子トイレの入り口付近までの距離。女子の走高跳が1m87cm。YS先生の頭をこすりながら、運が良ければバーが残る高さ。凄いの一言。

〇YY先生の家にランドセルが届きました。Mちゃんは毎晩ランドセルを背負い、「ママは先生の役。」とい言って名前を呼ばせるなど、学校に行く練習をしているそうです。

〇HPの「学校生活(随時更新)」の更新作業中。平成27年から田浦中に勤務していますので、懐かしく写真を眺めています。令和元年度分と平成30年度分の整理が一通り終わり、ログアウトしようとしたところ、令和元年度分が完全に消えていました。奈落の底に落ちるとはこんなことを言うのでしょう。目の前が真っ暗になりました。あれこれ復旧作業をしてみると、元に戻りました。日頃の行いの良さが幸いしました。(H)

 

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【好き嫌い】010829

 今日は1年生の調理実習でした。私にも試食が届きましたが、ハンバーグ自体に味が付き、火もしっかり通っていました。家庭での復習が大事です。

「お父さん、お母さんは好き嫌いはなかろ。」と息子から聞かれたことがあります。私が食べないのはナマコくらいですが、ナマコは好き嫌いの範疇に入れるような食材ではありませんし、イノシシの肉は実家の冷蔵庫・冷凍庫を占領している状態でしたので、一切食べません。これは反抗なので、好き嫌いとは違います。

「親が好き嫌いがないと、子どもも好き嫌いがないらしい。」というのが会話の結論でした。妻が土・日は勤務の仕事に就いているため、早く帰った方がご飯を作るが当たり前。子どもたちのご飯もよく作っていました。

 人吉に勤務していた頃は、子どもたちも小さかったので、金曜の夜に田浦に連れて行き、部活が終わった日曜の午後から迎えに行くという生活をずいぶんしていました。子どもに今日何を食べたと聞いたところ「〇〇ぎん〇ゃ〇を初めて食べた。」と答えた時には驚きました。好き嫌いなくワイルドに育ちました。(H)

 

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【リニューアル】010828

 ホームページのリニューアル中です。楽しい作業ですが時間がかかります。まず、トップページの写真を校舎遠景に変更しました。卒業アルバムの写真をフジ写真館さんに了承いただきスキャンして使っています。オリジナルからはかなり解像度が落ちています。

 「学校だより(隔週更新)」のページはそのままで、トップページからバックナンバーを開けるようにしました。

 「学校生活(随時更新)」は年度別に整理中です。作業は令和元年度を終え、平成30年度に入りました。ブログのフォーマットに変えたので見やすくなっていると思います。写真もかなり追加しました。行事ごとに更新する予定です。卒業生の皆さん、少しずつ情報を増やしていますので、ぜひ開いて下さい。

 「校長ブログ(毎日更新)」は毎日更新継続中です。新学期が始まり、書くことがあるので助かります。別に月ごとPDFファイルをつくり、月末にまとめ読みができるようにしました。昨年9月12日から書き始めたブログも350回を数えます。こんなに長く続いたのは呼吸をすることくらいです。

 その他のページも随分更新しました。学校に電話しなくともHPを見れば事足りるような情報発信手段にしたいと思っています。(H)

 

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【げんちゃん】010827

 朝2時に目覚めました。張り替えたばかりの網戸は2日と持ちません。近所のシロと、うちの「ふわり」がうなり声をあげて外でにらみ合っていました。ふわりは押され気味でしたが、私が外に出たとたんに強気になって、声が大きくなりました。毎度のパターン。とーちゃんがいる時だけ最強です。シロが去ると満足げでした。家の中に入るとすぐにカリカリを一口食べ、ばりばりと爪を研ぎ始めました。ストレス解消のルーティーンです。

 午前中は「子どもたちのいじめ防止推進事業」の進捗状況の確認と説明のため県教育庁教育指導局学校安心・安全推進課から木山主幹と山口指導主事が来校されました。少人数・単学級の共通課題は、人間関係の再構築です。特別活動、道徳の授業、交流活動を核にした取組を工夫したいと思います。

 県内の3地域が同じ指定を受けているそうですが、その内の一校である球磨中学校は人吉三中で同勤した竹内校長先生と、私と田浦保育園・小学校・中学校の同級生である片山教頭先生の勤務校です。気心の知れた間柄、しっかり情報交換をしながら、実のある事業にしたいと思います。(H)

 

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【身嗜み】010826

 9月のカレンダーを見て、「初日は日曜か。」と一瞬思いましたが、今日から新学期でした。式辞では、私からはネコ型ロボットの秘密不道具についてちょっと触れた後、夏休みの研修の中で聞いた「中・高の勉強が列車の切符のようになっている。」ということ、「子どもたちに凧のようになって欲しい。」ということについて話をしました。

 各学年と生徒会代表の発表では、4名が1学期と夏休みを振り返り、2学期の決意を述べました。その後は、Y先生によるソーシャルスキルトレーニング。夏休みに頑張った事を友達と交流させました。

 続いての身なりの点検で、生徒指導主事のS先生は「身なりを整えるのはなぜか?」と、問いかけました。生徒からは「礼儀正しさを身に付けるため。」「学校の評判を上げるため。」等の回答がありました。「なぜ礼儀正しさが身につくのか?」、「なぜ~か?」、さらに「なぜ~か?」と質問を重ねると、どんな回答に行きついたでしょうか。

「身嗜(みだしな)み」の「嗜む」には、ふだんから心がけておく。用意しておく。自分のおこないに気をつける。言動をつつしむ。見苦しくないように整える。等の意味があるようです。他者との関係をヒントに「身なりを整えるのはなぜか?」、「おしゃれをするのはなぜか?」と比較して考えさせてみると良いですね。(H)

 

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【ドラえも~ん(涙)】010825

①夏休み前

『強いイシ』この石に誓ったことを破ると、石が攻撃してくる。

『ノーリツチャカチャカ錠』これを飲むと、勉強や仕事が能率的に、テキパキできる。

②宿題提出日

『まあまあ棒』これで相手の口をふさぎ「まあまあ」と言うと、相手の怒りが収まる。

『シズメバチの巣』怒っている人を刺して、怒りを静める

『ツモリガン』撃たれた人は、してはいないことをしたつもりになり、すっかり満足してしまう。    

③テスト直前

『暗記パン』暗記したいものの上に乗せると、文字が写る。食べると写した内容を暗記できる。トイレに行くと効果がなくなる。

『タイムマシン』時間と空間を越えて移動する機械、夏休みの初日に戻るとき使う。

『もしもボックス』もしもこんなことが?と言うことを実際に試してみることができる。宿題やテストのない世界も可能である。 

明日から2学期がスタート!「助けてぇ~、ドラえも~ん(涙)」の人には今すぐ欲しい秘密道具でした。(H)

 

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【宿題】010824

 土曜日です。夏休みも残り2日となりました。終業式のブログに、ちびまる子ちゃんが「夏休みは何日あると思ってんのさ。宿題なんていつでも出来るよ。それより今を大切にしなきゃ。」と言っていると書きました。21日の時点で各担任に聞いてみたところ、まるちゃんの考えに同意した生徒は合計で10人程度のようです。最後の週も学校で宿題の仕上げに頑張っていました。家でやるから「宿題」だし、「homework」なのですが。

 宿題は適量になるよう各教科で調整をしており、保護者の皆さんが中学生だった頃よりかなり少なくなっています。昔は涼しい時間に起きて勉強する、涼しい場所(図書館)を捜すという努力もセットでした。某中学校勤務の頃はまだエアコンもなく、ぬるい風が回る扇風機と、水の入ったバケツを教室に持ち込ませて宿題をさせたりもしていました。創意工夫を削いでいるかもしれません。

 所ジョージさんは、夏休みについてこんなことを言っています。

「少年少女に言っておこう。夏休みは、夏休みの宿題があるから充実するんだよ。宿題を溜めて、『あー、早くやんなきゃな。宿題やんなきゃな。あー、月末に溜まってくな。』っていうのがあるんで、遊びが充実するんだから。夏休みをいくらでも遊んでいいですよってなったら、退屈でしょうがないよ。」(H)

 

 

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【た・の・う・ら】010823

 今日の午前中は中学生のみ執行部と委員長による研修で、各委員会でできるいじめをなくす取組について検討しました。私は、豊かな発想を持つこと、さまざまな情報をもとに思考を整理すること、田浦中の良さをアピールできるようになることについての演習を行いました。と、難しく書きましたがゲームをしました。

 午後からは小学生8人、中学生5人が参加して、生徒会・児童会リーダー研修を行いました。こちらは「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の取組の一つとして、今年度から実施するものです。田浦小・中の実態についての確認(いじめに関するアンケート結果の分析)、そこから見える課題の把握、課題解決の方法検討、2学期からの具体的取組の確認の順で話し合い活動を行いました。

 私は、人の話を傾聴すること、仲間と対話を重ねること、ゴールに行きつくための様々なルートを検討することについての演習を行いました。と、難しく書きましたがゲームをしました。

 直接、子どもたちと関わるとダイレクトな反応が嬉しいですね。毎回呼んでください。

 話し合いでは、「た」「の」「う」「ら」で始まる取組のスローガンをつくることになりました。生徒会・児童会案をもとに両校で仕上げを行います。(H)

 

 

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【恕(じょ)】010822

 夏休み期間の平日は25日間のうち出張が11回と、学校を空けることが多い夏休みでした。全国的には水難事故のニュースも聞こえてきました。陸上練習の生徒や宿題忘れの生徒には時々雷が落ちていたようですが、事故なく夏休みを過ごしてくれた子どもたちに感謝しています。また、後を守っていただいた教頭先生をはじめとする田浦中の先生方に感謝しています。後4日です。

 20日は全日本同和会熊本県連合会研修大会に参加しました。熊日にも記事が載っていましたが、各自治体、学校、企業の担当者など700人が参加しての大会でした。

 中川有紀熊本県教育庁統括コーディネーターは、基調講演の中で「~は~だ。という決めつけを自己点検し、取り除いていくことの大切さ」、「知的理解と人権感覚が交わることで人に寄り添うことができること」、「感動する感性、自尊感情、共感する力が大切なこと、それには心を揺り動かされる体験が大事であること。」などの話の後、最後は論語の日頃から「恕」の心を持ちましょうという言葉で締めくくられました。(H)

※「恕(じょ)」論語 衛霊公第十五 412 
他人の立場や心情を察すること。また、その気持ち。思いやり。

人の身の上や心情についての察し。同情すること。また、その気持。思いやり。

 

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