校長ブログ「秘密の部屋」

【修了式】310322

 10日ほど前、3年生は本当にやり切った感のある表情で卒業していきました。来賓の皆さんは口々に「もらい泣きをした。」「感動的だった。」「在校生があんなにも涙を流す卒業式は久しぶりに見た。」といった話をして帰られました。

 1・2年生の皆さんの卒業式に向けた取組には感心しました。もちろん卒業生の姿も立派でした。その姿を見て、3年間を懸命に走り抜いた先の、具体的なゴールのイメージができたのではないかと思います。

 通知表を開くと最初に目に留まるのは教科の評定かもしれませんが、担任の思いのこもった言葉や行動の記録の〇印など、一つ一つの意味を考えながら見て下さい。委員会・生徒会活動、検定試験や大会の記録など、自分の足跡をしっかり見つめてください。

 今年度の入学式の式辞ではイソップ寓話の「レンガ積み」の話をしました。全く同じことをやっていても、やらされていると感じているか、自分の未来を思い描き、目的をもってやっているかで、心や行動、きっと結果にも大きな差が生まれるという話でした。

 来年度は新元号最初の年です。自分自身にとっても、田浦中にとっても節目となる年です。自分の未来を思い描き、目的をもって「やり切った感」のある1年間にしましょう。(H)