校長ブログ「秘密の部屋」

【みんなちがって、みんないい】010705

 学校教育目標の「潤い」と「輝き」をあふれさせるには、硬く言うと「基本的人権を大切にする心」。柔らかく言うと「自分を大切にするように、人も大切にする心」、「人の良さに気付き、素直に認めることができる心」をもつことが第一だと考えています。

 ヒトの遺伝子の情報は印刷して本にすると26万2000ページほどになるそうですが、一人一人違うのは500ページほど。99.9%は同じだそうです。「違い」はそれぞれの「個性」に当たる部分、0.1%の「違い」を取り除くと、田浦中生、先生方全員が全く同じ姿かたち、考え、行動になってしまいます。

 小学校3年生では、金子みすゞさんの『わたしと小鳥とすずと』を学習します。

わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、

とべる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、

あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。

「自分を大切にするように、人も大切にする心」、「相手の良さに気付き、素直に認めることができる心」始まりは「みんなちがって、みんないい」です。(H)