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校長ブログ「秘密の部屋」
【児童虐待防止法】010907
町の生徒指導担当者会でも話題になりましたが、児童虐待のニュースが絶えません。先日は、鹿児島県出水市で発生した虐待死が報道されていました。「虐待の連鎖(虐待されて育った子どもが大人になった時に、自分の子どもを虐待する)」もよく聞きます。新米の親にとって、子育てのモデルは自分の親です。
ご存じのとおり、児童虐待防止法は平成16年の改正で「虐待を受けた児童」から「児童虐待を受けたと思われる児童」に改められました。
さらに、学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体やその従事者は、より積極的な児童虐待の早期発見及び通告が義務付けられています。
また、児童及び保護者に対して、児童虐待の防止のための教育又は啓発に努めなければならないこともうたわれています。
田浦中では学校だよりとPTA総会、HPなど複数の手段で周知を行っています。子どもたちには虐待を訴える力を、保護者には躾という名の虐待をしない、させない、人の子どもの虐待に気付いたら行動することが当たり前だという意識をもってもらうことがねらいです。
バットを振らなければボールには当たらない。空振り覚悟で虐待を疑い、通告することが大切です。不作為、見逃し三振は私たち大人の最大の罪です。(H)