学校生活の様子

絆プロジェクト第2弾!西原中学校体育大会

 平成28年10月1日(土)西原中学校体育大会が開催されました。前日の雨により運動場の状態が心配されましたが、全校生徒で協力して水抜きを行い予定通り開催することができました。西原絆プロジェクト第2弾として、震災からの復興を目指し、生徒が一丸となって様々な競技に取り組む姿はどれを切り取っても素晴らしいものでした。
 この体育大会をとおして生徒自身から「私たちが復興のシンボルとなる」と声が上がるようになってきました。今後も様々な学校行事に積極的に取り組み、地域に元気を発信していって欲しいと思います。

ふくしまバトン、おかやまバトン来校


 8月17日(水)から8月18日(木)の2日間にわたり、「ふくしまバトン」と「おかやまバトン」の皆様が西原村を訪問されました。「おかやまバトン」は岡山大学の学生や西原村在住の前田芳男先生らを中心に結成されたボランティア団体です。「ふくしまバトン」は、2011年3月の東日本大震災に伴い、ボランティアとして福島県浪江町を訪問した「おかやまバトン」の活動に感銘を受け、花柳沙里樹先生のもとで日本舞踊を習う子どもたちが立ち上げたボランティア団体です。
 今年の熊本地震の報道をみて、西原村の子どもたちとつながり、「西原の人々に元気を」ということでの来村となりました。西原中学校ボランティアクラブ「れんこん」、NPO法人「たんぽぽハウス」と連携しながら、交流会や浪江焼きそばをつくってふるまってくださいました。
 18日は午前中、構造改善センターの避難所や仮設住宅を一軒一軒訪問し、午後3時から中学校で踊りを披露してくれました。また踊りを見に来てくれた方々と日本舞踊の体験を共にしたり、お茶やお菓子を食べながら交流の場を持つなど、本校生徒も自分たちに出来ることは何かを考えながら素晴らしい時間を持つことが出来ていました。
 「ふくしまバトン」代表の沼崎さんは「元気を届けるつもりが、逆に元気をもらうことになりました」と笑顔で感想を述べていました。

校内人権集会 合唱「花は咲く」

9月16日(金)の6時間目に、人権集会が行われました。今回は「平和を求める人権集会」として、株式会社 俵山交流館 萌の里 代表取締役 大谷 光明(おおたに みつあき)さんに、戦争の体験談などの話をお聞きしました。大谷さんから、自分の身内が戦争で亡くなったこと、小学1~2年生の頃は道具が揃わず、満足に勉強が出来なかったことなどを話していただきました。子どもたちもとても真剣に話を聞いていて、その後の感想には「西原でもそんなことがあったなんて知らなかった」「改めて命について考えることができた」「家族を大切にしたい」など書いてあり、命や家族について考える良い機会になりました。最後の合唱「花が咲く」では、心のこもった大きな歌声が西原中に響きました。人権の花、復興の花が咲き誇ることを願っています。

地震避難訓練




























  9月1日防災の日に合わせて地震避難訓練を実施しました。主な目的は「自分の命は自分で守る」ために、「万一の地震に備え、的確に状況を判断し、冷静かつ機敏な行動ができるようにする」ことです。そのために次の3点を指導しました。
(1)災害発生時の心構えと行動
    地震が発生したら防災頭巾をかぶり
   「1 低い姿勢を取る」
   「2 机の下等で頭を守る」
   「3 そのまま動かずに揺れがおさまるのを待つ」
(2)避難の仕方
    避難するときの合い言葉 おかしの徹底「押さない、駆けない、しゃべらない」
(3)避難場所は運動場 
  防災頭巾はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンから寄贈してもらいました。ありがたいことです。今回の訓練で初めて使用させてもらいました。
 避難の様子は立派で全員防災頭巾を被り私語もなく、避難指示から3分34秒で避難が完了しました。その後、安全委員会(委員長、副委員長)の進行で防災集会をしました。校長先生が、「災害は忘れた頃にやって来る。そして、災害の時には、考動(しっかり考えて行動する)が大切である。」と話されました。防災集会の最後に委員長が「今日の避難訓練で学んだことを地震の時に生かして下さい」と話しました。
 今後、実際に大きな地震が来ないことを祈っています。しかし、常に災害が来た時の避難については意識しておくことが重要であると思います。

ひと足早く2学期始業式!!!

















 8月22日(月)に西原中学校は2学期のスタートを切りました!まだまだ残暑が厳しい中,1時間目の大掃除では,みんな体操服に着替えて,汗を流しながら無言清掃に取り組むことができました。2時間目は体育館で始業式です。1学期末まで避難所として使われていた体育館も,今学期から学校生活で使えるようになりました。生徒代表の意見発表では「仮設住宅を作ってくださった方への感謝」「たくさんの方に助けてもらった」「温かい声をかけていただいた」といった震災に関しての様々な思いが発表されました。また,「前向きに行動することの大切さ」「自分の役割の自覚」「自信を持ってポジティブに行動」といった意気込みも聞くことができ,とても頼もしく感じたところです。学校長の話では,「考動(こうどう)」をキーワードに,自ら考えて行動することの大切さについて確かめたところです。新しいALTとしてジョセフ先生も迎えることができました。行事の多い2学期ですが,学習面・生活面のどちらも手を抜くことなく,皆で力を合わせて頑張りたいと思います!