腹栄中と長洲中の2年生全員を対象に、長洲町青少年町民会議等の協力を得て、ながす未来館で立志式を行いました。腹栄中代表として、緒方裕也君がこれからの夢や希望の実現に向けての決意を発表しました。すても素晴らしい発表でした。
立志式を迎えた2年生にお話しした内容を紹介します。
皆さんは、将来の夢や目標の実現に向けて努力できていますか。皆さんの中には、夢を持てていない人や、夢を持っても、どうせ叶わないだろう。と思っている人いませんか。これから私が話すことは、皆さんが夢や希望を見つけ、実現するためのヒントとなるお話です。
まず第一に、「半年後や一年後には、自分はどうなっていたいか」を具体的イメージすることです。
中学生の時期では、○部活動で、優勝して、県大会に出場する。○希望する高校に合格する。などが考えられます。
自分の半年後や一年後の具体的な姿が見えるようになると、やる気が出ませんか。また、ワクワクした気持ちになりませんか。
なりたい自分をイメージして、将来の自分をプラスにイメージすることです。
第二は「どんな小さなことでもいいから、自分で決めたことをやりきる」ことです。「やりきるって、何をですか?」と質問する人もいるでしょう。なんでもいいんです。自分なりに、これをやっておけば絶対後悔しない。と思えることです。たとえば、勉強や部活で、この時間だけは絶対、100㌫の力を出し切るなどです。そして、毎日、カレンダーに、頑張れたら○、できなかったら×印をつけます。大切なことは、「何かをやりきる」経験を積み重ねることで、自分に自信がつき、他の事に積極的になれることを実感して欲しいのです。
第三は、目標も、小さく分けて取り組むことで達成できるということです。
たとえば、部活で疲れて、なかなか家庭学習ができない人がいます。そんな人は、朝の時間や授業の前後の時間、帰りの会の後の時間などを上手く利用することで、勉強時間を確保してみてはどうでしょか。短時間で集中して取り組めば、必ず大きな成果が生まれます。
大きな目標も、小さく分けて取り組むことで、達成できることに気づいて欲しいと思います。
第四は、「自分のために頑張れ」ではなく、「誰かのために頑張れ」です。
「自分のために頑張る」ことは別に悪いことではありません。しかし、自分だけのために頑張っていると、辛くなった時に「もうこれでいいや」と簡単にあきらめてしまいます。これに対して、「自分以外の誰かのため」に頑張る人は、自分が辛いときに粘れます。自分を応援してくれている家族や友達を喜ばせたいから頑張る。部活の友達と一緒に喜びを分かち合いたい。と考えて頑張ってみてはどうでしょうか。
少しでも皆さんの生き方の参考になってくれれば幸いです。
立志式を迎えた皆さん、「自らの夢や目標の達成に向けて、勉学や部活に励み、心と体を鍛え、礼儀と道徳を備えた立派な日本人になってください。