湯浦中ブログ

亀城ヶ丘だより

【ヒット商品】011116

 日経トレンディが選ぶ、2020ヒット商品ランキングが発表されました。もう授業をすることはありませんが、経済分野の資料として、ランキングが掲載される12月号を過去20年分くらい、家のどこかに保存しています。商品とは売ることを目的としてつくられたモノとサービスのことで、人名が入ることもあります。 

 今年のトップ3は、鬼滅の刃(1)、マスク消費(2)、あつまれどうぶつの森(3)でした。ちなみに昨年のトップ3は、ワークマン、タピオカ、PayPay。一昨年は安室奈美恵、ドライブレコーダー、ペットボトルコーヒーでした。

 以下は、Zoom(4)、檸檬堂(レモンサワー)(5)、AirPods Pro(6)、モバイルオーダー(7)、Shupatto(マイバッグ)(8)、教から俺は!!劇場版(9)、ゴキブリムエンダー(10)と続きます。

 調べてみると、3年生が生まれた平成18年は、Wii、ビリーズブートキャンプ、キッザニア東京、クロックス、クリスピー・クリーム・ドーナッツ、千の風になって、ipodtouch、nanaco、フランスパン工房、フリクションボール、ワンセグケータイ、メガマック等。

 2年生が生まれた平成19年は、プライベートブランド、WiiFit、アウトレットモール、ブルーレイレコーダー、iphone3G、花畑牧場生キャラメル、クルトガ、崖の上のポニョ、カレー鍋等。

 1年生が生まれた平成20年は、プリウス・インサイト、キリンフリー、ドラゴンクエストⅨ、ドット入り罫線ノート、い・ろ・は・す、1Q84等がランクインしています。

 

【ふれあい Culture day】021114

文化祭にかわる行事として「ふれあい Culture day」を開催しました。学年の取組として1年生は風車の竹細工、2年生は修学旅行調べ、3年生は絵手紙制作を行った後、体育館でフェイスガードをつけての合唱コンクール。その他、教科や学年で取り組んだ展示作品の見学など、文化委員会でコロナ対策を行った上でできることを工夫しました。

【校長面談】021112

 3年生の前期選抜、推薦入試等受検希望者と願書の記入をする前に校長面談をすることにしました。なぜ、その高校・学科を希望したのか、率直な話を聞きたいと思っています。礼儀や服装、話し方なども見せてもらい、担任から上がってきた調査書と見比べて、校長が責任をもって職印を押すことができる人物かどうかを見極めたいと思います。

 学級で伝えてもらいましたが、何を聞かれるのだろうと緊張しているようです。「緊張」するのは真面目に取り組もうとしている証拠。それも頑張る姿として見せてもらいたいと思います。口に出すのは「緊張しないようにしよう」ではなくて、「リラックスしよう」の方が良いそうです。発した言葉は頭に残り、行動につながるそうです。(H)

 

【スマホのルール】021111

 少し前の新聞に、「熊本市教育委員会の校則についてのアンケートで、熊本市立小・中・高等学校のおよそ3人に1人が見直しの必要性を訴えたことがわかった。」という記事が載っていました。私たちも納得できるもの、すでに改善しているものもありましたが、?もあります。

 保護者の意見の抜粋に「スマートフォンやゲームなどの利用時間を決めてほしい。各家庭でルールが異なるため困る。」というものがありました。何と回答しましょう?

 私にお電話をいただいたら「学校は勉強するところですから、中学生として最低限このくらいはという家庭学習の時間は示しています。もちろん、それ以上やっても全然構いません。中学生に必要なだいたいの睡眠時間も示しています。しかし、スマホ、ゲームは学校で購入を推奨しているものではありません。各家庭でルールを定め、子どもに守らせることができなければ買わない。たったこれだけのことです。」と回答したいと思います。

 ただ、気持ちはわかります。NTTドコモの調査では、親とスマホのルールを決めていた中学生は49%、しかし、そのうちの63%が「親と決めたスマホルールを破った経験がある」と回答。しかも79%の中学生が、初めてスマホルールを破ったのは、購入から半年未満と回答しているそうです。

 また、有害サイトの閲覧経験がある子どもは3人に1人、スマホに関連して親に伝えていない、または隠れてやっていることは、

・有害なサイト(成人向け・暴力的・出会い系)を閲覧したことがある:30%

・マンガ・音楽などの違法アップロードサイトを閲覧したことがある:19%

・フリマアプリを使ってお金を稼いだことがある:14%

 さらに、「詐欺と思われるサイトにアクセスしてしまった際に、親に相談・共有をしましたか?」の問いには、79%が「相談・共有はしていない」と回答しています。

 「うちはルールを決めています。3人に1人は約束を守っているようですし、全国平均ですからうちの子どもは当然、湯浦中生は全員が守っている1人に入っているはずです。」と言い切れない方には、本人が責任をとれない未成年の間は、いろいろな覚悟が必要なようです。高い使用料を払わされた上に、すべての責任を取らされる。やおいきません。

 

 

【避難訓練】021110

 今日は避難訓練(火災)を行いました。私もこれまで担任をした生徒の家が2件、担任以外の生徒の家が2件、火事になった経験があります。命に別状はなかったことだけが幸いでしたが、何もかも失いました。

 どこの学校でも避難訓練は「授業中に、火元は理科室か家庭科室で、決められた時間に、避難誘導する先生がいて」火事が発生した想定です。私が経験したケースは遠足の弁当づくりのてんぷら油から、クリスマスの次の日に保育園児の弟たちがロウソクに火をつけて遊んでいて、近所の子どもたちのマッチ遊びから、夜中にお風呂のボイラーから出火と原因はいろいろでした。火事は訓練通りには起きません。

 令和元年の総務省統計によると、総出火件数の37,683 件の出火原因別は、「たばこ」3,581 件(9.5%)、「たき火」2,930 件(7.8%)、「こんろ」2,918 件(7.7%)、「放火」2,757 件(7.3%)、「放火の疑い」1,810 件(4.8%)の順となっています。また、「放火」及び「放火の疑い」を合わせると4,567 件(12.1%)です。許せないことです。

 訓練を契機に各家庭の危険箇所を点検し、タコ足配線になっていないか、家の周りに燃されやすいものを置いていないかなど、火災の未然防止に努めましょう。私もネコの脱出ルートを確保しておきます。

 

【お手伝い大賞】021109

 先々週のPTA役員会では夏休みに行った「お手伝い大賞」の審査を行いました。お手伝いの内容も、本人の記録も、保護者の記録も充実したものが多く、審査は難航しました。表彰は11月14日(土)の「ふれあいCulture day」の中で行います。

 金融広報中央委員会「しるぽると」の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」の「次のうち、自分が担う家事はありますか。実際に行っているものに〇をつけてください。(〇はいくつでも)」という項目の集計結果は、多い順に

自分が主に利用する場所の掃除そうじ(49.4%)

風呂の掃除や準備(44.7%)

食器洗い・片づけ(37.9%)

洗濯せんたくや、洗濯したものの片付け(32.5%)

ゴミ出し(29.2%)

布団ふとん敷きや片づけ、ベッドの準備(26.0%)

食事のしたく・調理(25.2%)

ペットの世話(23.7%)

弟や妹などのめんどうをみる(22.8%)

靴みがき・うわばき洗い(19.7%)

家族が利用する場所の掃除(14.9%)

食材などの買い物(13.8%)

衣類のアイロンがけ(8.1%)

ボタンつけなどの裁縫さいほう(7.5%)

その他(9.1%)だそうです。

 

【環境整備】021108

小雨の降る中、PTA環境・体育部会による環境整備(草刈り)を行いました。「ふれあいCulture Day」に向けて、大変きれいになりました。大変お世話になりました。

【ばちかぶる】021107

 学校のグラウンドの隅、天満宮(天神さん)へ向かう道の入り口付近。「学問の神・農業の神(火雷天神)・合格祈願・家内安全・交通安全」の表示の横にたくさんのゴミが捨ててありました。残念です。掃除の時間に子どもたちと片付けました。公立学校では宗教教育はしませんが、宗教観は大事だなと思います。ばちかぶります。所定の場所以外にはゴミを「捨てない」ではなくて、「捨てきらん」子どもたちにして卒業させたいです。

 

【進路決定に向けて4】021106

 共通テストが終わり、高校からの勧誘が解禁されました。合格の確約ではありません。浮足立ってしまうことのないようにしましょう。

 スポーツが評価されて進学する人も「高校は勉強をしに行くところ」ということを忘れないようにしましょう。合格がゴールではありません。定期テストの一定点数以下は赤点がある、留年もある。

 全員ではないが、前期選抜を受検する人の中には面接が気になる入試までの期間と、内定をもらえばその後の1か月間、合計2か月間をフワフワして過ごし、後期選抜まで勉強した人と入学までに大きな差がついてしまう人もいる。お祝いに早くスマホを買ってもらってフワフワしてしまう人もいる。あえて、後期選抜を受けさせるという家庭もある。入試はクラスがチームとなって取り組む団体戦、先にゴールしたら友達を応援する空気を学級につくりたいですね。

 進学校は朝・夕の課外も入れて8時間授業が当たり前。1時間の授業を受けるのに1時間予習が必要と言われる。1日の家庭学習時間は5時間くらいが平均。今の感覚で「今日は死ぬほど勉強した。」が毎日になる。覚悟がいる。

 部活動も力があれば1年生からでもレギュラーになれる。逆に言うと3年間補員もあり得る。スポーツの強い学校はどんどん力のある下級生が入ってくる。「他の高校に行って試合に出たほうが良かった。」と思うこともある。これも覚悟が必要。

 就職試験も人気のある企業は、推薦枠が決まっている。成績上位者が学校から推薦される。

 社会に出てからも資格試験を受けたり、新しい技術を学んだりする機会は多く、勉強する習慣がついている人の方が順応しやすい。

 夢も希望も無いように聞こえるが、「じゃああきらめた。」ではなく、挑戦すること。厳しいのが当たり前と覚悟をもって進学した方がマイナス方向のギャップは少ない。入学までに悩み、準備し、進学後は「校長先生の話ほどではなかったですよ。」と言ってくれることを期待しています。

 

【理科研究授業】021105

2年生は今日も研究授業。「直列回路と並列回路の抵抗」についての実験を行いました。授業後に「2年生は実験が進む。」ということを担当のM先生が話されていました。やるねぇ。

【保健体育研究授業】021104

 2年生は保健体育の研究授業を行いました。「自然災害の実態を知り、様々な状況に対応できるようになろう。」というテーマで、一次災害と二次災害への事前の備えや被災時の対応について考えることができました。

【文化の日】021103

 今日は、自由と平和を愛し、文化をすすめる「文化の日」です。明治6(1873)年から明治44(1911)年までは天長節(天皇の誕生日を祝った祝日。唐の玄宗皇帝が老子の「天地長久」の語に基づいて創始したことが起源。)。昭和2(1927)年から昭和22(1947)年までは明治節でした。また、昭和21(1946)年の今日は、日本国憲法公布の日でもあります。

 明治時代頃から、culture(カルチャー)の訳として「文化」が使われ始め、大正時代には定着したようですが、語源はラテン語の「耕す」という意味を持つ言葉にあるそうです。Cultureには耕す、育成する、教養などの意味もあり、自然に手を加えたものと言うような意味合いのようです。

 2年生が12月に修学旅行で訪れる奈良・京都に関する文化は、縄文・弥生を入れて中学校の教科書に載っているだけで、古墳文化、飛鳥文化、白鳳文化、天平文化、国風文化、室町文化(北山文化・東山文化)。どんな風に耕してあるのか楽しみですね。

 

【進路決定に向けて3】021102

 志望校への合格に近づくには、服装を整える、姿勢、話し方を正すことは当たり前。面接官は皆さんの保護者より上の世代、子どもたちは「中身を見てください。」とよく言いますが、初めてあった人に面接の短い時間ですべてを伝えるのは至難の業でしょう。一生が決まる大切な時に外側を整えることができる。当たり前のことです。

 試験が終わった後、引率の私が呼ばれて「受験番号何番の生徒は、眉を剃っていますね、ピアスの跡がありますね。」と言われたこともありました。面接や入試会場では「どうしたの?」、「誰がしたの?」と聞く時間はありません。事象が確認されるだけです。

 普段、なかなか服装を整えようとしなかった生徒が、入試会場に弟の制服を借りてきたこともありました。何とかしたいと思った判断です。整えてきたという気持ちは伝わります。受験票をいつも着ていた制服のポケットに入れたままにして忘れてきたというオチもついていました。

 息子によると、今は大学生が就職する時の履歴書の写真は、3分間写真ではなく、写真館でプロに撮影してもらうのが常識だそうです。

 ただ、過去にSNSにアップした発言、動画、写真もすべて企業側にチェックされて比較されていると考えたほうが良いそうです。中学生も同じ認識を持つことが大事でしょう。その時を整えることは大事ですが、普段から整えることはもっと大事だと言うことです。

 

【鬼〇の~】021101

 

 ステイホームで楽しめること、老後も楽しめること、手先と頭を使うこと。ということで、今年に入り「水引き細工」を始めました。昨日か今日で映画を観に行く予定の生徒もいると聞きました。私の小学生の姪・甥たちも「鬼〇の~」にはまっているということで、それぞれが好きな登場人物をイメージしたアクセサリーをつくってみました。ひもの部分が水引きです。気に入ってくれると良いのですが、誰と誰をイメージしているかわかりますか?

 

 

【進路決定に向けて2】021031

 以前は推薦入試を受ける生徒の提出書類の中に「中学校生活で一度も生徒指導を受けたことのないこと」の証明書があった学校もありました。ここまで求められるのかと思いましたが、確かに基本的には地元の学校に進む中学校と違い、高校は入学者数の減少など存続にかかわることですね。

 特に、前期選抜や推薦入試を考えている皆さんは、中学校の名前を背負って受験します。志望校が欲しがる生徒かどうか、自分を見つめ直してみましょう。特に「推薦」は、この人物については出身中学校長が責任を持ちます。という意味だということをお忘れなく。

 今年度はコロナ禍のため、他校の生徒と接して刺激を受ける機会が失われてきました。学級の仲間から受ける刺激だけの人もいることでしょう。しかし、

 卒業アルバムの休み時間の風景には誰かしら勉強している生徒の姿が映りこんでいる学校がありました。

「英語が一番簡単ですよ。だって3年間で勉強した教科書の厚さはたったこれだけ。他の教科は小学校からの9年間分の厚さなんですよ。」と言う生徒がいました。その前向きな考え方に驚きました。

 テレビはすべて録画してコマーシャルを飛ばし2倍速で観て、勉強の時間は確保。友達に話を合わせることができる生徒もいました。

 いける学校がないと泣きながら勉強した生徒がいました。

 高校に入ってすぐに部活動で活躍しようと、今も走り続け、鍛えている生徒がいます。

 入試会場ではそんな人たちが隣に座っています。

 

【進路決定に向けて1】021030

 3年生の学年だより「凡事徹底」に私の進路講話のことを載せてありました。いくつかの話をしましたがこんな内容です。

 緊張感を高めて残り5か月の学校生活を送らせることが目的ですから。私からは厳しい話だけします。

 3年担任をしていた時に、三者面談で「〇〇高校に合格できるでしょうか?」と聞かれることが良くありました。私の回答は「過去のデータからは合格の可能性が高い(厳しい)ですが、実際は受験してみないと分かりません。」です。なぜなら、合否を決めるのは私達ではなく高校の側だからです。面談の後、気合を入れ直して一気に伸びる生徒もいます。

 ただ、当日、腹痛・頭痛・歯痛などで実力がでないことがあるかもしれません。

 高校の教室には時計がないため、腕時計を忘れて、試験の残り時間が分からなかったという生徒もいました。

 学校に上履きを忘れ、動物スリッパで入試会場に入った生徒がいました。

 高校の正門集合を確認したのに、中学校の正門に待っていた生徒もいました。何とか入試にはギリギリ間に合いましたが、ドキドキしてしまい実力が発揮できませんでした。

 数学がとてもできたのに、なぜか入試では2×3=8とやってしまい、大問10点をまるまる落として不合格となった知り合いがいます。

 高校から「ぜひ、受けさせてください。」と言われたにもかかわらず、不合格となった生徒も少なくありません。考えると当たり前ですが「受けさせてください。」は「合格させます。」ではありません。

 何度も「この生徒が欲しい」と来られたけれども、成績を確認して、あきらめて帰られたこともありました。

 このように合格の可能性が高いというだけであって、受験してみないとわかりません。

 

【打たせ船体験】021029

 

今日は3年生が「打たせ船体験」を行いました。「体育のソフトボールで釣竿を持つ腕があがらない。」と言いながらも大漁、大漁。楽しい一日を過ごすことができました。

【知行合一】021028

 私の座右の銘は「知行合一(ちこうごういつ)」です。これは、陽明学(孔子の生きた『春秋戦国』時代から1900年ほど後の『明』の時代に王陽明がおこした学問)の命題の一つで、簡単には「知識は行動と一致してこそ意味がある、本当の知識は実践をともなわなければならない」というような意味で、論語の為政第二「子貢問君子、子曰、先行其言、而後從之」

 孔子に、弁が立つ弟子の子貢が、「君子とはどんな人ですか?」と問うと、「普段からあなたが話していることを先に実行しなさい、その後から言葉が出てくる(まずすることをして、言いたいことがあればその後で言う)ような人が君子です。」と答えた。という故事がもとになっています。

 王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、知っている以上は必ず行いにあらわれると説きました。この考えは、江戸時代初期の陽明学者である中江藤樹が有名で、1837年に大阪で乱を起こした大塩平八郎も私塾「洗心洞」で門弟に陽明学を教えた陽明学者でした。

 明治維新で活躍した久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文などが学んだ私塾「松下村塾」にも「知行合一」の掛け軸がありました。安政6年(1859年)の旧暦の今日は、松陰の命日です。(H)

 

【生徒会役員選挙】021026

 今日の5・6時間目は生徒会役員立候補者の演説会と投票を行いました。投票台・投票箱は町の選挙管理委員会からお借りした本物です。

 立候補者の多くがあげた湯浦中の課題は「学力」、「あいさつ」。質疑応答では「敬語」も話題にのぼりました。「あいさつ運動をすれば・」、「TKG(テスト勉強に・計画的に・頑張ろう)カードが確実に出るようにチェックすれば?」、「先輩と呼ぶところから始めれば?」いろいろな意見が出る中で、大切なのは一人一人の心がけだということには気づいた様子です。

 言われてみれば、上級生を「~くん」、「~さん」と呼んでいるようです。いつから「先輩」と呼ばなくなったのでしょう?私たちが中学生の頃は、あいさつをしないとか、敬語を使わないというのは恐ろしいことでしたけど。

【小さな親切】021024

1年生から「小さな親切」と題する作文を見せてもらいました。紹介します。

 僕がこのテーマを選んだのには、2つの理由があります。

 まず一つ目の理由は、親切という言葉について考え直したかったからです。親切は様々ですが、身近な大人、先生や友達に親切に接することで、自分も気分よく、相手にも嫌な思いをさせないからです。だから僕は親切が好きな言葉です。

 次に2つ目の理由は、親切の良さを知ってもらいたいからです。最近では、小・中学校での暴言・暴力等のいじめや差別が問題になることが少なくありません。親切という言葉、良さを知ってもらい、今までやってきた自分の言葉や行動を見つめ直して、少しずつ自分の考え方も見直し、改善して小さな親切からやっていけたらいいなと僕は思っています。

 それぞれいろいろな人がいる中で、相手がどういうことをしたら喜んでくれたり笑顔になるのか、自分に置き換えることで考えが広がっていくと僕は思います。

【残念】021023

 毎朝5時過ぎから湯の児の海岸付近を散歩しています。今日は雨は降り止んでいましたが、風があり波が立っていました。朝6時17分、3年生の打たせ船体験延期のメールが入りました。残念です。

 一昨日、テレビを見ていると「熊本県の某ショッピングセンターにカプセル玩具専門店「ガシャポンのデパート」がオープンした。」とのニュースが流れていました。全国でも最大規模のカプセル玩具の自販機1000台が並んでいるそうです。ニュースでは「クワガタ」が紹介されていました。大ヒットした「ダンゴムシ」のシリーズです。職員室前にはこっそり「クワガタ」と「スズメバチ」が飾ってありますのでぜひご覧ください。「鬼滅~」関係もたくさん置いてあるようですが、人気があるフィギュアは一瞬で蒸発しているようです。

 本当は今日のブログは「打たせ船」の予定でしたが、間に合わせの内容になってしまいました。来週は晴れますように。

【選挙運動】021020

今朝は随分冷え込みました。朝7時45分、山影でまだ仄暗い中に「おはようございま~す!」、「清き一票をよろしくお願いしま~す!」の声が響き渡ります。熱気で周辺の気温が上がりました。

【生徒会役員選挙告知ポスター】021019

生徒会役員選挙告知のためのポスター(半〇直〇風)をつくってみました。1年生は帰りの会で、「YJH」や「湯中劇場」の元ネタは何かというクイズ大会になったらしいです。細かく見てくれてありがたいです。

※ポスターのHPでの紹介は立候補者に了解済みです。

令和2年度生徒会役員選挙告知ポスター.pdf

【どうやったら?】021018

 水俣二中で生徒会を担当していた頃、新入生のK君が、執行部が計画した歓迎遠足のレクリエーションの楽しさに「どうやったら執行部に入れますか?」と聞いてきました。私は「何にでも一所懸命頑張っていたら、きっとみんなから推されて、選挙で当選できるよ。」と答えました。

 私は二中勤務の8年間+3年間、正門付近の掃き掃除を毎朝続けていましたが、歓迎遠足の話の後、Kくんが手伝いに来るようになりました。掃除をしながら好きな特撮や怪獣の話をして1日をスタートする日は3年間続きました。「将来は市役所に勤め、みんなの役に立ちたい。」そんな夢を語ってくれました。

 生徒会長としては、みんなを支える立場を忘れませんでした。卒業式の後、仲間数人と学校の掃除をしに一週間近く学校に来てくれたのには感心しました。

 お母さんからは「小学生の頃は人前に出る子じゃなかったのに。」と喜ばれました。変わりたいと思った時が始まりですが、それを支える良い仲間にも恵まれたことが一番でした。

 K君は今、水俣市役所に勤務しています。(H)

 

【困ったものだ】021017

※10年以上前に学級通信に書いた話です。

 男の子は難しい・・・らしい。

 言うことを聞かない、口答えをする、プリントを見せない、勉強をしない、マンガ本ばかり読んでいる、朝グズグズしている、お母さんをなめている・・・・。

 よくもこんなに気に入らないことがあるものだ。

 で、最後は「お父さん、何か言ってよ!」となる。「自分で怒れ。」と言うが、「怒っても聞かない。」と返される。妻も反抗期。

 子どもが中学生になったら「男の子の教育に母親が、女の子の教育に父親が口を出すのは間違い」という話を聞いた。同姓の親が先輩としてアドバイスをすることが大切だそうだ。

 「男の子はわからない。」というが、こちらは一度通ってきた道、やることなすこと昔の自分を見ているようでおかしくてたまらない。口答えも子どもなりの理屈が通っていて愉快、愉快。

 「何か言ってよ!」妻のさらなる要求。このくらいのことでと思いつつも、ここは老後の良好な人間関係を重視。

 2人の息子も慣れたもの、「お母さんの許容範囲は超えているが、お父さんを超えなければ大丈夫だ。」と知っている。宿題をしなかった等、本人だけが困ることについては、徹底して困らせるのも一つの手段ではと考える。

 しかし、子どもたちは一向に困ったという気配がない・・・困ったものだ。(H) 

※成長した今は違いますよ。

 

【生徒会役員選挙】021016

 ご自身が駅伝の選手として活躍されたO先生に「いつから走ることが好きになりましたか?」と聞いたところ、「自分には何も取り柄がなかったけど、小学生の頃の長距離走で良い結果が出て、走ることが好きになった。」との答えでした。好きこそものの上手なれですね。大会前には生徒に「自分との勝負」という話をされていました。自身は結果にこだわり自分を鍛えてきたはずなのですが、湯浦中の監督として順位ではなく、自己ベストを更新した選手がたくさん出たことをとても喜んでいました。「休まず練習に参加した。この会場に来ることができた。また走りたいと思った。」まずはここから。

 選挙運動が本格化、校内には選挙ポスターが貼られました。みんなとても良い笑顔で写っています。立会演説会に向けての原稿作成も佳境に入り、あとは練習を重ねるのみ。これも立候補しようという気持ちが大事。これまでにない緊張感を味わうことができることが財産です。

 湯浦中は生徒会活動にとても力を入れていた学校で、水俣二中に勤務していた頃は取組を参考にさせてもらったことが多くありました。誰が当選しても「まずは自分たちが楽しむ。」、やってよかった活動にしましょう。

【あとは任せた!」021015

「あとは任せた!」信頼のタスキをつなげました。湯浦中は試走タイムを上回った選手も多数。次年度につながる頑張りを見せてくれました。女子優勝は津奈木中、準優勝は水俣二中。男子優勝は水俣一中、準優勝は津奈木中でした。沿道からの声援ありがとうございました。

【紅葉】021014

ふと運動場を見ると、一本だけ色づいています。秋らしくなってきました。

明日は郡市駅伝競走大会です、女子は9時30分、男子は10時40分スタートです。応援よろしくお願いします。

【エアロビクス】021013

 

 保健体育の指導内容に「ダンス」があります。今日の1・3年生の体育は「エアロビクス」の発表会でした。1年生は多くのグループがオリジナルの動きを入れていました。

 

【パルプンテ】021012

 ほとんどの人にはどうでもよいことですが、10月15日は、日本一有名なゲームの一つ、「ド〇ゴ〇ク〇ス〇」から派生したスマホゲームの5周年の日です。大学4年生の頃、教育実習で実家に帰ったところ、2番目の弟が『〇ラ〇ン〇エ〇ス〇Ⅱ 悪霊の神々』のソフトを買っていました。ゲームはするためにある。一晩中戦いを続けました。   

 途中、復活の呪文を間違え、使った時間が無駄になることを繰り返しました。生徒がゲームに時間を取られてしまうのは良くわかります。おかげさまで、教育実習期間の平均睡眠時間は2時間でした。ほどほどが大事です。

使えたら嬉しい呪文

寝坊した:ルーラ(過去に行ったことのある場所に瞬時に移動することができる。)

指名された:マホステ(受けた呪文を無効化する)

眠くなった:ザメハ(眠りを覚ます)

試合中:スクルト(守備力を上げる)・バイシオン(攻撃力を上げる)

疲れた時:ベホマズン(HPを完全回復する。)・

郡市駅伝大会に向けてかけたい呪文:パルプンテ(発動するまで何が起こるかわからない。)

 

【秋桜】021011

 昼過ぎに水俣市の中尾山にコスモスを観に行ってきました。少し曇りでしたがばえる写真が撮れているでしょうか。公園は随分整備されていました。昨年と違うのはみんなマスクを着けていることです。中尾山の標高は333m、東京タワーと同じ高さです。ここは懐かしの水俣高校遠足コース、水俣一中、二中の「立志式で日の出を見よう。」コースです。

【薬物乱用防止キャンペーン】021008

 ホームページタイトルののyu「no」uraが、ずっとyu「n」uraとなっていました。早速訂正しました。気づいていただきありがとうございました。3ポイント差し上げます。

 今日は登校時間帯に合わせ、芦北ライオンズクラブの皆様による薬物乱用防止キャンペーンが行われました。禁止薬物の恐ろしさについて学ぶ機会にしたいですね。

【ワークショップ】021007

九州交響楽団の皆様による、3年生を対象としたワークショップを行いました。本番は11月19日で(木)、楽しいイベントがあるときは私はだいたい出張、あるあるです。写生大会も残念ながら。

【試走】021006

 3日(土)に、郡市のほぼすべての学校が駅伝大会の試走を行いました。もうすでに選手間で火花が散っています。

【アフターかめさん】021005

基礎学力向上の時間、放課後15分間の「アフターかめさん」が始まりました。3年生の学習風景をパチリ。共通テストまで約一か月。一歩一歩、確実に前に進みましょう。※「かめさん」は湯浦中が建っている「亀城ケ丘」からとってあります。

【口上2】021004

 平成以降、横綱に昇進できたのは10人(旭富士・曙・貴乃花・若乃花・武蔵丸・朝青龍・白鳳・日馬富士・鶴竜・稀勢の里)です。現役の貴景勝、朝乃山、正代に期待がかかります。

白鵬「大関の地位を汚さぬよう、全身全霊をかけて努力します」

琴光喜「いかなる時も力戦奮闘し、相撲道に精進いたします」

日馬富士「今後も全身全霊で相撲道に精進します」

把瑠都「稽古に精進し、栄誉ある地位を汚さぬよう努力いたします」

琴奨菊「大関の地位を汚さぬよう、万里一空の境地を求めて日々努力精進します」

稀勢の里「大関の名を汚さぬよう、精進します」

鶴竜「これからも稽古に精進し、お客様に喜んでもらえるような相撲が取れるよう努力します」

豪栄道「これからも大和魂を貫いてまいります」

照ノ富士「今後も心技体の充実に努め、さらに上を目指して精進いたします」

高安「大関の名に恥じぬよう、正々堂々精進します」

栃ノ心「親方の教えを守り、力士の手本となるように稽古に精進します」

貴景勝「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず、相撲道に精進してまいります」

朝乃山「大関の名に恥じぬよう、相撲を愛し、力士として正義をまっとうし、一生懸命頑張ります」

 

【口上1】021003

 9月30日に宇土市出身の正代(時津風部屋)が大関に昇進しました。身長が私と同じで、体重が2人分。でかいですね。おばあさんの名前「正代正代(しょうだいまさよ)さん」も話題になりました。

 昇進伝達式では「大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道にまい進して参ります。」と口上を述べました。毎回「四字熟語」が話題になりますが、これまでの口上を調べてみました。(最初の「謹んでお受けいたします。」は省略)

霧島「稽古に精進し、大関の名を汚さぬよう、一生懸命頑張ります」

曙「大関の名を汚さぬよう、稽古に精進します」

貴ノ花「今後も不撓不屈の精神で相撲道に精進します」

若ノ花「今後も一意専心の気持ちを忘れず、相撲道に精進いたします」

貴ノ浪「今後は、相撲道に勇往邁進する所存です」

武蔵丸「日本の心を持って、相撲道に精進いたします」

千代大海「大関の名を汚さぬよう、相撲道に精進、努力いたします」

出島「力のもののふを目指し、精進、努力します」

武双山「大関として常に正々堂々、相撲道に徹します」

雅山「大関の名を汚さぬよう、初心を忘れず相撲道に精進、努力します」

魁皇「大関の地位をけがさぬよう、稽古に精進します」

栃東「大関の名に恥じぬよう、稽古に励み、努力精進いたします」

朝青龍「大関の名に恥じぬよう、一生懸命頑張ります」

琴欧州「大関の名に恥じぬように、稽古に精進します」

 

【郡市駅伝競走大会迫る】021002

 郡市中体連駅伝競走大会まで2週間を切りました。今年度初めての各校の代表がそろっての中体連主催の大会です。中間テストも終わり、元気な声が運動場に響き渡りました。昨日は古田前校長先生も会議のため来校、練習風景を嬉しそうに眺めていかれました。大会での活躍を楽しみにされています。

【金木犀】021001

 今日から10月です。今年度も半年が過ぎました。

 校長室のそばにある金木犀(キンモクセイ)の花が咲きました。窓を開けると室内に甘い香りが漂ってきます。中学生にはまだ早いですが、白ワインにキンモクセイの花を3年間漬け込んだ甘味が強く、香りの強い中国の混成酒が「桂花陳酒」、楊貴妃が好んだ酒という言い伝えがあります。

 尾籠な話で恐縮ですが、私たちの世代ではキンモクセイの香りから連想するものがあります。エステー化学では、キンモクセイの香りは数年前にラインナップから消え、現在は他のメーカーから1種類販売されているだけとのこと。キンモクセイにそのイメージが定着してしまったのが消えた原因だそうです。そのあとはラベンダーの香りが流行しましたが、若い人には今度はそれがイメージとして定着したため、今は石鹸の香りが主流だそうです。臭いに強い匂いで対抗するのではなく、科学的に消臭しているようです。

 きれいな話で締めなければ…。今日は十五夜、湯の児の海岸に晩御飯を持って月見。スマホではうまく撮れないのが残念です。(H)

 

 

【人にはようせんば】020930

 昨日で教育実習が終わりました。2人の姿に職員も刺激を受けました。私たち自身が学ぶ機会になりました。

 初日には台風による臨時休校であったため、T実習生のお父さんが学校まで乗せてこられました。田浦中の教頭時代にPTA研修会で一緒に宮崎に行ったTさんでした。一緒に地鶏の刺身を食べた仲です。人はどうつながっているか分かりません。

 月曜にY実習生の授業の反省会をしました。最後に「実は、私の祖母は田浦に住んでいます。」、私が「名字は何て言いなっと。」と聞くと。「庵です。」

 私の中学時代の養護の先生です。私が教頭・校長で田浦中に勤務していた時も大変お世話になりました。同級生である、息子さんの城北高校庵教頭先生にすぐに電話を掛けました。「電話かけんばんて思とったけど、本人が実習が終わるまでは黙っとくて言うたったいね。」と言うことでした。人はどうつながっているか分かりません。

 55年も生きてきましたので「やられたらやり返す!」と言いたくなる時も無いではありませんでしたが、私の母からいつも言われる「人にはようせんば。」を大切にしたいと思っています。人はどうつながっているか分かりません。(H)

 

【3年間で・・・】020929

 Y教育実習生の湯浦中卒業文集より

 わたしは、3年間でたくさんの思い出ができました。

 特に心に残っていることは、中学校最後の文化祭です。合唱コンクールでは指揮、伴奏、そしてわたしたち3年生が最優秀賞をとりました。毎日の練習の成果を本番で発揮することができ、1・2年生に先輩としてのプライドを見せることができたので良かったです。そして劇では、素晴らしい演技力で3年間の集大成と言えるものが完成しました。クラスみんなで団結することができてうれしかったです。劇の最後にわたしは、将来の夢について発表しました。とても緊張しました。しかし、文化祭という大きな舞台で自分の将来の夢を発表したことはとてもいい経験になりました。だからその夢を少しでも叶えられるように頑張りたいと思いました。最後の文化祭は、一人一人がベストを尽くし満足のいく文化祭にできたので良かったです。

 中学校での3年間はとてえも短く感じました。つらいときもあったけれど、みんなの支えで乗り越えることができたことが多くありました。わたしはこのクラスが大好きです。(徳丸先生も・・・)。高校でバラバラになっても絶対に忘れないと思います。いろいろ迷惑をかけたこともありましたが、本当に今までありがとうございました。家族、先生方、みんなに感謝です。(T)

 

【3年間の出来事】020928

 Y教育実習生の湯浦中卒業文集より

 僕の3年間で一番心に残った事は、大きく分けて2つあります。

 1つ目は部活です。僕は3年生になる前の練習中に右ひざを怪我してしまいました。しばらく練習ができなくなってしまい(合同チームを組んでいた)佐敷中の人たちとキャプテンに迷惑をかけてしまいました。中体連大会前には治ってなんとか出場することができました。しかし、1回戦で水俣に負けてしまい、とても悔しい思いをしました。2回ほど自分にあったチャンスを決めることができなかったので、怪我をした自分に公開しました。しかし、サッカーを通して佐敷中の人たちと仲良くなれたので、サッカーをして良かったと思います。

 2つ目は、学習委員長をしたことです。自分からなると決めたことですが、初めての委員会活動はとても緊張しました。1月からのスタートで、初めの2回は前委員長もいて、わからないことがあってもアドバイスなどをもらっていました。しかし、4月になると、計画などすべて自分で決めなくてはならず、最初はとても大変でした。生徒総会でも自分に質問が来るのではないかと、学習委員長として前に座っていて、とても緊張しました。

 12月の学習委員長としての最後の委員会で、新委員長のために新しい活動について決めることができて良かったです。たくさんのことが3年間あり、とても思い出に残りました。(Y)

 

 

【60000】020926

 昨夜の修学旅行説明会には多くの2年生保護者の皆様に参加いただきありがとうございました。23日の田浦中の説明会を始めに、28日には佐敷中の説明会が終わりますので、ご意見やご質問につきましては、3校分を整理し回答したいと思います。安心・安全な修学旅行となるよう準備を進めたいと思います。

昨日の朝、更新のためにHPを開くと、閲覧者カウンターが「60000」ちょうどになっていました。ありがたいことです。思わずスクリーンショットを撮りました。

 湯浦中HP開設から8年目に入る今年の4月3日が「35543」でした。それから約半年で24457回の閲覧がありました。(そのうちの300回近くは私が更新のため開いたものですが。)課題はブログのネタが浮かばないことです。(H)

 

【教育実習査定授業】020925

 今日は教育実習生2人の専門教科の査定授業でした。2時間目は理科の「電流と回路」の単元。内容は「直列回路の各点を流れる電流の大きさについての規則性を見い出す。」というもの。5時間目の国語はヘルマン=ヘッセの「少年の日の思い出」、「ぼく」が友達の「エーミール」の「クジャクヤママユ(蛾)」の標本を盗んでしまう有名な話です。上手下手ではなく、実習生の熱意を感じる授業は良いですね。

 「少年の日の思い出」は、1947年に中学1年生の国語の教科書に掲載されて以来、70年間も授業で取り扱われており、知らない方はいないのではないかと思います。「僕」が謝罪をした時の「エーミール」の言葉「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」が胸に突き刺さります。学級ではしばらくはやります。

 同世代に「中学校の国語の授業で何を覚えているか。」と聞くと、タイトルは覚えていなくとも「ガを盗んだ」話と「チャーが出てくる」話が双璧です。後者は魯迅の「故郷」ですね。(H)

 

 

【秋分の日】020922

 今日は祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ「秋分の日」。秋の彼岸の中日です。「おはぎ」がつきものですが、それはなぜでしょう。

 赤には、災難が身に降りかからないようにする力があると信じられ、赤いあずきからつくられるおはぎ(ぼたもち)を供えることが、ご先祖様の供養と結びついたようです。

 今は年中「おはぎ」と呼ぶことが多いかと思いますが、春の彼岸の頃、「牡丹の花」に見立てたのが「牡丹餅」、変化して「ぼたもち」。秋の彼岸の頃、「萩の花」に見立て、丁寧な言い方をしたのが「おはぎ」だと言います。萩の花は見たことがあるでしょうか。よければ画像検索をしてみてください。牡丹の花はともかく、萩の花とおはぎを結びつける風流さは私にはありません。

 昔、放送されていた「まんが日本昔ばなし」には、ぼたもちが登場する話がいくつかあります。久し振りに見てみました。

『首ひねり』:菊池を旅した行商人が、一軒の民家に泊りました。疲れて眠っていると、隣の部屋から「今晩は手打ちにしようか?半殺しにしようか?」という声が聞こえてきました。

『かえるになったぼたもち』:嫁と姑が、田植えの後にぼたもちをつくって食べました。腹いっぱい食べて、残りは4つ。これを翌朝独り占めして食べようと思った姑は、「嫁の顔を見たらかえるになれ。」と言って、鍋の中に隠して寝ました。

さて、2つの話の続きは…。(H)

 

【イグ・ノーベル賞2】020921

夏休みの自由研究には、時間が足りないですね。

2011 化学賞 火災など、緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発

2009 生物学賞 ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると、台所の生ゴミは、質量で90パーセント以上削減できることを示したことに対して

2007 化学賞 ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究

2005 栄養学賞 34年間、自分の食事を写真に撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析したことに対して

2004 平和賞 「カラオケを発明し、人々が互いに寛容になる新しい手段を提供した」業績に対して(歌によって相手に苦痛を与えるためには、自らも相手の歌による苦痛を耐え忍ばなければならない)

2003 化学賞 「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」。兼六園内にある日本武尊の銅像にハトが寄り付かないことをヒントに、カラス除けの合金を開発した。

2002 平和賞 犬語翻訳機「バウリンガル」の開発によって、ヒトとイヌに平和と調和をもたらした業績に対して

1997 生物学賞 「人がガムを噛んでいるときに、ガムの味によって脳波はどう変わるのか」という研究に対して

1997 経済学賞 「たまごっち」により、数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせたことに対して

1995 心理学賞 ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功したことに対して

1992 医学賞 「足の匂いの原因となる化学物質の特定」という研究に対して。特に「自分の足が臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人のは臭くない」という結論に対して。

 

【イグ・ノーベル賞1】020920

 人々を笑わせ、考えさせる業績に対して贈られる「イグ・ノーベル賞」の発表が9月17日にあり、日本人を含むチームの「ヘリウムガスをワニに吸わせると、哺乳類と同じくらい高い音を出すことをつきとめた」研究に「音響学賞」が贈られました。日本人の受賞は14年連続、イグ・ノーベル賞30年の歴史の中で23件目です。

 これまでの日本人研究者の受賞内容のいくつかを紹介します。

2019 化学賞 典型的な5歳の子供が、1日に分泌する唾液量の測定に対して

2018 医学教育賞 堀内朗が自ら内視鏡を操作し、座って自分の大腸検査した論文「座位で行う大腸内視鏡検査―自ら試してわかった教訓」に対して

2016 知覚賞 前かがみになって股の間から後ろ方向にものを見ると、実際より小さく見える「股のぞき効果」を実験で示した研究に対して

2014 物理学賞 床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究に対して

2013 医学賞 心臓移植をしたマウスに、オペラの『椿姫』を聴かせた所、モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも、拒絶反応が抑えられ、生存期間が延びたという研究

2013 化学賞 たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、涙を誘う「催涙物質」が作られ、目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究

 

【体育大会】020919

 本日の体育大会には多数のご協力と会場での応援をいただきありがとうございました。ケガもなく、無事に大会を終えることができました。総合優勝が赤団、応援の部が赤団、パネルの部は黄団という結果でした。コロナ禍により5月から9月に時期を変更し、半日開催という形を取りました。短い練習期間でしたが、生徒は満足感のある表情で帰途につきました。今夜はゆっくりお休みください。

 ※写真は後日追加します。