湯浦中ブログ

2022年2月の記事一覧

【ネコの日】20220222

 今日、2月22日は「ニャンニャンニャン」でネコの日です。特に今年は2022年2月22日で「ニャオーニャンニャンニャンニャンニャン」ちなみに、9月29日は「来る福」で招き猫の日だそうです。

 ネコの日は世界各国で制定されており、ロシアが3月1日、イタリアが2月17日、アメリカが10月29日、国際動物福祉基金(通称IFAW)が定めた『世界ネコの日(International Cat Day、World Cat Day)』は8月8日。その日にした理由は不明ですが、イエネコから野生のヤマネコまで、ネコの保護について考える日とされています。

 アメリカが8月17日、イギリスが10月27日、イタリアが11月17日など色々な国に「黒猫の日」がありますが、黒猫は不吉と考えられ虐待された歴史があるため、理解を図ろうという理由で制定されたようです。あまりうれしい起源ではありません。

今でも、保護施設にいるネコの多くは黒猫。写真写りが悪い、インスタ映えしないなどと言う身勝手な理由で捨てられることが多いと聞きます。許せないことです。

私の母は「黒猫は宝猫」と言う話をします。調べると、昔の日本はそういう捉え方をしていたようです。

 黒は自然界では目立たず隠れやすい色なので、外敵に襲われることが比較的少なく、穏やかで甘えん坊が多いそうです。うちの「おはぎ」も甘えるのが仕事です。身の回りが黒猫グッズだらけになっていきます。やはり黒猫は魔法使いです。

 我が家にはもう一匹いました。湯浦小学校5年生の皆さん。食いしん坊の「マール」は、寄生虫の駆除が昨日やっと終わり、良く食べ、良く寝て、良く遊び、元気に成長しています。「おはぎ」にちょっかいを出し続け、かなりめんどうくさがられています。

【オリンピック】040218

 冬季オリンピック開催中。南国熊本からは縁遠いウィンタースポーツの魅力にふれる良い機会です。

 私がテレビ観戦した夏・冬のオリンピックで、最も印象に残っているのは、昭和63年(1988年)のソウルオリンピックのあの場面です。

 9月24日、土曜(当時は午前中授業)の午後のこと、家に帰っていたら間に合いません、帰りの会を終えた生徒たちが続々に職員室に集まってきました。男子100m決勝、アメリカのカール・ルイスが勝つか、カナダのベン・ジョンソンが勝つか。世界中が注目していました。前年の世界選手権ではスーパースター、カール・ルイスを破り、ベン・ジョンソンが9秒83の世界新記録を作っています。

 しかし、テレビの前の職員も生徒も、きっとカール・ルイスが決勝に合わせて仕上げてくるだろうという雰囲気でした。

 午後1時30分、「ベン・ジョンソン、筋肉のかたまり」というアナウンサーの解説。直後に号砲、ロケットスタートで他を圧倒、自分がナンバーワンだと指を突き上げゴールするベン・ジョンソン。記録は9秒79、人類が初めて9秒8の壁を破った瞬間でした。ゴール前のカール・ルイスの信じられないといった表情が印象的でした。どよめきが起こった後、生徒がさーっと職員室から引いていきました。

 決勝の後の記者会見は更に衝撃的でした。

【耐雪梅花麗】040215

 明治10年2月15日、60年ぶりとも言われる大雪の中、薩摩軍が鹿児島から熊本方面へ出発。西南戦争が始まりました。そして17日、西郷隆盛が桐野利秋と共に加治木から人吉を経て熊本に出発しました。

 人吉二中で担任をした生徒の家は、西南戦争の時の官軍の宿舎だったそうで、衣類などが残されていました。林鹿寺境内にある両軍戦死者を供養するための慰霊碑の筆は勝海舟です。

 西郷隆盛は明治5年、アメリカへ留学する甥の市来政直(妹「琴」の三男)にこのような漢詩(五言律詩)をおくっています。

一貫唯唯諾 従来鉄石肝 貧居生傑士 勲業顕多難

耐雪梅花麗 経霜紅葉丹 如能識天意 豈敢自謀安

一度、引き受けたと心に誓ったことは、ただひたむきに貫き通さなければならない

鉄や石のように守ってきた胆力(事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない精神力)は、いつまでも変えてはならない。

豪傑の士は貧しい生活をしてきた人の中から現れ、高く評価される事業は多くの困難を経て成し遂げられる。

厳しい冬の寒さや雪に耐えて梅の花は麗しく咲き、冷たい霜を経て楓の葉は真っ赤に紅葉する。

もしこれらの天意を理解できたのなら、人は安楽な生き方を選ぶことなどどうしてできるだろうか。

 元広島カープの黒田投手は高校生の時に授業で習ったこの漢詩の『耐雪梅花麗』を座右の銘にしているそうです。

 

【聞いたことのある声が】040210

 2年生の国語「走れメロス」の授業を覗きました。デジタル教科書の朗読の声にどうも聞き覚えがあります。調べてみるとやはり声優の池田秀一さんでした。毎年「名探偵コナンの赤井秀一の声じゃないですか?」と聞いてくる生徒がいるそうです。正解です。

 私たちの世代には機動戦士ガンダムのシャア・アズナブルの声と言った方が馴染みがあります。ちなみに「赤井秀一」は「赤い彗星のシャア」と「池田秀一」を組み合わせてつけたとのこと。

 また「安室透(あむろとおる)」はガンダムのパイロット「アムロ・レイ」+その声優の「古谷徹(ふるやとおる)」、安室透の本名「降谷零(ふるやれい)」も同じくです。

 追伸:昨日のブログの写真は2年生の「あっくん、いっちゃん」でした。気づいたかな?

【生徒会オリエンテーション】040209

 新執行部、新委員長による次年度の活動の説明と、各委員会への勧誘のためのオリエンテーションを行いました。さすが今どきの子供たち、ICT機器を活用し、アイデアあふれる活動をユーモアを交えて紹介していました。新入生には入学してからオリエンテーションを行います。

【節分】040203

 今日は節分です。節分はもともと、立春・立夏・立秋・立冬という4つの季節の始まりの前日ですが、江戸時代以降に節分と言えば立春の前日を指すようになったようです。

 今日は鬼がやってくる日です。鬼がいるのは鬼門とされる丑寅(うしとら)の方角。鬼が「牛の角」と「虎のパンツ」を履いているのはそんな理由です。また、鬼を倒せるのは、逆方向(裏鬼門)にあたる未申(ひつじさる)の方角の「サル!トリ!イヌ!」コンボが最強。桃太郎の仲間には必然性があるということです。私が鬼と戦うときは、できれば「孫悟空!ラドン!(モンスターハンターの雷狼龍)ジンオウガ!」にしたいところです。

 鬼を追い払うには魔の芽が出ないように炒った『摩滅(豆・まめ)』を鬼に投げつけます。息子たちが小さかった頃は「鬼は外、福は内」の豆まきをしていましたが、もう20年近くやっていません。今は、小さいお子さんがいる先生の話を聞かせてもらうのが楽しみです。

 豆をまくのはその家の主人の役割。年女・年男・厄年の人がまくのも縁起が良いそうです。私の母は寅年生まれなので、豆をまいてもらおうと思います。サザエさんでは、波平さんかマスオさんが鬼の役をしているかと思っていたら、両方ともそこにいて、鬼は泥棒だったというのが定番ですね。

 過去には昼休みに教室を豆だらけにしたクラスもありました。この時期給食に出る節分の豆を先生にばれないように食べたふりをして袋だけ食缶に捨て、豆はティッシュに包んで隠し持っておく。なかなか創意工夫が働きます。参考にはしないでください。