湯浦中ブログ

亀城ヶ丘だより

【1年間の成長がうれしい】020619

 道徳の授業が終わると、子どもたちは教科書とファイルを教室の棚にまとめて保管します。1年生の時は、それぞれを別々に保管していましたが、授業前の配付に時間がかかる…。

 さて、2年生になって初めての道徳。授業後、Fくんが「先生、教科書とファイルをまとめておいても良いですか?」と一言。教科書をファイルに挟み、一人分をまとめて保管することを発案!これで配付の量が半分で済みます!ちょっとした案でとても早くて楽になりますね。

 その後、Fくんは他の人のファイルと教科書もまとめて受け取り、最後まで並べてくれました。1年間の成長は目覚ましく、うれしい限りです。(2年生学級通信「つなぐ」より)

 今日の通信にも学級人権宣言決定の過程での2年生の成長した姿が綴られていました。このような記事を読むたびに、「苦労はあっても、担任はよかなぁ~。」とうらやましく思います。

 

【避難訓練】020618

 熊本地震では、芦北町の中でも田浦中校区と湯浦中校区・佐敷中校区では被害状況に差が見られたようです。当時勤務していた田浦中は校舎や体育館のひび割れ等の被害が発生、車中泊をした生徒も出ました。物理学者で俳人の寺田寅彦氏は「天災は忘れた頃来る」という言葉をしばしば語ったといいます。自分事として考えることが大事です。

 今日は地震等の避難訓練を行いました。コロナ禍の中、雨の中でしたが、災害は人に配慮してはくれません。三密を避けながらスムーズに非難ができました。(H)

 

【研究授業】020617

 今日、葦北教育事務所から松﨑指導課長を講師としてお招きし、授業研究会を行いました。私は指導課長とは水俣二中で8年間一緒に勤務しており、高校の先輩ということもあって日頃から大変お世話になっています。今日も湯中生の学力向上に向けた貴重なお話を聞かせていただきました。

 授業はO先生による3年1組の社会科。「世界恐慌に対する各国の対策の違いの理由を考えよう。」を「めあて」に、アメリカ合衆国のニューディール政策、イギリス・フランス等のブロック経済、ソ連の5カ年計画の3つを調べ、友達の意見を聞いて比較し、自分なりの結論を導く授業でした。意見交換の場面では向かい合うことを避け、タブレットパソコンを適宜活用して考えを共有する工夫が見られました。指導課長からは3年生の学習課題に取り組む前向きな姿勢をほめていただきました。

 私が受考した昭和62年教員採用選考考査中学校社会科の歴史の問題は「ニューディール政策について説明せよ」でした。第一次世界大戦後の世界状況、政策について、世界に与えた影響、第二次世界大戦への道の4段階でニューディール政策の功罪について説明しました。会場で選考考査開始直前に確認していたところが出題され大変驚きました。最後のあがきは無駄ではありません。(H)

 

【郡市陸上大会中止】020616

 県中学校陸上競技大会の中止が過日決定され、本郡市でも開催可否の検討を重ねてきたところですが、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響から本郡市の陸上競技大会についてもやむなく中止を決定した」との通知が芦北水俣郡市中学校体育連盟よりありました。

 臨時休業における学校教育活動への影響により夏季休業日も短縮される中、各中学校における授業確保(学力保障)および学校行事の最優先を考慮した。また、本大会が陸上競技部員のみならず、学校総体で取り組んでいる大会であることから、本年度においては学校教育活動の精選を図り、過密スケジュールを避けるべきという判断から中止を決定したとのことです。

 昨年度、本校は男女ともにフィールドの部で優勝という結果を残しており、今年度も期待がかかるところでした。残念ですが、命を最優先にした決定にご理解いただきますようお願いします。(H)

 

【すごいの一言】020615

 湯浦中の校長室には、かなり古い資料が大量に残っており、不要のものも多いので少しずつ断捨離を行っています。

 トロフィーや盾は校長室に飾っていても、肝心の生徒の目に触れず、「先輩方に負けず自分たちも!」につながらないので、関連の場所に移動しました。 

 クラスマッチや壁新聞コンクールのトロフィーや盾は生徒会室に移しましたが、そこには他の学校にはないすごいものが掲示してありました。昭和45年1月から日本青年海外協力隊員としてタンザニアで農業指導にあたられた、湯浦中第17回卒業生の岡広陸様から寄贈いただいたものです。

 3点のうち校長室にあったダチョウの卵は理科室に移動しました。あとの2点はかなり大きく、生徒会室の壁から外して移動するのは困難なようです。写真をアップすると苦手な人もいると思いますので、何かの機会に実物を公開できないかと考えています。(H)