校長ブログ「秘密の部屋」

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【ポケモン言えるかな】020131

 来週の3日(月)は公立高校の前期選抜が実施されます。今日の事前指導も緊張感がありました。受験票の保管場所は神棚や仏壇が定番のようです。受検生の皆様は、合格に向けて八百万の神々様、仏様、ご先祖様を総動員。「おらに元気を分けてくれ~!」状態のことと思います。

 熊日新聞に、「時間配分に気を付け、自分に勝つつもりで頑張る。支えてくれた家族の気持ちに応えたい。」本校卒業生Oさんの今年のセンター試験開始前の会場でのコメントが載っていました。皆さんも入試に臨むにあたり心に携えてほしい言葉です。

 以前、「受験票を制服のポケットに入れて大事に保管していたものの、違反服だったため、当日は弟の制服を借りていき、ポケットに受験票がなくて大慌てした。」という生徒がいました。「集合場所を高校の正門としていたのに、中学校の正門で待っていた。」という失敗もありました。「学校に上履きを忘れたため、自宅のもふもふした動物スリッパで行った。」という強者もいました。何が起こるか分かりません。確認、再確認、再々確認。念には念を。

 ずっと前に教えた生徒に「昨日は勉強したか?」と聞くと、彼は自信を持って「はい、頑張りました!ポケモンを151匹覚えました!」「ピカチュウ、カイリュウ、ヤドラン、ピジョン、コダック、コラッタ、ズバット、ギャロップ…♪」と歌い始めました。

 どうやら何をどうすれば良いかわからなくなってしまったようです。よくあることです。付き合うために私も覚えました。たまにはぼーっとすることも大事です。(H)

 

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【全国いじめ問題子供サミット2】020130

「自分の学校、地域に帰って、どのように生かしていきますか。」

○相手の良いことを貼って、一つの物をつくる。イイコト流星群をもっと発展させる。

○何気ない日常会話の重要性

○クラス、学校の枠に囚われず、他校との関わりを増やして情報を交換する。

○いじめを自分事として捉える。

「他の参加者の発表を聞いて参考になったことは何ですか。」

○今日のグッジョブ!

○傍観者が行動する

○劇などを通して具体例を示す。

○団結しすぎず、集団意識に囚われないこと。

○クラスの中での他人をつくらない。

○相手の立場に立って考える想像力をつける。

 文部科学省の行動での発表、全国から147名の児童生徒の参加、130名近くの引率者、文科省関係者や報道機関も入り、最後は文部科学大臣のあいさつ。ポスターセッションではさすがに緊張の面持ちでしたが、グループ協議では自分の意見を言うことができたとのこと。学びの多いサミットでした。「子どもたちによるいじめ防止推進事業」の取組にどんな形で反映させるか、執行部の取組が楽しみです。(H)

 

 

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【全国いじめ問題子供サミット1】020129

 25日(土)、文部科学省で「全国いじめ問題子供サミット」が開かれ、生徒会前会長のKさんと、現会長のIさんが参加し、ポスターセッションとグループ協議で「私たちが考える『令和の時代のいじめ対策』」について考えました。サミットに参加しての、2人のメモを紹介します。(H)

「本サミットを通して学んだことは何ですか。」

○個性を認め、人それぞれの価値観や考え方が違うということを全ての人が理解しなければいけない。「いじめの定義」で共通認識を持つことが大切である。

○クラスや学年内で素を出せる、自分らしくいられる(嫌なことは嫌とはっきり言える)環境や雰囲気づくりが大事。

○傍観者が被害者と加害者の架け橋になる。

○いじめにつながりそうな些細な「いじり」や「悪ふざけ」を周りの人が注意する。

○傍観者の数が圧倒的に多いから、傍観者が変わればいじめをなくしたり、未然に防ぐことができる。

○いじめに対しての考え方や感じ方は様々。

○自分の気持ちを伝えることが大切。

 

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【7×7】020128

 駐車場から家に近づくと黒ネコ「おはぎ」の声が聞こえてきます。ドアの内側でカギが開くのを待っています。開いたドアの隙間から50㎝ほど外に出て、地面に数回ゴロゴロすると家に戻ってきます。不思議なルーティーンです。その後は「ニャアニャア」と私の後をついて回ります。「ご飯をくれ。」と言っているようです。6年間で随分ネコ語が分かるようになってきました。東京オリンピック・パラリンピックでは通訳ができそうです。

 カリカリを入れると「これじゃない。」という顔をします。ウェットタイプを少しだけあげます。遅れて息子が帰って来ると、「まだご飯をもらっていない。」という顔をしてニャアニャアついて回ります。ご飯のパッケージが2つ開いていることがあります。騙しのテクニックでニャカデミー賞の主演にゃん優賞を狙っているようです。

 ところで、ネコ科のトラやライオンは「ガオー」となき、ネコと骨格が似ている犬は「ワン」となくのに、家ネコはなぜ「ニャア」となくのでしょう。

 一説によると、人が赤ちゃんを可愛がっているのを見て、赤ちゃんの泣き声に似せたのだそうです。「お腹がすいた。」とか、「撫でてくれ。」とか、どうやったら要求が通るのかを考えた末、「何でも言うことを聞いてもらっている赤ちゃん真似をしよう!」と考えたのだそうです。どのネコがそう証言したのでしょう?あくまでも仮説の一つです。

 今日は「ふわり」の四十九日、明るいうちに帰宅してお参りに行きます。(H)

 

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【ザケル!】020127

 先日、某部活動の大会の応援に行ってきました。駐車スペースをやっと見つけたもののすでに試合が始まっており、2階席も上がれない構造だったため外から覗いて応援。第1セットを取った後のコートチェンジ間にやっとフロアに入り応援しました。1回戦は2-0で勝利、2回戦は強豪と対戦しましたが、目標の得点を2セットとも上回ることができました。大健闘でした。

 しかし、試合前に大騒動が…。開会式前にある選手が「ユニフォームがない!」。選手は6人ギリギリなので予備も無い。慌てて自宅にいたお父さんに会場まで持ってきてもらい、何とか間に合ったとのことでした。保護者の許可を得て書いています。

 私の次男も小学生の頃…。人吉市で開催される学年別大会の前夜に「水着は、帽子は、ゴーグルは…。」繰り返しく言うと「分かってる。」の一言。

 翌朝、妻が出発前に「大丈夫ね。」と聞くと、強い口調で「大丈夫!」

 40分かけて人吉のプールに到着。8時過ぎにプールが開き、練習をしようと大きなスイミングバッグを開けると…。水着がない。

 バッグから出てきたのはアニメにもなった「金色のガッシュ!!」の大量のコミックス。レースの待ち時間の準備だけ完璧!

 水俣まで水着を取りに往復していると間に合わない…。「金色のガッシュ!!」の第1話の台詞「ふザケルな!」がぴったりでした。さすがに口から電撃は出ませんでした。(H)

 

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【読書】020126

 読書量の増加が田浦中の課題の一つです。田浦小の毎月の一人あたり読書数は2.1冊、田浦中は1.4冊。年間で9冊の差があります。中学生になって勉強や部活動で読書の時間がなかなかとれないと言いますが、情報機器やゲーム機器を使う時間を読書にどう振り向けるかが肝要です。

 灰谷健次郎氏の『太陽の子』の中に、「本は買って読め。家は借りて住め。」という一節があります。小学6年生の頃は学校と旧役場の図書館にあった推理小説を中心に毎日3冊は読むのが習慣で、教室の後方に貼られたグラフが伸びていくのが楽しみでした。ただ、推理ドラマの犯人が早く予想できてしまうのが残念です。

 高校生の頃は日本史と世界史の教科書に登場する本は一通り読みましたが、高校3年の通知表の所見には、「すごい読書量だが、入試を前に本を読んでいる場合ではない。」文系なので、もっと英語に時間を使えというありがたいアドバイスだということは分かります。しかし、その時の貯金が今の仕事に効いています。大学生の頃は「岩波文庫」をかなり集めていました。カビが生え、最近大量に処分しました。しくじりました。加えて今は、情報誌やネットニュース、HPもかなり読みます。

 ふと気づくと、商品パッケージ裏の成分表示やテレビに次々と表示される文字も隅々まで読んでいます。間違いなく文字中毒です。(H)

 

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【セブン・新マン(帰マン・ジャック)】020125

 少し前の話になりますが、1月2日、「ウルトラセブン」、「帰ってきたウルトラマン」等の特撮作品を手がけられた、シナリオライターの上原正三さんが亡くなられました。私はブログの最終回のタイトルもすでに決めているくらいセブン好きです。セブンと新マンから作品をいくつか紹介します。物語の内容と怪獣の姿が浮かんだ方は仲間です。(H)

ウルトラセブン

9 アンドロイド0指令(チブル星人・ゼロワン)…知能指数50,000 

17 地底GO! GO! GO! (ユートム)…モロボシ・ダンのモデルとなった勇敢な地球人、薩摩次郎が登場します。

31 悪魔の住む花(ダリー)…少女役は松坂慶子さんです。 

43 第四惑星の悪夢(ロボット長官他)…未来観のある話です。

45 円盤が来た(ペロリンガ星人)…イソップ寓話のようです。

46 ダン対セブンの決闘(にせウルトラセブン・サロメ星人・アギラ)…「どっちがセブンだ?」偽物くらいすぐに気づけ。

47 あなたはだぁれ?(フック星人)…密かに地球が侵略されています。

帰ってきたウルトラマン

33 怪獣使いと少年(ムルチ・メイツ星人)…道徳の授業に使ったことがあります。

37 ウルトラマン夕陽に死す(ナックル星人・ブラックキング他)…大人の事情とは言え、衝撃の内容。

38 ウルトラの星 光る時(初代ウルトラマン・ウルトラセブン)…前話の後編、ラストの郷秀樹には子供心に「オイオイ」でした。

51 ウルトラ5つの誓い(ゼットン2代目・バット星人)…これで良いのか5つの誓い?天気の良い日は布団を干します。

 

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【平成28年の今日】020124

 「なぁ~ん、そぎゃんな降らんよ。」前日の天気予報は大雪。台風や大雨は信じるのに、大雪に関してはバイアスがかかっているようです。人吉勤務の頃、吹雪の中の帰宅で大変な思いをしています。津奈木太郎は越えられません。もしもの時の対応のために前日から田浦に泊まりました。

 24日(日)の天気予報は見事的中、大岩出身の母は子どもの頃にはかまくらを作ったこともあるとのことでしたが、「こぎゃん降ったとはいつね。」と聞くと、「田浦に嫁いできた頃。」との答え。50年ぶりの大雪でした。実家に車を置き、施設管理と連絡のため歩いて学校まで行きました。

 雪の中、最初は駐車場に大の字になって跡を写真に撮ったり、先生方にラインで実況報告を行ったりとまだ雪を楽しむ余裕がありました。昼頃は駐車場の雪を定規で測ると24㎝!夕方には30㎝!とつけみにゃー降り方でした。午後には奄美大島で115年ぶり、久米島で39年ぶり、沖縄本島の名護市では観測史上初の初雪を観測しました。

 25日(月)は臨時休校。雪は降りやみましたが、タイヤチェーンをつけていない車が3号線をふさぎ、全く動くことができない状態。委員会の指示で先生たちには休みをとってもらいました。田浦にいるのは松本校長と私の2人。生徒には今日、私立高校一般入試の受験票を渡す予定でしたが難しく、対象の家庭に私が電話を掛け、その後、担任のN先生は列車を乗り継ぎ出勤、学年主任のS先生と2人で個別対応をしました。

 また、午後には生徒玄関の水道管が破裂、水を止める栓は降り積もった雪の下。業者による応急処置をするもそれから1週間の断水。時間断水の地域もありました。

 26日(火)も臨時休校。入試は無事に実施されました。大雪はやおいかんです(H)

 

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【受験は団体戦】310123

 今日、明日が私立高校合格者発表の第1弾です。受験日から今日まで、学級には独特の雰囲気がありました。受験生はドキドキの朝を迎えることと思います。放課後に私が一人一人に結果を渡します。先輩たちに聞くと、控え室で待っているときが一番緊張したそうです。

 良い結果が出たら、家族へ感謝の気持ちを伝えること。高校ですることが決まっている人は、走ったり、体を鍛えたり、勉強したり。期待に応える準備を怠らないこと。これから受験する友達を支えること。後輩を育てること。他に何ができるでしょうか。間違っても「スマホを使いこなす練習」などではないと信じています。合格内定者の過ごし方次第では、後味の悪い中学校生活最後の学期になってしまいます。入試は団体戦です。

 また、明日の正午には公立高校前期選抜の願書受付が締め切られます。夕方のニュースや夕刊、明日の朝刊、熊本県教育委員会のHPには出願状況が掲載されます。(H)

 

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【啄木鳥】020122

 今日は多くの私立高校で推薦・特待等の入試が行われています。昨日まで作文や面接の練習を重ね、自信を持って今日の入試に臨んだことと思います。ドアをノックして部屋に入る習慣は生徒の日常生活の中でそう多くはありません。面接練習はその場面からスタートします。

 ところで皆さんはノックは何回しますか。昔読んだ本には、「日本人は農耕民族なので、畑を耕すときの『イチ、ニ』のリズムが染みついておりほとんどの人がノックは2回する。欧米人は狩猟民族なので、弓に矢をセットし、引いて、放つ『イチ、二、サン』のリズムが染みついておりほとんどの人がノックは3回する。」とまことしやかに書かれていました。学級でノックをさせると、ほとんどの生徒が2回ノックをするので、その後にこの話をすると大半の生徒が「なるほど。」と信用しますが、もちろん眉唾物です。

「世界的なマナーでは、2回のノックは、トイレ用。3回のノックは、家族・友達・恋人など、親しい相手。4回以上のノックは、初めて訪れた場所や礼儀が必要な相手。」等と書かれたものもありました。これも根拠がないそうです。

 私の感覚としてはドアを4回もノックされると「礼儀が必要な相手と思ってくれたんだね。」ではなく、「あーいた、せからしか。啄木鳥(キツツキ)か。」と言いそうです。校長室のドアはノックをしなくてもよいようにこれからも開けたままにしておきます。(H)

 

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【普段が大事】020121

 主な私立高校の推薦・特待等入試が明日、公立高校の前期選抜(特色選抜)までは10日余りです。3年担任は2学期末には調査書を書き上げ、年末に職員全員で点検を行いました。

 校長決裁まで、校内の出願システムに沿って2名の先生がペアを組み、4段階の点検を行います。私と教頭先生で5段階目の点検が終わった後、職印を押します。先生方には「〇〇先生たちが点検した後だから間違いないだろう。」と決して思わず、「誰にでも間違いはあるはずだ。見逃しはあるはずだ。」という視点で点検するよう念押ししています。

 担任は生徒の「悪かこと」はすぐ忘れ、「ちょっとした良かこと」に大喜びし、一生涯記憶にとどめる特技をもっています。調査書には気持ちを込めた言葉がたくさんたくさん書かれています。検定、部活動の成績、生徒会活動、余すところなく書かれています。ルーペ無しでは「文字が小さすぎて読めない!」ことが悩みです。 

 今月は私立高校推薦・特待等入試、公立高校前期選抜に向けて作文・面接指導のまっただ中です。なぜその高校に行きたいのか、どんなことに頑張ってきたか、どんな問いに何と答えるか、中学校3年間の生活をまとめ、十分に練習してきました。服装、ドアの開け閉め、礼儀、姿勢、言葉遣い、受け答えの仕方、一つ一つの問いにしっかり考え答えを出すこと等々、習慣化していればどうと言うことはないものです。(H)

 

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【令和2年度版あいうえお作文】020120

 今年も生徒会執行部の13人は、『こんな田浦中にしたい』をテーマに、名字を使ったあいうえお作文をつくりました。今後の活躍が楽しみです。(H)

会長:いつもポジティブにみんなで 乗り越えられる キラッキラに輝く田浦中

副会長:力一杯 ハイスピードで行動できる 楽観的に考える田浦中

副会長:大きな声であいさつ 思いやりの心を持つ キラッキラの笑顔田浦中

議長:真剣に 一生懸命取り組む やる気のある学校

書記:みんなが主役で 役目を持ち 斬新な発想で キラキラ輝く田浦中

書記:もりもり元気 とても優しい 無理矢理押しつけない らんらん楽しい学校生活

学級委員長:しっかり発言 らんらん元気で もっともっと上へ 友だち思いの田浦中

放送委員長:優しさであふれ 男女関係なく仲が良い田浦中

環境委員長:毎日笑顔が輝き 気持ちの良い 目標を持って行動でき 友達・先生と素敵な学校を築いていく田浦中

給食委員長:たくさん気づき行動し けじめをつけて 発表を自らでき 楽せずチャレンジする田浦中

文化図書委員長:まずは礼儀 次に協力と笑顔を忘れずに OKになったら前に進むと… 完全に素晴らしい田浦中

保健委員長:仲間を信頼し合い 頑張りを認め合い のびのびと発言できる学校

体育委員長:生き生きとした姿 決断力がある 団結力がある田浦中

 

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【公約実現執行部】020119

『現状維持は停滞』水俣二中で生徒会を担当するにあたり、村田校長先生から指針を示していただいたことを懐かしく思い出します。生徒会リーダー研修では私も同じ言葉を使わせていただいています。ただ、人と時間には限りがあります。生徒会活動の働き方改革も必要です。旧執行部には各委員会の再編成や活動の重なりをなくし隙間を埋めることなど、スクラップ&ビルドで生徒会活動を再構築してほしいことを伝えていました。

 前執行部はK会長の公約である「いいコト流星群」(黄色い画用紙でつくった星型のカードに友達の頑張りを記入し、夜空に見立てた職員室前の廊下の濃紺の広用紙に貼っていく)と、「プロフィールブック」(全校生徒のプロフィールを書いた冊子をつくり、ソーシャルスキルトレーニングの集会に活用)の取り組みを1年間続けることができました。進捗状況確認のため、毎月活動の評価を行ったことが確実な継続につながったようです。生徒会スローガン「田浦中PRIDE」もよく練られており、生徒に定着させることができました。令和元年度K執行部は名付けるなら公約実現執行部でした。新執行部の活躍にも期待しています。(H)

 

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【スカイウォーカーの夜明け】020118

 年末に息子2人と「スターウォーズEP9 スカイウォーカーの夜明け」を観てきました。スターウォーズは映画館で観る(次男はEP2から)のが恒例行事でしたが、いよいよ今回のEP9で最後です。

 もともと好きな映画ではありましたが、知識は人並みでした。人吉二中で同勤した、高校の先輩の平川先生が大のスターウォーズファンで、その時にEP4~6の基礎知識を研修レベル?でたたき込まれ、文化祭の昼休みに2人でトークショーを行えるレベルまで上達しました。困ったものです。

 EP6(1983年)から16年振りに公開されたEP1(1999年)の時はものすごい盛り上がりで、ペプシコーラがキャンペーンを行っていましたので、おまけのペットボトルキャップもかなり集めました。当時はおまけの袋を触っただけで中身を当てる、他では役に立たないテクニックも身につけていました。

 ライトセーバーやフィギュアもいくつか持っていましたが、子どもたちにはダース・モールのダブル=ブレード(両刃)のライトセーバーが人気でした。

 新作映画の紹介や映画泥棒の映像が終わり、いよいよA long time ago in a galaxy far, far away…(遠い昔、遙か彼方の銀河系で)のオープニング。独特の高揚感がありました。映画の中身について語るのは無粋なのでやめておきますが、これで息子たちとの楽しみが一つ終わったなぁという感想でした。帰りの車の中は評論会でした。

 2022年から新たな3部作が公開されるそうです。「嫌な予感がする。」(H)

 

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【天災は忘れられたる頃来る】020117

 『天災は忘れられたる頃来る』防災科学を語るときに、寺田寅彦氏(科学者で随筆家、熊本第五高等学校在学時代は夏目漱石の生徒)が、しばしば口にした言葉です。

色あせた平成7年の明日の新聞が手元にあります。1面のトップは『死者1456名』『阪神で直下型大地震』、『震度6・M7.2』、開くと横倒しになった阪神高速道路の高架の写真。被害の凄まじさが記録されています。

 午前5時46分頃地震発生。出勤前に見た6時のニュースでは、「地震があったんだなぁ」というレベルの理解でした。インターネットがまだまだ普及していない時代です、授業から帰ってきて職員室のテレビで被害状況を知りました。関西方面に住む親戚は無事でしたが、すぐには連絡がつかず不安でした。

 数年後、修学旅行の引率で完成したばかりの「人と防災未来センター」に行きました。水俣市PTAの福島交流事業で宮城県と福島県を訪問する機会も与えていただきました。地震の被害を後世に伝える取り組みが、その後の震災に生かされています。

 熊本地震の余震の時は田浦中の職員室にいました。学びは重ねていたつもりでしたが人ごとでした。「まさか」、「ありえない」ことでした。

 今日はテレビでも特集が組まれています。自分事として見たいと思います。(H)

 

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【サポート終了】020116

 新任教師として初めて西合志南中学校にあいさつに行った日、定年退職される校長先生が、「先生たちも大変ね、これからは昔のごつはいかんでね。パソコンちゅうやつも入ってくる。自分は今年退職で良かった、しきらんとやった。」と言う話をされました。昭和63年(1988年)のことです。

 当時、学校にパソコンは1台。印刷用紙も両脇に紙送りの穴の空いたものでした。パソコンが得意な技術のT先生が、通知表の所見をワープロで打ち、切って貼って渡したときは、ベテランのみならず少し上の先輩の先生からも「何ねこれは、手書きじゃないと愛がなか。」と言われたものでした。当時は入試の調査書も40人分×一人平均3校を手書きでしたので大変でした。今は筆記具を使って文字を書くことがほとんどなく、たまに手書きをすると腕が上がらなくなります。

 14日に「Windows7」のサポートが終わりました。学校にはこれまでワープロソフト「一太郎」で作られた文書が大量に蓄積されています。2学期に校務用パソコンも交換が済んで、「一太郎」はビューアのみ。新たな文書はすべて「Word」か「Excel」で作ることになりましたが、ベテランの先生を中心に恨み節も聞こえます。今日もどこからか「何で勝手に文字サイズのふと(大きく)なっと!」と言う声が聞こえてきました。

 「一太郎」は文字がきれいに揃うという美しさがあったのに…。「Word」は、ぴしゃ~っと揃いません。文字により微妙にずれます。それが許せない性格です。「どぎゃんかならんや。」と独り言を言いながらブログを書いています。(H)

 

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【テントウムシ小僧】020115

 今日は人権教育の田浦・湯浦ブロック別研修会が開かれ、1年担任のH先生と3年担任のS先生が授業を公開しました。

 さて、私が4~5才の頃だと思いますが、テントウムシをみつけるとなぜか指でつぶしていました。虫眼鏡で光を集めてアリをねらってまわったりもしました。殻の砕ける音のために鶏に投げ込んだカタツムリも数知れません。ひどい子どもです。

 ある日のこと、テレビで「テントウムシはアブラムシをたべる益虫」という番組を見ました。保育園児の頃のことなのに、「しまった。」「とても悪いことをしていた。」と思った瞬間を鮮明に覚えています。認めたくない若さ故の過ちです。

 子どもは元来、残酷な面を持っているものです。しかし大抵の子どもはたくさんの大切な命を犠牲にして育ちながら、ある日突然、そうした行為の残酷さに自分自身で気づくそうです。

 子どもたちは大切なものを失ったり、遊びのなかでケガをしたり、嫌な思いをしたりしながら、命の大切さや、痛みを体験的に学んでいきます。大切なのは人の思いを感じとることだと思います。

 今日の授業での子どもたちの表情から、何かを感じ取ってくれたように思いました。次の段階は知行合一です。これがまた難しい。(H)

 

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【知行合一】020114

 平成25年のホームページ開設から平成30年9月11日までの65ヶ月で閲覧者数は40,773回(1日平均20回)、それから17ヶ月後の今朝100,434回に達しました。ありがとうございます。3月1日早朝には、高校を卒業する皆さんへの祝詞(学校から・旧3年部から)と中学3年生の時の出来事をまとめたブログをアップします。卒業生の皆さん、ぜひご覧ください。

田浦中の『学校だより』のタイトルにもしている知行合一(ちこうごういつ)は、陽明学(孔子の生きた『春秋戦国』時代から1900年ほど後の『明』の時代に王陽明がおこした学問)の命題の一つで、簡単には「知識は行動と一致してこそ意味がある、本当の知識は実践をともなわなければならない」というような意味です。

 学校の論語階段に掲示している為政第二の「子貢問君子、子曰、先行其言、而後從之」

 孔子に、弁が立つ弟子の子貢が、「君子とはどんな人ですか?」と問うと、「普段からあなたが話していることを先に実行しなさい、その後から言葉が出てくる(まずすることをして、言いたいことがあればその後で言う)ような人が君子です。」と答えた。という故事がもとになっています。

 王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、知っている以上は必ず行いにあらわれると説きました。この考えは、江戸時代初期の陽明学者である中江藤樹が有名で、1837年に大阪で乱を起こした大塩平八郎も私塾「洗心洞」で門弟に陽明学を教えた陽明学者でした。

 吉田松陰の私塾「松下村塾」にも「知行合一」の掛け軸がありました。松陰の生涯と塾生の明治維新での活躍はご存じのとおりです。(H)

 

 

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【布団のおぶか】020113

 冬場に実家に帰ると、母から重い布団を着せられる。「寒はなかけんいらん。」、「おぶか、動かれん。」と言っても容赦ない。親の『煩悩』のなせる業なので、まずは素直に聞く。

 ご飯(米)の量も多い。「そぎゃんな食わん。」と言っても容赦ない。これも『煩悩』のなせる業なので、まずは素直に聞く。

 大雨や台風の時は「逃げんでよかっか。」電話がかかってくる。「俺はもう54歳ばい、あんたどんが逃げんば。」と言っても容赦ない。これまた『煩悩』のなせる業。親にとって子はいつまでも子ども。毎回、同じ会話の繰り返し。

 とは言うものの、私も成人した息子が高熱を出したりすると、ちょっと熊本市まで見舞いに行ってしまう。妻からは「もう子どもじゃなかっやっで。」と言われるが仕方ない。「親馬鹿やっでしょんなか。」、「生きとるけんでくっとやっで、でくっことはせんば。」と返している。これも『煩悩』のなせる業。

 中学生の時、修学旅行で松下村塾に行った。そこには『知行合一』の掛け軸があった。吉田松陰が処刑される(安政の大獄)前に詠んだ辞世の句を知り心に沁みた。

「親思う心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん」

 子が親を思う心よりも、親が子を思いやる気持ち(親心)のほうがはるかに強い、その息子が処刑されることを聞いて、親はどう思うだろう。

 布団の重さは親の思いの重さ。分かっとるけどもう54歳(H)

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【第70回熊日三太郎駅伝競走大会】020112

 今日、県内で最も歴史のある駅伝大会「熊日三太郎駅伝競走大会」が開催され、水俣市文化会館と芦北町役場田浦支所を結ぶ10区間、39.7kmでタスキをつなぎました。      

 昨年度から町でチームを編成しての参加、中学生チームは芦北Aが6位、芦北Bが4位、芦北Cが2位という成績、田浦中選手では6区のCくんが区間賞を取りました。

 芦北町の代表として出場した皆さん、部活動と重複しての練習と大会、本当にご苦労様でした。3年生で大会に協力してくれたKHさん、IHさん、KMさんありがとう。高校・一般チームの選手として出場した卒業生の皆さん、頑張りを誇りに思います。

 意外に思われるかも知れませんが、体育的な才能は遺伝しない(諸説あります)そうです。ただ、体型については遺伝的要素が強いし、スポーツ好きの親は、子どもに小さい頃からスポーツ的な遊びをさせる傾向にあるので、自然とスポーツに親しむ習慣ができ、体育的な才能が遺伝したように見えるそうです。 

 私自身、小さな頃は親と運動をして遊んだ記憶もないし、足も遅く、運動がとにかく苦手でしたが、6年生の頃に体格に筋力が追い付いてきて、高跳びの授業でとても良い記録が出て、室村先生に褒められ、だまされました。中高ではバレーボールの試合に行くたびに、色々な学校の監督から声をかけていただき、まただまされました。

 何事も嫌だと思えばとことん嫌になっていきますが、好きだと思えばとことん好きになっていくものです。きっかけは人がつくってくれることも多いのではないでしょうか。

 今は応援団の皆さんも、来年度に向けてくまモン監督にちょっとだまされてみませんか。(H)

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