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校長ブログ「秘密の部屋」
【啄木鳥】020122
今日は多くの私立高校で推薦・特待等の入試が行われています。昨日まで作文や面接の練習を重ね、自信を持って今日の入試に臨んだことと思います。ドアをノックして部屋に入る習慣は生徒の日常生活の中でそう多くはありません。面接練習はその場面からスタートします。
ところで皆さんはノックは何回しますか。昔読んだ本には、「日本人は農耕民族なので、畑を耕すときの『イチ、ニ』のリズムが染みついておりほとんどの人がノックは2回する。欧米人は狩猟民族なので、弓に矢をセットし、引いて、放つ『イチ、二、サン』のリズムが染みついておりほとんどの人がノックは3回する。」とまことしやかに書かれていました。学級でノックをさせると、ほとんどの生徒が2回ノックをするので、その後にこの話をすると大半の生徒が「なるほど。」と信用しますが、もちろん眉唾物です。
「世界的なマナーでは、2回のノックは、トイレ用。3回のノックは、家族・友達・恋人など、親しい相手。4回以上のノックは、初めて訪れた場所や礼儀が必要な相手。」等と書かれたものもありました。これも根拠がないそうです。
私の感覚としてはドアを4回もノックされると「礼儀が必要な相手と思ってくれたんだね。」ではなく、「あーいた、せからしか。啄木鳥(キツツキ)か。」と言いそうです。校長室のドアはノックをしなくてもよいようにこれからも開けたままにしておきます。(H)